学校訪問にいってきました
担当:河原 正明
今日は午前・午後とホームタウン活動で学校訪問に行って来ました。午前中は柏市立風早南部小学校で「わたしのまちで働く人」の学習の時間にお邪魔をして、3年生の質問に答える予定でした・・・が、残念ながら先週に1クラス、今日からまた1クラス、3年生2クラスともインフルエンザの影響で学級閉鎖になってしまいました。実は既に先週1クラスが学級閉鎖という情報を得ていましたので、金曜日に選手が事前に頂いた質問に答え、ビデオに収めるという企画に変更、後日児童に見てもらうことにし、DVDを届けてきました。
FAXで届いた子どもたちの質問は純粋なものばかり。「応援をされるとうれしいですか」「リフティングは何回できますか」「仲間に入れたい選手はだれですか」「はたらいている人は何人いますか」など。サポーターの応援に関する質問では「応援団は(試合中に)交代しますか」など、普段自分が「常識」と思うようなことも子どもにとっては「知らないこと、知りたいこと」だと気付かされます。
選手に関する質問では村上選手にはVTR出演してもらいました。その他にも「仲間に入れたい選手・・・」という質問には近藤選手も悩みながら「うーん、子供の頃はラモス。でも今の子どもには判らないだろうね。取りあえず・・・ジダンかな??」と答えてくれ、さらには山崎選手には「選手は何回リフティングできますか?」の質問に実際のプレーで協力をしてもらいました。また、今一番リフティングのテクニックを持っている選手は誰?と聞くと皆、「ジュンヤだよ」とのことで田中選手にも協力を。空中でボールをまたぐ技やその他華麗なテクニックを披露。皆さんにお見せできないのが残念ですが、きっと休み明けに見てくれるであろう児童たちも喜んでくれることでしょう。協力いただいた選手には感謝申し上げます。
午後は橋本、仙石、山崎選手と柏市立増尾西小学校を訪問。宮本主務に片上メディアトレーナーも同行し、6人でお邪魔しました。3選手は初のしま専科体験です。5年生112名を相手に、先陣の山崎選手は、ベテランらしく?丁寧な語り口で児童に話しかけます。
山崎選手は、小学生の時のコーチに「両足で蹴れるように」とアドバイスを貰ったことがきっかけで左足でのキックを猛特訓したエピソードを披露。児童に「利き手(足)と違う手を使うことにチャレンジしたことある人」と質問をしたところ、本人の予想以上にたくさんの児童の手が挙がり、これには「けっこういるな?」と思惑がハズれ照れ笑いを。
仙石選手は、レイソルJr.時代の話を。児童たちと同じ年齢の頃には埼玉県志木市より2時間かけて日立台まで通っていた仙石選手。練習のある日は少しでも早く帰ろうと「ものすごいスピードで、丁寧に掃除をして、終わっていないところがあれば手伝い、帰りの会も早く始めようと促すなど『優等生』でした(笑)」そうです。この両選手に共通するのは本当にサッカーが大好きだったということ。そして共に歩んだレイソルユース時代の仲間と得たチームワークの大切さは今でも大事にしていることだそうです。
橋本選手は青森山田高校時代の話を。滋賀県から単身青森県に行き寮生活を送った3年間。そこで出会った恩師との思い出や、寮生の仲間への思いを関西弁で時に軽妙に話します。また雪国ならではのエピソードも披露(これはネタバレになるので次回学校訪問時まで封印します!)、これには小学生も大うけ。実は中高の教員免許を持っている橋本選手、さすがの語り口で、やや緊張していた仙石・山崎選手に年上の貫禄を見せ付けます。
「勝って喜び、負けて泣き。一つでも多く試合をしたいと思った。3年間共に過ごした友達はかけがえがない存在。君たちも隣を見て下さい。みんなにも仲間がいるよ。大事にして下さい」とやはり友情の大切を説いていました。
質問コーナーではこんな質問が「チームのライバル選手は誰ですか?」。これに橋本選手は「ずばり、ここにいる仙石選手に山崎選手です。ここに宣言します!!」と突然のライバル宣言を。すかさず仙石選手に山崎選手も「橋本選手には負けません!」と熱いトークバトルが。
最後には選手がリフティングやパスのテクニックを披露、また選手3人対児童代表4人のボール獲りゲームで児童と交流をして短い時間でしたが終了となりました。
訪問後、山崎選手は「原稿用紙を持ちながら話すとかえって緊張してしまい、演台に原稿を置いて両手でマイクを握ってしまいました」と話していましたが、確かに写真を見返すと両手に握っています。でも、いかにも誠実な山崎選手らしいです。橋本選手は「やってよかったです。いや?何だか子どもたちから学んで大きくなった気がします」と具体的なものが一つも無い(笑)橋本選手らしい感想でした。
チームとしては苦しい時期ですが、こうして地域貢献をするのも大事なクラブの、そしてJリーガーの務めです。今月・来月で選手も3校ほど訪問する予定になっています。次回のレポートもお楽しみに。では。