2009年8月29日

決戦前夜

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担当:大重正人

3日連続の非公開練習は、いい意味でピリピリとした緊張感が続いていました。心身とも集中してトレーニングしてきた成果を、いよいよ披露するのが明日のサンガ戦です。今日は久々の練習公開、しかも夏休みラストウィーク、しかも土曜日と、非常に多くのサポーターの皆様に来場いただき、ファンサービスゾーンは鈴なりの列ができていました。

それまでの緊張の糸を少しだけ緩めて、今日はリラックスしながらのボールトレーニングから、ミニゲーム。キーパーもフィールダーもコーチも入り混じって、大声を出しながら、味方のナイスプレーを褒め、ミスを強烈に野次りながら、ひとつのボールを追いかける。とても元気で、楽しげに。今の順位だけみれば、ふさわしくないのかもしれないけど、それでもチームは1月前よりも、1週前よりも、昨日よりも前進しているという確信があるからこそ、上気した気持ちでプレーしている選手たち。

チームはピアノで夕食をとって、そのまま京都戦のミーティング。しっかり明日の対策を頭に叩き込んで、ゆっくり休息。ここから明日の18時に向けて、もう一度緊張感を高め、最高のコンディションで本番へ向かいます。「もちろん楽な試合にはならないと思います」とは小林祐三選手。「まずはきっちり自分の役割をこなすこと。最近は失点を少なくできているのでまずはそれを第一に考えながら、プラスアルファで前線の選手を助けたい。ネルシーニョ監督が来てから、チームが良くなってきているという手応えもあります。監督がやろうしているサッカーを徐々に理解できていると思います。個人的には、サンガの安藤さんは高校のひとつ先輩なので、もし対戦できれば、楽しみです」

試合前日には何度も言っていますが、少しぐらい自分たちの思い通りにならなくても、うまく事が進んでも、そこで一喜一憂しない。90分最後まで集中して戦って、勝点3を手に入れるまでは、絶対に気を緩めず、下を向かない。そして自信を持って闘う。これは、まず選手たちから。それにベンチも、そしてスタンドも。日立台の至るところからそんな強い意志が沸々と次から次へとわきだすような、ホームスタジアムの雰囲気を作り出すこと。結果はおのずとついて来ます。信じて闘いましょう。私は仲間を信じています。明日の午後8時ごろ、こんな抱擁が見られるように。

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