千葉ダービーを制す
担当:石本瑞奈
今日は待ちに待ったプレシーズンマッチ。一部では世界三大カップ戦といわれる?「ちばぎんカップ」の日です。
天気もよく、9時前からかなりお客さんが集まってきていました。ありがたいことです。11時の開場後には子どもたちによる50vs50のサッカー大会が行われたり、レイソルダンサーズによるパフォーマンスも行われるなど、否が応でも盛り上がってきました。
さらに今年はアウェーのジェフからマスコットのジェフィくんとユニティくんも乗り込んできて、レイくんと試合前に健闘を誓い合っていました。
こういうマスコット対決は去年まではなかったですが、ダービーらしくていいなと思いました。来年、レイくんがフクアリに乗り込む姿を見てみたいです。
そして午後1時キックオフ。記念すべき今シーズン日立台第1号のゴールを決めたのは菅沼選手でした。
前半7分、杉山選手からのパスを裏に抜け出して、鮮やかに先制。時間帯もチームを勢いづかせるものでした。「今年も2桁ゴールを狙いたいので、最初からガンガンいきました。ボールも見えていたし、コータくん(杉山選手)がいいパスを出してくれたから」と充実の表情で振り返っていました。
そして、MVPはその菅沼選手の話にでてきた杉山選手。
1点目のアシストだけでなく、3点目のきっかけを作るなど好守に渡って活躍したヒーローは「MVPの賞金は僕と偶然同じ店で出会ったら、チームメイトにおごろうかな。もちろん逃げ切りますけど」と冗談を飛ばしていました。去年はケガで苦しい思いをしていた杉山選手ですが、今シーズンはコンディションもよく、今日は「プロになって初めてです」というキャプテンマークを巻いていました。ハーフタイムのロッカールームでも、皆に修正点を提案していくなど、積極的にチームを引っ張っています。
そして、日立台初采配を勝利で飾った高橋監督は「課題もあるけど、攻撃面でもよいところが見られた」と前向きに捉えていました。
キャンプからずっと変わらない今シーズンのテーマは「去年のベースを大事にしながら攻撃面では自分たちでボールを主体的に回す『ポゼッション』を高める」というもの。それが、この試合でもきちんと出ていたことに、監督も選手も手応えを感じているようです。
ちばぎんカップが終わるとあとは3月7日の開幕を待つばかり。レイソルはアウェイで川崎フロンターレと対戦します。去年はリーグ戦2敗、ナビスコカップ1勝1敗と悔しい思いをした相手だけに、チーム一同、リベンジに燃えています。