2009年2月11日

鹿児島キャンプ3日目

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担当:大重正人

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今シーズン初の対外試合は、昨年に続き愛媛FCを迎えてのトレーニングマッチ。できるだけ多くの選手がプレーできるように30分×3本でおこなわれました。結果はニュースでもお知らせしたとおり、1-1の引き分け。1本目の11分、バイタルエリアでボールを回され、エリア外からのシュートを桐畑選手が止めたものの、こぼれ球を詰められて先制されます。2本目は0-0。3本目も得点を奪えないまま迎えた29分、ルーキーの仙石選手がボレーシュートを決めて、土壇場で追いついたところでタイムアップとなりました。

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「最初の15分はしっかり繋いでいたけど、バックパスが増えて相手にプレッシャーをかけられて失点してしまったね。もっと自信をもって前へパスしてもよかった」。高橋監督はさらに続けます。「今日は(パスをつないだあとの)3人目の動きを課題にしていたけど、アルセウや浩太、クリは特に意識してプレーしてくれた。あとは、もっとゴール前で決定的な場面を作らないと」。

ただ初ゲームということもあり、内容についてはある程度想定内の結果だったとのことでした。今日は“ゲーム体力”をつけることが一番の目的。走り込みはグアムから積んできましたが、ゲームで走って飛んで蹴ってぶつかってというなかでのスタミナとは、やっぱり種類が異なります。これはゲームでしか積めないものですし、“ゲーム体力”が元に戻れば、プレー中に頭で考える余裕も出て、よりクリテイティブなプレーができるはずです。

個人的にいろんなチャレンジをしている選手もいました。「太田くんは、今日は下がってプレーしていたね。そういう指示はしてなかったけど、新しいチャレンジはどんどんやってほしい」。右サイドが主戦場の太田選手が、今日は時間帯によってはボランチの前あたりへ下がって、ボールを動かす役割をしていたのは少しビックリでした。右サイドのスペースを空けて、そこへ藏川選手が飛び込んだり、もちろん自らが抜け出すシーンもあり、ポスト直撃のシュートもありました。高橋監督がめざすサッカーへ、個人の中で課題を見つけて高い意識を持ってプレーする選手のひとりです。

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試合後には、予定を30分繰り上げてのルール講習会。なぜ繰り上がったかといえば、代表戦があったから。練習後、十分に夕食を食べられなかった選手たちは、食い入るようにその試合を見つめていました。我らの菅野選手は残念ながら出場機会に恵まれませんでしたが、常に高いモチベーションで向上心を忘れない彼なら、この機会にも何かを掴んで自分のものにして帰って来てくれるはず。明日の午後練習から合流の予定です!

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