2008年7月 8日

緩まず

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担当:大重正人

レッズ戦、ガンバ戦と、中断明け連勝スタートを果たしました。昨シーズンを振り返ると、この両チームにアントラーズを加えた「トップ3」から1勝も挙げられませんでした。勝ち点50に留まり、リーグ9位に終わったのも必然のことでした。これら3強に勝たなければ、優勝などまさに空の上の雲をつかむような夢物語です。

この両試合、後半なかばを過ぎて、同点という状況でした。速報を打ちながら、さあ、ここからがレイソルがひとつ上のステージに上がっていけるかどうか「本当の勝負処」の第一歩と思っていました。ここで1点を勝ち越すのか、ドローに終わるのか、力尽きて悔しさにまみれるのか。昨年なら力尽きていたところ、ゴールを無心にこじ開けたレイソルイレブン。昨年から階段を一段ぐらいは上れたかもしれません。でも幸運があったかもしれない。そう言われないように、力をつけたんだ、と周りから認められるにはこれを続けていくこと。次節戦うグランパスは間違いなく強敵です。超えなければいけない壁です。

もちろんチーム内に充足感などないでしょう。レギュラーとして活躍した選手たちにとって、今日は危機感すら感じたのではないでしょうか。今日のトレーニングは、ピッチの4分の1で11対11。ガンバ戦の先発組vs控え組。狭いコートだからこそ、守備では挟み込んでのプレスがかかりやすい。ボールを奪えばゴールはすぐ近く。しかし攻撃では2タッチ制限で、相手に囲まれやすいため、ダイレクトパスと素早い判断、サポートランニングがないと、近くに見えるゴールなのにシュートすら打てません。

コンディションの差があったとは思いますが、控え組の勢いは先発組を凌駕していました。球際ではアグレッシブ、キーパー南選手が鋭い飛び出しでファインセーブしても、それを立て続けに拾って波状攻撃!菅沼選手がシュートをねじ込んだときの連続攻撃は、ものすごい気迫と力強さ。

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もちろん先発組とのコンディションの違いはありますが、今日は古邊コーチのフィジカル、石崎監督のフィジテクもこなしているなか、「試合に出たい!」という強い気持ちがみなぎっていて、見るものを釘付けにする熱意と頑張りに満ちていました。チーム内の競争があって、リーグ内の競争力向上に繋がる。名古屋戦へのトレーニング、ゆるみなど少しもない、激しい一日でした。

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先日、募集した「Tシャツクイズ」多くのご応募とメッセージありがとうございました。近日中に解答や当選者などを発表いたしますので、ご応募された方は楽しみにお待ち下さい?

7/26の京都戦イベント『レイソルキッズWorld』の親子サッカー教室参加者の締切が7月10日に迫っています。往復はがきでのご応募ですので、参加ご希望の方は明日朝イチバンにご応募下さい!またお絵かきコンテストも26日まで募集しております!

そして最後に、昨日7月7日は、渡部博文選手の誕生日でした!練習を終えたあと、大学の授業に出るために、ダッシュでクラブハウスへ戻るところ、呼び止めてしまいましたが、こころよく写真に。「21歳になりました。やっぱり今年中にメンバーに入って、試合に出られるようになりたいです」と若々しい抱負を話してくれました。大学の早朝練習、「テスト勉強もしなくちゃいけないです」という学業、週末に大学での試合もあり、その合間を縫っての週に何度かのレイソル練習参加です。かなりのハードワークでしょうが、輝ける未来に向かって充実した21歳の1年間となるよう、皆様も応援宜しくお願いいたします!

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