2010年8月 9日

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初黒星、気付けば、2位の甲府とは勝ち点2差に迫られています。この4試合で9点を失ったともいえます。ただ、選手やスタッフがこれまで積み重ねた前半戦の頑張り、勝ち点があったからこそ、いまのアドバンテージがあります。

一年は長いし、大小いろんな波もあるでしょう。思えば開幕当初、これでJ1に戻れるのだろうかと少しネガティブに考えてしまうこともありました。しかし現場のスタッフ、選手はまったく逆で、前向きでポジティブな姿勢が揺らぐことはありませんでした。直に勝利を重ね、みるみる勝ち点を増やして行きました。

今は勝ちから遠ざかっているけれど、選手たちを信じて応援することが一番です。レイソルがより強くなるための大切な時期。ピンチとチャンスは表裏一体。考え方ひとつでその後は大きく変わります。まだシーズン半分も残っているのに大丈夫なの?と考えるのか、まだシーズン半分で十分に時間があると考えるのか。

パク選手、レアンドロ選手を出場停止で欠く愛媛戦。しかし彼らは翌週の首位決戦・甲府戦にむけ万全のコンディションを整えられます。代わりに出場する選手たちにとっては、言うまでもなくチャンスです。今日のトレーニングマッチ、林選手と武富選手はハットトリック。山崎選手から北嶋選手へスルーパスが通り、左足で隅へ流し込んだゴールはきれいの一言でした。

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今日もサイドバックでピッチを走りまくった藏川選手。実は、今日が32歳ラストデー。「いやぁ、ぞろ目になっちゃうよ?」と嘆く脇で、渡部選手は「僕はぞろ目終わっちゃいましたよ」と一回り違う若手...。明日の誕生日当日はオフとなり、お祝いに駆けつけたいサポーターの方にとっては残念になってしまいましたが、翌日11日は公開練習ですので、お祝いをお待ちしております!

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試合後には、川浪選手「サッカーai」の取材。今日午後にU-19日本代表に選出された川浪選手にタイムリーな代表の取材でした。「代表は同世代が多くて楽しかったですよ。宮吉(京都)や重松(FC東京)といつも一緒でした。10月のアジアユースに向けて、自分たちのやるべきサッカーのコンセプトはみんな理解しているし、優勝できると思っています。個人的にはまず代表に選ばれること、そして出場した試合は絶対にゼロに抑えて、チームに貢献したいです」と意気込みを熱く語ってくれました。先日の中国遠征では「ほんと英語が通じなくて困りました。ホテルで『トイレットペーパー、プリーズ!』って頼んだら、歯ブラシや枕が届きましたからね。そんな貴重な経験をさせてもらえますから(笑)」。そんな怒りたくなるようなことも、ポジティブに考える姿勢を見習いたいですね。

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若手もベテランも関係ありません。戦術を十分に理解し、練習でいいプレーを見せた選手がピッチに立つ。そうやって、レイソルはここまで勝ち進んできたのです。愛媛戦、勝利を信じて、また熱く激しい応援をどうぞよろしくお願いいたします。