2008年8月 7日

「ゼンショウ」

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担当:桜林 舞

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「暑い」。

わかっていても呟かなくてはいられないほど、ジリジリと日差しの厳しい一日でした。16時からの午後練習も、これでも16時なの!?と思うほど。キーパー4人衆にはロビンソンコーチの容赦ない練習、そして、フィールドプレーヤーにも石崎監督の容赦ない練習が行われました。ラダー、スピード、ボール回し、セットプレー。試合2日前のいつものメニューです。紅白戦では、フランサ選手のパスを北嶋選手が押し込み、京都戦に続いての好調さを見せていました。

「ボール前には常に顔を出すようにしています。くればいいなと思っていたんですが、フランサがいいパスをくれて」と北嶋選手。

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そんな北嶋選手。本日は日経トレンディネットの取材で、ノート型PCの活用方法について。2000年から公式HPを立ちあげているという北嶋選手。ノートパソコン暦は長いとのこと。遠征のときなど、海外サッカーのゴールシーンを見て寝るのがいいそうです。「寝ている間、ずっとゴールが決まっているので、いいイメージトレーニングになる」のだとか。


昼食をピアノでいただいていると、傍らには焼きうどんやらスイカやらヨーグルトやらが用意されていました。ピアノの方に伺うと「村井ちゃんチームが帰ってきたのよ」とのことでした。

村井一俊柏レイソルU-12監督と選手たち19名は、8月2日からJヴィレッジで行われている「第32回 全日本少年サッカー大会 決勝大会」に参加し、快進撃を続けているところです。昨日の準々決勝では鹿島アントラーズU-12に1?0で辛勝。本日はJヴィレッジのある福島から、柏に戻ってきて練習を行い、ピアノで食事ののち、都内の宿泊所へ。明日14:00から西が丘サッカー場で行われる準決勝 vs FC浦和に備えるとのことでした。明日の準決勝に勝てば、明後日は9:30から決勝戦!優勝まであと2試合と迫りました。

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コーチ陣に明日への意気込みを伺うと、「昨日の鹿島も強かったけど、明日のFC浦和も強い相手だからね。FC浦和はさいたま市の選抜チームなんだけど、一人一人の身体能力が高い。GKも強いし、DF陣も高い選手が揃っている。うちは攻撃力があるから、チャンスは作れると思う。そのときに決めきれるかだね」と村井U-12監督。「攻撃力があるというのは、点を取る技術の高い選手がいること。そして、ゴール前でもサイドでも、いろんな突破の仕方ができるということ。スルーパスでいくとか、ドリブルでいくとか、ワンツーとか」。

「ほっといても選手たちはモチベーションがあがっちゃっているんですよ」と語るのは茂垣将太U-12コーチ。「僕らが『絶対優勝!』なんていうと緊張していいパフォーマンスができないと思うんです。なので逆に『いつもどおりのプレーでいこう!』と自然体でできるように努めています」。そして「でもね、普通にやるのが一番難しいんですけどね」とも。

そして2年前の冬からこの年代を見ている崔晄(チェ ファン)U-12コーチは「今の6年生が、4年生の時に約束したんです。どうせやるなら日本一になろうって」。「プロを目指す途中には、3つ大きな勝負がある。ゼンショウ(=全日本少年サッカー大会)、U-15のクラブユース選手権、U-18クラブユース選手権。そのいずれも8月に行われるもの。だから、8月にピークを考えて走れるサッカーをしようって」。そして力強く「勝つためにやってきたから、絶対勝ちます!」と言い切りました!

「まずは目の前の準決勝・FC浦和戦!(優勝なんて)先のことを考えると足元をすくわれるからね」と村井監督。決勝大会に進出するのは2年ぶりですが、優勝すれば11年ぶりの快挙となります。明日、明後日とU-12の動向からも、目が離せません。

U-18が日本クラブユース(U-18)サッカー選手権大会 全国大会 準優勝、U-12が全日本少年サッカー大会 決勝大会の準決勝進出と弟分たちが頑張っている8月、兄貴分のトップチームも負けていられません。浦和レッズ戦は明後日19:30からです。兄弟揃って、勝ちましょう!