2021年6月 8日

明日は天皇杯初戦

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担当:大重正人

まず海外から相次いで悲しい訃報が届きました。6月3日、元レイソル監督のアントニーニョ氏が亡くなられました。82歳でした。レイソルがJFLからJリーグへと駆け上がった時代を築かれたひとりです。1995年、レイソルが初めてJ1昇格したものの、前期は最下位に低迷。そこで急遽チームを率い、後期は見事5位にまで押し上げるなど、レイソルの礎を築かれました。

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そして昨晩、韓国のユサンチョル氏が49歳の若さで旅立たれました。日韓ワールドカップ開催を前に両国のサッカー熱が燃え盛っていた2001年に、マリノスでの大活躍を経て、レイソルへ。ホンミョンボ、ファンソンホンという韓国の英雄が3人も柏に揃いました。レイソルでは2002シーズン途中まででリーグ戦14得点。フィールドのどのポジションもこなし、攻撃でも守備でも高いクオリティを見せる稀有なプレイヤーでした。晩年は膵臓がんであることを公表し、最後まで不屈の精神で闘い続けました。

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改めまして、お二人の足跡、功績に敬意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。明日の天皇杯では、レイソル選手たちが喪章を着用し、キックオフ前には黙とうをささげることになりましたので、スタジアムにお越しの方は、天に思いを捧げていただければと思います。

明日は天皇杯初戦です。昨年は新型コロナウイルスの影響で変則大会となり出場が叶いませんでしたので、レイソルにとって2年ぶりの天皇杯となります。2回戦は栃木代表の、栃木シティFCとの対戦です。歴史をさかのぼると、1947年に日立栃木サッカー部として創設され、日立製作所やレイソルとの縁のあるクラブです。

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前身の栃木ウーヴァFC時代には、この天皇杯でレイソルと対戦しています。ちょうど10年前、レイソルが初のリーグ制覇に向けて突き進んでいた2011年の10月8日でした。柏の葉で2-0でレイソルが勝利しています。ちなみに栃木ウーヴァが1回戦で破ったのがレイソルU-18。先日の日本代表戦で話題になった兄弟対決、レイソルでは2012年の天皇杯で実現したわけですが、実はもう1年早く夢の一戦が実現したかもしれなかった、というお話です。2011年当時のU-18チーム、この試合のメンバー15人中10人がJリーガーになったという、レイソルアカデミー史上でも有数の世代でした。
http://www.jfa.or.jp/match/matches/2012/0101tennouhai/schedule_result/pdf/m02.pdf

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栃木に目を向けると、キーパーの原田選手は他クラブを経由して、いま栃木でプレーしています。6日の関東サッカーリーグ1部の試合でも先発出場しています。また柏アカデミーつながりでいえば、DF大島嵩弘選手も先発しており、日立台凱旋が叶うかもしれません。シマが33歳になったというのは昔を知る一人としては大変驚きなのですが、ぜひ日立台で元気な姿を見せてほしいですね!また工藤浩平選手(千葉など)、阿部巧選手(東京や福岡など)、Jリーグを経験した選手たちが揃い、関東リーグで現在3位と好調です。

一方レイソルは、5月の8試合で未勝利、勝利から遠ざかる厳しい状況が続いています。19日のアウェイ広島戦までリーグ戦が空き、立て直し、巻き返しに向けて、一日たりとも無駄にできない時間です。「これまでのリーグ戦、カップ戦でうまくいかなかった部分を、とにかく今は反復してトレーニングしている。選手と話をしながら何をどのように改善していかなければならないのかを突き詰めてやってきた。この天皇杯は、これまで中断期間中にやってきたことを確認する良い機会にしたい」とネルシーニョ監督。

さらにこう続けます。「我々としては組織的に戦う姿勢が必要で、守備から相手の空けるスペースを突いて攻撃に出ていく、その狙いはこれまでのリーグ戦と変わりない。どの大会、どの試合であっても自分たちのやるべきことを全うすること。個人個人が与えられた役割をやり抜くことです」。今週は実戦練習の中でも、ワンプレーごとに監督が選手に声をかけ、修正を入れながらトレーニングを進める様子が見られました。

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シュート練習では、守備陣が身体を張ったプレーを見せれば、キーパーやDF陣から大きな歓声が上がり、負けじとアタッカーたちもすばらしいシュートを決める。いいプレーが出れば自然と士気が高まりますし、いいトレーニングにつながっていきます。大会や相手は関係なく、目の前の相手に全力でぶつかって、勝利をめざす。最近でいえばマリノス戦のような、相手に何人もが続けて襲いかかっていくような戦う姿勢を見せてほしいと思います。

天皇杯のチケットは、引き続き発売中です。いつものローチケに加え、天皇杯はほかのチケットエージェンシーでも購入可能です。価格はリーグ戦よりもかなり下がっており、SS席はリーグ戦当日ですと5700円ですが、今回は前売2600円、当日でも3100円。ゴール裏は同じく大人2900円のところ、前売1600円、当日2100円です。まん延防止等重点措置による千葉県からの要請により、明日は18時キックオフと早い時間になりますが、明日も天気はよさそうですし、ぜひ三協フロンテア柏スタジアムでのご観戦をお待ちしております。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034193.html