2022年2月27日

F・マリノス戦

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担当:大重正人

試合前、無線で「メンバーが変わるかもしれない」という情報が届いて、少なからず動揺や心配が走りました。ただ、ここがホーム日立台であったことで、すぐに次のプランに対応することができました。もっとも、急遽先発になった川口選手、そしてメンバー入りした染谷選手にとっては当然簡単ではないスタートだったことでしょう。それでも「いつ出番が来てもいいように、常にいい準備をし続けること」をネルシーニョ監督は選手たちに求めてきました。まさにその通りの試合、そして勝利を得ることができました。

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「選手たちには今季に入ってからずっと要求し続けていることがある。それは『インテンシティというものがないと、どれだけいいサッカーをしても結果が出ない』ということ。ましてやこのリーグ戦とカップ戦が同時並行で続いていく中で、相当タイトなスケジュールが組まれている。その中で戦っていくためにはいかにチームとしてのインテンシティを出していけるか。今日はアクシデントに見舞われたが、その2人に代わって入った川口、戸嶋がしっかりと役割を果たしてくれた。それは日々のトレーニングから献身的にチームのために取り組んでくれている結果だと思うし、試合には皆出たいと思っているはずだが、何が起こるか分からないわけで、今日のように突如巡ってきた出場機会に対していい準備ができているかどうか。そこを2人はしっかりと体現してくれた」

立ち上がりの失点は、やはりアクシデントの影響もあったかと感じましたが、そこで慌てることなく、監督から与えられた戦術を選手たちが忠実にやり続けたことで、試合を振り出しに戻すことができました。ショートパスをつなぐか、ロングボールを相手の背後へ蹴りこむか、ゴールへの道筋はいろいろあって良いと思うのです。何が相手の脅威になるか、嫌がるプレーなのか。同点の場面は、最終ラインの高橋選手と、前線の細谷選手が呼吸を合わせ、スペースを狙っていきました。相手ボールにはなったものの、細谷選手に続いて、サヴィオ選手がプレスに行ったからこそ、相手のパスを奪うことができました。そこからのサヴィオのラストパスは一級品。「上手く相手のミスを誘うことができた。サヴィオが相手を引き付けて僕のところにフリーで持ってきてくれた。相手GKの足に当たってしまってヒヤリとしたが、決めきれて良かった」

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その後、相手が2枚目の警告で退場に。ただ、我々レイソルにとっては、このマリノス戦で取り返すべき宿題が提示されました。奇しくも昨年とまったく同じ前半35分のことでした。数的有利になりながら、終盤に連続失点し、本当に悔しい想いをしました。数的有利になったとはいえ、スコアは1-1で、ここで緩めてはいけないという気持ちが伝わってくる戦いぶりでした。

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後半15分の逆転ゴールも相手のビルドアップにアタックして生まれたものでした。ハーフタイムに監督から指摘されたことを、選手たちがまさにその通りに体現しました。もちろん、マリノスほどのチームなら普段では起きないようなミスでしたが、相手が数的不利の状況で、レイソルが前から前から行くぞという姿勢を見せたことで引き起こしたのだと思います。さらに一人少なくなった相手に対し、小屋松選手が今日のJ1通算100試合出場セレモニーを自ら祝うゴールでダメ押し。2試合続けての相手退場はそうそうあることではありませんが、去年のマリノス戦を落としたことを考えれば、取るべき勝ち点をしっかり手にした、大きな大きな勝利になりました。

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マリノス戦と言えば、やはり戸嶋選手のことを思ってしまいます。今日は中村慶太選手の前半交代によって急遽、右サイドでの出場になりました。「誰が出ても勝てるように、というのはキャンプの時からずっと監督に言われていた。実際に今日想定していなかったアクシデントが起こった中で、出場した選手がしっかりやってくれたと監督も話していたが、もちろん選手はその準備をしているし、結果・プレーで示せたという点は良かった。今出ている選手だけではなく、今日ピッチに立てなかった選手もチャンスはあるんだと感じたと思うので、いい流れに少しは持っていけたのではないかと思う」

大きなケガを負ってから1年半が経ちました。「マリノス戦には去年も出場することができましたが、お客さんが100%収容ではない試合でした。やっぱり意識する相手ではありますし、レイソルやマリノスのファン・サポーターの方々を含めて、あのようなことがあってもしっかりプレーできるんだというところを証明したかったので。前半のシュートはまず枠に飛ばさないといけないですね。リーグ戦で勝ち続けないと皆さんも喜んでもらえないと思いますし、選手みんなが責任を持って勝ちにこだわって戦っていきたいと思います」

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今日はタイムアップの前にピッチを出ざるを得なかった選手が多くいて非常に心配です。どんな状況でも試合に勝てたことはレイソルにとって自信にもなることですが、小池龍太選手の思いのこもったコメントを見ると、次の対戦はもっともっと手強い、厳しい試合になることが容易に想像できます。11人vs11人の本来の試合で、レイソルの力を発揮できるかどうか。期待を込めて、水曜のルヴァン札幌戦、日曜アウェイの鹿島戦、引き続き応援をよろしくお願いします。多くの後押し、ありがとうございました。

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2022年2月26日

明日はホーム開幕戦

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担当:大重正人

いよいよ明日、今年の日立台開幕戦です。相手は横浜F・マリノス、先日は王者川崎フロンターレとの真っ向勝負に打ち勝ち、リーグ屈指の攻撃力を誇る強敵です。ここ数年の試合を振り返ると、とにかく走り続ける、そして休まない。レイソルとしては、マリノスのスピードと強度のあるランニング、すばやいボールムーブにどう対応するか。昨年の対戦では、マリノスの勢いをできるだけニュートラルにして、1分1敗ではありましたが、2試合とも悪い内容の試合ではありませんでした。ただ、レイソルはメンバーが変わり、マリノスは監督が変わっての、今年初対戦です。

昨日メディアからの質問に答えたキムスンギュ選手です。「マリノスのスタイルははっきりして、速い攻撃は警戒しなければいけない。個人としても技術の高い選手が多く、さらにみんながハードワークして一生懸命プレーしようとする姿勢もあって、攻守両面で非常にバランスの整った相手です。自分たちとしてはボールを奪った後、あとは攻守両面で集中力を保ってプレーしなければいけない」。また高橋祐治選手も「フロンターレ相手にあれだけの試合をやって、全員がハードワークをしていましたし、勝負強い相手。でも自分たちのやることを一人ひとりがアグレッシブにやれば勝てる相手だと思うので、みんな一丸となって頑張っていきたい。ホームでできますし、僕らの空気にして、勢いを持ってやっていきたい」と日立台初戦に気持ちがこもります。

明日の試合では「綾鷹カフェ抹茶ラテ」のプレゼント、「木札キーホルダーガチャ」や新グッズの発売、スタジアムフードは縮小体制から久々に元の店舗数に戻り多くの出店をいただけることになりました。お席はまだ余裕がありますので、ローソンチケットや日立台公園で当日券をお買い求めいただければと思います。試合のご案内はこちらです。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0227

昨年12月からお知らせしておりますように、今年は柏レイソル創立30周年記念イヤーです。4月から5月に着用する記念ユニフォーム、先日発表したポスターなど制作物にも記念ロゴを使用して、これまでの感謝の気持ちをお届けしていけたらと思います。そして明日のホームゲームから、スクリーンとパネルによる記念フォトスポットを設置します。チーム始動日の撮影や新体制発表会でも披露したスクリーン、そして新たに制作した立体ロゴパネルで選手たちも撮影しました。明日の試合、また今季続けていく予定ですので、スタジアムにお越しの方は、ぜひ記念の一枚にしていただけたら幸いです。

そしてイヤーブックも完成して、日立台の事務所には届いています。ファンクラブ会員の方への発送作業は続いておりますので、3月前半にはお手元に届くかと思います。30周年記念ということで、このレイソルの歴史を振り返られる、アカデミー出身の2人、大谷選手と、酒井直樹U-18監督に、このクラブでのアカデミー時代からの思い出を深く濃く振り返ってもらいました。もちろんネルシーニョ監督の今季に懸ける思い、また布部GMによるチーム編成についての話も紙面に載り切らないほど語られています。そして、この30周年を彩るレイソルのスター選手、印象的なシーンをできる限り載せたいと思い、小さな写真ひとつひとつにでも思いと気持ちを込め、こだわって写真を選びました。ぜひ隅から隅まで、読んでいただけたら嬉しいです。

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それでは明日15時、日立台でお待ちしています!

2022年2月23日

ルヴァン京都戦

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担当:大重正人

ルヴァンカップの初戦、アウェイでの京都戦は1-1のドロー。勝ち点1を分けあう結果となりました。ただ、先日のリーグ戦とは違うメンバーたちが躍動し、非常に収穫のあるゲームになったのではないでしょうか。

「試合の入りが良くなかった」とネルシーニョ監督も悔やんだ立ち上がり、レイソルの左サイドを突破され、懸命のカバーも届かず早々に先制点を許す展開に。曺貴裁監督のチームらしいアグレッシブなプレスに飲まれてしまったと選手たちも反省していましたが、徐々にその圧力に慣れ、前半の半ばからはレイソルも徐々にボールを保持して、ニュートラルなゲームに持ち込みます。

そして後半開始早々でした。この日、プロ初先発初出場を果たした18歳のルーキーFW、真家選手がやってくれました。今日も素晴らしいボール配球を続けていた小屋松選手が右サイドからお膳立て。「ラッキーでした」と謙遜しましたが、センターFWらしいワンタッチゴールでプロ初ゴール!!

「相手もハイプレスできたので頭が少し追いつかない部分はあったが、徐々にボールを収められるプレーが増えてきたことから、自分でもゲームに入れている感覚が持てて、前半途中からは緊張せずプレーできたと思う。

小屋松さんが中間に降りてボールを捌き、自分はセンターバックの間にポジションを取って背後を狙うというのは試合前から話し合っていたところだったので、そこは最終ラインでずっと駆け引きしていた。このゴールはFWなので自分にとって自信になる部分はある。逆に欲が出てきて、もっともっと試合に出場してゴールを決めたいという思いが出てきたので、自信を持ってまずは練習からアピールして、次の試合でも出場してゴールを決めたい」。

プロとなって初めてのメディア対応も堂々としていて、プレーや自分の思いを滑らかに話していました。18歳6ヶ月26日でのカップ戦初ゴールは、2017年の宮本選手(17歳11ヶ月27日)に次ぐ記録で、細谷選手の18歳11ヶ月5日を上回るクラブ歴代2番目の最年少ゴールとなりました。ヒデ、デビュー戦ゴールおめでとう!

彼だけでなく、今日は森選手、落合選手、升掛選手と、アカデミー出身の若手選手たちが公式戦デビューを果たしました。ネルシーニョ監督は「ルヴァンカップはこういった若手選手が実戦で経験を積む場として非常に有益な機会だと捉えている。今日レイソルの選手として公式戦のピッチに立つプレッシャーというものを彼らなりに感じるものがあったと思うし、これからこういった若手選手が実戦の中で経験を積み、レイソルを背負って立つ存在に成長してくれることを望んでいる」とエールを送りました。


レイソルでの初先発を果たした岩下選手もプロ2年目。「今日は同じ左サイドに、大谷さんや染谷さんがいて、普段の練習から同じチームになることも合って、いつも思い切ってやっていい、と言ってもらえている」と今日の試合後に語りました。監督は今年「将来性ある若手選手と経験豊かなベテランを融合したチームを作っていきたい」と話しています。まだ今年は2試合だけですが、そんなチームの一片を見ることができましたし、楽しみにして選手たちを応援し、見守っていただけたらと思います。

今日は冷たい風が吹き付ける、京都・亀岡まで、400人近い黄色いレイソルサポーターが駆けつけてくれました。勝利をお届けすることはできませんでしたが、フレッシュな若手選手のレイソルデビュー戦への後押し、本当にありがとうございました。次は、日曜日。日立台での今季初ゲームです。今日、王者フロンターレを破ったマリノスを迎え撃ちましょう!

2022年2月22日

明日はルヴァンカップ初戦

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担当:梶山由珠

レイソルサポーターの皆さん、はじめまして。
今シーズンより新たに柏レイソルの広報を務めることとなりました、梶山由珠と申します。

初めての広報日記になりますので、少し自己紹介をさせていただきます。
私は地元柏市出身で、かつては日立台に通うことが日常でした。
2004年春。初めて試合を観に行ったその日から、日立台の臨場感やサポーターが創り出す熱狂的な雰囲気に魅了され、気付けば毎試合のようにスタジアムへ足を運ぶようになりました。
スタジアムに通い続けた約10年の月日のなかで、三度のタイトル獲得や二度の降格・昇格などさまざまな場面に立ち会い、サッカーが生み出す感動や興奮を知ったことはもちろん、自分と同じようにレイソルを応援する仲間たちとのたくさんの出会いがあったことで、ますますレイソルの沼にハマっていきました。
そんな日々を過ごすうちに、将来はサッカー界で働きたいと考えるようになり、新潟県の専門学校に進学。卒業後、関東リーグのクラブや地方のJリーグクラブで広報・運営業務などを経て、この度柏レイソルに入社する運びとなりました。
紆余曲折ありましたが、8年ぶりに地元柏に帰ってくることができ、最も思い入れのあるクラブでご縁を頂いて大変嬉しく思います。
これからは、クラブの中の人という立場からレイソルを支え、私のように"レイソル沼"にハマる人を一人でも多く増やしていけるよう、精一杯取り組んでまいります。これからどうぞよろしくお願いいたします!


さて、前置きが長くなりましたが、本題に移ります。
明日はYBCルヴァンカップグループステージ第1節、アウェイでの京都サンガF.C.戦です。ルヴァンカップは一昨年の準優勝から一転、昨年はグループステージ敗退と悔しい結果に終わりました。
今年もリーグ開幕戦から中3日でルヴァンカップ初戦を迎え、今週末にはリーグ戦、来週水曜に再びルヴァンカップとハードな連戦が続きます。グループステージを突破するには、総力を上げて臨まなければなりません。

サヴィオ選手は今年のチームについてこう話します。
「新加入選手たちも良い選手が揃っているし、ピッチ内外でコミュニケーションを取りながら連携を深めている。その中にはレイソルのアカデミー出身選手も多いが、彼らも意欲的に練習に励んでいて、出場機会が与えられた時に力を発揮する準備ができている。チーム全体で強度の高いトレーニングをやれていると感じる」。

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初戦をモノにし、グループステージ突破に向けて、そして週末のホーム開幕戦へと弾みをつけることができるか。明日、サンガスタジアム by KYOCERAにて14時キックオフです。
中継はスカパー!にて13:50〜。レイソル公式Twitterでは、開幕戦同様Jリーグ公式サイトの試合速報ページをご案内しながら、写真などを添えて出来る限り現地の模様を発信していく予定です。
明日もそれぞれの場所からレイソルへの後押しをよろしくお願いします!

また、今週末2/27(日)ホーム開幕となる横浜F・マリノス戦と、来週3/2(水)ルヴァンカップ第2節北海道コンサドーレ札幌戦のチケットも発売中です。ぜひローソンチケット、コンビニのローソンまたはミニストップにてお買い求めください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034691.html

2022年2月19日

アウェイ湘南戦

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担当:大重正人

開幕戦勝利は2年ぶりのことです。アウェイでの勝利は2019年のJ2山口戦、J1だと2017年の鳥栖戦以来、5年ぶりとなります。周りから聞こえてくる下馬評は決して高くはないですが、この一勝でレイソルや選手たちに注目してもらえたらと思いますし、愚直かもしれないけど、チームとしてこう戦うんだということを全員が理解し、スタミナの限り尽くしてくれた結果です。相手DFから2枚目のイエローカードを引き出した細谷選手の飛び出し。相手の背後を狙う動きを繰り返していたからこそ、起こったものです。ゴールを陥れるために、相手の嫌なところを何度も狙う。しっかり走って、球際に負けない。ポジショニングやパスとか、いろんな要素がサッカーには求められますが、そのハードワークなくして、勝利も成功も得られません。

相手が一人少なくなって数的優位にはなりましたが、昨年のマリノス戦で同じ状況で敗れたこともあります。10人の相手は11人分の働きをめざすなか、レイソルも負けじとゲームのボリュームを出し続け、ついに後半、中村選手の仕掛けからPKを獲得。サヴィオ選手が落ち着いて沈めます。さらに75分、右サイドサヴィオ選手のクロス、逆サイドから三丸選手が折り返して、山田選手の左足シュート。ペナルティエリアにこぼれたところを小屋松選手がゲット。試合の行方を大きく決定づける2点目となり、最後までGKキムスンギュ選手を中心に守り切って2-0で勝利。数的有利な展開にはなりましたが、しっかり勝ち切れたことに大きな意味があります。

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ドウグラス選手の途中交代は心配ですが、代わりに入った小屋松選手が流れをぐっと引き寄せてくれました。キャンプ中にケガを負ったものの、何とか開幕戦に間に合いました。「裏のスペースを狙ったり、ボールを引き出す部分と、守備のところでしっかりプレッシングをかけるようにと指示を受けた。ボールを引き出す部分は自分の良さの一つでもあるし、中盤を助けながらゴールを目指していくというところで、少しポジションを落としたり、前線で張ったり、緩急つけながらプレーした。みんながあの時間までしっかり無失点で耐えながら走りきったところでボールがこぼれてきたので、みんなで勝ち取ったゴールだと思う」。

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レイソルでの初戦が、J1通算100試合目。そのメモリアルゲームに自らを祝うゴールでした。「いろんな方たちの支えがあって達成できました。まだまだ積み重ねていって、今年はいい結果で終われるよう、個人としてもチームとして良いスタートを切れたと思います」。レイソルの『14番』らしいインパクトを残すナイスゴールでした!

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先発メンバーには、山田雄士選手の名前がありました。プロ4年目、リーグ戦でのプロ初先発、この大事な開幕戦でネルシーニョ監督の大抜擢でしたが「2年前の最初の試合、ルヴァンで先発した経験もあって、少しはゆとりを持って臨めました」。彼の良さは、ボールを受けて、循環させるプレー。ビルドアップでつまりそうになった時に、すっと空いたポジションに降りて、滑らかにトラップし、ターンしてプレッシャーを開放する。周りを助け、気の利くプレーヤーです。そんなヤマが「ロングボールやクロスが多くなるので、クロスへの飛び込みやセカンドボールを意識しました」と決して大きくはない体で相手とのコンタクトプレーに挑み、またプレスやサポートなど献身的なランニングで奮闘しました。「今日はペース配分しないで、最初から飛ばしました。足がパンパンです」。力を出し惜しみせず、やりきることが何よりで大事です。そして「この次が大事」ということもヤマは重々分かっています。そしてレイソルにはこんな良い選手がいるんだということをもっともっと知ってほしい、そんな思いです。

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今日は冷たい雨の中、アウェイ平塚まで駆けつけて下さった皆さん、心強い応援をありがとうございました。リーグ戦、次節は27日日曜日、ホーム開幕となる横浜F・マリノス戦です。リーグ有数の強敵を迎えるだけに、ぜひ日立台に多くのサポーターの皆さんにお越しいただいて、選手たちを力強く後押ししてください。明日日曜12時からチケット一般販売がスタートしますので、ぜひローソンチケット、コンビニのローソン&ミニストップでお買い求めください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034691.html

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2022年2月18日

明日は開幕戦

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担当:大重正人

今夜の金曜開催から、2022シーズンのJリーグが開幕しました。レイソルの初戦は、アウェイ平塚での湘南ベルマーレ戦、15時キックオフです。いきなり瀬川選手、そして茨田選手との対戦になりました。昨年の対戦は、リーグ戦とルヴァンカップを合わせて2戦2分と負けなしでしたが、6月27日の奇跡的なアディショナルタイム3連発など、90分ずっとインテンシティーの高い、アグレッシブな試合ばかりでした。湘南らしい若くて走れる選手たちの中に、永木選手、米本選手と日本屈指の経験をもつボランチが加わり、より戦力が整った印象です。

ネルシーニョ監督も「選手一人ひとりが個々の部分でハードワークできる選手が多い。我々は受け身にならず、これまでの対戦を振り返ってのとおり、湘南との試合は毎回相当タフな試合になる。気を引き締めて初戦に臨みたい」と分析しています。また『開幕戦』に向けては「今季に残ってくれたベテランと、新たに加わった若手選手をうまく融合させながら戦っていくという編成。実際にキャンプから始まってここまで良いスタートが切れているし、これまで準備してきたものをチームが公式戦で出せるか。チームのリアクションを楽しみにしているという気持ちが強い」と選手たちに期待を込めて送り出します。

選手たちの意気込みも熱を帯びます。
大南選手です。「シーズンが始まる初戦で、全部の試合が大事なのは一緒ですが、でもここでスタートダッシュ切れるか切れないかで全然違う。まずは勝利をつかめるようにしていきたい」
三丸選手です。「ちばぎんでは、コンディションの部分で90分走れるという感覚はあったが、守備の部分ではもっと強くいけたし、もっと早く潰せたと思う。攻撃ももっと前に絡んだり、ゴール前に入っていくところはもっと出していきたい」

これまでTwitterでの試合速報を行ってきましたが、今季から少しやり方を変えさせていただきます。これまでの速報Twitterは天皇杯で中継がない試合などで運用し、リーグ戦やルヴァンカップの情報はレイソル公式ツイッターで運用させていただきます。

ここ数年はJリーグ公式サイトでも同じような速報テキストがあり、すごく詳細まで丁寧に書かれていることもあって、何か違う形の情報を出せた方がいいのではという思いもありました。実際、テキスト速報が始まった時代に比べ、DAZN配信でスマホがあればどこでも試合が見られるような時代にもなり、写真や画像などヴィジュアル投稿も増えたこともあってすこし整理させていただこうと思った次第でした。もちろんテキストがなくなっただけにならないように、例えば試合中の写真を早くアップするなどというアイディアを、限られた人員と時間のなかで実際運用できるかどうかを見ながら、何か違う形で試合の情報をお届けできるよう検討、チャレンジをしていきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。

取り組みという点でいえば、今季のポスターには試合日程を載せず、クラブ30周年を迎えて、この日立台でサッカーを通して、子どもたちに思いを届けていきたいというデザインにさせていただきました。柏駅東口にも日立台の青空のもと、レイくんと手をつなぐ男の子(昨年の公式戦日に急遽撮影をお願いしてしまいましたが、快くお受けいただけました。男の子2人はお友達だそうです)。明日から、KAMO柏店、KAMON柏インフォメーションセンター、パレット柏で配布ご協力をいただきますので、お受け取りいただければと思います。
https://www.reysol.co.jp/news/home/034724.html

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それでは明日15時、平塚で。またDAZNでの応援をよろしくお願いいたします!
そして2022シーズン、柏レイソルへのサポートをお願いいたします。

2022年2月11日

ちばぎんカップ勝利

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担当:大重正人

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タイムアップの瞬間、ネルシーニョ監督が小さくですが、グッと拳を握るところを目にしました。どんな試合、どんな相手でも、全力で勝利のために尽くす。一つの勝利で得られるものは多くあります。その成果が出て、勝利を噛み締めるシーンでした。

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キャンプ中から、ドウグラス、細谷、サヴィオ、この3人によるカウンター、コンビネーションが多く見られていました。早速今日、サポーターの皆さんの前でゴールという結果をお見せすることができました。ゴールの場面は、中盤の椎橋選手から細谷選手へ。「細谷選手が自分が斜めに走り込んだところに、相手の裏にパスを出してくれた。ボールを左にずらしてキーパーの脇を抜くことができた」と、ドウグラス選手が落ち着き払った、さすがのフィニッシュワークを見せてくれました。

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いい攻撃はいい守備から。前線の2枚は相手のビルドアップに対して、監督が求める戦術に沿ったチェイシングなどとても献身的に働いている姿が印象的でした。監督も「今日のゲームが実質、今シーズン初の90分通した実戦となった。フィジカルの部分は懸念材料としてあったが、前半、非常にいい入りからチームとして課題としている攻守における連動というものをいい部分が見られた」と称えました。途中交代で心配されたマオでしたが「足がつっちゃいました」と大事ではなさそうで一安心です。MVPの栄誉には少し驚いていましたが、それでも交代までのプレー、背後を狙う動きや力強いドリブルでのキープなど、それに値するプレーでした!

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サポーターの皆さんもお気づきだったと思いますが、右サイドで先発した中村慶太選手の存在感も目立ちました。攻撃と守備それぞれで戦術的に重要なポジションをとり、左サイドへのサイドチェンジでの大きな展開、ボールを保持したい時のシンプルかつ正確なプレー、そして大きな声でのコーチング。ハーフタイムのロッカーでも積極的に声を発して、より良いプレーができるような働きかけを続けていました。後半、得意のフリーキックで絶好の場面が来ましたが、ともに蹴りたいサヴィオと「ジャンケンして負けました。次はジャンケンに勝って、蹴りたいです(笑)」。それは開幕後のおたのしみということで。

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いよいよ来週19日にJリーグ開幕です。そして明日12日からレイソルのホームゲーム、2/27マリノス戦と3/2ルヴァン札幌戦の会員先行チケット発売となります。今日は大変足元の悪い中、レイソルの初戦に駆けつけてくださったサポーターの皆様、本当にありがとうございました。次はホーム日立台を黄色に染めて、勝利への後押しどうぞよろしくお願いいたします!

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2022年2月10日

明日はちばぎんカップ

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担当:大重正人

チーム始動から約3週間、皆さんも楽しみにしていた「ちばぎんカップ」、2年ぶり開催の前夜となりました。とはいえ、柏では夕方ぐらいから雨が雪に変わり、先月のような積雪が少し心配です。開催については、明日の朝からホームクラブのジェフさんからお知らせがあると伺っておりますので、展開できればと思います。チームは午後に出発。ブラックのチームバスには、今年の「30周年記念ロゴ」が新しくラッピングされています!

チームはキャンプと柏でのトレーニングを経て、この試合に挑みます。昨年活躍してくれた選手がレイソルを離れ、様変わりしたチームですが、一方で新しい選手たちの融合も進み、今季初の有観客試合でどんな試合を見せてくれるのか、心配よりも楽しみの方が数倍勝ります。特に前線の選手、キャンプ動画でもお見せしましたがドウグラス選手の存在感、今年から10番を背負うサヴィオ選手、また千葉県大網白里市出身の新加入、中村慶太選手も「小学生や中学生の時にはちばぎんをよく見に行っていました」とこの試合を楽しみにしていました。

天候が不安定なこともありますので、スタジアムへ行かれないという方、千葉県内の方であればチバテレビの生中継でぜひご観戦ください。解説は、応援番組「ライジングレイソル」でお馴染みの佐藤大さん、そして先日30周年記念イベントで久々に日立台に来てくれたマス、増嶋竜也さんの豪華なW解説です。両チームをよく知る2人が、この熱い千葉ダービーを盛り上げてくれることでしょう。

また当日券販売、スタジアムイベントのお知らせはこちらからご確認のうえ、フクアリでお越しください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034714.html
https://www.reysol.co.jp/news/event/034711.html
https://chiba-fa.gr.jp/chibagincup/events.html

そして最後にグッズのお知らせです。柏市内でカバンなど革製品を制作、販売している「NUIZAEMON KASHIWA」さんが、レイソルのエンブレムやレイくんをデザインに問い入れたキーホルダーを販売することになりました。この革製品は、柏で有名な「柏幻霜ポーク」、豚の皮を使って作られたもので「豚肉を食す以外にも活用したい」という思いから誕生したそうです。ちばぎんカップ翌日の12日土曜から柏市内の店舗で販売されます。ぜひお買い求めください!

2022年2月 5日

キャンプ打ち上げ

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担当:大重正人

今日は、上島拓巳選手の誕生日をみんなでお祝いして、無事にキャンプ打ち上げとなりました。今季のチームは総勢35人、このキャンプには、2023加入内定の落合陸選手ほか、練習生も参加して、3チーム編成できる状態で実戦練習が続いてきました。その中で、もちろん競争もあり、メンバーの入れ替えなどがあれば、やはり緊張感が走ります。抜擢される選手もいれば、逆の立場になることもありますが、それでも意欲的に前向きに、ネルシーニョ監督が植え付けようとする戦い方、戦術を表現しようとする姿勢が常にありました。

「例年通り、ここの気候や環境など、我々が予定していた通りのプランを遂行するためのいい条件が整っている場所でしたし、技術的、戦術的、フィジカルのところも良い準備ができました。シーズン開幕に向けて、より細部を詰めていく作業になり、シーズンが始まればゲームの中で選手たちがより良いパフォーマンスを発揮できるようにコンディションを整え、今シーズンをしっかり戦っていきたい。全体的にいい準備ができたキャンプができた」

監督の言葉にもあったように、今回も指宿いわさきホテルの皆様の大きな大きなお力をいただきました。例年通りの素晴らしいピッチ、バラエティに富んだ食事、また同宿だったチームとの導線もしっかりと分けられているなど感染対策も整っていて、安心して毎日を過ごすことができました。そしてスタッフ皆さんの温かな声や笑顔、きめ細かなおもてなしが何よりの癒しでした。心より感謝をお伝えするとともに、今季少しでも良い成績をお届けすることで最大の恩返しができればと思います。本当にありがとうございました。

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戸嶋選手が、DAZN「やべっちスタジアム」のデジっち、本当に頑張ってくれました。企画して、選手に呼びかけて、台本書いて、撮影して、出演して。今年も感染対策のためホテルは一人部屋、部屋の往来も制限されていて、例年のような撮影方法ができなくてより大変だったと思います。それでも「できるだけ多くの選手が出られるように考えました」ということで、屋外中心に企画をたてて、キャンプ前半は、毎日のように、トレーニング後のグラウンドには笑顔や歓声が溢れて、北爪選手や大南選手の撮影サポートもあって、明るい雰囲気作りにも一役買ってくれていました。実際DAZNで配信されるのは、おそらく5分前後だと思いますので、ディレクターさんもどこを使おうか、頭を悩ませてくれていると思います。全てはどうしても乗り切らないですので、こちらで編集してYOUTUBEなどで、できるだけ皆さんにお届けできればと思っています。ひとまず、明日6日夜、DAZNで配信予定です、お楽しみにー!

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ただいま、Twitterで展開しております「フリーポーズチャレンジ」。たくさんのご参加、リツイート投票いただいてありがとうございます。写真は2月中旬まで、ちばぎんカップの日を除いて毎日投稿していきます。推し選手への投票はもちろん、新加入の選手も多くいますので、ぜひ新しいお気に入り選手を探すきっかけになったら幸いです!また多くのRTでサポーターの皆さんの力によってレイソルの選手たちを広めてもらいたいという思いもありますので、積極的にRTいただければと思います。

最後にお知らせです。
30周年記念ユニの受付は2月6日までとなっております。Jr.サイズは販売数に達したものもありますのでご容赦ください。
https://www.reysol.co.jp/news/goods/034672.html

2/11ちばぎんカップのチケット、引き続き発売中です!
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034679.html

レイソルのホームゲーム、2/27マリノス戦、3/2ルヴァン札幌戦と2月12日から会員先行販売スタートです!
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034691.html

柏に帰って、体を休め、そして2/11ちばぎんカップへ向かいます。ネルシーニョレイソル2022の姿をどうぞ楽しみにお待ちください。