勝利を意味あるものに
担当:大重正人
水曜の京都戦から中3日での新潟戦。1週間で3試合をこなすハードスケジュールのなか、チームミーティングも変則日程です。昨日は新潟戦のプレビューで、今日が京都戦のレビューと入れ替わりました。再三のピンチにも身体を張ったディフェンス陣、とくに「ナイスキーパーじゃな」と賛辞を連呼された南選手、また攻撃を跳ね返し続けた古賀選手は、あらためて存在感の大きさを見せ付けるプレーでした。
「キックオフからチュンソンとタツがプレスに行って、みんなの気持ちが入っていた。スタートから出足良くいけたのが良かった」と石崎監督は全員守備の意識と、戦う気持ちについてよかったところを挙げました。ただその後、「明日の新潟戦を勝たないと意味がない。せっかく苦しんで勝ち点3をとったんだから。これを続けていくことが大事。上位に行くためにも」。明日の新潟戦、上昇気流に乗れるかどうか、真価の問われる一戦です。
チームミーティングはアウェイアップルーム兼記者会見場で行われますが、今日は終わってすぐに模様替え......
実は、先日募集していたイベントレポーターにご応募いただいた方の面接が行われました。いろいろな個性をお持ちのみなさんが、アピールやレイソルに対する強い気持ちを熱く話されたそうです。私は面接に立ち会うことはできませんでしたが、どんな方がレポーターとして採用されるのか、皆様同様にとても楽しみです。厳正な審査の結果、採用された方々につきましては、時期を見てできるだけ早くお披露目できればと思っています。
さてグラウンドでは、新潟戦に向けての紅白戦、そしてセットプレーの確認です。そのかたわら、真っ白な目新しい純白のスパイクを履いた北嶋選手が!昨日は200mのインターバル走を12本こなし、心拍数もかなり戻ってきたところ。徳弘トレーナーとともに、今日はコーンなどを使ってのターンや切り返しの動きを入れながらのフィジカルトレ。かなりハードな練習で息を切らしていましたが、ヒザの様子を見ながらここまでステップアップしています。こうして懸命にリハビリを続ける姿を見て若手絵選手は心に感じるものがあるだろうし、悩みを打ち明けられる良きアニキとしても、やはりキタジはなくてはならない存在です。
ピッチをぐるりと回って、練習見学にお越しいただいたサポーターの皆様の後ろを歩いていると、アンブロのジャージを着た2人組の姿。良く見ると髪が長くて、女性です。脇には白いエナメルバック。赤い文字で「SEIRITZ」(?)と書いてあります。
そして練習後......やっぱりそうでした!成立学園高校の生徒さん、つまり大津選手の後輩です。バックにはFOOTBALL CLUBと書いていましたし、同じくサッカーをプレーされているのでしょう。「今日は練習サボってないよね?写真掲載してもいいですか?」と声をかけると快くファインダーに収まってくれました。かわいい後輩からいつまでも憧れられる存在、そして夢を与えるJリーガーに!
そして最後に...練習グラウンドで公文通訳の愛娘と假谷エクイップメントスタッフの愛息のあいくるしい姿にスタッフみんなで微笑ましくしていたところ。まぶしそうに、ピッチを歩く近藤直也選手の姿が。3月20日の札幌戦、思わぬ負傷に見舞われるアクシデント。その後は高圧酸素治療、通称ベッカムカプセルなどで治療を続け、グラウンドの外には2週間ぶりの登場。まぶしそうに空を見上げながら「2週間ですっかり白くなっちゃったよ」。大丈夫です。4月の紫外線量は、意外にも9月と同じだそうです。いや、肌の色だけでなく......さあ、これから。まだ4月が始まったばかりですから。ドゥーの今シーズンも、レイソルの2008年もまだまだ残っています。今がどんなに苦しくても、一歩ずつ進んでいくのみ!