2008年4月20日

はじめましてとただいま

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担当:河原 正明
「眠いっす」今朝の大谷キャプテンの第一声です。「ナイトゲームの後はなかなか寝付けないです。いつもそうです」確かに昨晩は左サイドで先発し1得点、後半途中からはボランチにと攻守に渡って走り回れば、きっとアドレナリンが出まくりなのでしょう。皆さんも昨日は眠れましたか?
さて、ヴェルディ戦に出場した選手は、ランニングとストレッチなど軽めの調整でした。


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李選手と小林選手のU?23代表組。明日から3日間、合宿に参加します。

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昨日は試合に出場しなかった茂原選手は、他の選手と同じメニューをこなした後、明日からの自身初の日本代表候補合宿に向け、一人スパイクを履いてボールの感触を確かめるように居残り練習をしていました。

そして午後2時からは今季初のサテライトJリーグ 対横浜F・マリノス戦が開催されました。ケガ人が多く、ユースから計5人(正確には2種登録である酒井選手を含めると6人)の選手が出場するフレッシュなメンバーで臨みました。結果は3-4の敗戦でしたが、随所に見所のある試合でした。

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中でも注目は、日立台に初お目見えした杉山浩太選手。ボランチで先発、限定30分の出場予定でしたが「背番号と同じだけにした(高橋コーチ談)」と結局約34分間出場を果たしました。試合後には「チームに完全合流して間もないこと、そしてフルサイズのコートでサッカーをするのが今季初めてで、非常に疲れました」とコメントを。試合では守備面では鋭いボール奪取に冴えを見せ、攻撃では両サイドへの大きな展開など持ち味を見せてくれました。
また、後半途中からは村上選手も登場。約1ヶ月ぶりの実戦でしたが、しっかりと回復ぶりをアピールしていました。
 
 そしてもう一人、背番号9、北嶋秀朗選手。後半残り約15分、2?4のビハインドの場面で出場、そして出場後2分で1点差に詰め寄る今季初ゴール!!酒井選手のシュートがこぼれたところを、頭で押し込むキタジらしい得点で、スタンドもこの日一番の盛り上がりでした。その後も前線からのチェイシングや正確なポストプレーで、チームに再び反撃のムードを高めました。
その後勢いに乗ったチームは終了間際のコーナーキックのチャンスにはGK桐畑選手も相手ゴール前へ上がるなど、最後まで攻め続けましたが、残念ながら試合はそのままのスコアで終了しました。

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「キタジが戻り、浩太が戻り、村上も戻って来た。ここからだよ」とは古邊コーチ。メンバーが少しずつ戻ってきて、これからがレイソルの反攻です!明日は、チームはお休みです。リフレッシュをして火曜日から、今週はきっちりとフィジカルを鍛えなおし、次節川崎戦に向けての厳しいトレーニングが待っています。
最後に昨日・今日とスタジアムでご声援いただきありがとうございました。川崎、清水、千葉、神戸と11日間で4試合とハードな連戦が続きますが、引き続きご声援よろしくお願いいたします。

2008年4月20日

今日をステップに

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担当:大重正人

「疲れたけど、本当に良かったよ」
大谷キャプテンの安堵した、そして最高の笑顔が、苦しみ抜いた日々と、待ちに待った今日の勝利をあらわしていました。

マリノス戦、フロンターレ戦と連敗、ノーゴールでしかも内容的にも圧倒されての完敗。この苦境を乗り越えるために何ができるだろう。キャプテンとして責任感もあったでしょう。

川崎戦を終え、帰柏した日の深夜。前キャプテンと現キャプテンが、深夜のデニーズで、2人だけで話をしたそうです。チームの現状、これからの戦いについて。南選手も大谷選手も話し合いの必要性を考えていました。

宮本マネが金曜日の朝、スタッフに伝えました。
「大谷がチームミーティングのあとに、選手だけで話し合いたいと言ってます」

果たして、ヴェルディ戦。
前からガンガンにプレスをかけていく。自分たちのプレスをもう一回やっていこう。
「重苦しくならないように」と心がけながら、キャプテンが仲間たちに短い時間で気持ちを伝える。南選手や菅野選手も続いたそうです。菅野選手は「去年、敵として戦って、レイソルのプレスは本当に凄かった」。だから、自分たちのプレスに自信をもって戦おう、と。

「でも、ゴールはおまけだから」
大谷選手のゴールについて桜林広報が教えてくれました。昨年はノーゴールだった大谷選手。さかのぼること、J1でのゴールは2005年11月26日以来でした。場所は日立柏サッカー場、相手はヴェルディ。そして、スコアは奇しくも5-1。この試合の先制ゴールを挙げたのが、大谷選手でした。何かの縁があったとしか思えません。

でも、ここまでです。喜ぶのは。明日はサテライトのマリノス戦、そして来週には「チンチンにやられた(李選手)」フロンターレとの雪辱戦が待っています。今日の勝利を意味あるものにするには、これを継続していかなければなりません。「ピッチがキラキラ光って見えたんです。本当に気持ちが良かった。こんな気持ちをもっともっと味わえるようにがんばりたい」とJ1初出場を果たした大島選手のような、サッカーに対する純粋な気持ちと向上心を持っていれば、レイソルはまだまだ強くなれる。

サポーターのみなさま、選手たちと同じ苦しみを感じて、我慢を重ね、そして同じように勝利を欲し、拳を突き上げてともに戦ってくださいまして、本当にありがとうございました。また明日から、前へ進んでいきましょう。