母校に錦を飾る
担当:大重正人
今日は土曜日。朝早くから多くのサポーターの方が日立台にお越しくださいまして、ありがとうございました。多くの方に応援いただいているというのを感じてか、選手たちは非常によい雰囲気でトレーニングを消化。フィジカルからミニゲームと、比較的リラックスしたメニューのせいか、大きな声がピッチに響き渡り、笑顔が自然とこぼれる。「元気があって、いい雰囲気だなあ」。練習を見られた皆さんがそんな印象をもたれたのではと思えるほど。
北嶋選手、ハモン選手、アデバヨ選手がキーパーグローブをはめて、なんとGKに挑戦。驚くような反応でファインセーブを見せたり、逆にあまりの強シュートに一歩も動けなかったり。同点で迎えたロスタイム。「Vゴール!!」ネルシーニョ監督の延長戦宣言から数十秒もたたない間に、最後おいしいところを逃さないのは、キングフランサ!! CKの競り合いを胸でトラップ、そのまま豪快な左足ボレーでたたき込み、歓喜の表情からのスライディング、そして観客へ手を広げて勝利のアピール。大きな拍手に包まれました。
今日、9月5日は、栗澤選手の誕生日。試合中から「クリさん、おめでとう!」と拍手が送られるなど祝福ムード。サポーターの方からはバースデーケーキやイラスト入りの色紙を受け取り、このスマイル!先日負った傷の包帯がまだ痛々しく、まだヘディングは要注意ですが、すでに全体合流しています。レイソルに来てもう1年になりますが、本当に欠かせない戦力になってくれました。おめでとう、クリ!!
こちらは古賀選手。レイソル後援会から、300試合出場の記念フォトパネルが贈られ、スタジアムでの記念撮影です。「本当にありがとうございます。350試合、400試合と出場したときは、またよろしくお願いします。こんなに大きな写真はもらったことないですよ」と感激の面持ち。現在、8月2日の神戸戦で負傷して以来、戦列を離れていますが、現在の「309試合」が1試合ずつ増えていくよう、一日も早い復帰を待ちましょう。来週火曜日には31歳の誕生日、幸い非公開練習ではありませんので、温かい祝福をお願いいたします。
そして午後。仙石、山崎、工藤の3選手と柏市内へ。彼らの母校である柏日体高校を訪問しました。今日明日と開催される学園祭で「ぜひサイン会を」というご要望にお応えしたものです。柏日体高校には彼らをはじめ、ブラジル留学中の武富選手も卒業生。また茨田選手のほかU-18選手の多くが在学しており、今日も出迎えから会場設置までお手伝い。そして校長先生が玄関でお出迎えくださいました。
3人に学校の思い出を聞くと「文化祭は、全部は参加できなくて。平日は一日参加して、土日は試合があったから途中で抜けたりして。クラスごとに出店を出したり、アトラクションを考えたりしました。勉強は3人ともできていましたよ」。準備していた100枚の寄せ書きサイン色紙は10分ほどでなくなってしまい、多めに持って行ったうちわやクラスごとに準備したポロシャツなどにサインをしたり。また2、3年生時の担任の先生と久々の再会を楽しんだりと。インフルエンザ予防のため、マスクを着用してのふれあいとなってしまい、申し訳ない気持ちもありましたが、身体が第一の選手ですから。。。
最後にチームからフラッグを贈呈。3人それぞれがサインをしたため、ユースの後輩たちと写真撮影です。いまは3人だけですが、ここに武富選手が書き入れて、さらに柏日体高校からレイソルのトップチームへ進んだ選手がさらに続いて……このフラッグが少し色あせてくるころ、選手たちのサインでいっぱいになるような伝統が築ければ、それは本当にすばらしいこと。「僕らが頑張らないと」。3選手は後輩たちを前にそんな思いを強くしたはずです。柏日体高校のみなさま、温かい出迎え、熱い歓迎をありがとうございました!今度は日立台のスタジアムでお待ちしています。