2009年2月25日

筑波大学戦

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担当:大重正人

心配された雨もさほどでもなく、曇り空のなか筑波大学とのトレーニングマッチが行われました。45分×2本+30分、スコアはお知らせの通り、6?0の快勝でした。序盤から高い位置でボールを奪い、ボールを自分たちがキープするポゼッションの時間も長く、終始主導権を握った試合でした。今日目立ったのはサイドアタック!

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特に右サイドの太田選手と村上選手がどんどん前のスペースに飛び出します。ここに北嶋選手がうまく絡んで、サイドを崩してからクロスを連発。ここから山根選手や大津選手のゴールが生まれ、また左サイドからのクロスに飛び込んだ太田選手がゴールゲット、村上選手もフリーキックのこぼれ球に詰めてゴール。また、左サイドから上がった藏川選手のラストパスを北嶋選手が決めるなど、「今日はサイドからばっかりだったね」を高橋監督が笑みを浮かべたとおり、5点がサイドを起点に生まれました。

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しかし、大勝にもかかわらず、質の高いサッカーを追及する高橋監督からは、もちろん課題も挙がります。試合中に聞かれたのは「前を向いて!」という言葉。相手ゴールに背を向けてパスを受けたときに、そこでターンして前線へしかけるのか。逆にそのままバックパスしてしまうのか。これは大きな違いです。相手のプレッシャーを感じながらも勇気を持ってチャレンジする。今季のスローガンではありませんが「前へ」。練習試合なんだから、もっともっとチャレンジしてほしい。そんな思いが監督のゲキから伝わってきました。

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そんな高橋監督。試合中から試合が終わった後も、筑波大学の風間八宏監督をいろんな会話を交わしていました。マツダSCからサンフレッチェと現役時代に同じ釜の飯を食った仲間。風間監督がプレーしていた「ドイツにも一緒にいったことがあるよ」とのことで、「筑波は本当にいいチーム、今年1年でもっともっと良くなるよ」と球友にエールを送っていました。

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今日出場しなかった選手たち、もちろん午前中にトレーニングをおこないました。こちらは本降りの雨の中、4対4を中心としたパスゲーム。攻撃側だった小林チームがボールロス、すると相手側に井原コーチからボールが出されます。「井原さん!パス出すのなんか速くないですか!?」「攻守の切り替えだよ、切り替え!」。それでもがむしゃらにボールを奪い返そうとする祐三選手、今日も気迫十分です。フランサ選手の妙技も炸裂!ボールを浮かせてリフティングで相手を鮮やかにかわすと「気持ちいい?」と歓声。サッカーを見ていて気持ちいい?って思うことあまりないと思いますが、あまりの美しさに比嘉選手(おそらく)からそんな言葉が飛び出すほどでした。

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2月も残り3日となり、3月の春はもうすぐそこ。開幕の日までちょうどあと10日間。まだまだ伸びしろはあります。身体を動かし、頭で考え、日々成長あるのみです。