2021年11月27日

札幌戦

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担当:大重正人

この試合の前まで、コンサドーレとレイソルの勝点差は4ポイントでした。ただ、今日の試合の結果はもちろん、どちらがどれだけ自分たちのやりたいサッカーをできていたかという面を見ても、そのポイント以上の差を見せつけられたような気がします。本州で生活する人たちには一面の雪化粧に驚くばかりだったこの11月末、遠く寒い札幌まで駆けつけて下さったサポーターの皆さんにとっては、厳しい声をぶつけたくなるような辛い試合だったと思います。

立ち上がりから札幌がボールを握る中、それでも前半10分過ぎ、古賀選手の縦パスからクリスティアーノ選手がつないで、サヴィオ選手へ決定的なラストパスが通った場面。今のレイソルはそれほど多くのチャンスを作り出せていない中で、あれを決められるかどうか。一方で、相手のGK菅野選手は素晴らしい仕事をしました。その直後、逆にカウンターを受けて失点。直後には敵陣からのスローイン、相手の手に当たったボールではありましたが、プレーをそのまま続けた縦パス一本からの失点。前に出て行った場面で交わされた時、背後を取られた時にどうするのか。最終ラインの個人の力が必要な場面もありますし、中盤でいち早くファウル覚悟で潰さなければいけないこともあるでしょう。ここ数試合なかった、そういう淡白というか隙を突かれてしまう失点は本当にもったいなく、悔しく思います。

自分たちからアクションを起こしているのはコンサドーレの方に目立ちました。ビルドアップ、背後へのランニング、サイドチェンジ、三人目のアクション。守備でも前から前から捕まえにいこうという積極性がありました。レイソルも2失点した直後や、フレッシュな選手が入った後半からは、選手たちがフルパワーで前向きにプレスに行ったりする場面も増えて、躍動感のある時間帯もありました。決定機の数も全くなかったわけではありませんが、結果的に仕留めたのは相手の方が多く、特に3失点目はボールを動かし、さらに人がスペースに入り込んでいく、レイソルは完全に後手後手に回ってしまい、相手のいいところが存分に出てしまった場面でした。

勝ったり負けたりを繰り返す今シーズンです。勝つことは当然簡単なことではありませんが、やはり積み重ねだったり、右肩上がりになっていくような流れがなかなか作り出せないシーズンです。勝つことのフィーチャーしながらも、内容面での向上を積み重ねていかないと、来季以降の戦いはより一層厳しいものになってしまいます。残る最終節、攻撃でも守備でも自分たちからアクションを起こして、来季に向けて少しでも明るい材料やいいイメージを掴んで締め括らなければいけません。

2021年11月26日

明日はアウェイ札幌戦

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担当:大重正人

まず、今週、大変悲しいニュースが届きました。湘南ベルマーレのオリベイラ選手が逝去されました。ネットニュースで初めてそれを知った時、本当にあのオリベイラ選手が、、、という驚きと信じられない思いでいっぱいでした。今年は9試合出場されたうち、レイソル戦がもっとも多い3試合で、時間も一番長く出場していました。若く、とてもアグレッシブでファイトしている姿が思い出されます。ご遺族や日々を共にしていたベルマーレの方々、そしてサッカーに関わる人たちにとって本当に悲しい辛い出来事でした。明日の札幌戦では、両チームで喪章を着用し、黙祷を捧げることになっています。札幌ドームで、そしてDAZNで視聴される方も、祈りを捧げていただければと思います。心よりご冥福をお祈りいたします。

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レイソルにとって、今季残り2試合となりました。来季のことはまだ確定していませんが、今年戦ってきたメンバーで過ごせる日はもう10日ほどしかありません。この苦しかったシーズンを何とか乗り越えてきた仲間と、この2試合を勝利で終えたい。笑顔で終えたい。そういう光景を見たいと心から思います。ネルシーニョ監督も「今後に向けてスタンダードを確立しながら、選手一人ひとりのクオリティーを底上げしていかなければいけない。残りの2試合、限られた時間ですがチームの底上げを図っていきたいと思います」

そしてホーム最終戦は12/4大分トリニータ戦です。先日会員先行発売したチケットは、予定販売枚数に達しており、お早めのご購入ありがとうございます。一般販売は28日日曜の夕方18時からのスタートとなっております。こちらも完売必至かと思われますので、枚数に限りのある中で申し訳ございませんが、ローソンチケットにてお買い求めください。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#1204

その最終戦翌日の12月5日には、ファンクラブ会員様向けイベントとして「小学生サッカー教室」を開催いたします。コロナ禍の中で、なかなかふれあいの機会を設けることができない状況でしたが、オフシーズンに入ることもあり、また選手からも何か子どもたちと一緒にできることがあれば、という声をもらって、実施することになりました。最終戦後ということもあり、スタジアムのピッチを使っての実施で、選手数名やコーチたちも参加して楽しいサッカーの時間を一緒に過ごせたらという思いです。募集人数は60名(1.2年生20名、3.4年生20名、5.6年生20名)で男女・サッカー経験は問いません。
すでに定員を上回るご応募をいただいており、大変ありがとうございます。応募締め切りは11月28日日曜いっぱいで、まだ間に合いますので、ぜひご応募いただければと思います。
★開催概要
https://www.reysol.co.jp/news/event/034546.html
★応募専用フォーム
https://reysol.secure.force.com/regist/evententry

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2021年11月20日

福岡戦

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担当:大重正人

今日は、試合前に2つのセレモニーを行いました。
まず村上伸次主審のJリーグ通算500試合主審出場、史上3人目の偉業となりました。そしてネルシーニョ監督のJ1通算200勝のセレモニー。サプライズで奥様にお声掛けし、また長年タッグを組んできた井原ヘッドコーチから記念パネルが贈られました。2人とも長年Jリーグで活躍、貢献してきたからこその大記録達成、スタンドからは大きな拍手が贈られました。お2人とも、おめでとうございます!

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前半の飲水タイムまでを見て、今日は1点勝負になるのでは、という思いがより一層強くなりました。両チームとも非常に組織的で、堅い4バックのディフェンスでした。このエリアでは前から行く、ここからはブロックを敷いて中央を固める、という狙いがとても見えて、さらに球際も激しく、本当に集中を切らすことのできない、緊迫した90分間でした。ゴールこそありませんでしたが、両チームが力を出し切って勝ち点1を分けた試合でした。

特にレイソルの2センターバック、高橋祐治選手と古賀選手が、アビスパの2トップ、フアンマ選手とマリ選手に対して、とても激しく勇敢に戦ったプレーが今日は何より印象的でした。フアンマ選手のパワー、そしてマリ選手のスピード。「正直あの組み合わせは予想していなかったが、チームとして相手の選手が変わったところで劇的にやり方を変えることはなかったので、特にそこで問題が起きることはなかったし、スムーズに試合に入ることができたと思う」という古賀選手。「祐治君とは出ていく人とカバーする人を毎回はっきりさせようということは試合前から話していたし、まずは一つ目の競り合いで勝つことは大事にしていた。お互いに声をかけ合いながら上手くできていたのかなと思う」

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また高橋祐治選手はフアンマ選手とのハイボールの争いに一歩も引かず、跳ね返す。またマリ選手に背後を狙われながらも懸命に戻ってクリアした場面は、今日のハイライトのひとつでした。ネルシーニョ監督も「2人は、非常に(ゲームの)入りから素晴らしい出来だったと思う。笛がなるまで集中を切らさず、アラートにゲームに入れていた。空中戦・グラウンダーで入ったボールに対して球際のところも相当厳しく、相手に自由を与えない意識ができていた。今日はその2人だけではなく、守備の対応が非常に素晴らしく、ゲームを通して非常にいい働きをしてくれた」とチーム全体の守備を称えました。

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ボールを保持した時間帯には、この前のセレッソ戦と同じように、武藤選手がリンクマンとしてボールを引き出したり、サイドバックの2人が高い位置へ飛び出したり、三原選手やドッジ選手からのボールムーブもスムーズで、アタッキングサードへ攻め込む場面もありました。ただペナルティエリアで決定的な場面は作れず、またサイドからのクロスも、相手の山脈DFたちを賀状が高く、低いボール、ニアへの飛び込み、もう一つ工夫を織り交ぜて、チャンスが作れたらという惜しさもありました。

9月から10月にかけて少し苦しい時期がありましたが、またここに来て、メンバーが多少変わったりしながら、また堅い守備を取りもどして安定感が出てきたように感じます。今季は残り2試合、アウェイでの札幌戦、ホームでの大分戦のみ。9試合続けて1得点以下という現状もありますが、攻撃にかける人数が増え、ボールに絡む複数の動きもよく見られるように感じます。そして瀬川選手も待望の復帰を果たしました!「お互いに動きがない時間が長く続いていた中で、アクセントになる動きと、できるだけボールを収めて前を向いて繋がれるように意識した。もう少しシュートを打つチャンスはあったので打てればよかった。正直個人的にはまだまだだと思っている。みんなもそう思っていると思うけれど、上手くいった部分をもっと伸ばすべきだし、上手くいかなかったところをもっと突き詰めていかなければいけないなと思う」。チームでゴールを決めて、そして複数得点での勝利を、残り2試合で見せてほしいと思います。今日も太鼓と手拍子による応援が、あと一歩、ぎりぎりのところで選手たちの足を踏み出す力になったと思います。今日も多くのご来場、ご声援をありがとうございました。

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2021年11月19日

明日は福岡戦

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担当:大重正人

今シーズンは、本当に早いもので、もう約2週間を残すのみとなりました。2週間前のセレッソ大阪戦を制して、何とかJ1残留を決めることができました。苦しかった前半戦を振り返ると、来年もJ1で戦えるという安堵の気持ちがより一層生まれてもきます。ただ、周りのチームの試合、上位争いを見ると、そこに加わることができなかったという悔しい気持ちを、監督や選手たちから伝わってきます。

マッチデープログラムのインタビューに答えた古賀太陽選手は「うまくいかない時期があるなか、一番試合に出て、キャプテンマークを巻いていたし、責任を感じていました。J1残留は本来の目的はなかったですし、まだまだ足りないところがたくさんある。来年に向けて気を緩めることなく、少しでも上の順位で終われるなど、こだわり続けないといけない。見ている人に『来年は楽しみだ』と思ってもらえるように、残り3試合は前向きな内容と結果を追求していきたい」。マッチデープログラムのインタビューや1分質問ムービーはこちらから~

ネルシーニョ監督も「残り3試合で、勝点9を獲れる可能性が残っている」。さらにJ1通算200勝達成の満足感よりも、「次の目標は、この先どこで何をしていようとも、次の試合に勝利すること。いつもそう思ってやってきましたし、その思いはこれからも変わりません」とあくなき勝利への執念を改めて口にしました。自分たちのために、そして応援してくれるサポーターのためにも、どんな状況でも目の前の試合に全力をそそぐ。それがネルシーニョレイソルの変わらぬ姿勢です。

今週、戸嶋選手がSNSで紹介している新グッズが明日から発売になります。「KASHIWAマップデザインコレクション」。数カ月前、戸嶋選手が「どうやってグッズを制作しているのか、教えてもらうことはできますか」と相談をもらいました。だったらと、ちょうど制作段階に入っていたこのグッズが出来上がるまでに時折関わってもらおうと。KAMO柏店さんのスタッフさんとのミーティングに入ったり、デザインの感想などをもらいながら、無事に完成。そしてスマホ片手に選手たちに突撃して、動画レポートなど自ら進んでPRにも協力してくれました。こちらのYOUTUBE、またツイッターや、インスタグラムの「サチカメラ」。ぜひご覧いただき、グッズ購入の参考にしていただけたら、サチも嬉しいと思います!

明日の『明治安田生命柏支社・船橋支社エキサイトマッチ』。イベントや販売も多数あります。まずアビスパ福岡と、日立台初の「ヨネックスダービー」を記念して、ヨネックスさんがブースを設置され、冬やスポーツにぴったりのウェアなどが販売されます。またSNS企画「twitterで得点者予想キャンペーン」も実施中です!

さらに、松戸・野田ホームタウンサンクスデー、朝日新聞スペシャルイベント 『ホームで勝利!!スコア予想クイズ!!』、『選手顔写真入り六角形缶バッジ』販売イベント、スタジアム内グッズ売店『応援ビッグセール』など、たくさんの催しがあります。13時45分のホームゲートオープンです。チケットは、ゴール裏席を残して、指定席は残りわずかになっていますので、お早目にお買い求めください!
★イベントやチケットのお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#1120

2021年11月 7日

セレッソ戦でネルシーニョ監督J1-200勝達成

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担当:大重正人

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今日はどこから触れてよいかわからないほど、良いことがありました。やっぱり、チームの勝利、そしてJ1残留が確定したことが何よりです。もちろん、誰もが最初からこの結果を望んでいたわけではなく、省みることも当然必要です。それでも自分たちの置かれた状況の中で最善を尽くしてきた監督、スタッフ、選手たち。チームが献身的に懸命に戦ってきたからこそ、苦しかった今日の試合のなか、最後に最後のこれ以上ない連携から生まれたすばらしいゴールで決めることができました。

昨日、最近勝ったゲームは「1-0」ばかりだという話を書きました。でも勝つ試合には当然それだけの良い理由があったからこそ勝てたわけで、そういう意味でも今日の試合は攻守に内容の伴った良い試合だった、よく戦い抜いた試合だったということをまず伝えたいです。

ゴールこそ1点でしたが、今日はゴールの予感が常に漂っていました。中盤にボールムーブに長けたサヴィオ選手とドッジ選手が入り、狭いスペースでボールをうけたり、味方をサポートしながら、チームを推進させてくれました。前線では機動性のあるクリスティアーノ選手、武藤選手、仲間選手がいて、彼らの動き出し、空いたスペースを他の選手が狙い、そこへ後ろからボールが入る。収めたところにさらにサポートが入る。

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「今日は、前線に絡んでいく枚数がすごく多かった」。ヒーローとなった大南選手は試合後にそう振り返りました。前半30分ぐらいだったでしょうか、左サイドから崩して、最後武藤選手が右足で流し込んだ場面。セレッソのGKキムジンヒョン選手のこれ以上ないセーブでした。スンギュとの韓国GK対決、良いキーパーの試合は引き締まるし、今日の好ゲームを演出したうちの2人でした。

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その後も武藤選手がハーフスペースでボールを引き出したり、カウンターの起点になったり、チームを動かしていました。あそこでつながるかロストするかで、試合の流れは大きく変わります。実は、試合前日にネルシーニョ監督と話をして、「武藤が気持ちよさそうにプレーできていないから、もっと自分のやりたいプレー、相手の嫌なところで受けるプレーをもっとやってくれ」と言われたことを明かしてくれました。レイソルでの最初の誕生日、素晴らしい一日になって本当に良かった。

決勝点の場面、サヴィオ選手の縦パスを引き出したのも武藤選手でした。右サイドのスペースで相手を引き付け、フリーの椎橋選手へ。「シイにボールを預けたときに、シイが上手く時間を作ってくれたので、自分の周りのスペースが空いた。シイのパスが本当に良かった」。椎橋選手の絶妙なヒールパスを受け、左足でDFの足元を抜いたゴール。それまでの惜しいチャンスを逃していただけに、柏熱地帯の歓喜はより大きく弾けました。

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ネルシーニョ監督は、これでJ1通算200勝を達成しました。これは、西野朗監督、長谷川健太監督、ペトロヴィッチ監督しか成し得ていないこと。そして440試合目での達成は、ペトロヴィッチ監督より1試合早く、外国籍監督での最速記録を塗り替えました。

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「これまで日本サッカー界に17年従事してきて、ずっとJリーグで仕事をする事ができているが、日々仕事の中で誠実に目の前のタスクに真摯に向き合い、その積み重ねが今日の1勝であり、通算200勝という記録を生むことができたと思う。非常に嬉しく思うし、自分に携わってくれた全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたい。今日の1勝で残留こそ決めたが、まだ今シーズンは終わっていないので、本来我々が目指したところというのはこの順位で今シーズンを終えるという事ではなかったので、シーズンが終わるまで気を抜かずにやっていきたい」

そして今日、みんなが笑顔になれたこと、それが何より一番でした。
ありがとうございました。

2021年11月 6日

明日はセレッソ戦&アフラックデー

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担当:大重正人

Jリーグは残り4試合。今日35節の3試合が終わり、レイソルが明日勝って勝点40とし、大分が引き分け以下に終われば、J1残留という状況になりました。ただ数字上、こうやって説明することはできますが、ひとつのゴールが見えただけで、最低でも残り4試合で4ポイント以上を獲得して、自分たちの力で残留を決めたい。ここで勝点37でとどまってしまえば、下位チームに力を与えることになってしまいます。

1試合でも早く、そしてホーム日立台で何としても決めたいところです。明日は、ホーム側のチケットはほぼ完売になっていて、多くのレイソルサポーターの皆さんの応援をいただくことができます。太鼓使用も当初の予定より前倒しして制限解除とさせていただきましたので、手拍子での熱いサポートをよろしくお願いいたします。

チームは2連敗中。これ以上を黒星を伸ばすわけにはいきません。レッズ戦→グランパス戦と、大敗からのメンタル回復や全体的なディフェンス、そしてカウンターと、改善されたところも見受けられました。ただ、事実として8月の川崎戦以来の11試合で複数得点は1試合のみ。その横浜FC戦で2-1と勝利した以外で勝った3試合はすべて1-0。先制さえできれば粘り強くハードに守り切ることはできている以上、やはり先制点を是が非とも奪って、ボールを握ったり、また守備の意識を強くしてからのカウンターを狙う、レイソルらしい戦い方に持ち込みたいところです。そして集中力。セットプレー、スローイン、プレーが切れたとき、前後半の立ち上がり、飲水タイムの前後、自分たちがやられているタイミングをより強くアラートに感じて、声を出さなければいけません。

明日は「アフラックデー」。https://www.reysol.co.jp/news/event/034498.html
例年サポーターの皆様へのいろんなイベントやプレゼントを準備いただいていますが、一方で「小児がんサポートマッチ」というタイトルもついています。すでにスタートしている「レイくんからの挑戦状 柏レイソルクイズ」では、レイソルにまつわる記録や選手たちのエピソードなどでお楽しみいただいている一方、アフラックさんの小児がんサポートの取り組みなどを知っていただくクイズもあります。そうした活動の広まりに少しでもご協力できればという思いです。

選手を代表して、古賀太陽選手と上島拓巳選手がクイズにチャレンジしてくれています。全問正解すると、当イベントだけの選手特別デジタルカード、そして明日の試合当日にはスタイリッシュなイラストカードももらえますので、これまで回答されている方も、ぜひ明日はもう一度アクセスいただければと思います。また試合会場で配布されたチラシによるプレゼント抽選会もあります。こちらのニュースをご確認の上、ぜひご参加ご来場ください。

明日11月7日は、山下達也選手と武藤雄樹選手のバースデーマッチです、ぜひとも勝利で祝福を!マッチデープログラムはその武藤選手のインタビューです。クエスチョンムービーもこちらからどうぞ

2021年11月 3日

名古屋戦

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担当:大重正人

昔話は、世代が違う方、若いサポーターの方からすれば、現実味のないことで、すべきではないのかなとは思うのですが。それでも、ここ豊田は、レイソルにとって特別な街です。街並みを見ると、今から10年前の冬、クラブワールドカップに集まってきたブラジルやメキシコの方など、ラテン系の人たちがお祭り騒ぎで闊歩している風景を思い出します。今日も豊田の方に「レイソルさんが10年前、ここで勝った試合をすごくいい席で見させてもらったんですよ!」と言ってもらえたのはとても嬉しいことでした。

なぜ、この話を書いたかというと、今日のグランパスは、あの時のレイソルのようにゲームを支配、コントロールして、ミスがなく、守備が堅く、セットプレーのチャンスを逃さない。盤石という言葉が本当にふさわしい、と思ったからです。

レイソルの立ち上がり、非常に良いスタートでした。自陣でボールを奪うと、ライトバックの大南選手が少し上がってとてもいい位置をとり、カウンターの起点となりました。開始早々の仲間選手のシュート、名手ランゲラック選手も動けなかった一撃がポストの内側に当たっていれば、試合の展開が変わり、結果も変わっていたかもしれません。他にも仲間選手の左足のシュートや、サヴィオ選手のボレーシュートなど、決定機を作ったのはレイソルの方でした。「技術的な部分・戦術的な部分で準備してきたものをバランスよく攻守において出せていた」という監督の言葉にもそうありました。

ただ、そこを際どいながら無失点で凌げるのがグランパスの今の強さであり、何気ない一つのスローインから、どこかスルスルと抜け出されて失点してしまったレイソルとの違いを見せつけられた気がします。2失点目、CKから中谷選手のヘッドが決まり、相手は相当余裕を持てたことでしょう。

「集中力が切れた時間帯で、崩されたわけではなかったがスローイングとコーナーキックからやられた失点だった。それ以外では相手に決定機を作られることはほぼなかったので、この2つのディティールに泣かされたゲームだったと思う」(ネルシーニョ監督)

この前のレッズ戦とは違い、この2点の場面以外は、試合を通して選手たちは懸命に走り、戦っていたと思います。でも、こういう要所で踏ん張れなかったら、それまでの頑張りは決して実りません。守備の意識を強く持って戦うチームであるならば、アラートに注意深く、声を出して周りの気持ちを集中させるなど、こうした失点を絶対にしてはいけません。特にグランパスのような相手を戦う時は。チームとしてこうやって戦おう、準備してきたものを出そうという戦いができていたのなら、本当に惜しいことです。シンがあれだけ輝いているところを目の当たりにすると、なおさら悔しい思いも募ります。

今日の試合をどう捉えるか。やれていた部分も十分ありますし、でも反省すべき点も当然あります。次の日曜、ホームでセレッソ大阪戦が中3日で迫っていますが、勝利という結果、勝ち点3を取らなければ。下からの追い上げが忍び寄っています。

2021年11月 2日

明日は名古屋戦

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担当:大重正人

まず最初に、11月7日のセレッソ大阪戦は「アフラックデー」です。今年はインターネットでのクイズイベントをご用意いただいています。抽選で選手直筆サイン入りのボトルが30名様に当たるチャンスです。ぜひこちらのリンクからチャレンジください。
https://aflacday.com/

太陽も挑戦してくれましたのでこちらの動画もどうぞ!

さて11月に入り、残り5試合。優勝争い、残留争い、それぞれの場で各チームが鎬を削っています。レイソルは現在勝ち点37で14位。以下このような順位です。

15位清水 32
16位湘南 31
17位徳島 30
18位大分 28
19位仙台 26
20位横浜FC 25

J1残留圏とは7ポイント差ありますが、全く安心できる状況ではありません。1節ごとに順位が入れ替わり、その差は少し開いたり、また詰まったりを繰り返しています。レイソルとしては、まず40ポイントの大台に乗せること。そうすれば下位チームがなかなか届きづらい位置になります。

ただ、ここからの相手も強い相手ばかりです。今週はルヴァンカップファイナリストの2チームとの連戦です。グランパスvsセレッソの決勝戦、スコアこそ2-0と最終的には2点差がつきましたが、グランパスの堅い守備網をセレッソが何度も脅かす。それを防ぎ続け、そして決定力の高い前線が仕留めた、グランパスらしい強さを見せつけられました。

キャプテンマークを巻いていた、元レイソルの中谷進之介選手が試合後にこうコメントしていました。「前半はとにかく失点ゼロで抑えて後半勝負にもっていこうとみんなで話し合っていました。ゲームの流れとしては難しく見えるし、どうしても堅いゲームになるので、面白みには欠けたかもしれないが、それが僕たちだし、自分たちが築き上げてきた戦い方が今日はできたと思う」。

面白みには欠けたかもしれないが、それが僕たち。
サッカーの面白さの定義は人それぞれですが、それでも選手自らが自分たちをそう評するのは、大きな手応えがあって、それをチーム全体で疑うことなくやることを貫いているからこそでしょう。そして結果を得ている。シンからは揺るぎない自信を感じました。

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?344233-344233-fl
試合前には、レイソルの先輩、大谷選手からもLINEをもらったという話がありました。「勝たないと意味がない」。シンがレイソルでデビューしたのは2014年、第一次ネルシーニョ政権の最後の年で、タイトル獲得の経験こそありませんが、ユース時代から勝利にこだわる監督やトップチームの姿勢を肌で感じていたでしょうし、今、その精神をしっかり体現する、素晴らしいディフェンダーになっています。レイソルにとって、一番の強敵です。

グランパス戦に向けたメディア対応では、ユースの後輩、古賀太陽選手が先輩への想いを聞かれました。「やっぱりキャプテンだなと感じますね。ユースの頃もキャプテンをやっていましたし、レイソルでも巻いている試合はありました。全体を鼓舞する力、周りに与える影響力のある選手だと思います。同じキャプテンマークを巻いている身としては、さすがだなと思うことばかりです」

2人がレイソルの選手として最後に同じピッチに立ったのは、2017年10月14日のアウェイ札幌戦。あれから4年経ち、それぞれの道で成長して、明日はゲームキャプテンとして対峙するかもしれません。「ただ、リスペクトを持ちながらも負けたくない相手でもあります。とにかく自分たちが勝つことを考えて、シンくんのところもかなり堅いと思うので、そこをうまく攻略していきたい」。

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