ハートto Heart
今日の午後、柏市社会福祉協議会を訪門しました。目的は今年より井原コーチが行っている招待事業「井原シート」の後半戦5試合分のチケットを届けることでした。ひとしきり情報交換などを行って失礼しようとした時に、担当の方から「遅くなったのですが、井原コーチに」と渡された一つの袋。
その中には大きなハート型の色紙が入っていました。贈り主は障害を持っている子供たちとお父さんたちがサッカーを楽しんでいる柏市内のサークルの方たちでした。月に一度集まってサッカーを楽しんでいるという彼らが、日立台で観た生の試合。そこには試合を観た喜びと感動が「チケットをありがとう」「うれしいです」「楽しかったです」とびっしりと書き込まれ、大きく弾むように書かれたその文字からはダイレクトに気持ち・感情が伝わってきましたし、逆にこちらもその文字から出るポジティブなパワーをいただきました。実はこれ以外にもお手紙も預かってきたのですが、井原コーチ本人より先に開封するわけにもいかず、遠征から戻る明後日の朝まで手元置いておきますが、井原コーチの反応を見るのが楽しみです。
今年このような招待活動が始まって半年近くになります。これ以外にも今年は大谷選手による「TANIシート」、何度も紹介していますが北嶋選手他有志の選手による中学生招待事業「BtoJシート」が6選手と拡大してスタート。さらには6年目を迎える柏レイソル選手会からの「ホームタウン招待事業」や、5月の国立競技場で行われた「小児がんと闘う子どもたち」とのサッカー教室と招待など多岐に渡ります。
また、今朝の日刊スポーツ紙のコラムでは、現在山形に移籍中の小林亮選手が取り上げられていました。内容は亮選手がシーズンシートを購入し、8月から「小林亮シート」として山形県内の障害者を毎試合招待し始めたというもの。そのきっかけの一つに「柏での新人研修で老人福祉施設を訪問した」ことが挙げられて、ちょっぴり嬉しくなりました。こういった活動が地道に選手のDNAに記憶されていく、あるいは伝統としてチームにその思いが受け継がれていくのであれば、これほど嬉しいことはないです。そして何よりも観に来てくれた子たちのハートに思いがしっかりと根ざしてくれることを祈り、今後も活動をしていきたいと勇気付けられました。
さて、明日はレッズ戦ですが、その前に。先日のフクアリ、試合前・試合後にスタンドの前に立つと皆さんの気持ち・想いが痛いほど直接胸に突き刺さりました。フクアリで一番大きな声が出ていたのは間違いなく我々レイソル側だったと思いますし、選手たちにも当然伝わっています。
明日の埼玉スタジアム、赤い壁に囲まれてサポーターの皆さんにも厳しい一戦になるかと思います。しかし、最後まで何が起こるかわからないのがFootball!昨年はスカパー!年間最優秀ゴール賞を受賞した、ロスタイムでのフランサ選手の同点ゴールを覚えていらっしゃる方も多いでしょう。平日の夜ですが埼玉スタジアムに駆けつけていただけるレイソルサポーターの皆さん、それからHUBやスポーツバー、あるいは自宅で観戦される皆さんもレイソルへの応援を最後までよろしくお願いいたします。
そしていつものお願いです。22日(土)にはホームゲーム・横浜F・マリノス戦が東京・国立競技場で開催されます。マッチデープログラム「Vitoria」で「サポーターズボイス」を募集中です。ペンネームもお忘れなく、皆様の熱いメッセージをお待ちしております。