2006年11月 7日

覚悟

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本日の担当:横井孝佳

朝、石さんがフロント事務所に入ってきて、つかつかと私のほうに歩み寄ってくるのです。
「あ、おはようございます」と私。
「なんじゃいワレェ、頭丸めるとか言っとったくせに」
と言うが早いか、頭突きを二発お見舞いされました・・・。

昨日髪を切ったんですよ。ずっと坊主っぽい短髪(去年の4月以来)で飽きも来てたんで、だいぶ伸びてきたことだし頭頂部に少し遊びが欲しいなと、チョロチョロと刈り残したんですよね。ま、運営担当の辻上いわく「雑草みたいな頭」らしいんですけど。彼のブログを読んでそのたとえの意味がわかりましたよ。

確かに先週、石さんが坊主頭にしてきたとき、「さすがですね! 僕も頭を丸めます!」とか言ったような言わないような。これだから私は信用がおけません。幸いスポンサー営業の廣川が頭を丸めてきたんで、彼に坊主担当の座を譲ります。

頭突きの後に行われたチームミーティング。その最後に、石さんが檄を飛ばしました。
「ワシが頭を丸めたのは、横浜FC戦で追いつかれて勝てなかったからじゃない。もちろん、あの試合の反省はしとるが、その(懺悔の)ために30年ぶりに坊主にしたんじゃない。
今、首位の神戸と勝ち点5差だ。残り5試合、今までやってきたことを貫きたい。これからも、今のサッカーをワシは続けていきたい。そこで思ったのが・・・」
ホワイトボードに「覚悟」と大書する石さん。
「今のチームの置かれた状況を考え、覚悟をもって5試合戦っていきたい。ワシの覚悟を表したいと坊主にした。ポジティブに、前向きに覚悟を決めた。みんなも強い気持ち、強い覚悟をもって戦ってくれ!!!」

覚悟とは――拓ブログを読んでいただくとわかるように、困難なこととわかっていても、絶対に成し遂げると心を決めること、何があろうと受け止めると心構えをすること。
つまり石さんは腹をくくったのです。
「どんなことがあっても今年のレイソルサッカーを貫き通し、最後には悲願を達成する」と。
達成できなかったらどうこうという後ろ向きの覚悟ではない、困難を乗越え、絶対に達成すると。

私はもとより、覚悟は決まっています。今年のこのチームで絶対に昇格したい。石さんと、レイソルで戦うために集ってくれた選手たちをどこまでも信じていきたい。サポーターの皆さんと一心同体となって、レイソルの「総力」で悲願を達成したい。いや、してみせる。

皆さんは「覚悟」できてますか。