2020年10月31日

清水戦

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担当:大重正人

久しぶりに心地よい日立台のデーゲームでした。ヨネックスサンクスデーでは、サプライ10周年の記念タペストリーが柏熱地帯のレイソルエンブレムの周りを飾りました。ヨネックス製品のブースも大変好評で長い列ができ、昨年よりも多い売り上げがあったそうです。選手同様、サポーターのみなさんにも引き続きヨネックス製品を身に着けていただき、レイソルとヨネックスへのご支援をいただければと思います!

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10日の神戸戦はあいにくの天候でしたので、朝から青い空が広がり、午後には太陽が降り注ぎました。サポーターの方のツイッターで引用されていた元テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵さんのインタビューで、やべっちFCの取材で来たときの日立台の夕日がとても綺麗だったというお話を嬉しく思いましたが、その通りの光景も見られました。そして開幕戦以来のビジターサポーターの方もお迎えして、黄色とオレンジのカラーに染まるスタンドなど、いろんな景色を見ることができた今日の日立台でした。

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試合は、一進一退の攻防を繰り返し、両軍ともにゴールに迫る場面もありましたが、ゴールキーパーが守り切ってのスコアレスドロー、勝ち点1を分けあう展開でした。今日はオルンガ選手が連戦続きのコンディションによりメンバーから外れ、代わって復帰したばかりの呉屋選手が先発しました。ミカとは違うヒロトの特徴を出して、中盤へボールをうけにくる動きや、サイドに流れたり、エリア広くプレーしながら、貪欲にゴールを目指し続けました。「ゴールが取りたくてプレーしていた。勝利につながればと思っていたけれど、その仕事が果たせなかったので、個人としては本当に悔しい結果に終わった」。今日はストライカーとして納得のいく結果は惜しくも得られませんでしたが、ただ復帰2戦目で先発フル出場できたことは、ミカが今後ケニア代表に参加する可能性もあるなかで、チームにとっては大きなプラスになるでしょう。

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同じく復帰を果たしたのが、瀬川祐輔選手です。痛めた足首をケアしながら、リーグ再開後もプレーを続けてきましたが、なかなかパフォーマンスが上がらなかったということで8月にしっかり治療するという決断に至りました。以来、リハビリやフィジカルトレーニングを続け、はやる気持ちを抑えながら「ちょっと無理するところと、休むところを帳尻合わせながら調整してきました」。

やはり、11月7日のルヴァンファイナルは大きな目標になったそうで「準決勝のマリノス戦に勝った時は、リハビリ組みんなでテンションあがりました!決勝まで連れてきたくれたみんなに感謝しています」と、試合後の会見で復帰できた嬉しさや安堵をのぞかせる笑顔と「今は自分の去年までのようなプレーをどれだけ早く戻していけるか、それにプラスして以前できなかったプレーを出来るようになっている感覚もあるので、それをどれだけ精度を高めていけるかだと思う。あとは結果を出すことだと思うので、それを意識して仙台戦に臨んでいけたらと思う」とさらなる活躍を誓ってくれました。

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ネルシーニョ監督も「呉屋は今日のゲームに実際に出て非常にいい働きをしてくれたと思う。そのほか途中交代で入った選手たちも、いい意味で流れを変えることなくしっかりと与えられた役割をこなしてくれた。ケガから復帰してきた選手たちの状態が非常にいいものだと確認できたことが今日のゲームの収穫で、今後連戦が続くが交代のオプションが増えるということについては非常にポジティブです」と前向きなコメントもありました。

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この先の大一番に向けて、着実にチーム体制が整ってきているという実感もありますが、まだまだリーグ戦も続いていきます。中2日、11月3日の文化の日にアウェイ仙台戦です。ビジター席のチケットは発売早々すぐに売り切れたと聞いていますし、先日の味スタのように、アウェイでの勝利を分かち合えるように、また次の試合へ向かっていきます。

2020年10月30日

明日は清水戦

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担当:大重正人

この10月、ここまで7試合を戦うハードスケジュールでした。ルヴァンカップのセミファイナルに勝利し、7年ぶりのファイナル進出を決めたことは、選手たちの大きな力とモチベーションになりました。連戦のなか、リーグ戦順位表での上位争いとの差はすこし離されたものの、ここまで3勝1分2敗と一歩ずつ勝ち点を積み重ねて、今月ラストの清水エスパルス戦で勝ち越しをめざす試合になりました。

マッチデープログラムのインタビューには、先日バースデーウインを飾った古賀太陽選手が登場。インタビューは誕生日のまえの26日におこないましたが「あ、誕生日のことぜんぜん忘れてました」と苦笑いを浮かべるほど、次々とやってくる試合に忙殺される日々を送り、その中で成長を遂げてきました。「アビスパの時、誕生日に試合しましたけど勝てませんでした」という2-2の試合を経て、2年越しのバースデーウインを飾り、最高のセレブレーションを受けた嬉しい試合後になりました。エスパルスは勝ち星から遠ざかっているものの「エスパルスはしっかりとボールをつないでくる印象で、前線には力のある外国籍選手が揃っています」と慎重かつ一戦必勝の姿勢に変わりありません。意気込みのムービーや、MDPはこちらからぜひ!

明日は「YONEXサンクスデー2020」。2011年から大きな大きなご支援とサプライをいただいて以来、レイソルは3つのタイトルを手にして、10年目の今年、ふたたび優勝カップに手が届くところまで来ています。ネルシーニョレイソルの栄光はヨネックスとともに。改めてクラブを挙げて感謝を申し上げたいと思います。

この10周年記念に、今年もサポーターのみなさんに向けた様々なイベントを実施いただいています。https://www.reysol.co.jp/news/event/033610.html

【オンラインクイズイベント~クイズで学ぶヨネックスとレイソルの10年~】
すでに多くの方にご参加いただいているクイズ!全問正解の方から抽選で特製のマスクケースがプレゼントされます。難しい問題もありますが、これまでのレイソルの歴史やホームページを探ると答えが見つかるはずです!ぜひチャレンジしてみてください。
https://www.yonex.co.jp/forms/footballwear/10thquiz/
また大好評のベリークールマスクなど、YONEX製品のセールもありますので、ぜひYONEXブースへ!
https://www.reysol.co.jp/news/yonex_goods.pdf

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【「#ベリークールで今日も勝つ」twitterで得点予想キャンペーン】
この清水戦のスコアをツイッターで予想、正解者10名様に選手のサイン入り色紙をプレゼント!キックオフの16時までにこちらの流れにそって、ぜひ投稿ください!
[1]twitterで「@yonex_jp」「@REYSOL_Official」の両アカウントをフォロー
[2]柏 ○-○ 清水 のような形で得点を予想(○部分に数字を入れてください)
[3]ハッシュタグ「#ヨネックスサンクスデー」「#ベリークールで今日も勝つ」をつけ、ツイート

【ヨネックスサプライヤー10周年記念Tシャツ販売概要】
胸には10周年メモリアルのデザイン、背中には登録選手の名前が入った特別制作のTシャツ、限定300枚、4800円で販売されます。スタジアムとなりの野球場に販売ブースを設置、購入の方にはもれなくスポーツバッグもプレゼントされます
https://www.reysol.co.jp/news/event/033612.html

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最後に、来週のルヴァンファイナルに向けて、中継局のフジテレビさんにて、多くの関連番組や告知にレイソル選手たちが登場します。リーグ戦が続く中ではありますが、ファイナルに向けたこの1週間は本当に特別なものです。ファイナリストとして楽しみ、気持ち高ぶらせる1週間をフジテレビにてお過ごしください。

◆【ルヴァンカップ決勝まであと7日!初解説・内田篤人とファイナルを楽しもうSP】
10/31日(土) 深夜1:45から
(ルヴァンカップ準決勝ハイライトや決勝についての情報など)

◆【ルヴァンカップ決勝直前!Message君に伝えたい言葉】 ※5夜連続番組
11/3(火) #2深夜0:25 (大谷選手編)
11/5(木) #4深夜0:25 (江坂選手編)
11/6(金) #5深夜0:55 (聖地国立編)

◆【めざましじゃんけん】
11/6(金)

◆【Live News α】
11/3(火) 23:40 (大谷選手企画)
11/5(木) 23:40 (オルンガ選手企画)
11/6(金) 24:10 (前夜祭・前日練習企画)

◆【フジテレビサッカー班公式twitter】
大谷選手・オルンガ選手インタビュー動画がアップされる予定です

2020年10月29日

FC東京戦

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担当:大重正人

4試合ぶりの勝利、攻守がっちり噛み合い、久々に胸のすくような試合をチームが見せてくれました。今日、いい形で試合ができていると感じられたのは、前半28分に仲間選手の素晴らしいドリブルシュートから最後江坂選手がプッシュして先制してからの時間帯。これまでは、反撃に出てくる相手の勢いに押され、レイソルがボールを握れず、ロングボールやクリアが増えて、さらに攻撃を受けるということがあったように思います。ただ今日の試合では、中央に構える大谷選手や江坂選手がボールを落ち着かせ、バックラインでボールを回したり、裏へのボールを欲しがる前線の選手に「焦るな!」と声をかけたり、レイソルがボールを握ってゲームを進めるところを見て、今日は落ち着いて試合ができていると思えました。

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ガンバ戦後の日記で期待を込めて書いた、クリスがついにやってくれました。長いブランクから復帰したものの、連戦につぐ連戦でコンディションを上げていく作業も難しいでしょうし、私たちが知っている本来の豪快なプレーがなかなか見られない試合が続いていました。そのお膳立てをしてくれたのは、オルンガ選手でした。これまでミカのゴールの多くがクリスのサポートを受けてのものでしたが、今日はその恩返しのような2アシスト。シュートを打てるところでの横パス、そして長いスルーパスを見事に通しました。

「ミカとは2018年の夏から一緒にプレーしている。いつもは自分が彼にアシストすることが多いが、今日は彼がアシストしてくれた。私とミカはかなり連携ができていると思う。けれど、ミカだけではなくてアタル(江坂)や サイドでプレーしてくれていた選手たちとの連携もすごく良かったと思う。そしてアタルの先制点を隼斗がアシスト。私の2得点をミカが2アシスト。攻撃の選手たち全員が点を取れる、アシストを出来るというのはチームにとってすごく良い流れを生み出せると思う。すごくバランスの良い攻撃ができたが、今日は特に目立ったのは古賀太陽選手ですごく良い活躍をしていたし、大谷キャプテンがチームのバランサーを務めてくれた。もし今日自分が点を取れていなくても、今日このサッカーが出来ていたのなら満足して試合を終えられていた」

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オンライン会見で、エルゴラッソ記者の須賀さんにパフォーマンスの件を聞かれ「長男がソニックが好きで、次男がマリオが好きなので、あのようなパフォーマンスをささげたんだよ。奥さんと息子から今日は2点取ってね、と言われていたんだ」と顔をほころばせたクリス。画面越しですが久々に顔を合わせた須賀さんの髪の色が違っていたことに気づき「とてもおしゃれだね!」と褒めて、とってもご機嫌なクリスでした。チームの柱、クリスはやっぱりこうであって欲しい、そんなエースの姿を見せてくれたことが本当に良かったです。

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11月7日のルヴァン決勝の「前哨戦」と言われることが多かった試合でしたが、監督も選手も「まずはこのリーグ戦に集中したい」と、目の前の1試合1試合に懸ける思いを口にして、それをピッチで最大限に表現してくれました。この試合はこの試合、そしてファイナルはファイナル。今日は少しメンバーを入れ替えていたFC東京が、来週は優勝への強い執念を見せて戦ってくるのは間違いありません。

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レイソルも今日、呉屋選手、また久々に染谷選手が復帰を果たし、終盤の苦しいところで先発選手からバトンを受け取ってチームを支えてくれました。そして最後に、今日誕生日を迎えた古賀太陽選手、ディオゴコーチを勝利でお祝いできたことが何より嬉しいことでした。土曜のホーム清水戦、火曜のアウェイ仙台戦、そして次の土曜のルヴァンファイナルへ。再び結束を強めて、総力戦で戦っていきます。

2020年10月27日

明日はアウェイ東京戦

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担当:笹原麻央

ACLの日程変更に伴い、リーグ戦の第30節がこの10月28日水曜日に移動してきました。そしてそのカードは奇しくも、10日後ルヴァンカップ決勝で対戦するFC東京とのゲームとなりました。
前回対戦は長い中断期間明けの初戦。初めての無観客試合、異様な空気の中で行われたこの試合は、後半15分にヒシャが退場。直後のセットプレーから失点を許し、その1点を返せないまま悔しい敗戦となりました。
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FC東京というとどうしてもルヴァン決勝が頭をよぎってしまいますが、ネルシーニョ監督は「もちろんルヴァンカップのタイトルが我々にとって重要であることは間違いないが、優先順位は目の前の敵であることに変わりありません。リーグ戦で戦うFC東京が、まず我々が相手しなければいけない敵です」と、まずはリーグ戦での1試合としてFC東京と向き合います。

そして古賀選手も、「今はそこまでルヴァンカップを意識はしていないです。それよりは今は連敗中ですし、もう一回立て直したいという気持ちが強い」と、強い意志を見せます。
20節の横浜FC戦では初めてキャプテンマークを任された太陽。ユースから昇格して4年目、明日誕生日を迎えて22歳になります。年々頼もしさが増している太陽ですが、前節の後には終盤の失点が増えていることについて言及され、こんなことを語っていました。
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「終盤の失点を無くせば勝点を積めた試合がここまで何試合もあったと思うので、最終ラインだけではなくチーム全体で呼びかけていかなければいけない。全員が戦列に戻って、という状況にはまだなれていないけれど、戦えるメンバーは揃っているし、そこを言い訳にするのではなくて、出てる選手は責任を持ってやらなければいけない。こうして連敗してしまったということは重く受け止めて、もう二度とないように強い意志を持ってやっていく必要があると思う」

リーグ戦再開後の3連敗以来の連敗。3試合勝ち無しの状況です。もちろんルヴァンカップのタイトル獲得という大きな目標はありますが、ルヴァンが獲れればそれでいいのではないですし、リーグ戦での目標も誰も諦めてはいません。まずは連敗のこの悪い流れを断ち切って、そして良い流れを作ってルヴァン決勝に持っていきたいですね!

今日、会社で一通の電話を受けました。鹿児島県に住むレイソルサポーターの方からでした。「応援しています。優勝を目指して頑張ってください。コロナ禍が落ち着いてまた鹿児島にキャンプに来られたら応援に行きます」
短い電話でしたが、すごく心温まるメッセージでした。
きっとこのコロナ禍で試合を観に来られてはいないのかもしれませんが、それでもこうして今日電話で温かい言葉をいただいて、私はプレーする立場の人間ではありませんが、すごく力を頂きました。チームのためはもちろんですが、応援して下さっている方やサポートしてくださっている方々のためにも、誰かの力になるような、そして誰かの心が温まるような言葉を私も発信できたらいいなと思いました。
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ここから中2日での試合が続きますが、アウェイでもスタジアムでレイソルサポーターの皆様の後押しがあることがさらに大きな励みになります。明日もどうかレイソルの選手たちへの応援をお願いいたします。
明日は味の素スタジアムで19:00キックオフです。共に戦ってください!

そして本日、レイくんツイッターでの関係皆様に対しましての配慮を欠いた投稿がありましたことをお詫び申し上げます。ツイートをしたスタッフは選手やチームを想っての行動だったかと思いますが、審判ならびに相手チームなど関係皆様への配慮を欠いておりました。大変申し訳ございませんでした。

2020年10月24日

ガンバ戦

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担当:大重正人

今日の試合、ピッチ脇で写真を取りながら、9月の広島戦のような試合だなと思いながら見ていました。久々にミッドウィークに試合がなく、火曜から休養と準備を整えて迎えた試合。両チームの選手たちの脚色、スタミナが大きく衰えず、スプリントやオーバーラップ、球際や競り合いなど、とてもプレー強度の高い、激しい試合が90分以上続きました。後半、接触プレーで痛めながらもピッチ外から戻ったオルンガ選手が猛然とプレスに行ったシーンを見て、選手たちの体力も気力もまだまだ残っていると感じられました。

試合後の会見でいただいたメディアの方からの質問でも、決して悪い内容ではなかったですが、という言葉がありました。その通りだと思いました。ただ、勝ち点を手に仕掛けた展開で、最終的にゼロポイントで終わってしまったことに、選手たちは当然悔やんでいました。終盤の失点が続いていることに対し、古賀選手が後ろのポジションの一員としてチーム全体としての守備意識の統一について、自分の責任としていつも以上に言及している姿が印象に残りました。

勝つためには、攻撃も守備も、それぞれの働きを90分間全うしなければなりません。今日の試合でも大部分で選手たちは力を発揮していました。ただ監督の言葉にもあったように「前半多く作ったチャンスを決めきれなかった」というところにフォーカスする必要がありますし、最終盤の失点もなかなか止めきれていません。勝てなかった原因がなかなか改善できない苦しい連戦ではありますが、それでも今直面している課題に向き合っていかないと、ここから勝ち点を伸ばしていくことはできません。

そして、期待を込めて。クリスティアーノ選手は長年レイソルを引っ張ってきた存在、エースであり、クラブの象徴の一人です。スプリント回数の多さや、今日も自陣深くまで戻ってのディフェンス、そしてプレーの一つひとつに対するリアクションや熱さなど、4ヶ月ぶりの復帰からクリスらしさを見せてくれています。でもやっぱり欲しいのは、ゴールです。率直に、今日は相性の良いガンバ戦で復活のゴールを期待していました。今こうしてピッチに立ってくれていることが何よりですが、それでもクリスにはそれ以上のものを期待してしまいます。ここからのリーグ戦、そしてルヴァンファイナル。クリスの爆発を待っています!

2020年10月18日

湘南戦

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担当:大重正人

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立ち上がりの失点からも、落ち着いて試合のリズムを掴み、クリス→オルンガ選手のセットプレーで前半のうちに同点に。そして後半開始から投入された神谷選手が強烈なシュートを放つと、ミカのプレスで奪ったボールを江坂選手がGKを引き付けての完璧なラストパス。古巣相手に「前日から少し眠れないぐらいに気持ちが入ってきた」という言葉とは裏腹に、神谷選手がまさに「流し込む」というパスのような柔らかなシュートで逆転します。

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今日は、コロナ禍の中、レイソルサポーターにとって初めてビジター席を設けられてのアウェイ戦。見慣れたイエローの段幕がゴール裏に所狭しと並べられ、久しぶりの太鼓による応援で、選手たちは後押しを受けました。そしてミカの高さと決定力、クリスが加わったパワフルな前線、そして前線からの守備。レイソルのストロングポイントが遺憾なく発揮され、ここまでは狙い通りの展開でした。

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そして3点目を奪って勝利を決定づけようとさらに前に出たレイソルでしたが、監督や北爪選手の言葉によると、縦に急ぎすぎてしまい、もっと落ち着いてボールを握りながら攻めることも必要だった、と。前線へのロングボールが増え、そのセカンドボールを中盤がなかなか拾えない。ボールが行き交う展開になり、湘南のストロングポイント、走力が優位になる状況でした。相手も0-1など僅差で勝ち点を逃す試合が続き、それでも折れずにこの試合に懸ける執念を見せられた終盤でした。

2失点目、3失点目とも、レイソルは守備の陣形を作って待ち構えてはいたものの、球際で潰しきれず、背後を取られてひっくり返されると、フリーのシュートを許してしまいました。守備を頑張ろう、何とか粘ろうという思いがピッチ上からひしひしと見えていました。連戦が続き、疲労や消耗との戦いも非常に厳しい。ただ、それでも何とか踏ん張って勝ち点3を持ち帰らなければいけない試合でもありました。同じような展開で落としてしまった鳥栖戦の教訓、もう一度思い返さなければなりません。この頑張りを何とか結果に。来週は水曜の試合がなく、しっかり静養と準備を整えて、目下4位、8ポイント差で追うガンバ戦を戦います。

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2020年10月17日

明日はアウェイ湘南戦

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担当:笹原麻央

8試合を戦う10月も明日で5試合目。明日の湘南戦を終えると、久しぶりに水曜に試合のない1週間がやってきます。しかしルヴァンカップ決勝に向けて本当にたくさん取材のご依頼を頂いており、来週は取材で大忙しの1週間になりそうです。またお知らせできるものがありましたらお伝えいたしますのでお楽しみに!

まず初めに、昨日戸田伊吹選手、田村蒼生選手、中島舜選手、揖斐俊斗選手、田中隼人選手、近野勝大選手の合計6名の柏レイソルU-18所属選手のトップチーム登録をお知らせいたしました。今季は既にGK佐々木雅士選手とDF大嶽拓馬選手が登録されておりますので、合計で8人が登録されることとなりました。
トップチームに怪我をしている選手も多いですので、出場のチャンスはあるはずです。このチャンスを是非活かしてほしいと思います。
彼らが戦うプレミアリーグ関東は、4節を終えて1勝2敗1分。厳しい戦いが続いておりますが、この難しいシーズンのイレギュラーな大会でも3年生にとっては高校最後の大舞台。残りは3試合となりましたが、最後まで悔いなく戦ってほしいと思います。
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さて、明日はアウェイで湘南ベルマーレと対戦します。湘南とはルヴァンのグループステージを含め今季3度目の対戦。レイソルが2勝していますし、良いイメージで試合に入れるのではないでしょうか。
さらに明日は、このコロナ禍で初めてレイソルサポーターがアウェイ戦を観戦できる試合となります。ここまで今季はカップ戦も含めて、アウェイで7勝3分3敗と好成績を残しています。そこにサポーターの後押しが加われば、選手たちはさらに力を発揮できるに違いないでしょう。現地に行かれない方々も引き続きDAZNでの応援をよろしくお願いいたします。
現地へ来られる方も、まだまだ制限はありますのでこちらをご確認いただき、安全に観戦をして頂けたらと思います。
https://www.reysol.co.jp/news/event/033596.html
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そして、「プレーヤーズユニフォーム型クッション」「プレーヤーズユニフォーム柄マグカップ」の受注販売の締切が明日18日となっております。ご希望の選手をお選びいただける、ネーム・ナンバー入りの完全受注生産品となります。まだご注文されていない方、是非お好きな選手のグッズを手に入れてはいかがでしょうか。
https://www.reysol.co.jp/news/goods/033553.html
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明日も低い気温が予想されますので、スタジアムにお越しの方は暖かい服装でいらしてください。リーグ戦も2/3を終え終盤へと差し掛かっていきます。まだまだ上を目指せる位置にいますので、一戦一戦上を目指して戦っていきましょう。
明日も熱い応援を、よろしくお願いいたします。

2020年10月15日

浦和戦

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担当:大重正人

9月、レッズとフロンターレの試合をテレビで見たときに、立ち上がりからレッズがアグレッシブで速いテンポに巻き込むようなサッカーをしていて、フロンターレを押し込んでいたのがすごく印象的でした。その時とはメンバーや戦術ももちろん変わったりしているとは思いますが、そういう個も組織も整ったレッズを相手に、前半のレイソルはボールをしっかり握って、連携して敵陣に繰り返し入っていくところはすばらしかったですし、前半で1点を取れればという好リズムの中で、41分に相手を駆け引きしながら背後をとった江坂選手と、裏への動き出しを見逃さなかった三丸選手の息の合ったプレー。そして見事な切り返しから、ニアを射抜いたシュート。それはすばらしいゴールでした。

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もちろんレッズも後半からさらにエンジンをかけて、我々のゴールに向かってきました。14分、同点に追いつかれた場面。相手にヘディングされた瞬間、川口選手がラインを上げ、江坂選手にボールが触れていないとすれば、ポストに跳ね返ったボールにプレーした選手はオフサイドポジションにいたように見えました。「中央 5 ヘディングS ポストかえり 24 ↑ 30 シュート」という公式記録によれば、江坂選手がボールに触れていないことになっています。映像をじっくり見返せばそういう情報が見えてきます。あの混戦の中で、誰がボールに触った、どこに立っていたのか、プレーに関与したのか、ということを、2人の4つの目で見極めるのは非常に難しいことだと改めて思いますし、そうしたレフェリーのサポートをするためのVARがコロナ禍を経て、安全に導入されることを願います。

「相手は3トップのような形で高い位置をとってきた」というところでネルシーニョ監督は山下選手を投入し、3バックに変更。守備を安定させ、そしてミカやクリスのスピードやパワーを起点にカウンターで相手ゴールに迫りました。一方でレッズのカウンターも鋭く、最終ラインが1対1で対峙するようなピンチが何度もありましたが、そこはスリーセンターバックを中心に、最後まで失点を許さなかった守備は評価に値するものだと思いますし、連戦が続くタフな試合のなかで良く戦い抜いたと思います。

次節は、日曜日。アウェイでの湘南戦です。この試合はコロナ禍で初めてレイソルサポーターがアウェイ戦を観戦できる機会です。今季はカップ戦も含めて、アウェイで7勝3分3敗と好成績を残しています。チケットは、明日15日正午から発売です。ここまでアウェイ戦は、ホームサポーターに囲まれて、ある種孤独な戦いでしたが、次はサポーターの皆さんの拍手や後押しがあってとても心強く戦えます。引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

2020年10月13日

水曜は浦和戦

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担当:大重正人

横浜FC戦、ルヴァンセミファイナル、そして神戸戦と公式戦3連勝中、クリスの復帰が弾みをつけてくれたことでしょう。いい形で10月のスタートを切ることができました。1週を除いては、毎週ミッドウィークの試合があるタイトなスケジュールが続いています。欠場する選手をかわりの選手がカバーし、誰が出場しても同じようなクオリティーを保ちながら戦えています。

迎え撃つは浦和レッズです。7月のアウェイ戦では4-0と胸のすくような勝利をおさめたものの、先制するまではレッズに相当攻め込まれる厳しい試合でした。完封勝利に貢献した大南選手も「前半のピンチをGKを中心に防げたからこそ勝利になった戦いでした」と振り返ります。一方で「そういう粘り強さは僕らの強みでもあるし、自分の得意とするところ。今回もピンチが来ると思うので、そこで抑えられるかが鍵になると思います」と、守備での踏ん張りでゲームのリズムをつかんでいきたいところです。

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アウェイ戦で見事なヘッド!勝利を大きく引き寄せた仲間隼斗選手のマッチデープログラムムービーもアップしていますので、ぜひご覧ください!

現在「プレーヤーズユニフォーム型クッション」「プレーヤーズユニフォーム柄マグカップ」の受注販売の受付中です。あなたのお好きな選手のネーム・ナンバー入りをセレクトしてご注文をいただけます。今週末の18日日曜日が締め切りとなっております。KAMO柏店、もしくはオンラインショップ( https://www.reysol-online.jp/s/pages/order2020.aspx )にてお申込みいただけます。ぜひこの機会にお好きな選手のアイテムをお買い求めください!!
https://www.reysol.co.jp/news/goods/033553.html

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2020年10月10日

神戸戦

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担当:大重正人

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ミカとアタルが複数得点のダブルダブルで4-0。開幕の札幌戦を思い出すとともに、しっかり守備を整えて逃げ切ってほしいと思っていたところからの3失点。2月よりももっと冷や冷やする終盤になりましたが、イニエスタ選手擁する神戸の攻撃をすべて止めるのは簡単ではありませんし、中5日の相手に対し、ルヴァン準決勝の死闘から中2日で、立ち上がりからフルスロットルで戦い、最後までリードを守り抜いたのですから、その戦いぶりを称えたいと思います。

どちらが多く得点を獲るか。サッカーのシンプルなルールで競い合った、そんな試合でした。イニエスタ選手を経由してレイソルゴールに迫ってくる相手を食い止め、生み出したチャンスを逃さなかったのがレイソルでした。1点目、江坂選手を起点に、復活したクリスからのクロス、「相手の競り合いで腕も使いながら相手のバランスを崩し相手より先に体を入れた」と振り返ったミカ、強靭な肉体で競り勝ち、なおかつ低い体勢、頭で合わせる、非常に高度なゴールでした。

この日、一番きれいな形だったのは、2点目の江坂選手のゴールだったと思います。多くの選手が絡んだゴールだから選びました。自陣大南選手からのくさび、江坂選手からの落としは少しずれたようにも見えましたが、三原選手がサポートして、ダイレクトパス。抜群のタイミングで駆け上がり「マー!!」と右サイドを駆け上がる川口選手へすばらしいパスが届きます。ペナルティエリアには4人が飛び込み、これは決まる、と予感しました。

「クリスがニアで潰れてくれた。こぼれてくるかなと思って走り込んだら本当に流れてきたので押し込むだけだった。良いランニングがクリスと2人でできた」。ボールを動かし、縦につけて、スピードアップしながら、多くの選手が絡んだ江坂選手のゴール。これは本当にすばらしいゴールでした。前半最後には、神谷選手が角度のないところからでもシュートを放った積極性が実り、最後はミカがプッシュ。後半に入り7分には、ルーズボールの競り合いから、江坂選手が左足を一閃。札幌戦を見るようなシュート、そして展開でした。

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ただ、ここからイニエスタ選手が本領を発揮します。彼が、バイタルエリアで前を向くと、ほとんどがチャンスになり、決定的な仕事のできる世界的な選手であることを今日も証明しました。そのおぜん立てを受けて、仕事を果たしたのは日立台に戻ってきた田中順也選手。今日が復帰戦という状況ながら、落ち着いたシュートで連続得点。日立台で聞くDAZNの下田アナウンサーの「たなかじゅんやー」が、最初はどこか懐かしく、でも2点目で試合がわからなくなり、87分にはイニエスタ選手のPKで1点差。高橋峻希選手が2枚目の警告を受けるアクシデントもありながら、最後はボールを敵陣に運び、時間を使いながら、なんとか勝ち点3をもぎとりました。

今日はアフラックデー。試合前には笠井信輔さんとヒデさんによる「柏熱生配信」で、この試合を盛り上げてくださいました。小児がんへの理解や支援の輪をひろげるツイッターキャンペーンにも多くのご参加をいただきましてありがとうございました。この試合を見てくれたお子さんたちやそのご家族のみなさんに、今日のレイソル選手たちのプレーや勝利で、少しでも力を届けることができたら幸いです。

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2020年10月 9日

明日の神戸戦はアフラックデー

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担当:大重正人

まず、台風接近で心配される天候です。本日時点では、あす土曜日に予定通り開催する予定で準備を進めています。当初の予報にくらべて、台風の進路が大きく東へ進む予報に変わりました。ただ雨量や強い風には引き続き警戒の必要がありますし、太平洋側の地域のみなさまはくれぐれもご注意ください。もし急な天候悪化や交通機関のダイヤによって、試合開催についての急な変更があった場合は、レイソルの公式サイトやツイッターですみやかにお知らせします。

明日のヴィッセル神戸戦、今季、みなさまが最も楽しみにされてきたホームゲームのひとつだと思います。イニエスタ選手の存在感が、近戦とくに際立っています。三浦淳寛監督にスイッチしてから4連勝、4試合で12点、そのうちイニエスタ選手が3ゴール3アシスト。明日は雨予報ですが、さらに彼のテクニックが際立つのか、一方でレイソルのフィジカルや守備の力強さ、スピードが上回るのか。レイソルはルヴァンカップ決勝進出の勢いをさらにリーグ戦で加速させたい、ここからのホーム2連戦です。レイソルにもヴィッセルにも、古巣対戦の選手が多くいます。そのひとり、三原雅俊選手はアウェイ戦で劇的な決勝点をマーク、その時の裏話もあったインタビュームービーもぜひご覧ください。

明日は「アフラックデー」の開催です。レイソルの選手たちの背中、ユニフォームスポンサーとして長年のご支援をいただき誠にありがとうございます。毎年さまざまな企画でサポーターのみなさんを楽しませていただいていますが、今年はコロナ禍のなかで、小児がんの子どもたちとそのご家族が抱える課題を広く社会と共有し、小児がんへの理解や支援の輪を広げていきたいという想いから、新しいイベントを実施くださいます。
アフラックデー特設サイト:  https://aflacday.com/

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まず、YOUTUBEライブ配信です。15時キックオフの前、13:45からYOUTUBEで「柏熱生配信」があります。アフラックの新CMに出演するフリーアナウンサーの笠井 信輔さんに加え、「ペナルティ」のヒデさんが出演。笠井さんは、最近の日立台にわざわざお越しくださって、レイソルの試合をご観戦。報道出身のアナウンサーさんらしい"事前取材"もいただいて明日を迎えます。ヒデさんは言わずと知れた芸能界屈指のサッカー通、サッカーの名門市船出身で、相方のワッキーさんとともにサッカー界を盛り上げて下さっています。試合前、ウォームアップに登場する選手たちの様子も生配信される予定です。スタジアムに来られた方も、自宅応援の方も、ぜひYOUTUBEでイベントをお楽しみください

また「ひろげよう小児がん支援の輪 Twitterフォロー&リツイートキャンペーン」も実施中です。

レイソルの公式ツイッターをフォローし、この投稿をリツイートいただいた方に、抽選でサイン入りレプリカ、色紙、キーチェーンが合わせて50名様に当たるチャンスです。小児がんを経験された子どもたちや、がんで親を亡くされた子どもたちを支援する奨学金制度を、より多くの方に知っていただき、支援の輪を広めようという取り組みです。みなさんのリツイートが、皆さんの知人友人を救うことになるかもしれません。ツイッターを利用の方は、ぜひご協力ください!
https://www.aflac.co.jp/corp/mesena/mesena_kids_02/

2020年10月 8日

ルヴァン決勝進出

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担当:大重正人

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「監督から、技術ではなく気持ちだと言われた」。試合後のオンライン会見で大谷キャプテンがそう明かした通り、ファイナルに行きたいという思い、気迫、執念で相手に勝ったのだと思います。これだけ攻め込まれながら、最後の最後まで守り切れたのは、11人と4人の交代選手、さらに3人のリザーブとチームスタッフ、そしてスタジアムには来られなくともレイソルを信じて応援してくださったみなさんの気持ちがあったからこそです。7年ぶりのカップ戦決勝戦に勝ち進みました。

立ち上がりから攻め込まれ、ヘディングシュートがレイソルのゴールマウスを叩くピンチもあったなか、11分にセットプレーのチャンスをものにします。CKを蹴ったクリスのふわりとしたボールが、大外から飛び込んでいく選手の軌道が見えて、決まる!と思った通りでした。山下選手にとってレイソルでの嬉しい初ゴールが、値千金の決勝ゴールになりました。「クリスが復帰してから、練習の中でも(セットプレーから)良いゴールが生まれていたのでチャンスはあるかなと思っていた。案の定良いボールが来て、決めることができてよかった。自分の1点で決勝に行けるというのは非常に嬉しく思います」。

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試合速報ツイッターでゴール時にアップするGIF画像を用意しています。笹原広報が「いつも前線の選手は事前に準備しているんですけど、今日は山下選手の画像を用意していたんです。何かゴールを決めそうな気がして」。勝つときというのは、何か予感めいたことがふと降りてくるのかもしれません。

ただ、ここからが本当の戦いでした。これまでの今季2度の対戦でマリノスのクオリティの高さは身をもって体感していた選手たち。先日、大谷選手が取材の中で「マリノスと対戦したチームは、みんな速いテンポでゲームをさせられる。じっくり運びたいフロンターレですら、いつもより少し速くなっている」。ボールを動かすスピードやテンポ、出した選手がさらに違うスペースを取りに行き、それに連動してもっと多くの選手がスピードを上げて動く。そして休まない、リスタートが非常に速い。このテンポで90分間やり続けられるのがマリノスの凄さであり強みです。そうして疲弊してやられたのが、9月27日の試合でした。今日も5-4-1の守備陣形でスペースを埋めながら、どんどん動いてくるマリノスの選手を捕まえるという難しいタスクに直面しましたが、全員が足を動かし、身を挺し、声を張り上げ、競り合って、相手の波状攻撃を食い止め続けました。

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その努力を、完封という形で勝利に結びつけたのは、GKキムスンギュ選手の数えきれないほどのビッグセーブでした。あれだけのチャンスを作り、シュートを放った相手側からすれば、どうして決まらないんだと思うしかないほど、神がかっていました。でも当の本人は自分のプレーに徹しただけ、とばかりにいつも通り沈着冷静なコメントでした。でもそれが逆に頼もしくもあります。「個人的に決勝に行きたい気持ちが非常に強かったし、チームとしても決勝に行くための準備を続けてきた中、いい結果を得られてとても嬉しく思います。今日はラインコントロールを注意して戦おうとDF陣と話していたし、高いラインを保ったときは相手も狙ってくるので、裏へのボールへの対応や、相手の前線の動きを後ろからしっかりコーチングして、みんなといい守備ができたと思う。」

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「彼の今日の役割・活躍というのは決してサプライズではない」。監督がスンギュの評価を求められて発した言葉。彼ほどの選手なら、今日のプレーはスタンダードだ、監督もスンギュも表情を大きく変えることなく、当たり前のように今日を振り返ったことがとても印象的でした。

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2013年、改装前最後のナビスコカップで優勝したシーズンを最後に、国立競技場が改修に入り、今年あたらしく生まれ変わりました。旧国立最後のリーグカップに優勝し、新しい国立での幕開けの決勝戦で優勝のチャンスを握っているのは、我々柏レイソルだけです。レイソルにしかできないことを果たせるチャンス。ファイナリストとして過ごせるこの1か月は、本当に誇らしく、嬉しいことです。さっそく明日、Jリーグと対戦相手のFC東京と、ファイナルに向けてのオンラインミーティングがあります。Jリーグでたった2チームしか参加できないことに、我々が臨んでいることを誇りに感じます。新国立ですばらしい景色が見られるように、また明日からリーグ戦の戦いに戻ります。

2020年10月 6日

明日はルヴァン準決勝

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担当:笹原麻央

いよいよ明日、横浜F・マリノスとルヴァンカップ準決勝を戦います。
ここまでルヴァンカップはグループステージから数えて4試合を戦い全勝。準々決勝では、リーグ戦で敗戦したセレッソに3-0とリベンジを果たし、この準決勝への進出を決めました。

準決勝の相手は昨年のJ1王者、横浜F・マリノス。今年はここまでリーグ戦で二度戦い、1分1敗。9月27日のリーグ戦では先制しながらも終盤に3失点を喫し、悔しい敗戦に終わりました。その対戦を振り返りネルシーニョ監督は、「決めきるところを決めきれずに徐々に相手にペースを握られた試合だった。やはり自分たち自らのミスでできたスペースを相手に使われないように、そこがひとつ前回対戦の我々にとっての教訓になると思います。マリノスはボールを握れるチームなので、そういう相手に対して我々がチャンスを作れないときは守備的に相手にスペースを与えないことが鍵になる」と、今季三度目の対戦へ意気込みます。

そしてもう一人、ルヴァンカップのタイトル獲得に燃えるのが、前節怪我から復帰し、開幕戦以来の出場を果たしたクリスです。
「一発勝負のカップ戦は目の前の敵をあと2試合倒せばタイトルは我々の手の中に入ります。準々決勝のセレッソ大阪戦が終わった後に、監督とディオゴフィジカルコーチ、他のスタッフとも話をして、準決勝には身体を仕上げるという話をしてきました。是が非でも勝利を収めて、次のステージに進めるようにやっていきたいと思います」。

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レイソルへの在籍は5年。以前から「レイソルでタイトルを獲りたい」と口にしてきたクリス。「いろいろなものを見直す客観的な時期でもあったと思います。ピッチの外から少しでもやれることはないかと模索し、選手たちと意見交換をして、常に自分の置かれている状況で何かできないかと模索していました。サッカー選手としてもそうですし、我々の人生というものはこうして成熟していくものだと思います」と、今季ここまで怪我で戦列を離れていた長い時間は、サッカー選手としても一人の人間としても大きく変わった時間になったようです。

2回勝てばタイトル、と口にするのは簡単ですが、マリノス、FC東京、川崎と、準決勝へ進んだ3チームには今季まだ勝利がありません。しかし、怪我人が多い中限られたメンバーで勝利を掴み取ったり、ピッチに立てない仲間の為に一つになって戦ったり、前回対戦時から今日まででレイソルは確実に団結し、強くなっているはずです。残念ながらビジターサポーターは現地での観戦ができませんが、スカパーや公式試合速報を通して応援していただき、決勝への後押しをして頂ければと思います。

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また、今年も"もうひとつのルヴァンカップ"が始まりました!
毎年恒例の大人気企画であり、大会特別協賛社のヤマザキビスケット社基幹商品「ルヴァンプライムスナック」を用いたJリーグ各クラブによるレシピコンテストです。
今年のレイソルは、スタジアムでも大人気のレイソルカリーを使用した、「レイソルカリーサラダ」を発案しました。
レイソルカリーに砕いたルヴァンプライムを混ぜたものを、レタスやチーズ、卵などと一緒にお皿に盛った、新感覚のボリューム満点のサラダです!
動画では戸嶋選手が食レポ、レシピの紹介をしてくれています。

投票方法は以下の3つ!
【1】Jリーグアプリ内の投票ボタンから投票
こちらは1日1回、期間中は何度でも投票が可能!
【2】Jリーグ公式LINEから投票
Jリーグ公式LINE ID(@j.league)に、"柏レイソル"と送ることで投稿できます。こちらも1日1回、期間中であれば何度でも投票できます!
【3】Jリーグ公式Twitterから投票
Jリーグ公式Twitter(@J_LEAGUE)から、レイソルのレシピ紹介ツイートをRTすることで投票可能です。こちらは期間中1回のみ。引用RTやリプライはカウント対象外なのでご注意ください!

レシピ紹介ツイートはこちら↓

【1】と【2】は毎日投票可能ですので、投票期間である10月16日(金)17:00まで、是非毎日投票をお願いいたします!ルヴァンカップでも、もうひとつのルヴァンカップでもタイトルを獲得しましょう!皆さんの力を貸してください。よろしくお願いいたします。

2020年10月 3日

横浜FC戦

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担当:大重正人

7月、ホームで3失点の苦杯を喫した横浜FCに、今度はアウェイで3得点の勝利。前回の借りを返すことができました。

今日は私たちが待ちに待っていたクリスティアーノ選手が復帰し、そしてオルンガ選手と2トップを組むという、夢見てきた組み合わせがついに実現しました。立ち上がりの5分、中盤でボールを受けたクリスの前方で、ミカが敵陣のスペースへ駆け出します。見逃すことなく出された浮き球をおさめ、まるで開幕の札幌戦を見るようなミカの最もストロングな面が発揮された先制ゴール。

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「三原選手からいいボールが入ったのでうまくディフェンスラインの裏にボールを出し、ミカが得点することができチームの勝利に貢献することができた。」
「クリスからの良いボール、アシストがあって初めの決定機を決めることができた」。
クリス→ミカのホットラインの復活。今日は江坂選手が欠場した中、代わりに出場したクリスがしっかりを仕事を果たしてくれました。58分間の出場でしたが「やはりクリスティアーノが前線にいることで相手の脅威であることは間違いない」と監督も大いに称えた柏のもうひとりのエースが、10月から大暴れしてくれそうです!

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これは、ミカの先制点のあとのシーンです。この強烈な2トップに対し、横浜FCは4バックの2センターバックが同数で構えています。ミカとクリスに対し、同数で対応するのは簡単な仕事ではないと正直思いましたが、それでも後ろに人を余らせず、攻撃的な姿勢をキープする下平監督。一方で、1トップではなく、2トップをそのまま前線に残して、追加点のチャンスを伺うネルシーニョ監督。形は違えど、攻撃的精神を忘れず、自分たちのスタイルやプランを貫こうとする両監督の信念。ピッチ脇からたいへん興味深く見させてもらいました。

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ただ、1点リードで後半に入り「前半はレイソルの左サイドのところで起点を作られてから攻撃を仕掛けられるということが続いていたので、そこの修正を加えて選手たちを送り出した」という、勝利のために最善の手を考え即座に手を打つネルシーニョ監督の戦術も、また監督らしさが現れていました。前ががりなって攻め込む横浜FC、その裏をカウンターで狙うレイソル。アグレッシブでゴール前の攻防の多い、白熱の後半戦が続きました。

前節のマリノス戦。1-0から1-3とひっくり返された試合が頭をよぎりました。ただ、攻め込まれてもしっかりゴール前で跳ね返すDFラインは本当に頼もしかった。今日のGKスンギュ選手からはゴールを割られそうな雰囲気を感じさせない堂々のプレーでした。相手の左サイド、前節2ゴールの松尾選手の仕掛けは、古巣相手に意気込んでいた北爪選手が走力自慢の他攻防で奮闘。神出鬼没、変幻自在のレアンドロドミンゲス選手を監視し続けたボランチたち、また後半30分のカウンターのピンチに駆け戻った三丸選手の帰陣もすばらしいプレーでした。

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そうした守備陣の粘りが、最後の2得点につながりました。今季リーグ戦2度目の先発起用だった川口選手は守備から一転して、果敢な攻め上がりも見せていました。後半31分にはアーリークロスからミカの2点目をアシスト、アディショナルタイムにはファーへのクロスを大谷選手がヘディングシュートでダメ押しの3点目。「どちらも決めてくれた人が上手かったのでラッキーでした(笑)」と謙遜していましたが、それでも守備だけにとどまらず、すばらしいスピードとスタミナで駆け上がった攻撃精神が2アシストを生み出しました。

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そして、今日一番驚いたのは、古賀太陽選手のゲームキャプテンでした。プロになってからは当然初めて、彼も同じようにたいへん驚いたようです。「ロッカーに行ったらキャプテンマークが置いてあったんです。びっくりを通り越してました。これ間違えてないよな?と思いながら、いつもより緊張してました」。ただそんな心のざわつきのようなものはまったく感じさせない堂々のプレー、ユースの恩師であるシモさんの前で成長の姿を見せられたのではないでしょうか。

「今日こうしてキャプテンマークを巻かせて頂けてとても光栄でしたし、実際に巻いた時には身の引き締まる思いでした。今日は何より試合に勝てたことが一番ですし、チーム全員の力あってのことだと思っているので、皆に感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き試合が続くので少しでも多くの勝ち点を積み上げられるようチーム全員で戦いたいと思います」

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若手の心身の成長、移籍加入組のフィット、健在のベテラン、負傷者の復帰。決して万全の状況ではないなかでも、こうした様々なポジティブな要因をつなげ、後半戦に向けて、そして水曜日のルヴァン準決勝、マリノス戦へ大きな弾みのつく勝利となりました。リーグ戦の雪辱、そして国立ファイナルへ、レイソルは前をむいて突き進んでいきます。キャプテンにこうして集まってくる選手たちの顔を見ていると、今日はいい試合ができたんだなあとしみじみ思えてきます。

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2020年10月 2日

明日はアウェイ横浜FC戦

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担当:笹原麻央

火曜日の朝、戸嶋選手に連絡を入れました。何という言葉を送ったらいいか迷いましたし、ありきたりな言葉しか浮かばずに、こんな言葉で励ましになるのだろうかと考えつつもLINEを入れると、丁寧に返してくれた返事の中には、"今できる仕事の依頼待ってます笑"という言葉がありました。

あのような大怪我から2日、普通だったら自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいそうな状況の中で、まさかそんな言葉が返ってくるとは思っていなかったので驚きました。
"何かできることがあれば言ってください"というのはこっちのセリフなのに、こんな時でさえ自分のことよりも周りのことを考えて、"今のところ順調です"と笑顔の顔文字とともに送られてきた文章に、なんだかこちらが元気づけられてしまいました。

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怪我のリリースとともに、彼の希望でコメントを掲載しました。必ず復帰しますという力強いコメント、相手選手を気遣う言葉、そしてJリーグ、サポーターへの願い。あの言葉でたくさんの人の心が動かされたと思います。レイソルのサポーター、マリノスのサポーター、新潟のサポーター、その他にも多方面から寄せられるコメントはどれも胸が熱くなりました。皆さんが祥郎さんのコメントを読んで感動したり心を動かされたように、言葉はすごく大きな力を持っています。だからこそ生活の中でもネット上でも、言葉が与える力をもっと考えるべきだと思いましたし、ネット上で指先ひとつで発した何気ない言葉も、届く先は人の心だということをもっと一人一人が感じるべきだと強く思いました。

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明日はアウェイで横浜FCと対戦します。古巣戦となる北爪選手は「絶対に勝ちたいですし、昇格した非常に難しいタイミングで移籍を決断させてくれたチームに対しても成長した姿を見せたい。結果で返すことが選手としては一番やりがいだし、それを目標としてこのチームに来たので、しっかり勝点3を持ち帰りたい」と熱い思いを話してくれました。

ネルシーニョ監督も前回対戦を振り返り、「横浜FCはGKからも足元でボールをつなげる選手がいるので、まずはなるべく高い位置、ゴールにより近いところでボールを奪うことができれば得点が生まれる機会がより多く作れるのではないか。攻守においてビルドアップが鍵になるのは間違いない」と対戦でのポイントを語りました。

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前回対戦時からそれぞれ試合を重ね、「成熟度は前期と比べて状況が全く違う」とネルシーニョ監督は続けます。前回は悔しい敗戦でしたので、リベンジを果たす意味でもこの試合に勝利し、10月の良いスタートを切りたいところです。

さらに、明日の12時からは10/10神戸戦のBIGアソシエイツ会員先行販売がスタートします。この試合は「アフラックデー2020 小児がんサポートマッチ」。新型コロナウィルスの感染拡大によって環境が大きく変化している小児がんの子どもたちとそのご家族が抱える課題を広く社会と共有し、今まで以上に小児がんへの理解や支援の輪を広げていきたいという想いから「小児がんサポートマッチ」として視聴者参加型のイベントなどをオンラインで開催することにいたしました。
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試合前には、アフラックの新CMに出演するフリーアナウンサーの笠井 信輔さんに加え、サッカー通で知られる、お笑いコンビ「ペナルティ」のヒデさんもお迎えし、YouTube上で当日の直前生配信番組を放映します!オンラインの生配信ならではの視聴者参加型の企画も実施予定ですので、是非ご覧ください。
その他にもイベントは盛り沢山です。詳しくはHPからご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/news/event/033542.html

先程Jリーグから第26節以降の日程が発表されました。レイソルはACLの日程変更に伴い、11月に予定されていたアウェイFC東京戦が10月28日に変更、10月も8試合を戦う過密日程となりました。詳しい日程はこちらからご確認ください。
https://www.reysol.co.jp/news/event/033554.html

先日の高橋祐治選手の負傷に続いて戸嶋選手が負傷。どちらも大きな怪我で大変ショックな出来事ではありましたが、仲間へ捧げるゴールとパフォーマンス、山下選手や大谷選手がさりげなく投稿に入れた#28のハッシュタグ。呉屋選手の熱いツイート。みんながみんな自分の考えをSNSで発信するわけではないですが、仲間思いで熱いレイソルの選手たちの姿をここ何ヶ月かでたくさん見ることができました。とても誇らしく思いましたし、そんな選手たちが揃うこのクラブの一員でいられることを本当に嬉しく思いました。

明日は10月初戦。ルヴァンカップももちろん大事ですが、リーグ戦もきっとこの10月が大きな分岐点になるでしょう。
怪我人がいたり過密日程だったり、問題はたくさんあるかもしれないけれど、絶対に勝ちたい。ピッチに立てない選手たちの為にも。そして今、みんなが同じ方向を向いているレイソルならば絶対に勝てると信じています。
明日はアウェイゲーム。レイソルサポーターはまだ現地での観戦ができませんが、画面越しでの応援をよろしくお願いいたします。そしてTwitterやInstagramを通して、声援をよろしくお願いいたします。その言葉は選手たちに必ず届きます。
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