2014年12月 4日

モノサシ

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担当:河原 正明

 今シーズン最終戦まであと3日。今日は今シーズン最後の非公開練習となりました。チームは明日の午後、新潟に向けて出発します。
 
 午後、中谷選手がレイソル応援マガジン"Tiki-taka"の取材を受けました。第29節のガンバ大阪戦でプロデビューを果たすと、30節のベガルタ仙台戦こそ出番はありませんでしたが、31節徳島ヴォルティス戦から清水エスパルス戦まで3試合連続フル出場中。なおかつチームも6連勝と好調の中でプレーが出来ています。
 プロA契約まであと1試合に迫っていますが、新潟戦に出場した際に立ちはだかる相手の一人はレイソルアカデミーの大先輩。FW指宿 洋史選手です。レイソルU-18を卒団後、2009年にジローナ(スペイン)と契約。Jリーグのアカデミーからトップチームを経ずに海外クラブでスペインでプロデビューした初の日本人選手です。

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 ここに一枚の写真があります。2008年9月に秋津で行われた高円宮杯全日本ユース 対流経柏高校戦のスタメンです。一番背が高い選手が指宿選手。工藤選手、酒井選手(ハノーファー)、山﨑選手(YS横浜)、畑田選手(長野)、島川選手(秋田)、橋本選手(福島)に茨田選手の顔も。
 この試合で前半「3トップ」を組んだのは工藤、酒井、指宿の3人。前年に高校2冠を達成、現日本代表の田口選手(名古屋)を擁するディフェンディングチャンピオン相手でしたが、前半から攻めに攻めたレイソルが3-0の快勝。特に右ウイングの酒井選手と左ウイングの指宿選手の超高校級の2人がサイドをガンガン攻めて制圧する様は圧巻でした!しかも指宿選手は2ゴール。非常に印象深い試合のひとつでした。
 あれから6年、工藤選手と茨田選手は当時のチームメイトとプロの世界で敵味方として対決することになります。

 その指宿選手ですが、シーズンオフになるとレイソルアカデミーで練習参加をしていました。昨年夏、中谷選手はU-18の主力選手としてBチームに入った指宿選手と何度も対峙しています。「本当にカラダもゴツくて、全く押さえられませんでした。紅白戦では『もっとガンガン来ていいんだぞ!』と煽られました」。歯が立たなかった当時を振り返ります。
 その1年後の今夏、新潟へ移籍して日本へ活躍の場を移した先輩と再び対決します。中谷選手もこの1年で実戦を通じて多くの経験をしました。当時は胸を借りましたが、今度は本番。「止める自信、もちろんあります」。
 力強く答えたルーキーイヤーのラストゲームは、プロ選手として自らが成長をしたかを計る貴重な機会となります。

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 土曜日、新潟市内の天気予報はなんと「雪」。現地へ向かわれる方、道中は安全第一でお願いします。そうでない方はスカパー!生中継、スカパー!オンデマンドで応援ください!
 また、クラブスポンサーのHUB柏西口店では試合時間に合わせてシーズン感謝祭が行われます。スタジアムで、ご自宅で、あるいは仲間とHUBで。今シーズン最終戦を戦うレイソルへの熱いご声援をよろしくお願いいたします!

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※実施詳細は店舗へお問い合わせください