2009年12月 8日

オフ明けのできごと

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担当:石本瑞奈

オフ明けの今日からは、メンバー指定トレーニングになりました。私がグラウンドに到着したのは11時を過ぎてから。すでにミニゲームの前半が始まっていました。赤対黄色+フリーマン。四隅にミニゴールを作り、2タッチ以内で回していました。

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この中にはあす、トライアウトを受ける柳澤選手の姿も。そして、昨夜東京でJリーグアウォーズに出席した菅野選手と大津選手も元気に参加していました。いつも思うのですが、どんな形であれ、ゲーム形式でプレーすると、みんな勝敗に拘って必死になります。必死になるがゆえに、その口から出る言葉に、思わず笑いそうになってしまったりします(ごめんなさい!)
「はい、今の3タッチね」「ええ?2タッチで回してたよ!」とか、ボールが当たって「マジいてーよ!」と叫んだりとか。「○○、今のはねーだろ!」とか、挙げるとキリがありません。そばで練習を見ているお客さんにも、しっかり聞こえていると思います。

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ゲームは後半終了間際に赤チームが同点に追いつき、延長戦へ。Vゴール方式で決勝点を奪ったのは、昨日のアウォーズで、「オレ明日練習があるので早く帰っていいですか?」と言いながらも最後までしっかり対応してくれた大津選手。フリーマンで入っていた大津選手はカウンターからスピードを活かしたドリブルできれいに決め、黄色チームが勝利しました。

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練習後はジュースをかけたシュート?練習。一度バーに当てて、ボレーでゴールに入れるものです。決まった人からイチ抜けで、最後まで残った選手がみんなの飲み物を買います。最初は若手だけで始めたのですが、成功する選手が少なくて、途中から冷やかし半分?で井原ヘッドコーチ、石川コーチ、古邊フィジカルコーチも加わりました。その途中参加組も決めて、残ったのは比嘉選手と武富選手。決着がついた時には、スタートから実に25分が経過していました。

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栄えあるジュース買い出し係となってしまったのは、比嘉選手。自動販売機を前に、「あれ、全部で何個買えばいいんだ?」と指折り数えていました。

その後、クラブハウスへ向かうと、中から懐かしい選手の顔が。今年6月にAC長野パルセイロへ期限付き移籍をした大島選手です。

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大島選手は、半年前よりも話し方がより青年らしくしっかりしてきたように見えました。ジュニアユースからレイソルにいて、今回、初めて外に出て、いろんな経験をしたのだと思います。「柳澤選手と一緒にトライアウトへ向かいます」と話していた大島選手。「頑張ってきます!」という声がとても大きかったです。
その大島選手と一緒にトライアウトへ向かう柳澤選手。今日はいいトレーニングができたそうです。「オレも頑張りますよ!」とこちらも大きな声で、健闘を誓ってくれました。

昨日、チームは愛媛に期限付き移籍中の加藤慎也選手、永井俊太選手との契約満了のリリースを出しました。悩みに悩んでチームを去る時、最後の最後までレイソルのことを心配していた2人です。そして今日は大島選手との契約満了のリリース。今月に入って、5日間で9人の選手とのお別れをお知らせしなくてはなりませんでした。

昨日のJリーグアウォーズでは、いろいろなチームの広報の方とご挨拶したのですが、みなさん、「この時期はつらい」とおっしゃっています。チームによって様々な事情がありますが、ファン、サポーターの皆さんにとっては、思い入れのある大事な選手です。そして、チームスタッフにとっても、苦楽をともにした選手や、活躍の場を求めて出ていった選手は、やはりいつまでも気になってしまうものです。
9人がどんな道を進むのか、新しいチームがすぐに決まるのか、まだ分かりません。でも、9人全員の新天地での活躍を心から願ってやみません。

そして今日はもう一人、期限付き移籍の延長を発表しました。コンサドーレ札幌へ期限付き移籍中の石川直樹選手です。もう一年、札幌の選手として、J1昇格を目指します。
実は、昨日の夜遅く、河原広報に石川選手より電話がありました。

今回の移籍に関しては「レイソルかコンサか難しい状況で、すごく悩みました。でも、今年後半戦った札幌をJ1に上げる気持ちが強かった。今が充実しているので、ここで勝負したいと」決意を話したそうです。
まずはじめにレイソルサポーターの皆さんには感謝の気持ちとごめんなさいという気持ちが複雑に入り混じった苦しい胸の内を吐露するも「絶対に日立台のピッチに立ってみんなに成長した姿を見てもらうことが恩返し」と誓ったそうです。

ちなみに先日河原広報が広報日記で石川選手の卒業アルバムの写真を使ったことは「キリ(桐畑選手)から電話があってブログを見ました。いや?、俺にもこんな可愛い時期があったんだなと。俺も母校に行きたいです」と笑っていたそうです。

同じカテゴリーで戦うということで、相当に悩んだ末の結論だったようです。石川選手には、決めたからには悔いのないよう頑張ってほしいです。
ただ、レイソルの選手たちも「1年でJ1に戻ることがサポーターへの恩返し」という強い決意があります。石川選手には頑張ってほしいけれど、勝つのはレイソル。そんなムシのいい思いを抱いてしまいました。

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そして午後1時からはネルシーニョ監督と北嶋選手が、それぞれ「スカパー!」と「レイソルタイム」の取材を、大谷選手が「スカパー!」の取材を受けました。「スカパー!」はシーズン終了後の総集編で、全チームがそれぞれ45分?60分くらいのコーナーで紹介されます。レイソルバージョンは来年1月の下旬頃に放送される予定です。正式に放送日が決まりましたら、またご報告します。

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夕方からは、監督、選手全員が出席しての後援会主催のパーティーがありました。南選手や鎌田選手の姿もありました。今年1年応援してくださった皆さんへ、直接お礼が言える数少ないチャンスです。J1に残ることはできませんでしたが、この1年間、苦しい時がほとんどだったレイソルを支え続けてくださった皆さまへ感謝を込めて。そんな思いのこもったパーティーとなりました。

明日は、14時よりメンバー指定でレイソルU-18とのトレーニングマッチがあります。
あさって10日?12日までは10時からメンバー指定トレーニングが予定されています。変更がありましたら、またお知らせします。

2009年12月 8日

アウォーズ

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担当:大重正人

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今日は、Jリーグアウォーズに行ってきました。今年の参加選手は、大谷、菅野、大津の3選手。これまでの激しいシーズンを終えた選手たち、控え室では一転して和やかムード。レイソルのスペースには、モンテディオの清水選手と長谷川選手が座って会話が弾みます。他のクラブの親しい選手と談笑する姿がいたるところで見られました。

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慣れないタキシードを着るところから大変、手伝わなければいけないこちらも不慣れで……広くはない更衣スペースでなかなか悪戦苦闘しましたが、いざ舞台に立てば、他のクラブに負けていない凛々しい3人組でした!!

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レイソル関係の表彰は、元レイソルの加藤望氏が功労選手賞を受賞されました。おめでとうございます!その他ベストイレブン、新人賞、フェアプレー賞、ベストピッチ賞などの表彰はなく、残念ながら1件のみ。J2の来季はなかなか大舞台に立つ機会が少なくなりそうですが、一日も早くJ1に復帰して、選手たちに華やかなスポットライトを浴びてほしいですね!

その他のピックアップ。
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すべての表彰のあと、全選手が壇上へ上がったシーン。これはFC東京サポーターのみなさんにも見てもらいたいシーンです。大谷選手と石川直宏選手ががっちり握手。試合中の不運な接触で石川選手が負傷してしまうアクシデントがありましたが、実は、あの試合のあと、大谷選手がミックスゾーンで石川選手を待っていたところ、同じような光景を目撃しました。石川選手の振る舞いは今日も変わらず「フェアプレー」ですばらしいものでした。

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式典後の取材にて、大津選手はスカパーの取材で「来年はチームの中心になれるよう、もっともっとチームを引っ張れるようにならないといけない」と決意表明。懇親パーティーでは札幌の石崎監督と思い出話に花を咲かせていました!

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さて、お話ががらりと変わりますが…先日のフロンターレ戦、大変な雨と寒さのなか、ご来場いただきまして誠にありがとうございました。
そのなか、バックスタンドにて川崎サポーターが水色のグッズを着用して応援しており、これに対して多くのご意見やご要望をいただいております。

バックスタンドは今季から「ホーム化」しており、「ビジター側の応援はできない」という原則ルールを新しく設けました。
/cheer/rules/visitor.html (HPの観戦ルール)
「なぜ水色のポンチョを着ているのか」「双方が隣同士でトラブルの要因になる」などご意見がありました。疑問やご不便を強いる結果になりましたことをこの場で皆様にお詫びいたします。

改めて説明をいたします。原則、ビジターグッズ着用は不可です。具体的にはレプリカユニフォームや、タオルマフラー、Tシャツなど、ビジターチームのマークやロゴ、チームカラーの物と規定しています。ただし、雨天時にはスタンド内での傘を指す行為は禁止となるため、ポンチョのような雨具については例外と考え、着用可。応援に関してはご遠慮いただくよう、告知させていただいております。先の最終戦。ポンチョに関してはルール上はOK、タオルマフラーを振り回したりする行為については、グッズ持ち込み&応援禁止のマナーをお守りいただけませんでした。

いろんな問題点があったと思います。雨具のルールに関しては、ビジター側ルールページのみの表示で、レイソルサポ側への認知と理解を求める告知が足りていませんでした。応援行為については、相手側への告知不足ならびにマナー違反でもあるし、また試合当日の試合運営管理が行き通っていませんでした。そもそもホーム側チケットを先にレイソルサポーターで完売させるようにできなかったチームの責任もあります。ファンクラブ会員先行販売期間を1週間からもう少し伸ばすとか、販売方法を改善すれば避けられることかもしれません。そもそもスタジアムに屋根があれば、雨具に関する心配など必要ありません。

「ビジター雨具のみOK」についてはご容赦いただきたい理由もあります。たとえば全ビジターグッズ着用不可として、それを知らずに来場された方がいたとします。雨がどんどん強くなって、雨具がなければ観戦できないようなどしゃぶりに。そんな中、チームカラーのポンチョしか持っていない方に、果たして「それを脱いでください。脱がないと観戦できません」と言ってよいものなのか。ホームのサポーターが一番大切であるのは間違いありません。ただ、だからといってビジターサポーターを無下にしてよいのか。そんなことは決してありません。ビジターサポーターもチケットを買ってご来場いただいた大事なお客様です。自分たちだけ良ければいいではなく、ホームチームだからこそ、相手を思いやる気持ちも必要だと思います。

これは一例です。あるルールを設けて、その結果、こんな悪いことが起こった。ならばよく考え直して、いいところはそのままで、悪いところは新しく変えよう。このサイクルを繰り返すことで、観戦環境だけでなく、チーム強化だって進むはずです。まずは今年の反省点を皆様にお知らせすること。そして改善していく方法を示すこと。その機会が来週のイエローハウスであり、来年1月予定のサポカンになります。

最後に8日のトレーニングから、メンバー指定となります。橋本、村上、大津、比嘉、酒井、武冨、仙石、工藤、山崎、アデバヨ、茨田、田中の12人が基本参加予定です。その他は自主的に参加したり、リハビリや治療に専念する選手もいます。以上、お知らせでした。
更新が遅くなり申し訳ありませんでした。