2009年9月 3日

根付いていくもの

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担当:石本瑞奈

ここ数日、ぐっと涼しくなった日立台。今日も半袖ではいられないので上着を羽織ってグラウンドへ行きました。すると、足元に枯葉がたくさん落ちています。例年、今月の半ばくらいまでは残暑もあったような気がするのですが・・・。9月に入っていきなり枯葉というのがちょっと早すぎるような気がしました。

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練習は昨日の午後と同じくゲーム形式で行われました。今日は3つのグループに分かれての4対4です。つまり、2回ゲームをやって1回休み。休みのグループは、昨日と同じくドッジボールの外野状態でフリーマンをやります。フィールドの中でプレーしている時は、めまぐるしく訪れる攻守の切り替え。そして、監督からの「止まっていないで、動け!」という指示。最初のうちは動き回っていた選手たちも、練習終わり頃になると、さすがにやや動きが鈍くなってきたように見えました。そんな中、何度も鋭いゴールを決めていた北嶋選手。「今日はきつかったですか?」と聞いてみると、「ネルシーニョ監督が来て、今日が一番きつかったね」。それでも「監督のやりたいことを何とかして表現しようと思う」とキッパリ。表情はとても充実していました。

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練習後はフランサ選手の取材がありました。「Number」の南米サッカー特集用のインタビューです。ブラジル代表に入った経験もあり、ヨーロッパでもプレーしていたので、いろいろな話が出てきました。フランサ選手はインタビューの時、まじめに答えながら時おりとても面白い例え話をするため、立ち会うといつも笑ってしまいます。また、公文通訳の日本語訳も笑いを誘う絶妙な言い方なのです。テレビ取材の時など、手で口を押さえてこらえたことがあります。この取材は今月17日発売号に掲載される予定です。お楽しみに!

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そして、今日はホームページでもお知らせしたとおり、柏市の学校法人祁山学園(きざんがくえん)手賀の丘幼稚園の芝生開きがありました。
この幼稚園では6月23日に日本サッカー協会から寄贈された「ポット苗」を植え、園庭1200?を芝生化。そして芝広場が完成し、オープニングイベントとして今日、芝生開きが行われました。イベントには幼稚園の年少組から年長組までの園児286人とともに、レイソルからもレイソルアカデミーの池田コーチ、増本コーチ、そしてレイくんが参加。コーチたちはサッカー教室も行いました。

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サッカー教室はまず、年中組を対象に始まりました。柏レイソル提携クラブであるヴィスポ柏さくら99の寺門コーチの指導で、レイくんと一緒に準備体操。このあと、リレーゲームやパスゲームを楽しみました。子供たちは「ころんでも平気だよ!」と元気な声を響かせていました。

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年少組は輪になってのボール遊びや、コーチとの鬼ごっこなど、広くて新しい芝生の上をはだしで走り回ります。関係者の方も「芝生なので、思いっきりはだしで走れます。はだしで走ることで、体力作りにもなると思うので、期待しています」と嬉しそうでした。
子供たちは6月に自分たちが植えた芝生の苗が大きくなるのをとても楽しみにしていたそうです。

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レイくんは年長組に大人気。あっという間にこんなに取り囲まれました。

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そして増本コーチも張り切りました。年長組の子に帽子を借りて、ボールリレーに参加。園児たちに大笑いされていました。私は子供用の帽子のゴムが伸びてしまったのでは・・・と少し気になりました。

園長先生は「芝がこんなに早く根付くとは思わなかった。手入れは大変だけど、園児たちの笑顔を見ると、その苦労も吹き飛んでしまいました」と笑顔で話してくれました。

こうやって、いろいろなところに芝が広がっていくというのはとても嬉しいことです。私が子供の頃は、校庭で転ぶとヒザの中に小さな石が何個も入ってしまったこともあります。芝だと、子供が転んでもそこまでのケガはないと思うので、みんな思いっきり走ることができます。幼稚園だけではなく、小学校、中学校、高校など、様々なところに芝が根付いていく、そしてチームとしてそういう環境作りに対して何らかのお手伝いができれば、本当に幸せです。