2009年2月18日

夢の教室

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担当:河原 正明

トップチームが鹿児島キャンプを終えて日立台に帰ってきました。暖かであった鹿児島から一転、冬の柏へ。それでも平年よりも日差しが暖かく感じられました。そのせいでしょうか「いつもより見学の方が多かったです」とは桜林広報。皆さん、帰ってくるのが待ち遠しかったようで、ご声援ありがとうございます。

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井原コーチと居残りで練習をする古賀選手と大島選手。井原コーチのウェアにご注目、トップチームのスタッフ用のウェアが新調されました。いままでにない色使いで斬新ですよね。

本日お知らせしましたが、古賀選手に第二子が誕生しました。「おめでとう」と声をかけると「よかったです。なんとか間に合いました」との答えが。実はキャンプ最終日の月曜日朝に急遽、鹿児島から奥様の入院する病院に向かったのですが、無事出産に立ち会えたそうです。当初はグアムキャンプ中に生まれるかも、と心配していたようですが、キャンプ後に出てくるとは生まれたときから親孝行なお子さんですね。二人のパパとなって、今季さらなる活躍に期待です。

さて実は、今日の練習は見れていません。日本サッカー協会(JFA)の「JFAこころのプロジェクト」活動に協力して、「夢の教室」で柏市立高柳小学校に訪問していました。この「夢の教室」は、「子どもたちの心身の健全な成長に寄与する」ことを目的に、2007年度よりスタートしました。レイソルでは初の事業となります。

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今回の先生は…初登場、吉田達磨 U-15監督です!これから6年3組の児童33人と2時限の夢先生としての授業開始です。夢の教室は、前半35分の「ゲームの時間」と後半55分の「トークの時間」で構成されており、5時間目はボールを使った授業を体育館で行いました。
最初は緊張気味の「吉田先生」でしたが、体を動かすのは得意です。すぐに児童たちとも打ち解けていました。

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この夢先生、JFAからもこころのプロジェクトスペシャルスタッフのアシスタントの方にお手伝いいただくのですが、さてこの方、お判りになりますか?


答えは、式田高義氏。市立船橋高からジェフ市原などで選手として活躍、北嶋選手や永井選手の高校の先輩に当たります。現在はクラブや母校・市立船橋高で後進の指導に当たりながら、夢先生のお手伝いもしているそうです。吉田監督とも旧知の仲で、息もぴったり。授業は式田さんの指導で、ボールを使ったコミュニケーションゲームを行います。おとなしかった児童たちも次第に先生の話術とペースに引き込まれて、気がつくとあっという間の35分でした。

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さて、後半は教室に戻って「夢トーク」。小学校年代の夢や味わった挫折、さらには夢を叶えたエピソードを「夢曲線」を使って話していきます。
野球少年だった吉田先生が、サッカーを始めたきっかけや、実は中学時代に読売クラブのテストを受けるものの不合格となり、激しく落ち込んだこと。そのときに家族の助けで日立サッカースクール(当時)を受け進んだこと。さらには高校時代に選手権出場を懸けた戦いの中で得た仲間との秘話、そしてコーチになった現在の夢を時間がオーバーするまで話していました。

さすがにいつもと勝手が違ったようで「自分のことを先生とは言えないよ」と言いつつも
「いい経験ができたよ」と言うところが、いつもポジティブな吉田監督らしいところです。

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最後は6年3組全員と記念撮影。最初は遠慮していた児童たちも、最後は控え室まで追いかけてきて別れを惜しんでいました。今回お世話になりました高柳小学校のみなさん、JFAスタッフの皆様ありがとうございました。


さて、本日アルセウ選手の受傷の診断結果を発表しました。捲土重来と自身も今季にかける想いも強く、また副キャプテンを任されるほど仲間の信頼を得ていただけに、戦列を離れざるをえないことが残念でなりません。それでもクラブハウスでは笑顔でチームメイトと接する姿をみると胸が痛みますが、まずはしっかりと治療を受け、リハビリに励み再び日立台のピッチに登場する日を願って、しばし待つことにしましょう。では。