2012年5月28日

12年ぶり

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担当:河原 正明

新潟戦の余韻も冷めぬまま、昨日柏を後にし空路ソウルへ入ったトップチーム。今朝早くには再び空路で移動し決戦の地、蔚山へ入りました。少し休憩をして午後は蔚山スタジアムで練習を行いました。

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練習場となった蔚山スタジアムは、ワールドカップ会場の蔚山文殊スタジアムが出来るまで蔚山現代のホームスタジアムだった2万人規模の陸上競技場。現在は2部リーグの蔚山現代尾浦造船所FC(ややこしいですが)のホームスタジアムです。スタジアム全体のメンテナンスが行き届いており、芝のコンディションも良好でした。
会場には蔚山戦のマッチコミッショナーもマレーシアから視察に訪れました。練習中にコミッショナーから「私は山口さんと知り合いなんだよ」と聞かされました。レイソルの前身・日立製作所サッカー部でプレーし、1993年にレイソルを率いた山口芳忠氏のことです。

また、永井アカデミーコーチの父上である永井良和氏とは現役時代に試合をしたそうで、異国で名前が出てくるのは不思議な感じでした。一方、「あれはイハラか?」と韓国FAの方が尋ねたようにやはりアジアで知名度が高いのは井原ヘッド。ソウルから同じ便で移動した明後日のレフリーアセッサーとも何度も試合で選手・主審として戦ったそう。懐かしそうに話す二人の姿を見て、日本代表の元・主将に改めて感服でした。

実はレイソルでは2001シーズンに韓国遠征を行ったことがあります。Kリーグの強豪チーム(浦項スティーラーズ)や大学生などとのゲームで若手を鍛えるキャンプでした。今回チームが宿泊しているホテルも12年ぶりの再訪でした。その当時はACLで再びこの地を訪れるとは、現在も在籍しているスタッフの誰一人として想像していなかったでしょう。しかし、想像を超えること、思いも及ばないことが次々と起こるのが世の常。サッカー界でもまたしかりです。故に不可能なことはないのは、昨年の我々自身が身をもって経験しています。ACLでも同じです。今日のトレーニングは時間は短いながらも、次の一戦に向けて集中していることが選手たちの表情やプレーから伝わってきました。

明日は朝10時に公式会見を行い、その後夕方から試合会場でトレーニングを行います。会見の模様はまた明日お伝えします。ではまた!

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