2008年7月15日

歴史の証人に

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担当:大重正人

柏レイソルがJリーグに昇格した1995年。今は懐かしい前後期制。その前期サントリーシリーズ開幕戦、3月18日の静岡県営草薙陸上競技場での清水エスパルス戦が記念すべきJリーグの最初の試合でした。(●2-3)

ホームゲーム初勝利は、日立柏サッカー場。4試合目の3月29日に行われた横浜フリューゲルス戦でした。レイソルには下平隆宏・現スカウトや、渡辺毅・現育成コーチ、フリューゲルスには薩川了洋・現パルセイロ長野コーチの名前が記されています。99分、ミューレル選手の延長Vゴール!これがホームゲーム初勝利となりました。(○2-1)

それから14年。2008年7月6日のガンバ大阪戦の勝利で、ホーム通算勝利が99勝となり、大台の100勝に王手をかけました。その内訳は日立台が81勝、柏の葉が10勝、国立が8勝です。カレカ、洪明甫、北嶋、平山、南……挙げればキリがないほど、偉大な先人達が積み上げてきた歴史が、いま大きな節目を迎えようとしています。レイソル史上で後世に受け継がれるこの100勝達成の瞬間、聖地日立台で迎えようではありませんか!

またも真夏の暑い夜となりそうです。グランパス戦では30℃の暑さにもかかわらず、運動量も極端に落ちることなく、自分たちのやりたいサッカーができていたと石崎監督は振り返ります。この暑さの中でも戦う気持ちが薄れることはなかった。木曜、さらに日曜と試合が続くけれど、絶対に勝つという強い気持ちがあれば絶対に戦えるはずです。

紅白戦を2本こなしたあとの練習後。昨日の李選手五輪代表選出を受け、サポーターの皆さんから祝福の嵐。記念のサインやプレゼント、写真撮影など、待つ列はなかなか途切れませんでした。取材の数も非常に多いですが、会う人会う人に対して笑顔を忘れず、丁寧にしっかりとした対応ができるのが彼の人柄です。次の大宮戦が招集前のラストホームゲーム。世界へ飛び立つ柏のヒーローを勝利で送り出しましょう!

ファンサービスゾーンでは、微笑ましい光景が。
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「菅野選手と同じ髪型にしてきました」というお母さん。最初は6mmにしたんだけど、やっぱり3mmに刈ってきましたとのこと。「でもちょっと長いなぁ?」と菅野選手。男の子の小さな頭を撫でながら顔がほころぶ記念撮影でした。

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その菅野選手とご近所なのが大谷選手。今日はbayfmの応援番組「レイソルオーレ」生出演で交友の話が。楽屋で話していた自転車話について、パーソナリティのナラヨシタカさんが「いい自転車持ってるらしいですね」と話を振ると、「でも乗ってないです」と大谷選手。実は菅野選手が自転車でクラブハウスに通うときには「誘ってよ」と約束していたそうですが、意外と面倒くさがりのタニは自動車に積みっぱなしで、「また今度」と断ってしまって以来、誘ってくれないそうです。そんなタニの愛車はクラブハウスで今か今かと出番を待っているところ。几帳面で気配りを欠かさないキャプテンの意外な一面でした。。。

菅野選手も大谷選手も1984年生まれの同い年。彼ら若い世代がレイソルの伝統を継承し、これからのレイソルの新しい歴史を作っていくのです。7月17日、われらの日立台でその瞬間を見届けたい!!