2013年5月23日

日本代表、工藤壮人

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担当:大重正人

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昨日のすばらしいACLベスト8進出の翌日。吉報は続くものですね。
工藤壮人選手が日本代表に選出されました。午後の練習前に本人に連絡が届き、それを聞いたクリもキリも「良かったなー」「すげぇじゃん、クドー」、チャンスも自分のことのように喜び、日韓代表の嬉しい抱擁。ただユース時代から知る松本GKコーチが「昔からこつこつ努力を続けた結果ですから。やっぱり嬉しいですよ!でも工藤本人は変わらず普通ですよ。また自分たちも頑張らないと」と気を引き締めていたのが印象的でした。

そして、クドーも松本コーチと同じように、周りの笑顔とは対象的に浮かれることなく、笑顔はそう多くありませんでした。フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日と急遽テレビ各局皆様が駆けつけ(今夜または今週のスポーツニュースで放送されるかもしれません)、いつもの番記者さんを前にした青空会見。「選ばれたらいいなとはもちろん思っていましたが、何時に発表されるとかも気にしていませんでしたし。でも選ばれた以上は日本のためにがんばらないといけないなという思いです。Jリーグで結果を出して選んでもらえたが、これで終わることなく、継続してゴールを積み重ねていきたい」。

代表には、酒井宏樹選手の名前もありました。全北戦の前日、ドイツから帰国したサカイがクラブハウスに帰ってきて、久々の再会を果たしました。「ずっと近くでやってきた仲間であり、一番刺激を受ける存在です。彼の活躍はチェックしているし、あいつもレイソルの映像はずっと見ているようです。お互いに切磋琢磨し、刺激し合っていければ」。そしてレイソルイエローのユニフォームから、ジャパンブルーのユニフォームへ。

「代表というすばらしい場所で、また一緒にプレーできることを嬉しく思います」。サカイのクロスに、クドーが飛び込む。自分だけじゃなく、レイソルに関わる人なら誰もが、どうしても、そんな夢を期待してしまいます。でも、クドーはまだスタートラインに立つか立たないかという状況で、ザッケローニ監督が長く代表でプレーしている選手をまず大事にすることが多いことも理解しながら、日本最高峰のFW選手たちを相手に競争しなければならない厳しい現状を分かっているはずです。でも、3年前はレイソルのFW5番手から這い上がり、今がある。そして現状に満足することなく、常に自分を追い込んでいるのがクドーです。

今は、日曜のレッズ戦と、翌水曜のサンフレッチェ戦に勝つことが、彼とレイソルの最大の使命です。明日は非公開練習、まずはリーグ戦に全力を注ぎます。

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