全勝
担当:大重正人
今日の、彼らの表情や眼を見てください。
厳しくも、これ以上ない明確な目標があります。
「残り4試合全部勝つこと。それ以外は考えていない」
菅沼選手は、言い切りました。
他の選手・スタッフも同じ気持ちです。
誰に何と言われようと、今の目標は「4試合全勝」なんです。
11月8日のエスパルス戦まで、少しでもその可能性を高めるため、今日もピッチを駆け回り、身体をぶつけあい、時に味方を怒鳴りつけ、また仲間を鼓舞して、ひとつのボールを追いかけます。
試合には勝てていません。勝ちたくても、勝てません。選手たちは悔しくて、情けなくて、サポーターに対して申し訳なさを感じています。でも、この前の山形戦は、結果を出せなかったけれど、最後まで「戦っていた」。
だからこそ、どんな厳しい言葉や罵声をもらってでも、選手たちには最後まで胸を張って、戦ってほしいのです。自分たちは決して恥ずかしいことをしているわけじゃない。力で劣っても、それを集団で何とかして覆そうと戦い抜いた結果、それが願ったものでなかったとしても、「オレは100%、120%戦った」と言い切れるプレーをやり抜いて、胸を張って欲しい。
でなければ、あれほどの情熱で絶えず応援してくれるサポーターに、本当に申し訳が立ちません。レイソル全31選手を代表して、地域の子供たちやユース選手たちがあこがれるレイソルイエローのユニフォームを着る資格はありません。
サポーターや周りで支えてくれるみんなに希望を与えられるのは、ピッチに立つ選手たち、君たちしかいないんです。あと4試合、そして天皇杯。それを証明してほしい。
気持ち入ったシュートを!