2008年3月25日

次なる戦いへ

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担当:大重正人

本日発表することになってしまった負傷のニュース……全治6週間の肉離れと診断された山根選手のボールハンターぶりといったら、まさしく匠のなせる業でした。今日のビデオミーティング。ジェフ戦では相手のクリアボールをカットして、波状攻撃につなげる山根選手の動きが目立っていました。

本当に前半はすばらしい戦いぶりでした!速報を打ちながら、時間を忘れて本当に楽しくなるほどで、太田選手のゴールもすばらしく、最高のハーフタイムの高揚感といったら最高でした。まだ前半だし、調子にのってはいけないと思って「カウンターに気をつけないと」と自制したほどです。後半の失点はたいへん残念ではありましたが、試合を通しての内容は落ち込むことはないものだったと思いたいです。

試合前のバックヤード。ピッチへ向かう選手とすれ違いました。最初に会ったのは村上選手でした。試合前日からプロ初先発を前にして緊張の面持ちでしたが、試合直前はまさにそのピークだったのか、明らかに堅く険しい、なにか差し迫ったような表情。でも今日会ったら「最初のプレーが良かったです。うまく試合に入れたので、緊張もなくなりました。あまりに調子が良くて、行き過ぎてしまいました」。本日発表した右足捻挫のニュースは残念でなりません。右足は頑丈に固定されていました。でも「早く治します!」とすごく前向きな言葉を返してくれました。自分がプロでやっていけるのか…不安や葛藤があったと思いますがそれを乗り越え、今は大きな自信を掴んだ表情が印象的でした。

話は戻ってジェフ戦前。鎌田選手と握手を交わし、その後に続いた石川選手とはハイタッチしました。「バッチーン!」。エレベーターでスタジアム3階に上がり、記者席に座っても右手がビリビリしているぐらい。それほどの気合をみなぎらせていました。事実、プレーも球際での激しい当たり、積極的なオーバーラップでチームを盛り上げます。そして先制点の場面、アーリー気味でDFラインとGKの間を狙った絶妙なクロス。これが太田選手の先制ゴールのアシストとなりました。

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今日の練習後。左サイドからシュート練習する大津選手に向けて、クロスを繰り返します。「ナイスボール、イシ!」見守る石崎監督からも賛辞の声が響いていました。昨年末からグロインペインを患い、年明けにかなりいい状態まで戻ったものの、また逆戻り。キャンプでもなかなかプレーできない日が続く中、我慢しながら少しずつコンディションを回復させ、そしてナビスコカップ2試合ではみごとな活躍を見せてくれています。守備陣に故障者が出ている今、彼の存在はまちがいなくチームを支えています。

石崎監督もミーティングでナビスコ2節を振り返り、「いろんな選手を起用して、とてもチームの可能性が増えてきた。これからもっともっとチーム力を上げていける」と声に力をこめていました。2試合連続引き分けのナビスコカップから、週末のリーグ戦へ。今週は日曜の試合なので、トレーニングは5日間あります。今日は7対7のなかで、バイタルエリアでの崩しのトレーニングに、入念に取り組んでいました。堅い守備と、アイディア溢れる攻撃。この中間にじっくり取り組んで、日曜日にその成果を期待するばかりです!

そしてすでに既報ですが、明日のトレーニングマッチ法政大学戦は都合により中止となりました。午前練習のみとなりますのでご注意下さい。

最後に、日曜の札幌戦のマッチデープログラムのサポーターズメッセージの募集です。ナビスコカップでは非常の多くの激励をお寄せいただき、誠にありがとうございました。今回も熱い熱いメッセージをお待ちしております。
koho@reysol.co.jp