2011年5月17日

「試合」だけでない

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担当:河原 正明
 
 今日のタイトルはある選手の言葉を引用しました。「サッカー選手はね、『試合だけ』をやっているのではないということを、ファンの人たちに知ってもらいたいんですよ。絶対に伝えてよね・・・」。
 
 オフ明けの昨日がリカバーだった新潟戦出場組。今日の午前練習メニューは「地獄の」サーキットトレーニング。短い距離でのダッシュやジャンプ、反復運動を何度も繰り返すだけなのですが、回数を重ねるとダイレクトに足に、肺に、脳に効き目が表れます。鹿児島・指宿でも、日立台でもそうですが、見ているだけでもピメンテウ フィジコのメニューは限界まで追い込むかのような厳しさが伝わってきります。
 それでも選手たちが歯を食いしばり、ときに苦しさのあまり音を上げそうになっても喰らいついているのはチームに「結果」という形でもたらした信頼があるから。レイソルの選手たちが90分間、最後の最後まで運動量が落ちないのは、日々のボールトレーニング以外にも、こうした地道でキツイトレーニングで培った体力のおかげです。練習見学にこられても地味なトレーニングは面白く見えないかもしれませんが、その表情は素そのものです。一番、選手たちが自分自身と向き合って、闘っている瞬間かもしれません。
 それにしても、フィジカルトレーニング含めて2時間強のメニューに、さすがの選手たちも疲労困憊といった様子でした。

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 ということで、しっかりと使わせていただきましたよ大谷選手!

 一方、昨日の練習試合 湘南戦の出場メンバーはリカバートレーニングを。こちらは顔を見ても少し余裕がありますね。
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 兵働 昭弘選手は練習後に朝日新聞ASSCサイトの取材を受けました。先日12日には29歳を迎えましたが、今ではすっかりとチームにも溶け込んでおり、若手の選手からも「兵さん」と慕われています。
 指宿キャンプ後から実戦を積み重ね、練習試合には2試合続けてフル出場と、徐々に「ゲーム体力」も取り戻して来ています。また5月3日の山形戦からリーグ戦にも3試合連続で出場中で、そのいづれでも「試合を締める」というミッションを忠実にこなしています。これからも出場機会が増えることを期待しているサポーターの方も多いと思いますが、本人も 「ミドルレンジのシュートやパスが自分の持ち味。今後はもっと出場時間を延ばして得点に絡むプレーをしたい」と抱負を語りました。国立での浦和戦では出場直後にPA内で鋭いパスが目の前に。「少し焦った(苦笑)」と惜しくもゴールはなりませんでしたが、早く日立台で点を取りたいと願う左足がうなるのを心待ちにしています。
 
 増嶋 竜也選手は、チバテレビ「Risingレイソル」に初登場!インタビュアーのあや吉の自己紹介で「私のこと覚えていますか?」との問いに、マスは1月の新体制発表会での出会いを脳裏に浮かべて「もちろんです。忘れられないですよね・・・」と遠い目をして答えてから対談がスタート。
 自身のブログで被災地に送る本や絵本を募った増嶋選手。「自分のできることをやりたい」と始めた活動でしたが、おかげで本や絵本もたくさん集まり、先週末に無事現地に届いたそうです。クラブにも車で持ち込まれたり、あるいは宅急便でたくさんの本が送られてきました。そのブログを見て「私も送ろうと思った」というあや吉に「思うだけでなく、やらないとダメでしょ」と手厳しいコメントを返したマス。
 あや吉曰く「終始ボケと突っ込みの良いコンビ」で進んだそうですが、「これでいいんですか?」と不安がる増嶋選手のレイソルでの初TV登場は、22日オンエアです。お見逃しなく!

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