2006年12月 5日

入れ替え戦

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本日の担当:横井孝佳

昇格が決まって以来、ものすごい数の取材依頼が舞い込んでいます。種蔵広報が名古屋出張中で、広報ひとりになっている私は悲鳴を上げています。

・・・つっこむところですよ。普通こういう場合は「“うれしい”悲鳴を上げています」と表現するものです。否、ホントに悲鳴。「ひぃぃぃぃぃぃ!!!!」という感じです。幸い、今この日記を打ち込んでいるモニター越しに、以前広報を担当していた小田切企画課マネージャーの顔が見えますので、彼に助っ人を頼むことにしましょう。

石さんにいたっては、この先10日連続ぐらいで取材が入ってしまいそう。やはり「四度目の正直」というところが、メディアの皆さんにとってはポイントなのでしょう。大分、川崎で成し遂げられなかったJ1昇格を、わがレイソルで達成したことを、レイソル関係者として誇りに思うのです。
以前も日記に記した気がしますが、石さんの1度目の3位、99年の大分トリニータ。最終戦はモンテディオ山形戦でした。1点リードで迎えた89分、相手ペナルティエリア付近でファールをおかし、フリーキックを与えたのが山根選手。FKを蹴ったのが、吉田達磨現柏レイソルU-18コーチ。このボールがゴールマウスに直接入ってしまい、同点に。大分は目前にしていたJ1昇格を逃したわけです。
石さん、山根選手、吉田達磨コーチ。先日、この伝説の試合の当事者3人が、レイソルの食堂「ピアノ」で同時に昼食をとっていました。見ていて不思議な気がしたものです。ちなみに、吉田達磨選手(当時)を山形に呼んだのは、前年まで山形の監督をしていた石さんでした。こんなところにも運命のいたずらを感じるわけです。

J1昇格、J2降格は、ことほどさようにさまざまなドラマを生み出します。そして明日はいよいよ、入れ替え戦の第1戦です。先日酔っ払ってアップしたエントリに、露骨な神戸びいきの記述をしてひんしゅくを買った私ですが、やはり本音では、「トモニイコウ!!!!」と神戸に肩入れしてしまいます。福岡の関係者の方々には申し訳ないのですけど。
昨年トモニ降格し、48試合の長丁場を戦って、激しく昇格を争って。何と言いますか、「同志愛」のようなものが芽生えてるんですよね。同じ思いをしているレイソルサポーターは多いようで、今日、神戸の広報Kさんから「レイソルのサポーターの方から、数多くの激励メールをいただいてるんですよ。大変ありがたいです。広報日記でお礼の気持ちを伝えていただけませんか」とメールをいただきました。ぜひ頑張ってほしいです。

入れ替え戦といえば、地域リーグ決勝大会で2位になり、JFL最下位のホンダロックとの入れ替え戦を行うこととなったFC岐阜。今日、長谷川悠選手がレイソルを訪ねてくれたのは、フォトギャラでも既報の通りです。
先ほど長谷川選手から、私の携帯に選手日記のメールが届きました。後ほどモバイルレイソルにアップしますね。今日は柏から岐阜に帰る際、名古屋出張中の種蔵広報とも会ってきたようです。残念ながら入れ替え戦の応援に行けるかは微妙だけど、全力を出し尽くして勝利に貢献してほしい。吉報を待ってます!!!

最後にお知らせを。2日の湘南戦、平塚競技場の近くで、おそらくレイソルサポーターが落としたものと思しき「アフラックダック」を拾った、という親切な方からメールをいただきました。今年のアフラックデーでプレゼントされたNo.1ダックだそうです。心当たりのある方は、広報宛メールにてお知らせください。

2006年12月 5日

レイソルの岐路

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本日の担当:横井孝佳

夜なべ中です。作業の手を休めて、今日はオフだけど、広報日記をアップしてみようかな、と。
2日以来、皆さんにお伝えしたいことは多々ある気がするのですが、それをつらつらと綴ればとりとめのないエントリになってしまいそうで。幸か不幸かこれから2週間、毎日日記を書くことになったので、徐々に記していこうかと思います。

本日、J1昇格が正式決定しました。鬼武チェアマンは電話を取った弊社社長小野寺に、「J1で思いっきり暴れてください」とおっしゃったそうです。皆さん! チェアマンのお許しが出ましたよ! 来季はJ2で揉まれて格段にパワーアップしたレイソルの暴れっぷりを、とくとご覧いただきましょう!!! 選手はもちろん、サポーターの皆さんもです。レイソルサポーターの弾け度合い、きっとJ1他クラブのサポーターはビックリしますよ。

今日の夕方、北嶋選手が一家揃ってスタジアムを訪れ、奥様も交えてしばらく話しこみました。ピッチを駆け回る大地くんを横目に。
「ホントにね、今年はサポーターだよ」とキタジ。
「オレが前にいた頃は、必ずしもいい関係が築けてなかった。それが今年は、試合に負けても胸を叩いて選手を鼓舞してくれるし、スタンドを黄色く埋め尽くしてくれるし。どれほど助けられたかわかんないよ」としみじみ。
私もまったく同感です。1年でのJ1復帰を実現した最大の功労者は、間違いなくサポーターでしょう。ゴール裏、バックスタンド、メインスタンド問わず、レイソルを応援してくれる全ての皆さん。文字通りチームの「サポーター」でした。
来季は今年ほど勝てないかもしれない。でも、選手とサポーターとは、もう過去のぎくしゃくした関係に逆戻りすることはない。そう信じています。もちろん、皆さんにはクラブを信頼していただけるに足る情報をできる限りお届けし、改善点を改善する作業も継続していきます。この先どんな状況になろうとも、皆さんがレイソルを心から応援できる、そんな環境をつくっていけるよう、われわれフロントスタッフは最大限の努力を惜しまないことをお約束します。

ここからがスタートです。キタジも言ってましたが、「ようやくあるべき姿になった段階」なのです。レイソルが将来ビッグクラブになるか、人気も実力も今ひとつのクラブになるか。その岐路に立っているという認識を持ち、力を尽くしていきたいと思います。

そうは言いつつも、もう今季の試合は終わったのですから、しばらく余韻に浸っていてもバチは当たりませんよね?

yellowdalma.jpg

昇格が決まり、続々とお祝いのお花をいただいています。そんな中に、晴れて両目の入ったイエローダルマをおいてみました。心なしか、うれしそうですよね。