2017年8月26日

新潟戦

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担当:大重正人

試合前のあいさつからコイントスを終えた大谷キャプテンが指で合図するのが見えました。エンドが入れ替わりました。風向きの強弱などよっぽどのことがないと変わることはないのですが、やはりちょっと違和感のある立ち上がりでした。ただキックオフから迫力十分の攻撃、セットプレーのチャンスで押し込めたのは、「突き進め柏」の大合唱があってこそのことだったと思いますし、相手を飲み込むような強烈な迫力でした。

そして何より、数的不利となって守勢を強いられた後半を無失点で守り切れたのは、背中からレイソルイエローの支え、後押しがあったからこそだと心から思います。エンドが入れ替わったことは結果的には不幸中の幸いというか、苦境に立たされた今日のレイソルイレブンにとってプラスになったのは間違いないでしょう。

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そして下平監督も「5バックにする守備的な戦い方もあったが、最後までファイティングポーズを取った形で戦うことを選んだ」と、伊東、クリス、ハモンというトリデンテを残し、10人でも攻撃的な姿勢を忘れませんでした。勝ち点3を獲れなかったのは痛手ですが、それでも鹿島戦やセレッソ戦のような勝ち点0ではなく「勝ち点1」の試合にできたことは収穫であり成長だととらえたいと思います。足をつらせる選手が出た相手に対し、レイソルは数的不利を感じさせない走りの量や質でしたし、粘り強く辛抱強くゴールをよくぞ守り切った戦いぶりでした。

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クリスが中谷選手の受けたイエローカードの基準に触れ、また自身が何度も何度も繰り返しファウルを受けながら警告が出ず、納得いかない様子も、レイソル側の人間からすれば当然理解できるものです。でもそんなクリスのエネルギーが仲間に伝わり、日立台のサポーターの闘志もかきたててくれます。前半終了間際、CKからの大谷選手のゴール。このまま終わってたまるかという日立台の一体感や気迫、パワーでねじ込んだような得点でした。

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首位鹿島が2位セレッソとの首位攻防戦を制し、また2ポイント開いて6ポイント差に。それでも今日の勝ち点1でセレッソを逆転し、順位をひとつ上げています。勝ち点70までは、あと10試合で「24ポイント」という状況です。8勝は簡単ではありませんが、決して不可能は数字ではありませんし、マリノスや川崎、そして鹿島というライバルとの直接対決を残していますから、ひとつひとつの勝利が優勝という目標へ近づいていけます。

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代表ウィーク明け、9月9日の浦和レッズ戦、16日のマリノス戦。強敵が続くアウェイマッチですが、関東圏のスタジアムです。今日のような迫力あふれるサポーターの皆さんの力をまたアウェイでも結集してください。心強いサポートを今日もありがとうございました。

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2017年8月25日

明日は新潟戦

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担当:大重正人

まず、今週はU-15チームが全国大会に挑みました。北海道・帯広で行われていたクラブユース選手権で勝ち進みました。グループリーグは優勝候補の最有力と言われた清水ジュニアユースに0-2のビハインドから追いつくなど、1勝2分で切り抜け、決勝トーナメントへ。ラウンド32のFC東京深川戦は0-0からのPK戦勝利、ラウンド16はエボルブに2-0、準々決勝は東京武蔵野FCに3-0と完封勝利を続けます。そして準決勝は清水とのリターンマッチ、この大一番を2-1で勝利し、2002年以来となる決勝進出を果たします。当時の船山選手(現ジェフ千葉)、柳澤選手(今季で引退)の世代以来のことでした。

【スカパー!のマッチハイライトです】


決勝戦はスカパー!の中継で応援していましたが「フィジカルを徹底的に鍛えてきた」という鳥栖のスピードやパワーに対し、レイソルらしいビルドアップや組織力で対抗する、ファイナルにふさわしい拮抗した戦いでした。先制される苦しい中、後半はレイソルがボールを支配し、サイドから効果的な攻撃を繰り返します。0-2となってからは新保選手の美しい弧をえがいた直接フリーキックが決まり、同点に追いつけそうな雰囲気で一杯でしたが、鳥栖もまるで先日のトップチームのような体を張った守備もすばらしく、ゴールを割れないまま無念のタイムアップ。それでもファイナリストにふさわしいプレーを見せてくれました。この短期間で8試合の激闘、本当にお疲れ様でした。

※サッカーダイジェストWEBではチームを率いた飯塚浩一郎監督が紹介されています。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=29207

そしてトップチームですが、明日ホーム日立台でアルビレックス新潟を迎え撃ちます。新潟とは4月に対戦し、1-0で勝利。手塚選手があざやかな直接フリーキックを決め存在感をさらにアピールするとともに、チームは3連勝でさらなる勢いに乗るきっかけにもなった一戦でした。ただ選手たちに言わせれば「本当に苦しい試合だった」と誰もが言います。高い位置からのプレッシングを受け、なかなか主導権を握れない試合でした。ホニ選手の爆発的なスピードやカウンター、さらにセットプレーやロングスローと高さを生かした攻撃に苦しみました。そしてGK中村航輔選手がビッグセーブを連発。DAZNの週間ベストセーブになんと3つもランクインするほどの働きに救われました。それほどの際どい勝負でした。

【中村選手、新潟戦のベストセーブ集です】


ただ新潟は勝利から遠ざかり、監督が交代。新たな選手も加わり、チームのスタイルは少し変化しているかもしれません。チームを率いるのは、呂比須 ワグナー監督。ブラジル出身ですが、日本に帰化し、1998年の日本代表悲願のワールドカップ出場にも貢献した名選手ですが、下平監督は「ロペスさんとは実は同期入団だったんだよ」と教えてくれました。レイソルの前身である日立製作所サッカー部にロペス選手が在籍していたことは、若いサポーターはご存じないかもしれませんね。1987年に来日し日産自動車(現F・マリノス)でプレー。90年から94年まで日立、そしてJFL時代の柏レイソルでプレーしています。両監督は90年、当時JSL2部だった日立に時を同じくして加入しました。

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※1994年の写真。後列左から3人目が呂比須監督、前列左から4人目が下平監督です

「ロペスさんは3歳年上で、2001年にはFC東京でも一緒で、日本代表でも一緒だった。当時からすごくカッコいい、イケメンだったよ」と昔を懐かしんでいました。こうしてまた同じピッチに立ち、この日立台で、そして監督として戦えるということは、クラブ史のハイライトのひとつになる試合です。J1残留をめざす新潟、さらに上位をめざすレイソル。お互いに負けられない一戦です。調子を取り戻し、8月ここまで3勝1分で勝ち点を積んできましたから、8月最後も勝利でしめくくり、サポーターの皆さんと一緒に喜べる、最高の夏の日にできればと思います。ぜひ日立台でともに戦ってください!

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2017年8月20日

ガンバ戦

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担当:大重正人

予想していた通りに非常に厳しく、拮抗した試合。そして第三者の目で見ても、非常に良い試合だったと思います。両軍ともに、ボールを丁寧につなごうという意識があるなかで、ランニングを惜しまずスピードあふれるアタックがあり、またボディコンタクトや球際はつねに激しく、攻守の切り替えも早い。常に息のつけないアグレッシブな90分間の激闘でした。

それぞれに流れがある時間帯があり、それを何とか凌ぎながら、前半を終えます。そして後半からレイソルが攻勢をしかけ、何度もチャンスを迎えます。特に伊東選手の右サイドの突破から、最後クリスティアーノ選手が迎えた絶好機。ここもゴールネットを揺らせず、レイソルの優勢が続いたこの時間帯をガンバが防ぎきったら、最後危なくなると思っていた矢先の、後半23分でした。それまで再三繰り返していた縦への仕掛けから一変、中央へと方向転換し、うまくスピードをコントロールしながら相手との間合いをつくって、左足を一閃。

「左足のシュートはずっと練習していました。今年に入ってからの課題で、それを決めることが出来ればもっと攻撃の幅が広がると思っていた、今日は決めることができて良かった」。前節は圧倒的なスピードと突破力から60メートルドリブルシュートを決めましたが、今週は利き足とは逆の左で、見事なコントロールショット。相手DFからすれば縦への速さや突破力だけでも嫌なはずですが、そこにカットインからのシュートが加われば、もう止めようがなくなるでしょう。これを確固たる武器にできれば、もっと違った世界が見えてくるでしょう。2試合続けて本当にすばらしいゴールを見せてくれました。

試合トータルのシュート数でいえば、16対6。特に後半は10対3ですからレイソルが優勢だったことがみてとれますが、その数字よりもピンチだったり相手に支配される時間帯が多くあった印象です。そこをよく耐え凌ぎ、我慢できたことが何よりの勝因です。

DFリーダーの中谷選手は「今日は自分達で握ることのできる時間もあると思っていたけど、ただピッチ状況が悪い分、自分達のミスも多くあると思っていた。そこは割り切ってやれた」と状況に応じたプレーを選択。また前半には小池選手がガンバの遠藤選手に激しくファウル。遠藤選手に対しても臆することなくアタックし、またドリンクボトルを差し出して自分のポジションへ戻っていく様子は、本当に落ち着いているなと頼もしく見えました。またクリスは「攻撃陣ばかりに目が行きがちだが、本当に後ろの選手が踏ん張ってくれている。特にこの2試合、祐介は本当にすばらしいと思う」と仲間を称えています。

一時の8連勝から2連敗。そこからのリスタートで勝ち点3を逃す試合もありましたが、今日は仙台戦の轍を踏むことなく、しっかり勝利。5試合無敗で首位鹿島との4ポイント差を守っています。セレッソが引き分けたことで、さらに上位は混戦です。戦い方の幅をひろげ、若い選手たちが自信を取り戻し、一歩ずつ前進しているように感じられます。来週はホーム日立台で新潟戦。今日も1000人以上の後押しが大きな大きな力となり、強敵を打ち破りました。来週は日立台を黄色一色にして、連勝を伸ばせるよう共に戦ってください!それでは今夜は心地いい眠りについてお休みください。今日も応援ありがとうございました!

2017年8月18日

明日はアウェイガンバ戦

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担当:大重正人

7月の中断明けから、夏の正念場を闘っています。7月30日の仙台戦から8月26日の新潟戦までの6試合。ここでシーズン終盤まで優勝争いに加わっていけるかどうか、ここでの勝ち点、勝敗が大きな影響を与えるのは間違いありません。レイソルは7月上旬の鹿島、セレッソという上位対決で痛恨の連敗を喫したもの、中断明けからの4試合は2勝2分けと負けなし。仙台、鳥栖戦は獲れたはずの勝ち点3を逃したのも事実ですが、最大7ポイントまで開いた首位との差は、現在4ポイントに縮まっています。夏から秋にかけて、まずはなんとか4ポイント以内で食らいついていきたいところです。

ガンバとは、9月20日の天皇杯ラウンド16での対戦が決まり、1か月で2度もタフな相手と、しかもアウェイで戦わなければいけません。3月のホーム開幕戦では、小林祐介選手のリーグ戦初ゴール、すばらしいボレーシュートで同点に追いついたものの、その後2点を許し、1-3の敗戦。ガンバはACLで1-4と大敗した直後、連戦で厳しい状況でしたが、ここは絶対に負けられないという気迫が本当にすごく、レイソルも負けじと戦いましたが、「ガンバは本当に強かった」と認めざるを得ない戦いぶりでした。現在、ガンバは大阪ダービーを制した後、1分2敗。ただここぞというところでしっかり立て直し、高い実力を発揮できるチームです。

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下平監督は「最近結果は出ていないようだが、タレントがいて、やっているサッカーや試合の内容もけっして悪いわけではない。まったく油断のできない、本当に良いチーム。2節で戦った時は3バックと予想しないシステムでだったが、今回は3バックも4バックも想定して臨みたい。前線のファン ウィジョとアデミウソンという2人とも動き出しの良い選手。十分気をつけなければいけない」と気を引き締めます。

前節はオジェソク選手が出場停止、ファビオ選手や井手口選手を欠くなか、3バックで戦いましたが、今野選手というユーティリティープレイヤーがいて、また戦術理解の高い経験豊かな選手ばかり。遠藤選手も健在で、春の試合では2点を許した長身FW長沢選手、左サイドには快足の藤春選手、10番を背負う倉田選手、CBには日本代表入りした三浦選手、ゴールには東口選手が立ちはだかります。

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一方レイソルですが、前節はディエゴ、キムボギョンと核となる外国籍選手2人を出場停止で欠きながらも、出場のチャンスを得た武富選手とハモンロペス選手がともに得点に絡みました。「前節はソギョンもハモンも結果を残してくれた。だが外国籍は4人しか出られない。相手のことも考えながら、コンディションの良い選手から選びたい」。クリス、ディエゴ、ハモン、ボギョン、ソギョン。5人がいつでもピッチに立てる状況にあります。ここに日本人選手もからんで、競争は激化しています。この意識をいかに試合で、ピッチで表現して、チームとして勝利をもぎとれるか。息の抜けない連戦が続きます。

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明日19時キックオフ。通常のDAZNに加え、NHK-BS1での生中継もあります。吹田スタジアムでも昨年4月のようにすばらしい後押しで選手たちを支えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
※日曜日のトレーニングマッチ、札幌戦は16時からスタジアムでおこないます。バックスタンドにてご観戦ください。また翌週のトレーニングは火曜10時、水曜10時、木曜15時、にておこないます(火曜は練習見学可・ファン対応有、水木は全体練習見学不可・ファン対応有)

2017年8月13日

清水戦

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担当:大重正人

今日は本当に苦しい前半でした。ホームのエスパルスは非常にアグレッシブで、レイソルのビルドアップを封じ込めにきました。セカンドボールの奪い合いでもレイソルは劣勢で、自陣で耐える時間が続きました。前節、セレッソを破った自信と、日本平の大声援の勢いは本当にすさまじいもので、エスパルスの攻勢を浴び続けました。ただホームの雰囲気が本当にすごいテンション、インテンシティだったので、耐え忍んでいれば、いつかチャンスが来るのではと見守っていました。そして今日もアウェイスタンドを黄色一杯に埋めた2階席のサポーターの後押しが、苦しい時間帯、守勢の選手たちを支えていたことでしょう。GK中村選手が彼らしいセーブを見せるなど、先行を許すことなく前半を過ごしていきます。

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すると、前半終了間際。近年のクラブ史に間違いなく刻まれるスーパーゴールが生まれました。相手のセットプレーのクリアを追った伊東選手、非常に冷静でした。相手が頭で跳ね返そうというところを待ち構えて、身体でボールを跳ね返すと、温存していたスピードのギアをぐっと入れたかのように、爆走をスタートさせます。広大なスペースへ迷いなく突き進むと、クリスと相手DFとの2対2の状況でしたが、クリスのフリーランも見事に効いて、中央突破。

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ドリブルで一枚かわすと、追いかけてきた別のDFとの競り合いにも負けず、ボールを右サイドへ出すと、態勢を崩しながらも右足でGKの脇を抜き、ゴールへ流し込みました。まさに相手を切り裂いた、というゴラッソでした。

2017年8月12日

明日は清水戦

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担当:大重正人

夏の連戦が続きます。先週土曜の神戸戦、中3日の鳥栖戦。さらに中3日で明日アウェイ清水戦を迎えます。水曜日の鳥栖戦では、シュート20本を浴びせながらも無得点。ただ守備では数々のピンチを水際で食い止めて無失点。内容的には勝たなければいけない試合でしたが、勝ち点1を得るにとどまりました。さらに前線でパワフルなアタックを繰り返したディエゴ選手、トップ下から決定的なラストパスを通す、まさに司令塔の働きを見せたキムボギョン選手、攻撃の中心2人が2枚の警告を受けて、出場停止となってしまいました。

ただ、春の8連勝の立役者だった、中川選手、武富選手、大津選手、そして夏場にかけて出場機会を増やしてきたハモンロペス選手と、前線のアタッカーがまだまだ控えています。「もともと出ていた選手だし、今まで出番のなかった選手をふくめて、いろんな選手にチャンスがあると思うし、いい競争をしてきた。いろいろ考えてメンバー選考したい」と下平監督は期待を寄せます。

相手のエスパルスとは、今季3度目の対戦です。3月のルヴァンカップでは、手塚康平選手の鮮烈なデビュー戦初ゴールで勝利。それまで続いていた連敗の中、中川選手が出場してのプレッシング、チーム全体のアグレッシブさが実を結び、1-0と勝利。4月のリーグ戦では、ペースをつかみながらカウンター二発に沈んで敗戦。そして迎える3戦目です。

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大エース、鄭大世選手が肉離れという報道が届いていますが、そんな中でレイソルと同じように若い選手たちが活躍しています。水曜日には2位のセレッソ大阪を0-2のビハインドから3ゴールで大逆転勝利。小池選手とJFAアカデミー福島で同期だった金子選手が反撃の口火を切ると、中山・大島・手塚世代と同い年でU-18時代から戦ってきた北川選手が鮮やかな2ゴールで逆転。また元レイソルの長谷川悠選手が4試合連続先発出場で2ゴール。流経柏高校の先輩で公私ともに親しい大谷選手は「ハセがすごく調子いいみたいだし、若い選手たちもすごく躍動している」とセレッソを破った勢いを警戒しています。

今節、1試合消化が多かったセレッソと浦和の試合がありませんから、暫定の順位がこれでクリアになります。レイソルは現在勝ち点39。首位アントラーズとは7ポイント差、2位セレッソとは5ポイントですが、3ポイント縮められるチャンスです。レイソルの上には3位マリノスが40点、4位川崎が同じく39点。レイソルは最近5試合で勝ち点5と足踏みが続いていますが、苦しいながらもなんとか掴んだドローの1ポイントを生きるように、ここですっきりした勝利で勝ち点3をもぎ取りたいところです。

2つお知らせがあります。まず2018年版のカレンダー予約受付が、昨日からスタートしています。昨年久々に販売し好評をいただいて卓上タイプ、そしてもちろん壁掛けタイプもご用意しました。金額はともに1080円(税込)ですが、アソシエイツ会員の方は5%割引(1026円に)が適用されます。下記ニュースをご確認いただき、ぜひご予約をお願いいたします。お渡しは11月14日の予定です。
【アソシエイツ会員専用/Loppi予約】
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015852.html
【一般向け/オンラインショップ・オフィシャルショップ店頭】
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015853.html

そして、今年1月に2回開催しました「意見交換会」の第3回を9月2日に開催することになりました。1月の開催ではクラブ運営・経営の方針について説明させていただき、またチーム編成やファンサービスなどについてご質問にお答えし、また貴重なご意見を頂戴しました。十分でないところもまだまだありますが、ホームゲーム時のイベントなど、少しずつ取り組みを増やしているところもあります。シーズン開幕から約半年がたち、改めてサポーターの皆様からのご意見をつのり、よりよいクラブ運営につなげていければと考えております。対象はアソシエイツ会員の方、50名で、メールにて。8月18日まで受付中です。また当日ご参加できないという方におかれましても、メールにてご意見ご要望を募集しており、当日進行の参考にさせていただきますので、どうぞお寄せください。
【『第3回 2017柏レイソル意見交換会』概要】
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015840.html
※ご意見、質問はこちらから。件名を『意見交換会質問』としてご応募ください。
fans@reysol.hitachi.co.jp

2017年8月 9日

鳥栖戦

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担当:大重正人

平日のナイトゲームにもかかわらず、柏熱地帯からバックスタンドにかけて、ほぼ満席状態で黄色一色に染まり、神戸戦に続いて強烈なホームの雰囲気を作ってくださったみなさん、本当にありがとうございました。そんな中、相手のシュート6本に対し、20本ものシュートを浴びせ、コーナーキックも相手を10本上回る14本のチャンスを迎えながら、ついにゴールネットに突き刺すことができませんでした。

鳥栖の選手たちの身体を張ったプレー、粘り強く最後まで崩れなかった守備陣。一方、レイソルのディフェンス陣も、0-0というタイトな展開、中3日の試合、30度近くの気温で湿度70%というなかで、外国籍選手のパワフルなカウンターにさらされながら、ゴールを守り続けたこと、しかも最後は2人を退場で失うピンチを凌ぎ切ったのですから、双方称えられるべき奮闘だったと思います。

そして、クリスがペナルティエリアで倒され、「スタジアムのみんながPKだと思ったんじゃないかな」と苦笑いで振り返るしかなかったシーン。そしてアディショナルタイム、相手DFに懸命にアタックに行ったディエゴ2枚目のイエローカードをもらったシーン。下平監督は「ディエゴに聞いたら、触っていないと言っていました」と言及し、DAZNを見返しても、その通り触れていないように見えます。触っていなくても危険なプレーだとしてファウルになるケースもあるとは思いますが、でもどうしてカードが出てしまったのか。そして、この試合ばかりか、次の清水戦まで出場停止になってしまったことは、レイソルにとって大きなダメージです。

判定が変わるものではありませんが、ゲーム後にクラブからの意見や見解をレフェリーアセッサーに伝え、意見の交換をおこなっています。今季から始まったJFAレフェリーブリーフィングでは、数々の事例が紹介され、今後の判定や試合進行に活かされる取り組みがされていますが、この試合のことも、一サッカーファンとして、どういうふうに見えて下された判定なのか、その判定について解説をいただけたらなと思います。

「ただ勝てるチームというのは、こういう試合をものにできる」というクリスの言葉がすべてです。レイソルが、多くのチャンスを作り出し、いくつかの決定機を仕留められなかったことに尽きます。鳥栖は、試合開始は水野選手をトップ下において、2トップが中谷&中山コンビをマークし、水野選手がボランチをマークする形でビルドアップを封じてきました。途中からは水野選手が右サイドへ回り、4-4-2の形。レイソルの両サイドバックにはサイドハーフがしっかり張り付いて、6バックのようにも見えました。

後半からはCBを増やして、3バックや5バックの形へと、システムを変えながら、一度見えかけた攻撃の糸口を、またゼロに戻すような変化、戦術を続けていました。守備の戦術を徹底してやり抜いていました。そんなサガンに対し、レイソルは、途中から小林選手を下げ、ブラジルトリオ+ボギョン選手+伊東選手と超攻撃的な形でねじ伏せに行きましたが、ゴールという形には実らず。この大変な暑さの中、中3日という過酷な状況でもタフに走り戦い続けただけに、本当に悔しいドローです。

来たる日曜はアウェイで清水戦です。今日はレイソルが苦戦したセレッソを、0-2のビハインドからひっくり返す強さを見せています。ディエゴとボギョンを欠くレイソルですが、「連戦の3つめでフレッシュな選手が出られるということをポジティブに考えたい。今、出番がない選手達も自分が出て、何とかしようとモチベーションの高い状態でいると思うので、そこに関しては心配はしていない」という大谷選手の言葉通り、チームの総力を挙げて戦い、勝ち点3を獲りに行かなければいけません。正念場が続きます。

2017年8月 8日

康平の分まで

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担当:大重正人

先日の神戸戦で負傷退場した手塚康平選手の容態について、3-1のすばらしい勝利の裏で、サポーターのみなさんが心を痛め、心配されていたことと思います。本日正式にリリースさせていただきましたが、右膝前十字靭帯損傷、右膝外側半月板損傷により全治約8か月の見込みとなりました。担架で運ばれる際に手で顔を覆っているところをみると、軽症ではないと覚悟はしていましたが、やはりこの診断を突き付けられると、ツイッターなどの反応を見ても、周りの私たちでさえこんなに悲しい思いなのですから、余計に本人の胸の内を慮ってしまいます。

ただ、チームドクターによれば、試合翌日に診断結果を伝えると、現実を受け止めて、すぐに治療したいという前向きな様子がうかがえたそうです。そして、もうすでに昨日、手術をおこなっています。現在は入院中で、歩行できるようになるまで1か月程度リハビリを続け、回復してから日立台に帰ってくる予定です。下平監督は「神戸戦が良かっただけに、彼が一番辛いだろうが、チームとしても痛い。ただ、サッカーをやっていればケガはつきものだし、それを乗り越えて、また力強くなって戻ってきてほしい」と言葉を贈りました。

康平は、今年のレイソルにとって、シーズン当初は未知数の戦力でしたが、間違いなく今季一番のサプライズであり、リーグの中を見渡しても最も輝いている若手選手のひとりです。3月15日ルヴァン清水戦のデビュー戦初ゴールを皮切りに、ボランチのポジションをつかみ、得意の左足から繰り出されるパス、フィード、そして強烈なシュートにプレイスキック。「エレガント」という応援歌のフレーズにふさわしい華麗なプレーはもちろん、ボランチとして球際での力強さやファイトも身に付け、大谷選手と共にまさに攻守の要として、欠かせない存在です。

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おそらく人生でもっとも大きな困難に遭っていると思いますが、彼の実直さやサッカーが好きという思いがあれば、きっと地道なリハビリも乗り越えられるでしょうし、彼の人柄をみれば周りの人たちは間違いなく手助けしたい、サポートしたいと自然に思える、そんな人物です。彼がこのJリーグのなかでも高いレベルでプレーできることは、ここまでのシーズンで十二分に実証しました。だからこそ焦らず、じっくりと、そしてしっかりケガを治して、また日立台のピッチに戻ってきてほしいと思います。

明日、日立台で19時からサガン鳥栖戦です。康平のいない中盤ですが、小林選手、細貝選手、栗澤選手と経験を積んだボランチたちがまだまだ控えています。鳥栖らしいハイボールを駆使した攻撃だけでなく、しっかりビルドアップもできるチーム。もちろん球際の激しさはクラブの特色でリーグ屈指です。またフィッカデンティ監督は、FC東京時代や前節のように試合途中に大胆なシステム変更をおこなってくることもありますが、そういった面でも彼らはしっかり対抗できる選手たちです。ここで得たチャンスを個人的にもチームとしても生かして、チームの勝利に貢献してほしいところです。

台風一過の日本列島ですが、特に明日の関東地方は今季一番の暑さが予想されています。最高気温は35度以上、37度前後と報じられています。日中を過ごすだけでも体力の消耗や熱中症が心配される状況です。こまめな水分補給、塩分補給をこころがけてください。待機列に並ばれる方たちも決して無理をなさらず、少しでも変調を感じたら、スタッフや係員にお伝えください。そして19時のキックオフを神戸戦と同じように最高の雰囲気で迎えられるよう応援をよろしくお願いいたします。

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2017年8月 6日

神戸戦

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担当:大重正人

「満員の日立台でたくさんのファン・サポーターが来てくれた中で、今日逆転できたのは間違いなくその力、サポーターの後押しがあっての逆転勝ちだったと思っています」。試合後の会見で、まず下平監督は、今日日立台のすばらしいホームの後押しの雰囲気を作り出し、相手にプレッシャーを与え続けたサポーターの応援に大きな感謝の言葉を伝えました。そして年に一回の「Hitachi day」。黄色一色に埋まったスタンドでは、試合前からコールリードに合わせて、配布されたタオルマフラーを掲げたり、スイングさせたり、これぞ日立台という応援の雰囲気のなか、試合がスタートしました。

しかし立ち上がり。セットプレーからの失点。こぼれ球からの相手のシュート、そのコースには3人のDFが待ち構えていましたが、その間をすり抜けてしまいました。人はいたのに、、、というユアスタの痛恨の失点がよみがってきそうでしたが、選手たちは落ち着いていました。失点した時間が早かったことも、割り切って戦うにはプラスだったかもしれません。

レイソルのセンターバック2人とボランチ2人に対し、ヴィッセルのFW2人とボランチのところ。立ち上がりに比べると、この暑さもあって、相手のプレッシャーよりもレイソルのパスワークが徐々に上回り、主導権を握り始めます。ただ、ネルシーニョ監督の「最後の所でしっかり守れていた」、ディエゴ選手の「有効打がなかった」という言葉通り、決定機はなかなか作りだせない前半でした。

ただ、ボールを動かし続けたことによって「前半が終わった時、ウチの選手の表情を見て、後半も行けると確信した」と下平監督が感じたことは、まさに後半その通りになりました。後半5分、相手の前線のプレスをかいくぐったレイソル、右サイドから小池選手が前の大きなスペースへボールを運ぶと、鮮やかなスルーパスが通ります。これで勝負ありでした。抜け出したクリスから、中央へ丁寧なラストパス。「ディエゴにご飯をごちそうしてもらわないといけないね」というプレゼントパスを、ディエゴがしっかり流し込んで同点。

1-1になってから、相手GKのキムスンギュ選手が超人的なセーブを連発。3本は決定機があったと思います。DAZNのベストセーブに間違いなくランクインするでしょう。数的有利となったレイソルがさらに攻撃の迫力をましていったところでしたが、相当のシュートを打たないと、絶好調のGKキム選手を破れないと思ったところで、それを上回るスーパーゴールが、しかも2本も続きました。クリスらしい右足からのキャノン砲が、キム選手の右手をかすめてネットへ突き刺さりました。チームとしてこだわっていたトランジション(切り替え)のところ、輪湖選手のボールへのアタック、そしてクリスのシュートコースを開けたジャンプは隠れた好プレーでした。

その4分後には、セットプレーの流れから、中谷選手が折り返し、伊東選手の落としを、中山選手が左足一閃。コース的には狭いサイドでしたが、ここしかないというところにインスイングの軌道が突き刺さりました。「身体がイメージ通りに動いてくれた。康平がケガでピッチを出てしまって、康平のためにも何かしてやろうという気持ちがあって、それが良い方向に結びついてくれたので良かった」。他のゲームのゴールはすべて見られていないのですが、クリスのゴールもユウタのゴールも、DAZNのベストゴールに選ばれるにふさわしいスーパーゴールでした。数的有利の状況で2点のリードは非常に大きく、レイソルは落ち着いてゲームをフィニッシュし、5試合ぶりの勝ち点3を獲得。順位を二つ上げて、3位に再浮上しました。

柏熱地帯のお立ち台に立ったクリスティアーノは「トスセン、ガンバリマショウ!!」と勝利の余韻にひたるゴール裏に呼びかけました。来たる戦いはすぐそこ、9日水曜日のサガン鳥栖戦です。今日のようにスタンドを埋め尽くしたサポーターの前で、選手たちがすばらしい戦いを繰り広げられるよう、また一緒に戦ってください。すばらしい応援と、すばらしい勝利をありがとうございました。

2017年8月 4日

明日は神戸戦

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担当:大重正人

8月に入りました。今週の柏は曇り空で気温が30度を下回る日が続いています。水木金と16時からの練習、かなり涼しいなかでトレーニングできています。選手たちも暑さで動きが重くなるようなことはなく、非常にアグレッシブに映ります。ここ3試合、先制しながら勝ちきれないという状況を打開しなければ、という必死な思いがプレーから感じられます。

明日、日立台で迎え撃つのは、ネルシーニョ監督率いるヴィッセル神戸。監督が神戸を率いてからの2015年からの対戦は、リーグ戦で4勝1分とレイソルの負けがありません。今年4月の対戦では、引き分けかと思われたアディショナルタイムに、大津祐樹選手の決勝ゴール。今年のベストシーン、ベストショットとも言える劇的なシーンが思い出されます。ここからレイソル破竹の8連勝がスタートしました。

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しかし神戸は常にハードに闘ってくるスタイルで拮抗した試合ばかりです。特に昨オフから有力な選手の補強が実を結び、開幕から4連勝。その後、けが人が出て、勝ち点が伸ばせていませんが、この夏にポドルスキ選手、ハーフナーマイク選手と大型FWを獲得しました。特にポドルスキ選手は、元ドイツ代表、3度のワールドカップ出場、バイエルンミュンヘン、アーセナル、インテルミラノなど欧州屈指のクラブでプレーしてきた、世界的なフォワードです。先週末の大宮戦、後半に鮮やかなミドルシュート、力強いヘディングと2得点。噂に違わぬ実力をいきなり見せつけました。

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下平監督は「一発のある選手で、大宮戦はすごいシュートだったが、ただ、ああいうシュートがあるということが分かったのは、自分たちにとっては良かった」。また中山選手は「相手は凄い選手で、対戦できることにワクワクしているという気持ちが大きいです。自分にとっては、仮にやられても失うものはないし、逆に抑えることができれば自信になる。自分のマイナスになることはないですから、思い切ってやるだけです」といい意味で開き直って、無欲でぶつかっていく気持ちを話しました。

ただ、ポドルスキ選手だけと戦うわけではありません。レイソルでプレーした橋本和選手、渡部博文選手、田中順也選手をはじめ、実績ある選手たちがそろう強敵です。そしてネルシーニョ監督の采配があります。前節の大宮戦では、停滞した前半を終え、後半開始から2枚替え。そこから3ゴールが生まれるなど、この日立台でレイソルを何度も勝利に導いた手腕は変わりありません。

その神戸をいかにして上回るか。少なくともまず、球際やセカンドボールでは絶対に負けてはいけませんし、最初のチャンスをしっかりものにすること。ここ数試合、先制して試合をリードしてきたわけですからすべてが決して悪いわけではありませんし、いかに90分トータルで攻守のパワーを落とさず、やりきれるか。それができれば、おのずと結果はついてくるはずです。

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チケットはビジター自由席を残すのみで、ホーム側はすべて完売。明日はメインスポンサー日立製作所ならびに日立グループ各社のご協力により「Hitachi Day」が開催され、大きな後押しをいただきます。
http://blog.reysol.co.jp/news/2017/015761.html
まず、恒例の選手サイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会、上記ニュースから応募用紙をダウンロード、ご記入の上、特設テントの応募箱に投函ください。

また野球場では、「レイソル縁日 Supported by Hitachi」を開催します。
【1】射的: 1回100円(2発、小学生以下3発)
【2】わなげ: 1回100円(2投、小学生以下3投)
【3】スーパーボールすくい: 1回100円
【4】ヨーヨー釣り: 1回100円
【5】イエロー綿菓子: 1個100円(自分で作ることもできます)
【6】キックターゲット: 無料(1トライ2回)
こちらの6つの露店・イベントに参加いただけます。明日の開場もキックオフ3時間前の16時ですので、18時までの時間はぜひこちらの縁日で、お子さんたち、ご家族で日立台の夏を楽しんでください。そして18時すぎにはスタンドへ。入場時に先着10000名に配布される「オリジナルタオルマフラー」を使って、選手入場時など日立台らしい一体感あふれる熱い応援、選手たちへの大きな声援・拍手をお願いいたします。

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