2008年5月 4日

勝利の力

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担当:桜林 舞

千葉戦から一夜明けて、日立台では通常通り9時半からのトレーニング。
出場した選手はクールダウンで30分ほどで引き上げていきました。
その他の選手は石さんの元でボール回し。
リハビリ組みはメディカルスタッフと二人三脚で各自にあったメニューに取り組みました。

ゴールデンウィークとあって、通称「ふれあいゾーン」こと「ファンサービスゾーン」には親子連れの姿が多く見られました。連休ということもあり遠方から訪れてくれたサポーターの姿も。はるばる柏まで、ありがとうございます。

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スタジアムだけでなく、監督や選手との近さもJリーグナンバー1といってもいいでしょう。記者陣の囲み取材が終わって「取材終わったよ?」とファンサービスゾーンに戻る監督が他にいらっしゃるでしょうか。記者さんも「こんなクラブ他にはないよ!」と口を揃えて言うほどですから。

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しかし、勝利の力は本当に大きいですね!
雰囲気が穏やかです。
選手も、サポーターの皆様も。
もちろんこの「勝利の安堵感」に甘んじていてはいけませんけれども。

「昨日はサポーターも気合が入っていたよね」と飯田強化部マネージャー。
今朝ほど千葉戦の話をしていたときのことです。

フクアリのアウェイゴール裏席は完売とあって、2階席までサポーターの方でぎっしりと埋まっていたのですが、人数の多少ではなく、「気合」がガンガンに伝わってきました。というと、「いつも気合いれて応援しているよ!」とお叱りの声をいただきそうですが、試合開始前にピッチで応援のコールを浴びている時、強気に響く時と、弱気に響く時があるのです。それは、ひとつは受け手の気合の入れ方の問題なのかもしれませんけれども、場の力というのでしょうか、「今日はいけるな」と感じる日と「今日はまずいかな」と感じる日があるのです。もちろん、千葉戦は前者でした。12番目の選手がサポーターであるという認識に間違いはありません。


「リーグの連戦で疲れはある。千葉戦は、途中までは良く出来ていた。1-0で折り返して、新居からレイナウドに交代してから後手を踏むようになってしまった。ボールを奪ってから前線へのつなぎのところでミスが出て、なかなか決定的な形をつくることが出来なかった。悪いリズムの時にどう乗り越えるかは、まだまだ課題のひとつ」と、勝った時ほど石さんの表情はくもり気味(というパフォーマンス?)でした。

「新しいメンバーが活躍してくれたのは喜ばしいこと。反応の速さ、思い切りのよさ、明るくチームを盛り上げるムードメーカーなところもいいと思う」と24歳の誕生日に初先発、2度のピンチの目を摘み取って一躍千葉ダービーのニューヒーローになった菅野選手についてのコメントでした。

「キタジや南なども立ち上がってベンチから大きな声を出してチームを鼓舞してくれた。サブメンバーも含めて、チームのために戦ってくれる人だからね」と石さん。熾烈なポジション争いに、南選手も心中穏やかでないことは推し量られますが、切磋琢磨してお互いを磨いていくというプロの場で、チーム一丸となって掴んだ勝利の一員であることは間違いありません。

「争いなくして、成長なし」と菅野選手が言っていました。
「練習で競争、試合で協力」と高橋ヘッドコーチが言っていました。

競争して、協力して、成長していきましょう。
選手も、チームも、サポーターも。
もっと逞しいレイソルになれるように。

まずは、ホーム神戸戦で勝利し、今季初の連勝を手中におさめたい!
次も絶対、勝つ!!!