2009年10月29日

宝物

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担当:河原 正明

ピンと張り詰めた空気がスタジアムを包む朝。トップチームは明後日の天皇杯3回戦 ヴィッセル神戸戦に向けての練習を行いました。朝晩は冷えるようになってきたこの時期ですが、「寒いけど、俺は好きですよ。サッカーをやるにはちょうどいいし」とはケガから復帰してきた古賀選手。
今季残された試合はリーグ戦だけではありません。天皇杯は勝ち上がり続けることで2009年のレイソルの戦いは続けることができます。明日は神戸に向けて出発です。午前中の練習見学は可能ですので、お時間のある方は日立台にお越し下さい。

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さて、私は練習もそこそこに火曜日に引き続きホームタウン活動「レイソルしま専科」で柏市立十余二小学校を訪問してきました。柏の葉公園総合競技場のすぐ横にある小学校と言えばお判りになるレイソルサポーターもいるのではないでしょうか?今日は4時間目に6年生83名とサッカー体験を行いました。
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今回は男女に分かれての指導を。女子はサッカーをあまり経験がない子がほとんどでした。はじめはおとなしく、コーチとのコミュニケーションもぎこちない様子でして、シュート練習などでも失敗するとちょっとつまらなそうにしている様に見える子もいました。
しかし、秋谷コーチに池田コーチが組んだコミュニケーションを重視したメニューと、コーチの励ましでだんだんと女の子たちに変化が現れてきます。それは「積極性」です。自ら進んでボールを拾いに行き、仲間やコーチに話しかける。どの子もサッカーに取り組む顔付きが真剣さを増してきているのがハッキリと判ります。

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後半はゲームを行ったのですが、試合の無いチームが集まってなにやら話しをしています。近づくとグラウンドにコートを書いての自主的に「作戦会議」をしていたのでした。これには先生もビックリしている様子でした。

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その作戦会議が功を奏したのか、赤ビブスチームは見事なゴールを決めていました。

コーチたちの熱のこもった指導で実は大幅に終了予定時間を越えてしまいましたが、児童たちからも「コーチの指導が楽しかった」「サッカーに興味をもった」という感想が聞けました。中でも「またサッカーをやりたい」と一番に手を挙げた女の子は、実はさっきまで少しつまらなそうにしていた子だったのには、コーチたちも嬉しそうでした。


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授業の後は6年生のみんなと給食をいただきました。私も増本コーチと一緒に6年2組でごちそうになりました。懐かしい小さな机に座って久しぶりに「ビン牛乳」をいただきました。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、最後は教室で増本コーチから挨拶があり「友達は宝物だよ」というメッセージを贈っていました。十余二小学校の6年生の皆さんありがとうございました。コーチたちにもみんなの笑顔が大切な「宝物」となりました!ではまた。