2021年5月30日

札幌戦

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担当:大重正人

まず、先日の神戸戦を終えて、観戦ルール順守のお願いをお伝えしました。今日もビハインドの時間が長く続き、フラストレーションが募る展開にも関わらず、うまくいかないプレー時にも耐えていただいて、そして勝利に繋がるゴールを信じて、最初からタイムアップまで、そして試合後の挨拶の際も手拍子で応援を続けてくださいました。地鳴りのような足踏みも今日はありませんでした。

また、元レイソルの菅野選手が札幌の選手として初めて日立台のピッチに立ったわけですが、スゲがレイソルや日立台のサポーターをリスペクトしてくれているのは以前から伝わっていましたし、だからこそサポーターの皆さんもスゲのレイソルでの功績に加え、そうした姿勢や振る舞いを自然とリスペクトできると思うのです。改めて今日のご観戦と、皆さんの協力の上にあった素晴らしい応援をいただいて、ありがとうございました。

すばらしい応援が続いた日だったからこそ、試合の結果としてお返しをしなければいけなかったという悔やみが今も残っています。中2日の時間でスタッフはコンサドーレを分析し練った戦術とトレーニングを準備してきましたし、何とかこの状況を変えたいという選手たちの必死さも感じることはできましたが、やはり結果としてうまくいかない、そのもどかしさも感じられました。2失点は流れの中で大きく崩されたわけではなく、セットプレーからのセカンドピンチを跳ね返せませんでした。

後半から入った江坂選手や細谷選手がボールを引き出し、チーム全体で押し上げて作り出したチャンスもありましたが、パワフルで高いDFラインの相手に対し、ビルドアップからの地上戦で優位に立ちたいところで、相手のプレスを受けてGKキム選手がフィード、待ち構える相手の高いCBが跳ね返す、セカンドボールを拾われる。攻撃のターンが2回、3回と続く良い時間をなかなか作れませんでした。最終ラインがボールを動かす中で、中盤の選手が下りてくるのか、相手の間で受けるのか、その中で駆け引きして前線の選手が相手の背後を狙うのか。選手間の距離が遠くなり、懸命に出したパスが相手にひっかかってしまうのは本当にもったいないことです。失ったボールを奪い返すことに注力せざるを得ない、なかなか攻撃のパワーを残してプレーできていないように感じます。

ここまで17試合を消化して、勝ち点14にとどまっています。このまま甘んじるわけにはいきません。スタッフも選手たちもうまくいってないところ、取り組まなければいけないところは経験上わかっているはずです。一方通行にならずに、どれだけ話し合って共有して、同じ方向を向けるか。ここの3週間は頭と体を休め、そして再出発するために絶対に無駄にできない貴重な時間です。9日の天皇杯2回戦で、少しでもクラブやサポーターの皆さんが前を向いて進めるような成果を残してほしいと思います。

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2021年5月28日

明日は札幌戦

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担当:大重正人

明日、ホーム三協フロンテア柏スタジアムで、北海道コンサドーレ札幌戦です。中2日といつも以上にタイトなスケジュールですが、今月未勝利のまま終わるわけにはいきません。リカバリーと、コンサドーレ戦に向けた戦術トレーニングを積んで、限られた時間の中で最大限の準備をして挑みます。大南選手はマッチデープログラムのなかで「札幌はしっかりボールを保持しながらチャンスがあれば前に出てくる。サイドからの攻撃だけでなく、ロングボール一本で前線を狙ってくることもある」と警戒を強めています。いまやらなければいけないのは、失点を極力減らし、少ないチャンスを仕留めること。どちらかにゴールが入っても、最少得点差の拮抗した中で常に注意深く、集中を続け、辛抱して90分を闘うことです。

マッチデープログラムはこちらからご覧ください。

2021年5月27日

神戸戦

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担当:大重正人

マリノス戦で見せた戦う姿勢、ハードワークを、今日の神戸戦でもどれだけ見せられるか。立ち上がりから前半の45分間は、マリノス戦と同じか、それ以上のボリュームでした。DFラインからのビルドアップで前を伺うタイミングで、江坂選手や椎橋選手、ドッジ選手、そして仲間選手らが相手の中盤のスペースにポジションをとり、出し手と受け手が勇気を持って中盤の密集での勝負に挑む。体を張ってボールをキープすると、それに合わせた動き出しもあって、サイドから何度もチャンスを作りました。

また、裏のスペースへのフィードには、細谷選手が走り込み、何度もボールを収め、そして惜しいシュートチャンスを作りだしました。先日の試合と合わせ、そのスピードとパワーはJ1の歴戦のセンターバックに対しても通用する、そう思わせるプレーぶりでした。久々にピッチに立ったクリスティアーノ選手も、彼らしい強烈なシュートやアーリークロスで攻撃を活性化させました。

今日もいい試合ができていると感じられた前半を終え、ハーフタイムには、継続すべきところ、修正の指示を受けて、選手たちはピッチに入りました。しかしもっとアラートに、注意深く入らないといけない後半立ち上がりに「立て続けに決定的なミスが続いて相手が勢いづくきっかけを自分たちで作ってしまった」と監督も選手たちも悔やむ連続失点を喫し、結果的には試合を決定づけたあの6分間となってしまいました。2点のビハインドを追って、神谷選手のFKから椎橋選手のヘッドで1点を返し、まだまだここからという雰囲気を作り出したものの、プレーがどうしても合わない焦りやフラストレーションからか、ファウルも増え、同点ゴールを奪えないままタイムアップとなりました。

騒然となった試合後の光景、すべては我々が勝利できていないことに起因していると思います。レイソルに関わる人たちにいま、怒りや悔しさ、不甲斐なさ、情けなさ、悲しみなど、沸き起こって当然です。この状況下で、ただ辛抱してください、我慢してください、とは軽々しく言えません。ただ、我々も含めて、サッカーに関わる人たちへの尊重の気持ちをなくしてはいけないとも思います。選手同士、選手とサポーター、そしてサポーター同士も。相手チームに対してもです。ピッチ内にもピッチ外でも守らなければいけないルールがありますし、それが守られなければ、スタジアムに来られなくなったりサッカーの試合をおこなうことができなくなるかもしれません。サッカーを大切に、人を大切に。今一度、ルールの順守をお願いいたします。

試合後、場内を回る選手たちに整った手拍子が送られました。「下を向くな」という思いがこもっているような手拍子でした。それに応えるものを見せなければいけません。

2021年5月25日

明日は神戸戦

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担当:大重正人

5月は最終週に入りました。ここまでリーグ戦4試合を戦って、3連敗のあと、引き分け。勝ち点1しか積み上げられていない厳しい状況が続いています。前節のマリノス戦では、それまでの3バックから4バックに変更し、前線や中盤の人数を増やしながら、マリノスの攻撃に対応。3ラインの守備はコンパクトに、そしてスペースを埋めながら、奪ってからは素早く前に飛び出す。チームとして守備と攻撃が連動し、相手のどこを突いていくのか。「組織的に戦う」と常々繰り返すネルシーニョ監督がめざす戦いが見られました。もちろん、あそこまでいったからこそ、勝ち点3を奪わなければいけない試合でもありました。

明日はホーム日立台にヴィッセル神戸を迎えます。ここまで6勝6分3敗と、レイソルより10ポイント多い勝ち点24で、現在8位につけています。前線、中盤、ディフェンスと、各ポジションに代表選手や世界的な選手が並び、イニエスタ選手もこのほど復帰。また互いに古巣選手がとても多く、注目を集める一戦となりました。昨年10月、両軍とも今季とほぼ同じようなラインナップでの対戦は、レイソルがオルンガ&江坂のダブルダブルで4点をリードするも、そこから3失点でかろうじて逃げ切りに成功しました。8月のアウェイ戦も3-2と勝利したものの、2試合とも激しい打ち合いになっただけに、マリノス戦同様に立ち上がりから警戒して、しっかりと組織的な守備を粘り強く続けていくことが、勝利のための最低限のタスクです。

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今日のネルシーニョ監督の取材対応では、細谷選手についての質問がありました。前回の日記でも書きましたが、気後れなどまったくないファイトを見せ、前線で攻撃の起点となりました。監督も「持ち味のスピードを磨こうという前向きな姿勢が見られる。今ここに来て出場のチャンスをしっかりとものにしてきている。経験のある相手に対して恐れることなく、互角かそれ以上の働きを見せてくれています。これを継続してやっていってほしい」。以前に比べると、バイタルエリアやペナルティエリアへ侵入し、仕掛ける機会が増えていっています。右足を振り抜くシーンを個人の力と味方のサポートで作りだし、勝利に導くリーグ戦初ゴールを待っています。

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今回のマッチデープログラムは、DFラインでマルチな活躍を続けている川口尚紀選手です!

明日も5000人上限試合です。当日券販売のお知らせを出しましたが、火曜20時ごろには完売となりました。ご購入ありがとうございました。また連戦となる土曜日の札幌戦のチケットも発売中です。
★イベントや試合観戦のお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0526

2021年5月22日

マリノス戦

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担当:大重正人

ネルシーニョは「アラートに」という言葉を選手たちにしきりに伝えていました。警戒して、注意深く。そして集中を続ける。ここ数試合は一瞬の隙を突かれたりなど不用意な失点があり、また失点する時間帯も勿体ないこともあって、残念な試合が続いていました。今日、86分に松原選手の見事なシュートに見舞われはしましたが、あれは脱帽するしかない一閃でした。キックオフからタイムアップまで、今日の選手たちは本当に集中を切らさず、研ぎ澄ますようにして、全員がハードワークを続けました。結果、惜しくも勝ち点3は逃したものの、3連敗を止めた価値ある勝ち点1でした。

立ち上がり、レイソルの守備陣形が整う前に、マリノスが繰り出すスピーディーな攻撃でサイドのスペースを突かれましたが、「マリノスはクロスからの得点が多く、センターバックが釣り出されないように気をつけた」という上島選手の言葉通り、中央のゴール前は何とか固め、立ち上がりの失点を防ぎました。

マリノスは今日も攻撃的なスタイルを貫き、ポジションチェンジ、オーバーラップなど人数をかけてどんどん前に出てきました。ただレイソルが奪った瞬間にはスペースがあります。マリノスのプレッシングを剥がすことができれば一気に攻撃のチャンスです。今日はそのプランを選手たちが忠実にハードにやり続けました。前半のシュート数は、レイソル7本に対し、マリノスは1本。ポゼッションは譲りながらも、堅守速攻でチャンスを生み出しました。

この日1トップに入った細谷選手の奮闘が光りました。今日は攻守でチアゴ選手とのマッチアップ。守備時にはマリノスの攻撃の起点となるチアゴ選手をマークし、また攻撃に切り替われば、スペースに動き出し、体をぶつけられながらも懸命のドリブルキープやセットプレーの獲得などレイソルの攻撃ターンを作り出しました。前半22分、チアゴ選手の裏をとって抜け出すところで倒された場面。あわやDOGSO、決定的機会阻止となってもおかしくないような仕掛けで、相手を脅かしたシーンもありました。J屈指のDFに対し、スピードでもパワーでも引けを取らず、何より勇敢に立ち向かった姿勢にチームは引っ張られました。

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後半になると、マリノスの攻勢は一段と強まりましたが、逆にレイソルのカウンターもはまるようになりました。特に左サイドの仲間選手は激しいタックルからの仕掛け、また神谷選手は彼らしいテクニックやドリブルで何度もチャンスを作りました。後半26分のこの日1番のビッグチャンス、とても悔やんでいるでしょうが、あれだけのハードワークを続けていれば、必ずやまたチャンスが巡ってくるはずです。

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その神谷選手に代わって入ったイッペイ選手が、ついにマリノスのゴールをこじ開けました。「クロスが入ったらディフェンスの前にいこうと思っていて、クロスがうまく相手の裏の方にきたので滑り込んでシュートというイメージ通りになった。正直ボールもそこまで見えていなく、ボールがきてくれと思い滑り込んだら本当にボールがきた」。スライディングしながら体ごと押し込むようなゴール。「僕にとってはマリノスは日本に帰ってきて初めてプレーさせてもらったクラブ。複雑な思いもありました」と少し控えたゴールセレブレーションに、古巣へのリスペクトがありました。待ちに待ったレイソルでの初ゴール、攻撃面で貢献したかったという思いがついに叶いました。

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厳しい現実を言えば、勝ち点3が手中に入りかけたところで失ってしまった。リードして、最後押し込まれる局面になっても跳ね返すパワーと強いメンタル。若い守備陣にはもっともっと成長して素晴らしいDFになれる要素があります。上島選手からは「今日の戦いをスタンダードにしていかないといけない」という言葉もありました。3連敗中、そして前節はホームで0-4という状況から、このマリノス相手にここまでの戦いができたのですから、自信を持って、そしてハードワークと組織での戦いを忘れず、来週のホーム2連戦で次こそ勝利を届けてほしいと思います。今日はいい戦いを見せてくれました。次は勝利の拍手を贈れますように。

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2021年5月21日

明日はアウェイマリノス戦

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担当:笹原麻央

まずは昨日公式Twitterにてお知らせさせて頂きましたが、柏レイソルのファン・サポーターになりすまし、攻撃的な発言、誹謗中傷を伴う看過できない投稿が見られます。SNSが普及した現在、誹謗中傷などは常に問題視されていますが、こうした行動は決して許されるものでありません。

最近では、選手に向けた攻撃的な発言も多く見られます。
応援しているから、勝ってほしいから言っているんだ、そうおっしゃるのかもしれませんが、その言葉を受け取った選手はどんな気持ちになるのか。その言葉で頑張れるのか。胸に湧き出てきたその言葉を文字にして、誰かに届けることで何が生まれるのか、冷静になって考えてほしいと思います。

選手達はプロサッカー選手として、大きな責任を背負いながら勝利のために戦っています。もちろん負けた時は誰だって悔しいし、その気持ちを吐き出したくなる気持ちはわかります。でも、吐き出す場所、方法、言葉を間違えていないか。今一度考えて頂きたいです。
選手たちも人間です。SNS上で、一つの投稿に向けて送ったその言葉は、選手を目の前にしてでも自分の口から言えるのでしょうか。
今はサポーターの皆様も選手たちも、苦しい状況だと思います。レイソルを応援して下さっているからこそ、悔しい気持ちになってくださるのだと思いますが、その気持ちを、ぜひ応援の言葉に、拍手に変えて頂けると我々としては嬉しい限りです。
皆様を笑顔にできるような結果をお届けするために、選手たちは毎日トレーニングに励んでいます。いつか結果が報われるようにと願うばかりですが、皆様も温かく応援いただけると有難いです。

さて、ルヴァンカップの悔しさをバネに迎えるリーグ第15節。今節の相手は横浜F・マリノスです。マリノスはここ5試合連続複数得点。直近の公式戦では3試合で10得点と、攻撃陣の好調ぶりが目立ちます。

「負けているということはまず失点をしているということなので、ディフェンスの選手としてまずそこは問題だと思っている」。4失点を喫した前節の東京戦後、三丸選手がそう話しました。無失点の時間が続けば、最低でも勝点1、そしてチャンスをものにし1点でも奪うことができれば、勝点3に繋がります。
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勝点を積み重ねたいレイソルにとって、守備陣の安定が求められますが、明日は強力なアタッカーを擁するマリノスの攻撃を防がなければいけません。

湘南戦では山下選手が今季初先発。後半に1失点こそ喫してしまいましたが、古賀選手、上島選手、大南選手と若い選手達の起用が続いている中、ベテランで経験豊富な山下選手のプレーや声掛けは、きっとチームを強く、一つにするためにとても大事な役割を果たすと思います。
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攻撃陣でも、東京戦でビハインドの状況から出場した細谷選手をはじめ、選手たちは最後まで本当に熱い闘志が伝わってくるプレーを見せてくれました。
細谷選手は、今季は昨季までよりも大幅に出場機会が増え、本人としても目に見える結果が欲しいところでしょう。
明日の試合に出番があるかはわかりませんが、出場となればその強気なプレーと熱い闘志で、今季初ゴール、チームを勝利に導く活躍を期待したいところです。
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まずは明日、厳しい戦いが予想されますが、ここで勝利を掴み自信を取り戻していけるように。ビジター席の設置はございませんので、闘っている選手たちに、DAZN越しでの熱い応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

2021年5月20日

ルヴァン湘南戦

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担当:大重正人

勝てばグループ突破という目的が明確な戦いでした。「前半は相手の力をニュートラルにして、いい守備ができていた」とネルシーニョ監督は振り返りましたが、今季初出場の山下選手を中心に決定的な場面はほとんと作らせず、相手のシュートは公式記録で0本に抑え込みました。一方でレイソルのシュートもわずか1本。1点を奪わなければいけない我々でしたから、ハーフタイムには監督から攻撃面での指示があり、さあここからという後半の5分、レイソルの右サイドからのクロスからボレーシュートを許して失点。プレーオフ進出には2点が必要な状況に追い込まれました。

1点が入ったことで、それまで硬かった試合が大きく動きました。レイソルがボールを保持して、湘南はブロックを作るところでしたが、レイソルの選手たちの動き出しが増えて、背後のスペースで起点を作り、相手を一気に押し込みました。三丸選手のヘディングシュート、神谷選手のカットイン、そのこぼれに詰めたり、またCKからのチャンスで何度も相手ゴールに襲いかかりました。失点直後のチャンス、ここで追いつくことができていれば。試合を終わって振り返ると、運命を分けた時間帯でした。

両チーム、フレッシュな選手たちが入ると、レイソルが人数をかけて押し込み、また湘南はカウンターを狙う。オープンな展開が続きますが、どうしても1点が遠いままアディショナルタイムへ。川口選手が本来の右サイドに回り、果敢なドリブル突破からクロスを入れると、それを逆サイドから三丸選手が折り返し、最後は高橋峻希選手のヘッドがついにゴールを揺らしました。

そしてラストワンのセットプレー。先日のルヴァンカップの浦和戦だったり、U-18プレミアリーグの浦和戦でも数分で2点入ることもありました。最近ではリバプールのGKアリソン選手がヘディングでゴールを決めたこともありました。GK佐々木選手が上がった2つのセットプレー、最後まで何があるか分からないということを信じ、期待して最後のプレーを見守りましたが、勝ち越しゴールには届かず、グループステージ敗退が決まりました。

この6試合を振り返れば、やはり3試合目のホーム湘南戦で90分に追いつかれてのドロー、そして5戦目の浦和戦、3-1とリードしながらATでの連続失点で同じくドロー。この2試合で失った4ポイント、相手に与えた1ポイントずつ、悔やまれる結果でした。そしてリーグ戦も含めて、全てがうまく行っていないわけではありませんが、1点を取る、1点を防ぐというところで、あと一歩噛み合えていません。例えば今日の同点ゴールは、川口、三丸、高橋峻希、3人のDFたちの攻撃参加によるものでした。守備の安定を図って試合を進めることが第一ですが、時にはボールをしっかりキープしながら、後ろの選手が厚みを出したり、リスクチャレンジすることも求められます。攻撃と守備のバランスを取りながら、いかに90分の試合を進められるか。今日の後半で選手たちが見せたパワー、迫力、ゴールへの意志は必ず次につながるものだと思いますし、ここから続いていくリーグ戦でなんとか結果を導き出してほしいと思います。

2021年5月18日

明日はアウェイでルヴァン湘南戦

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担当:笹原麻央

レイソルは明日の湘南戦に勝利すれば2位でグループステージ突破。引き分け以下で敗退となります。

最終節を前に、4チームすべてにグループステージ突破の可能性が残されているのはレイソルが属するグループCのみ。
ここまでのレイソルはホーム湘南戦、ホーム浦和戦と、終了間際に勝点を取りこぼすような試合が続き思うように勝点を積み上げられずにいましたが、何とか首の皮一枚繋がり、自力でプレーオフへの切符を掴める位置に留まりました。

「今回は勝たないとグループステージを突破できないとはっきりしています。良いきっかけとなってチームが上昇気流に乗っていくことがベストですし、そこを目指して一戦一戦やりたいと思っていますし、必ず勝ちたい」。
FC東京戦、早々に3失点を喫す下を向いてしまいそうな試合展開の中でも、一際闘う姿勢とプレーを見せてくれた仲間選手が昨日の囲み取材でそう話しました。
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もちろん毎試合勝利に向かって闘ってくれている選手達ですが、勝利から遠ざかっているこの状況、"勝てばグループ突破"という条件。明日の試合に向けて選手たちの"勝ち"に対する思いは非常に高まっているはずです。

5月に入り公式戦は1分3敗。リーグ戦では3連敗中と、不甲斐ない結果で応援して下さる皆様にも悔しい思いをさせてしまっています。
明日こそは勝利を挙げて、選手、サポーター、全員で喜べる結果を迎えられればと思います。
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明日からまた連戦が始まります。
来週はホーム2連戦。チケット販売は神戸戦が20日、21日から、札幌戦は23日、24日の日程で開始です。現地に足を運んでくださる皆様の為に、勝利を届けられるようチーム一丸となって準備して参りますので、是非スタジアムでの応援を、よろしくお願いいたします。
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まずは明日、勝利を求めて戦う選手たちに、どうぞ熱いエールをお願いいたします。
スカパーがご覧になれない方はぜひ公式速報アカウントで!共に戦いましょう。

2021年5月15日

FC東京戦

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担当:大重正人

今日5月15日は、28年前の1993年、Jリーグが開幕した日でした。古くからのサポーターも、新しくファンになった方々、多くの方々に支えられて、リーグと我々柏レイソルはここまで歩みを進めることができました。未曽有のコロナ禍で5000人以下の入場制限があるなか、今日は4484人のサポーターの皆さんが、期待を込めて日立台にお越しくださいました。前半20分までに3失点を喫するという不甲斐ない展開にもかかわらず、ゴールを信じて、拍手、手拍子での応援を最後まで続けてくださいました。今日は何もお返しすることができず、ありがとうございましたと言うことも失礼にあたるような結果で、お詫びの思いしかありません。

3点を追う展開になり、選手たちの何とかしなければという必死さは、皆あったと思います。だからこそ、3点を失うまでの時間が口惜しく、FC東京が高い位置で激しく当たり、セカンドボールを奪って、走力のある前線で背後を突くという狙いどおりの戦い方を防げず、1月のルヴァンカップの失点を繰り返してしまったかのようなことにも悔しさが募ります。

試合後、会見に臨んだ三丸選手が「練習で今週ずっとやってきたことが、失点した後に勇気をもってやれなかった。完全に自分たちで壊してしまった試合だと思う」と悔しい想いを口にしました。今週は、これまでの試合よりも準備する時間はありました。そのトレーニングで積んだことをなぜ試合で出し切れなかったのか。また球際の強さ、ボールへの集散、攻撃から守備への切り替え、本来ならレイソルが強みを出さなければいけないところで、相手に劣ってしまっては、試合に勝つことは到底難しくなります。

ディエゴは試合で顔を合わせるたびに、「ゲンキ??」とフランクに声をかけてくれます。試合後の会見でも、レイソルやサポーターへの感謝の言葉をくれました。今日は先制点を挙げ、試合後にはこの日一番の、レイソルサポーターの満場の拍手が彼に贈られました。それにふさわしいプレー、振る舞い、リスペクトされるべきディエゴでした。でもやっぱり、これはたいへん悔しいことです。ディエゴであっても、今は相手チームの選手。本当なら、レイソルの選手が活躍して、拍手をいただかないといけない。日立台の万雷の拍手が、レイソルの選手に贈られるような試合と結果を見せてほしいです。

ここからは連戦が再び始まります。続く水曜は、ルヴァンカップのグループステージ最終節。アウェイでの湘南戦は、勝てば進出、負ければ敗退の、トーナメントマッチです。あとがないという状況、勝たなければいけないところで、歯を食いしばって最後まで食らいつくのか、むざむざと失点を繰り返してしまうのか。一人では勝てません。11人と、他のメンバーと、スタッフのサポートを集結して、サポーターの皆さんの期待を改めて背負いなおして、次こそ勝利を、次へつながる一勝を届けてほしいと思います。


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2021年5月14日

あすはFC東京戦

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担当:大重正人

あす土曜16時から、ホームでのFC東京戦です。リーグ戦は、仙台、福岡とアウェイで0-1と2連敗。圧倒的に押されたわけではなく、決定的なチャンスも作っていながら、少ないピンチで踏ん張り切れずの悔しい敗戦でした。4月末の3連勝も、徳島戦を除けば0-0の拮抗した展開で辛抱強く戦いながら、後半に奪った1点を守り切っての2勝でした。現時点では、堅く守りながら、チャンスをしっかりものにすること、これができれば、勝ち点3は決して遠いことではありません。

2試合零封負けを喫し、ネルシーニョ監督は「最近の試合を見直し、やはり改善すべき点はそれぞれの選手のポジショニングをしっかりと見直すこと、かつ組織的に戦うという姿勢をもう一度取り戻すことが最重要課題」と、水曜に試合がなく、トレーニングの時間がとれる今週の位置づけをこのように話しています。

「試合の中で必ず決定機を2、3回は作れている。大事なことは最後のフィニッシュのところで落ち着いて仕留めることに尽きる。最後のフィニッシュゾーンでシュートを打てるのにパスをチョイスしてしまったり、パスを出せるところで無理やり持ち運んで無理な姿勢からシュートを打ってみたり。その判断やタイミングには改善の余地がすごくある」と攻撃面での課題、改善に取り組んできました。

あす対戦するFC東京とは、1月4日以来の対戦です。新国立でのルヴァンカップ決勝でした。堅い守備と、前線の個の力で、レイソルは悔しい敗戦を喫しました。東京は現在5連敗、2試合連続3失点中と、ルヴァンファイナルでの強さを知っているだけに信じられない思いもありますが、それでも実績のある選手たちが今年も健在。快足の永井選手、そしておなじみディエゴ選手の力は、非常に脅威です。

そして、この2試合、先制を許してから、まだ残り時間があったにも関わらず、焦りもあってか、自らペースを失うような戦い方でした。「チームが組織として戦う姿勢を失ってしまうと、そこで反撃に出られるものも出られなくなる」と監督は選手たちに、辛抱しながらチームとして戦うことを求めました。どんな展開になっても、11人とベンチメンバーを合わせて、90分経ったときに上回れるように、急いてばかりでなく地に足をつけ、自分たちを信じて戦ってほしいと思います。

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今回のマッチデープログラムは、新加入のアンジェロッティ選手が登場。覚えたての日本語も披露してくれました~インタビュー本文はこちらからどうぞ
https://www.reysol.co.jp/fileg/Vitoria411.pdf

明日のチケットは、まだ完売にはなっていませんが、残り数百枚、残席が少なくなっている席が多くあります。本日中ですと前売価格でお買い求めいただけます。スタジアムでは、千葉北部朝日会のご協力による「朝日新聞イベント」を開催。全選手サイン入り試合球が当たるスコア当てクイズや、お子様も楽しめるキックターゲットでは先着100名にJリーグ名鑑がプレゼントされます。また同じく野球場では、『ユニフォーム型アクリルカラビナ』を販売。35選手とレイくんのうち、どれが入っているかわからないブラインドパッケージ仕様です。お目当ての選手を引き当てるのは大変かもしれませんが、一個500円からになりますので、ぜひチャレンジしてみてください!!
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★イベントやチケットのお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0515

2021年5月 9日

福岡戦

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担当:大重正人

両軍とも激しく組織的な守備でリズムを作るチーム。しっかりブロックを作り、中盤では激しい攻防が繰り返された前半でした。ネルシーニョ監督は「今日の試合は予想通り拮抗した試合になった。相手も序盤から球際のところで相当厳しくきていて、流れの中で相手が空中戦に持ち込んでくることも事前に準備していた通りではあった」

空中戦のところでは、昨年までアビスパでプレーしていた上島選手が、その特徴である強さを発揮し、しっかり跳ね返していました。「前半に関しては拮抗した試合運びになっていたし、バトルでも負けず自分達らしい試合運びはできていた」。ボール保持はアビスパの方が長かったと思いますが、それでも大きく崩れることなく試合を運べてはいました。

だからこそ、こうした拮抗した試合で明暗を分けるのは、往々にしてセットプレーになります。後半立ち上がりの3分、コーナーキックのピンチを防ぎきれませんでした。189cmのグローリ選手をはじめ180cm超の選手が並び、レイソルも長身選手はいるものの、その合間を縫うように、志知選手のヘディングを許してしまいました。

それまで堅く戦ってきたところからビハインドになり、いかに強いパワーを出して1点を取りに行くのか。そこで今季なかなかゴールを陥れることができていない課題を今日もなかなか克服することができませんでした。相手はより自陣を固めて守ろうとする中で、中央を崩すのか、サイドから仕掛けるのか。ビルドアップからじっくり攻めるのか、ロングボールを使うのか。アップテンポには変わって、仕掛ける姿勢もより見られましたが、焦りもあってか、ボールロストも増え、なかなかシュートまでいけない。シンプルなクロスは、186cmの宮選手が入ってより高くなったアビスパに跳ね返され、セットプレーのチャンスも、メンデス選手やフアンマ選手といったニアに立つストーンにクリアされる場面が目立ちました。

「今日は失点してから、時間が残っているにもかかわらず簡単にボールを手放してしまうシーンが目立った。そこは全体としてもう少しボールを動かすことを意識してやっていかないと、今後も同じような試合展開を繰り返すだけになる」(古賀選手)
「アビスパ相手に先制を許すと、引き込まれて難しい展開になることは分かっていた。失点した後の戦い方も、(チームの中で)ちぐはぐなところもあったし、引いた相手に対してどう崩していくのかというアイディアが少し足りなかったと思う」(上島選手)

特に、上島選手は昨年、このチームの中心でしたし、戦い方やストロングポイント、勝ちパターンや強みを知っています。こうなってはいけないというパターンに陥り、立て直せないまま、タイムアップの笛を聞くしかありませんでした。大きく崩れず、失点を減らす戦い自体は引き続きできています。我慢をしながら、いかに攻撃の形を構築していくか。新しいブラジル人選手が入り、彼らの長所をつかみ、ゴールへの道筋を一つ、また一つと増やしていかなければなりません。忍耐強く、繰り返し続けていくのみです。

2021年5月 8日

明日はアウェイ福岡戦

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担当:笹原麻央

昨日、東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に発令されていた緊急事態宣言が、11日までの期限を5月31日まで延長し、愛知県と福岡県を12日から対象地域に加えることが発表されました。
なお、明日のアウェイ福岡戦は当初の予定通り「入場上限5,000名・ビジター席設置」にて開催されます。
現地に行かれる皆様におきましては、ホームチームアビスパ福岡のルールを守りながらの応援、ご観戦をお願いいたします。
https://www.avispa.co.jp/game_practice/manner

リーグ戦は今週で第13節。およそ1/3の試合を終え、レイソルはここまで4勝1分け7敗。試合数に差こそありますが、暫定で13位となっています。
序盤こそなかなか勝点を拾うことができない試合が続きましたが、4月には3連勝、徳島戦では5得点の快勝と、状態は上向きに。前節の仙台戦は惜しくも敗戦となりましたが、一つの勝利で順位が大きく変動する勝点差はいまだ変わらず。少しでも上の順位にいくためにも足踏みはしていられません。

福岡との対戦は2019年のJ2以来。
J1昇格へ向けて、大きなきっかけとなった真夏の12連勝が始まるきっかけがベススタでの福岡戦でした。後半アディショナルタイムに江坂選手のゴールで追いついたレイソルは勝点1を手にし、「最後のプレーで雰囲気も多少は救われたので、これを次の千葉ダービーに活かすしかない」と試合後話した江坂選手の言葉通り、次の試合である千葉ダービーから、12連勝を飾りました。
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この試合には、昨年アビスパ福岡へ期限付き移籍をしていた上島拓巳選手も出場していました。
「2019年6月16日、ベスト電器スタジアムで城後さんに決められ、パフォーマンスも散々だった自分はそこから試合に出られなくなりました。ベスト電器スタジアムは嫌な思い出しかありませんでした。しかし今はあのスタジアム、あの雰囲気、そしてアビスパ福岡が大好きです。対戦相手としてですが、成長した姿を見せられるように頑張ります」
この文章は上島選手が以前自身のSNSで発信した言葉です。前節のリーグ戦には出場が無く、5日のルヴァンカップではフル出場しているため、明日出場機会があるかはわかりませんが、メンバー入りとなれば、成長した姿を見せる時です。
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上島選手の他にも、古賀選手、井原ヘッドコーチとアビスパにゆかりのある選手・スタッフが多いレイソルとの対戦を、アビスパサポーターの皆様も楽しみにしてくださっている様子がSNSで見られます。一方でアビスパにも、輪湖選手や湯澤選手というレイソルに在籍していた選手達もおりますので、お互いに強く気持ちの入る、そんな一戦になるのではないでしょうか。
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さらに明日は、ヨネックスダービーとなります!ヨネックス公式Twitterにて、得点者予想キャンペーンも実施中です。試合と合わせてこちらもお楽しみください。

最後に、柏市への「まん延防止等重点措置」適用によりキックオフ時間が変更となりました4/21湘南ベルマーレ戦のチケット払い戻しは、明日5/9(日)までとなっております。
期間を過ぎての払い戻しは出来かねますので、必ず払い戻し期間内にお手続きをお願いいたします。

2021年5月 5日

浦和戦

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  • 担当:大重正人

    立ち上がりの失点から立ち直って3ゴールで逆転。アディショナルタイムを守り切れば、横浜FCvs湘南が引き分けに終わっていて、グループ首位に立てていたところで、連続失点。勝ち点1を挙げて、最終節に望みはつないだものの、悔しさと失意のドローに終わりました。

    ただ監督はこう振り返りました。「非常に残念な結果ではあるが、今日のゲームで失ったものよりも得たもののほうが多いと見ている。今日勝てた試合を引き分けに持ち込まれたことについては満足していないが、今シーズン戦いを進めていく上でチームとしては底上げにつながるいい試合だったと見ている」。代表経験者が並んだ今日のレッズイレブンを相手に、3ゴールを挙げて、ここからコンディションをさらに上げていきたいブラジル人選手と、若手選手の奮闘があり、ここまでの試合を見せられたことは大きな収穫と言えるのではないでしょうか。

    ハーフタイムのことでした。「前半の戦い方が同じように続けることができれば必ずこの状況は好転する。焦れずにしっかりとやっていこう」。まさに監督の言葉通りだと思いました。9分の失点以降も、ボールを保持して前進し、3バックからのくさびが入り、またドッジ&三原のダブルボランチが展開、サイドからのしかけや、ペドロ選手のポストプレーから人数をかけて、ペナルティエリアに侵入する場面が多数ありました。シュートを打つところか、周りの味方を使うか。そこの正しい選択や思い切りがあれば、ゴールできそうな雰囲気に満ちていました。

    ペドロ選手が負傷した場面、いつも監督は熱く激しい口調で選手を鼓舞しますが、あそこまでエキサイトすることは珍しいことです。ですが、あの熱い姿勢から一転して、ハーフタイムには選手たちに自信を持たせるように語り掛けると、選手たちはそれに応えました。

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    ペドロ選手に代わって入ったアンジェロッティ選手に待望の来日初ゴールが生まれました。しかも2本も。1点目は左サイドからのセットプレーに合わせたヘディングシュート、2点目は仲間選手が獲得したPKを落ち着いて流し込みました。「前線の3つのポジションはどこでもできるという長所はあるが、本職はセンターフォワードだと思っている。自分としてはボールをじっと待つだけではなく、動きながら周りと連携してチームに貢献したい。今日2得点を挙げ、3点目にも絡めたことは嬉しく思う」。

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    この活躍に監督は「彼もこれから実戦を積んで更にコンディションを上げていかないといけない若手の筆頭だと思う」と厳しくさらなる向上を求めるとともに、「彼が入ってからは前線でボールを引き出してからタメを作り、仲間、サヴィオ、細谷との連携が非常によくみられた。元々アタッカーの選手で点の取れる選手なので、今後トップの位置での活躍を期待したい。アンジェロッティ、ペドロ、呉屋の3人でトップのポジション争いが過熱してくるので、その中でしっかりと自分の役割を果たすことでこのポジション争いを勝ち取ってほしいと伝えた」。

    また、ドッジ選手は初めてのフル出場。ビルドアップに絡みながら、前を向いて小刻みなドリブルでキープしたり、またトップに入れる縦パスから何度もチャンスを作りだしました。170cmに満たないサイズではありますが、体をいれてボールを奪うタックルも随所に見せてくれました。「今日の試合は久しぶりの90分間の出場だったが、良いコンディションで試合に臨むことができた。ネルシーニョ監督からは自由にプレーさせてもらえている。ボールを奪った時の攻撃に転じる場面を数多く作り出していきたいし、もっともっと前線の選手と絡むプレーをしたり、ゲームメイクの部分をさらに実践していけるようにしたい。なるべく早く日本のサッカーに順応して、皆さんの期待に応えたい」。

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    このCグループは、次の最終節まで全チームにチャンスがあります。レイソルは5月19日の湘南戦に勝てばプレーオフステージに進めます。一戦必勝の姿勢は変わりなく、勝利をめざして戦うのみです。今日は引き分けに終わりましたが、これまでなかなか遠かったゴールが3つも生まれ、「次につながる試合になった」と言えるように、次のアビスパ戦での結果を期待したいと思います。風雨強い試合の中、スタジアムへのご来場、ご声援、ありがとうございました。

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  • 2021年5月 4日

    明日はルヴァン浦和戦

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    担当:大重正人

    ゴールデンウィークの連戦が続いています。明日はホーム三協フロンテア柏スタジアムでのルヴァンカップ、浦和レッズ戦です。ルヴァンカップはここまでグループステージ4試合を終えて、1勝1分2敗で4位です。明日のレッズ戦で勝ち点3を挙げないと極めて難しい状況になりますが、まだ勝ち抜ける可能性はあります。

    横浜FC 6ポイント
    湘南 6ポイント
    浦和 5ポイント
    柏 4ポイント

    また勝ち点が並んだ場合は、当該チーム同士の下記成績で順位が決定します
    ① 勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点
    ② 勝点が同一のチーム同士で行った試合の得失点差
    ③ 勝点が同一のチーム同士で行った試合の得点
    ④ 勝点が同一のチーム同士で行った試合のアウェイゴール

    たとえば、残り2試合でこういう状況になると、レイソルは勝ち点8で並んでも、直接対決成績で横浜FCと湘南を下回ることになります。
    横浜FC 6ポイント→△7→△8
    湘南 6ポイント→△7→△8
    浦和 5ポイント→●5→△6
    柏 4ポイント→○7→△8

    こういう状況だと、レイソルは勝ち点8で並んだレッズを上回り2位になることになります。
    横浜FC 6ポイント→○9→●9
    湘南 6ポイント→●6→△7
    浦和 5ポイント→●5→〇8
    柏 4ポイント→○7→△8

    あくまでこれはシミュレーションですので、シンプルに2連勝して勝ち点10まで伸ばせれば2位以内に行けるということでもあります。4月11日のガンバ戦から公式戦3勝1分1敗と上り調子でしたが、5月1日のアウェイ仙台戦ではチャンスを決めきれず、ひとつの踏ん張りどころでこらえられず、0-1の敗戦。横浜FC戦では2点を許しましたが、それ以外は1失点以内と守備の安定は継続できていますので、やはり攻撃面、得点力の改善向上が求められます。

    新加入のブラジル人アタッカー2人にも当然期待が集まります。ペドロハウル選手は「日本のサッカーはかなりインテンシティーが高く、スピードが速いという印象です。技術的にレベルが高く、オフ・ザ・ボール、オン・ザ・ボールのところでかなり切り替えも早い。現代サッカーに値するサッカーだと思います。自分の強みはフィニッシュやポストプレー。時にFWは得点を取れないときもあるが、点を取れなくてもチームが点を取れるように何らかの形でチームに貢献できるようにプレーすることが自分の役割。ルヴァンカップも次のステージに行けるように頑張っていきたい」

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    またアンジェロッティ選手は「やはり最初は、フィジカル面は理想とは言えない状況でしたが、試合の中で周りとの連携については感触をつかみました。自分の持ち味はモビリティ(流動性、機動性)で、前線なら中央でもサイドでもプレーできます。グループ突破のために負けられない状況ですが、こういう試合こそ自信を持って挑まなければいけないと思います」と、2人とも、3試合をこなして、日本サッカーへの慣れ、コンディションの上昇、チームメイトの連携など、徐々に上がっていることをコメントしています。やはり、そろそろ一発ゴールを決めてほしい。サポーターの皆さんも同じ気持ちだと思います。

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    明日のチケットは、4日夕方の時点で、ほぼ完売状態です。こどもの日でもありますし、早くからお買い求めいただき、誠にありがとうございます。残席はSS席と柏熱地帯にごく少数のみで、ローソンチケットで発売中です。明日は「オーダースーツSADAマッチデー」「ルヴァンカップキッズイレブン」を開催いたします。少しお天気の心配もありますので、雨具をご準備の上、日立台にお越しください!

    ★イベントやチケットのお知らせはこちらをご覧ください
    https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0505

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    2021年5月 1日

    仙台戦

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    担当:大重正人

    今朝、ユアスタに着いて試合に向けた作業をしている時でした。スマートフォンの警報が大きく鳴って、スタジアムが揺れ始め、なかなか収まらないどころか、長い時間大きく揺れました。柏に住んでいる分には、あの2011年の震災以来、これほどの揺れを感じることはありませんでしたので、本当に驚きました。ベガルタのスタッフの皆さんは落ち着いた行動をとられていましたし、ピッチやスタジアム施設など、私の見える範囲では異常はなく、無事に試合を行うことができて本当に良かったです。たださらに揺れが続く場合もあるとのことですので、引き続きご注意をいただければと思います。

    試合は、前半から両チームとも守備の意識が高く、ミドルゾーンでしっかりブロックを作りながら、前へボールを奪いに出て行く展開でした。レイソルは3バックで、そこへはあまりプレッシャーもなかったため、落ち着いてボールを動かすことができましたが、ボランチやウイングバックなどへの縦パスには相手の警戒も強く、なかなか前へ進めない時間もありました。ただロングボールの後のセカンドボール、球際の競り合いはしっかりと戦い、拮抗した試合が続きました。

    ボールロストを少なくして、奪ったら落ち着いてボールを運ぼう、と監督から指示を受けて後半へ。ただ北爪選手は「チームとしていつも以上に攻撃をやり直すシーンも多かったし、サイドの深い位置までなかなかボールを運べなかったので、相手にとっては守りやすい単調な攻撃が続いてしまった。それがゴールに迫るシーンが少なかった要因だと思う」と、決定的な場面は多くは作れませんでした。そして後半23分でした。ベガルタが左サイドからのクロス、高橋峻希選手が絞って対応した時に痛んで動けなくなったところへ、逆サイドからの折り返しからヘディングシュートを浴びて失点。「自分たちの足は確かに止まってしまっていたし、ひとつの声で防げたシーンだった。隙を与えてしまった(北爪選手)」「チーム全体がフリーズしてしまっていたので、フリーでクロスを上げられてしまった。そこは全体が止まらずにもっと集中してやらなければいけなかった(大南選手)」。結局この1点が決勝点となり、悔やまれる場面となってしまいました。

    ベガルタは、ここまで下位が続き、ホームで1年半近く勝利がないという状況でしたが、決して諦めず、自分たちのやるべきことを全員が徹底してやるという姿勢が非常にみてとれましたし、チームの一体感もベンチの近くにいてすごく感じました。レイソルの選手たちにもそうした姿勢や気概がないわけありませんが、それでもそうしたところで相手を上回るものを見せなければ勝利を引き寄せることはできません。連戦をこなしている選手、新型コロナ感染から回復する選手、そしてブラジルからの新加入選手、それぞれ色んなコンディションの選手たちがいる難しい状況ではありますが、改めて個々もチーム全体もコンディションのレベルを上げたうえで、それを高い位置で揃えなければなりません。今日の試合後のロッカーは、いつも以上に深い悔恨の表情ばかりでした。試合はまだまだ続いていきます。今日の悔しい思いを忘れず、そして切り替えて、次のルヴァンカップ、レッズ戦で晴らして欲しいと思います。

    5日のチケットは現在残席がない状況です。期待をしていただき、お買い求めいただいてありがとうございます。ただ予約引き取りされていないチケットもありますので、予約流れになった場合は随時再販売されますので、ローチケサイトをご確認いただければと思います。