2009年2月10日

鹿児島キャンプ2日目

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担当:大重正人

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初日は雨に見舞われた鹿児島キャンプ。今日は澄みわたる冬晴れのなか、2部練習が行われました。それにしても、レイソルってこんなに選手いたっけ?というぐらい、今はけが人も少なく、大所帯となっています。「これだけ人数が多いと、練習メニューもよく考えないと……うれしい悲鳴です」と高橋監督。やっぱり無事是名馬。ケガなく気持ちよくトレーニングできることがなによりで、その上に体力強化や戦術浸透があるのですから。

午前は徳弘トレーナーの筋トレステーション5。勝手に名付けてしまいました。
背筋を伸ばしてのハードルまたぎ。
腕立て伏せからのダッシュ。
片足ジャンプ。
階段またぎ昇り。
バーベルスクワットからのダッシュ。
「スピードではなく、身体の姿勢を意識してやろう」。片足ジャンプがその顕著な例です。ガツンと相手にぶつけられたときに、どれだけ踏ん張ってバランスよく姿勢を保てるか。膝の上にまっすぐ体重をのせることがこのトレーニングの目的です。フィジカルというのは説明するのが難しいですが、スピードやパワー、持久力などだけでなく、ステップワークなどサッカーの動きに応じた身体の動かし方を植え付けること(コーディネーションというそうです)も必要です。こういった地味に映るトレーニングのひとつひとつが、その選手のパフォーマンスを高めていきます。

ハードなダッシュを繰り返して、午前練習は早めの切り上げ。しかし一団から離れてクールダウンしない選手が。アルセウ選手が着けていた手袋をピッチに置き…

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それを折り返しの目印にして、寝ころんだ姿勢からダッシュを繰り返していました。

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他を寄せ付けないような雰囲気すら感じました。もちろんネガティブな意味ではなく、それだけ黙々と集中していた。「もう一度レイソルでプレーするのが夢だった」という言葉を身体でプレーで表現している。そんな漲る気持ちを感じました。

午後は……ついにこの日がやってきました!高橋監督になってから初めての紅白戦、11対11が行われました。明日に愛媛FCとのトレーニングマッチを控えており、そろそろだとは思っていましたが、、、やっぱりワクワクしますよね。ということで私なりの感想ですが、バックラインからボランチからロングボールを入れる回数は少なかったと思います。早く攻められないときは、しっかりパスをつないで崩していこうとしていました。高橋監督は言います。「これから目指すサッカーをやっていこうというみんなの意識が感じられた。もちろん課題はたくさんあるけどね」。

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また「ただ“ポゼッション”が強調されているけど、これまでやってきた切り替えの早いサッカーのいいところは残していきたいんよ」という言葉通り、ボールを奪ってから相手DFの裏を太田選手や菅沼選手が突く速攻からチャンスを作る場面もありました。それぞれ選手の持ち味を生かしながら、さらにレベルアップしたサッカーを追及していくのが高橋レイソルです。

明日の愛媛FC戦は、14時半から国分運動公園で。30分×3本の変則マッチとなります。ホームページでは結果速報を配信いたします。建国記念日の昼下がり、高橋レイソルの初陣をどうぞお楽しみに!