2013年5月22日

難関突破!

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担当:河原 正明

 やりました!!クラブ初のベスト8進出です!ACLラウンド16 第2戦は全北現代に3?2の逆転勝利!トータルスコア5?2で準々決勝に勝ち上がりました!

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 試合前、大きな声援で出迎えられたレイソルイレブン。最後まで途切れない応援はまさにホームでした。
 序盤、勝つしか生き残れない相手の攻撃を受身に回ってしまう苦しい展開。その中でもワグネル選手の際どいシュートがわずかに届かずというシーンも作りました。しかし、セットプレーで痛恨のオウンゴールを献上。トータルスコア2?1とイヤな雰囲気になりました。
 ここですかさず動いたネルシーニョ監督。「相手のMF8エニーニョとMF30 パク・ヒドをつかまえきれていない」とボランチの茨田選手を右サイドに、工藤選手をFWに陣形を変更。これで相手の中盤を抑えられるようになりました。
 このまま0?1かと思われた前半42分、ワグネル選手の素早いリスタートから渡部選手がドンっ!と頭を突き出して豪快に同点ゴールを叩き込みました。これで息を吹き返したレイソルは終了間際のピンチも全員守備で防ぎます。

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 ハーフタイム。「前半の残り2?3分で見せたスピリット、魂があれば生き残れるぞ!」と監督はゲキを飛ばします。「後半、相手はもっとラフなプレーで来るぞ。仲間がやられてるのを簡単に受け入れるな!何でもやるんだよ勝つためには!!」と今までにない激しい口調で戦士たちを奮い起こします。
 そのゲキが効いたのでしょうか、後半立ち上がりからアグレッシブさを取り戻したイレブンにチャンスが来たのは後半6分。クリアのこぼれ球に反応したワグネル選手の右足から放たれたボールが吸い込まれて2?1と逆転に成功します。これで相手はガックリときたかと思いきや前線に大型選手と快速MFを投入、形勢逆転を狙ってきます。

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 一方、レイソルにとっては「守ってカウンター攻撃」という狙いが定まってきます。そして相手のDFラインの裏にできた広大なスペースを使って攻撃を繰り返すと、後半14分、裏に抜け出した工藤選手が冷静に沈めてダメ押しゴール!セレッソ戦と同じく大谷選手からのLovelyなスルーパスでした!

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 これで5点とらないといけない相手はさらに攻撃の圧力を増して激しい攻防が続きます。これでスタミナ切れか?と思いきやラフでハードなパワーで制そうと来る相手に、負けじとむき出しのファイトで対抗し続けます。最後に一矢報いられますが、安全圏のリードを守ってタイムアップとなりました。

 試合後の選手たちは全ての力を出し切った疲労感がたっぷりでした。お立ち台に上がった渡部選手も笑顔が少なかったです。試合後ネルシーニョ監督は「いろんなモノを犠牲にして得た勝利。心から選手たちに感謝している」と振り返りましたが、全員が互いを思い犠牲的精神で助け合い、「フォア・ザ・チーム。フォア・ザ・ビクトリー」(ネルシーニョ監督)という姿勢を見せ続けたイレブンにスタンドからも大きな拍手が送られ続けました。

 次は準々決勝です。6月20日にAFC本部のあるマレーシアで行われる抽選会で対戦相手と、決勝戦までの道筋が決まります。アジア王者を目指す戦いは8月21日から再開されます。優勝まではあと6戦。明日からしばしJリーグに集中し、5月を良い形で終えたいと思います。
 今日も多くの応援をありがとうございました。一息つく間もなく、すぐに次の戦いが国立競技場で待っています。どうぞ引き続き熱い声援をよろしくお願い申し上げます。
 なお、明日の練習ですが全北戦出場メンバーはファンサービスを行いませんのでご了承ください。

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