2009年10月26日

闘う姿勢

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担当:石本瑞奈

まずは昨日のお話からです。ほとんどの選手はオフだったのですが、6名の選手たちが3箇所に分かれてイベントに出演しました。

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まずはビックカメラ柏店でのサイン会。こちらには鎌田選手会長と橋本選手が参加しました。
鎌田選手は「あまりお天気がよくないなか、並んで待ってくれている人がいて本当にありがたかったです」とお客様に感謝していました。
前日、悔しい敗戦をしたばかりなので、どういうふうに話そうか、橋本選手と相談したそうですが、「せっかくお客さんが来てくれるのに、2人で暗くやったら、来てくれた方に申し訳ない」と、ふだんのイベントの通りにやろうということになったそうです。お客さんから、「頑張れよ!」と声を掛けられたのが、とても嬉しかったと言っていました。

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そして「白井ふるさとまつり」には工藤選手と比嘉選手が登場。こちらもサイン会でしたが、工藤選手は「100枚以上、サインを書きました。たくさん集まってくれて本当にありがとうございました」。とこちらも集まってくれた方々に感謝しきり。そして豚汁をおいしくいただいて帰ってきたそうです。

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最後は牧の原モアで行われた杉山選手と小林選手のトークショー。司会は去年までチバテレビ「ライジングレイソル」でキャスターを勤められていたまちゃぴんこと木村雅子さん。選手たちが話しやすいように、とても気を遣ってくださいました。ありがとうございました。

いずれも応援してくださる皆さんのご期待に応えられなかった翌日のイベントであったにもかかわらず、大勢の方にお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

今日の日立台は一日中雨でした。そして気温も低く、午前中は吐く息が白かったです。時おり風も吹くので、外にいるとなおさら寒く感じたのかもしれません。

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全体の練習は午前中のみ。私がグラウンドに着いた時は皆でランニングをしていました。ネルシーニョ監督も走っていました。

午後は一部選手のみのトレーニング。まずは筋トレ、そして降りしきる雨のなか、フィジカルトレーニングが行われました。あまりの雨に顔が分からないほどの防備をしている人たちもちらほら。

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こちらはシジマールコーチとアデバヨです。シジマールコーチは、最初誰だか分らなくて、スタッフの顔をひとりひとり確認して、消去法で判断しました。

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そんななか、元気だったのはエドゥーコーチ。帽子はかぶっているものの、首周りもすっきり。寒さを吹き飛ばすようなテンションで選手たちに声をかけていました。

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今日は工藤選手の取材がありました。天皇杯で念願の公式戦初出場を果たし、そこからリーグ戦も2試合連続で出場していますが、本人は「出て安心ということはありません。チームがこういう状況なので、頑張っているだけじゃだめなんです。自分はFWなのでゴールという結果が求められます」とキッパリ。そして、「もし、次にチャンスをもらえたら、頭でも胸でも足でもどこでもいいから、とにかく点を取りたいです」とゴールへの強い執着をみせていました。
工藤選手は小学校3年からレイソルの下部組織に入り、ずっとサポーターのことも見てきているだけあって、「この間の試合も、勝てなかったのにブーイングもなく、激励してくれて、本当にありがたいです」と、何度もサポーターへの感謝の思いを口にしていました。「だからこそ、可能性がある限り、下を向いてはいけないと思うんです。残り4試合、出た選手はサポーター、チームの思いを背負ってピッチに立たなくてはいけない。自分も出られるように、また練習からアピールします」。

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練習後、記者に囲まれた古賀選手。「自分たちが勝つしかない。勝って初めて“他力”という希望も生まれる。無理だと思う人もいるかもしれないけど、自分は諦めるつもりはないです」と、こちらもネバーギブアップ宣言。

可能性はもちろん、高くはありません。でも、ゼロになるまで諦めずに必死に闘う。その姿勢がとても大事だと思います。私のところにも、「逆境に負けるな!」というメールが届きました。この苦しい状況を、まっすぐ見据えて向かっていく。そこから何も生まれないはずはありません。
サポーターの方々も諦めていません。選手も諦めてはいません。今週はひとまず天皇杯へと戦いの進路を向けますが、すぐに清水戦はやってきます。リーグ戦、ラスト4試合。全力でいきましょう!