2022年5月14日

30周年記念マッチ

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担当:大重正人

多くのチャンスを作りながら、1本のセットプレーで敗れてしまったという本当に悔しい試合でした。選手たちはなおさらそうでしょう。シュート数は18対6と圧倒し、サヴィオ選手のFKと、最後の三丸選手の決死のヘッドが惜しくもゴールマウスにヒットし、また細谷選手や小屋松選手のビッグチャンスも相手GKの好守に阻まれました。

もちろん悔しさしか残らない試合ではありましたが、ガンバがベストの布陣で臨めない状況だったことを差し引いても、特に前半はレイソルが試合を優位に進めていました。サヴィオ選手にボールが入り、前を向いたときに、周りの選手が信じて動き出す。何度もチャンスが生まれ、また左サイドからの小屋松選手と三丸選手のコンビネーションも試合を重ねるごとに高まっています。

セットプレーでの失点がなかなか防げないというのは、チームとして引き続きクリアしなければいけない課題です。今日はすばらしい高さでのヘディングを見せていた上島選手が頭を打ってピッチを離れた際のセットプレー、不運もありましたが、だからこそより集中を高めなければいけない場面でもありました。あそこさえ抑えられたら、勝ち点1のチャンスは十分にありました。

ただ、ネルシーニョ監督が残した会見でのコメントがすべてを表していると思います。「もちろん、今日の結果というのは望んだものではないが、今日の敗戦がゲームの内容の価値を下げるものでは決してない。非常に攻撃的で魅力的なサッカーを終始できていたと思っているので、試合後選手たちにもそう声をかけた。敗戦こそしたが、今日のゲームが次節につながるようにしっかりと準備していきたい」

そして、リーグ戦初出場のルーキー加藤匠人選手のプレーには、みなさん期待が高まったことと思います。フリーになれるスペースをみつけ、スムーズなトラップ&ターン、そして持ちすぎずテンポよくさばく。味方が次のプレーに移れる時間を作るボランチらしい持ち味を発揮してくれました。インサイドキックはもちろん、鋭いくさび、相手の背後へのフィード、レイソル最後の追い上げのリズムを作ったのは間違いなくタクトでした。

「その中でもボールを触って散らしながらリズムを作る部分で自分の特徴は出せたが、パスの精度だったり、チャンスメイクという意味ではまだまだ足りなかったし、チームの力になれなかったという悔しい気持ちが大きいです。一本シュートも打ったがかなり力んでしまった。自分からのパスでゴールが生まれるイメージをこれまでしてきたが、そこからゴールにつなげたかった。まだまだ力不足を痛感しました」と雪辱を誓いました。もっともっとやれる。そういう期待を持って見守っていきたいと思います。

今日は、開場を早めましたが、早くからたくさんのサポーターの皆さんにご来場をいただいて本当にありがとうございました。選手会ブースでのチャリティくじ、OB増嶋竜也選手と大谷選手のトークショー、MCにはナラヨシタカさんと岡田亜紀さんもご参加いただきました。ウォームアップの際にはひときわ大きな拍手で迎え入れていただき、初開催のイエローサンシャインナイトも予定していた演出をスムーズに運ぶことができましたし、何よりサポーターの皆さんのご協力でスタジアムを照らしたイエローのライトが本当にすばらしく綺麗でした。今日の改善点も振り返りながら、今後のナイトゲームでの実施も検討していきたいと思います。

これまでの30年の感謝をお伝えするとともに、これからの時代も変わらず応援いただけるようにクラブ一同、力を注いてまいります。本日はご来場ありがとうございました。柏熱地帯を中心とした手拍子の応援、いつも以上に心強く聞こえてきました!3日後、ルヴァンカップグループ突破を懸けた京都戦もぜひスタジアムでお待ちしております。

今日のトークショー、OB皆さんからのメッセージ、30周年記念ムービーは明日以降、順次SNSにアップしていきますので、またお楽しみください。

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