2009年6月27日

残留

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担当:大重正人

いま、レイソルは1試合1試合、歯を食いしばって闘っています。
このままじゃ終われない。
とりかえしのつかないことになる。
選手たちは間違いなく危機感を持って戦っています。

でなければ、今日のような、相手の信じられないミスが生まれたり、2度先行されながらも逆転したり、というようなゲームにはならなかったでしょう。かきむしるように、勝利を奪い取るようなこともできなかったでしょう。

「今日の勝ち点3を積み重ねていかないと。続けていかないと」。
選手たちは一様にコメントしました。では何のために、どの方向をめざして、どんな目標を持って、レイソルはいま戦っているのか。

「残留」という言葉を使うことにためらいがありました。
なにをいまさらというお気持ちの方も多いことでしょう。
自分たちはそんな争いをするチームじゃない。その気持ちを忘れては、常に上を目指して戦うべきチームとして成り立たないでしょう。でも、いま直面している状況にもっともっと向き合わないといけないのではないかと。勝ったときだからこそ、「自分たちは絶対にJ1に残留するんだ」と言わなければと。

前々回のイエローハウスで「残り試合で5割勝たないと残留できませんよ!」というご意見がありました。まさしく、それが現実です。今日の勝利で勝ち点は「12」。残り19試合で10勝すれば、勝ち点は「42」に。これぐらい延ばさないと、この目標はクリアできないでしょう。

今年、選手たちが目標としていた「勝ち点55」があります。可能性がゼロになるまで、決して諦めてはいけない。ただ、勝ち点55を目標到達点とするならば、その道のりの途中に「残留」があります。1試合ずつ勝ち点3を目指すのが、いま目の前にある目標。それを積み重ねることで「残留」が見えてくる。その先に「勝ち点55」がある。すべてが一本の道で繋がっています。

だから、残留するために、いまの一日一分一秒をもっと大切にしなければいけない。今抱いている緊張感をもっと高めて努力しないといけない。その先に、必ず大きな大きな得るものがあるはずです。

「サポーターの応援をずっと感じていた」(李選手)
「サポーターがすごくパワーをくれた。心に響いた」(菅沼選手)
「磐田まで来てくれたサポーターのためにも、もっとやらなければ」(大谷選手)
「選手だけでなくサポーターも含めて、クラブとして絶対に勝ちたかった」(高橋監督)

シーズン残り5か月、19試合。
これからも選手を、チームをサポートしてください。
昨日も今日も明日も。
いつもいつも本当にありがとうございます。
今日も本当にありがとうございました。