2008年4月28日

2頭の黄色い虎

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

さあ切り換えて、明日火曜日は清水エスパルス戦です。川崎戦から中2日で迎えるなか、疲労回復と戦術練習のバランスをコントロールしながらの紅白戦とセットプレーの確認。今日は施設休館日のため、練習見学のサポーターの方がいなくて、少しもの静かな感じではありましたが、いつもとは違った緊張感に包まれて、集中した短めのトレーニングでした。

ひっそりとした日立台、だからなのか、選手たちの大きな声が今日は特に響いていました。それとも元気を出していこう!とそれぞれの選手が人一倍に声を出していたのかもしれません。そのひとりが小林祐三選手でした。攻撃側のセットプレーのとき、スピードのある祐三選手はいつも相手のカウンターに備えて、センターサークル付近に構えます。その時間、実際にボールに触れることはほとんどないのですが集中を切らすことなく、大きな声で仲間を鼓舞し続けていました。

080428_yuzo.jpg

そしてもう一人、李忠成選手です。とてもとても残念ながら、前節川崎戦のあと、清水戦の欠場が決まっていました。でも、チームのためにできることがあります。仮想フェルナンジーニョ、時には仮想西澤や岡崎となって、ピッチを駆け回り、ボールにも激しくチャージ。いつもの試合出場の前日は練習の虫であるチュンソン選手もさすがに調整のため早めに切り上げますが、今日はいつも以上にシュート練習を繰り返し、さらに…。

080428_lee.jpg

石崎監督がにこやかに見守るなか、時間をかけて腹筋など筋トレを繰り返していました。「何試合っすか??」処分の内容を午前中に何回も聞いていました。すこしでも早く、次の目標が欲しがるように。いつ試合に出られるのか。だから、午後に届いた4試合出場停止の処分は、迷惑をかけてしまった分、少しでもチームに早く復帰して借りを返したいと強く願っていた彼にとって、心が締め付けられるように痛かったはずです。今は悔やんで、反省して、仲間を信じるのみです。

でも、2頭の黄色い虎が等々力で燃やした勝利への執念を、今度こそ勝利につなげられるように、仲間たちは団結を深めています。選手たちと同じぐらいに悔しさを味わったサポーターも一緒になって明日も戦ってくれます。今こそ、レイソルの力を見せよう!柏にこんなに熱く激しく、一致団結して戦うチームがあることを全国に知らしめよう!!