2023年7月17日

ガンバ戦

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担当:大重正人

1-3というスコア、結果がすべてです。勝てなかったと下を向いているわけにはいきません。残り13試合、その内容から次につながることを導き出して、次の勝利をめざしていくのみです。

試合をご覧の方はお分かりだと思いますが、90分の試合のうち、劣勢ばかり続いた時間は多くはなかったと思います。選手たちは良く走り、戦っていました。セカンドボールや球際のバトル、プレスに出て行った時の強度。そして後半途中の椎橋選手の退場から10人になってからは、よりその部分が際立ち、途中出場の山本、戸嶋、三丸、川口、真家選手たちを含めて、1人分多く走って、2点のビハインドを何とかするという気迫が十分感じられました。ガンバがリードして守備を固めたこともあったとは思いますが、現に相手のGKを脅かしていたのは1人少ないレイソルの方でしたし、後半に入ってからのCKはレイソルが9本で、ガンバは0回。10人になってからも何回CKのチャンスを得たでしょうか。

前半21分の同点ゴールも、レイソルが狙っていた形を出せたゴールでした。4-4-2のセットから、相手のビルドアップに対して徐々に前進してコースを限定し、相手を追い詰めていく。サイドバックの片山選手までプレスに出てボールを蹴らせて、さらに失っても小屋松選手の素晴らしいプレスで奪い返して、前線の4枚が攻撃に転じました。ペナルティエリアで細かく繋いで、サヴィオ選手からの見事なアシストを細谷選手がゴール、働くべき選手たちは連動したナイスゴールでした。「前半いい戦い方ができて、後半すぐにああいう形で失点を許したが、後半に入ってからも互角に戦うことができたと思う」。サヴィオ選手の言葉通り、レイソルの選手たちは持てる力を見せてよく攻めていましたし、全力を出し切った試合ではあったと思います。

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ただ、その頑張りをスコアに表せられなかったという大きく重い現実があります。相手のシュートをわずか5本に抑えながら、そのうち3本がゴールになってしまった。失点の場面、PKになった場面、映像を巻き戻せば、ここは回避できた、こうすることもできた、というのが見えてきます。特に後半早々の失点はマイボールのスローインを失ってからのものでした。全員で頑張って頑張って追いついて、さあここから逆転しようという矢先。前半の立ち上がりもそうですし、PKの場面も含めて、全てが致命的でした。あの場面も踏ん張れないと、それまでのハードワークが水泡に帰して、この先、獲れるはずの勝ち点は一向に手にすることはできません。細谷選手の言葉です。「後半の入り、ハーフタイムに全員で締めてはいるが、ああやって(後半早々に)入れられてしまって少し崩れてしまった。自分たちの修正力が足りていないと思うし、その後も決定機は作ったが、決めきる力がまだまだ必要だと思う」

松本選手は「前半45分で言えば、自分たちがすごく劣勢だったと言えばそうではなかったし、後半も一人少なくなってもチャンスを作って、追いつけるぐらいの雰囲気もあって、完敗だったという感覚はないと思う。ただ不用意なファウルや、一つ一つのズレが結果的に失点になってしまっているのが、ずっとある。シーズンを通して、試合の入りをどうするかというチームの意思統一、選手一人ひとりがどう戦うか、もっと理解して合わせないといけない。キーパーの自分としては、ミスやズレがあってもそこで止めていれば失点にはならないし、守備範囲を広げたり、もっと自分の能力を上げていかないといけない」。

相手がマックスのパワーを出してくる立ち上がりの時間帯、相手を上回る力をもっと出さないと、今後も同じ試合を繰り返すことになります。先行されて、追いつくために、必要以上に力を浪費し、逆転までの力を失っている現状があります。戦術的にも、選手たちの意志統一の面でも、もっともっと拘らないといけない。せっかくの頑張りが結果につながってほしい。

サポーターの皆さんの応援は、本当に心強かったです。ホームガンバサポーターの声量はすごかったですが、パナスタの5階席、ピッチから離れた場所からでもレイソルサポーターの声はピッチまで届いていました。一人少なくなって2点ビハインドになってから、より一層熱が上がっていましたし、その後押しが選手たちの足を動かしたのは間違いありません。細谷選手の言葉です「チーム全員が一つになって勝点3を最後まで目指したところは今後に繋がるものだと思っているし、それを繋げなければいけないと思っているので、次絶対に勝点3取れるように準備していきたい」。チームは柏に戻り、水曜まで休養。金曜から再スタートになります。8/2の天皇杯札幌戦、そして8/6のリーグ再開の京都戦まで、1回1回のトレーニングを無駄にすることなく、試合で結果を出すために最善の成果を残さなければいけません。時間切れまで声援を送り続けてくれるサポーターの皆さんに顔向けができるような結果を。

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2023年7月15日

明日はアウェイガンバ戦

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担当:梶山由珠

天皇杯徳島戦の翌日、チームは飛行機で柏へ移動し、そのまま夕方にトレーニング。昨日、今日は午前中にトレーニングをして、今日昼過ぎには大阪へ向けて慌ただしく出発しました。中3日のアウェイ連戦は今季何度かありましたが、今回は長距離のハードな連戦となります。天皇杯からの連戦組は当然疲労はあると思いますが、久しぶりに勝利を得たことで「いいイメージはできた(土屋選手)」と気持ちは前向きです。

明日アウェイで対戦するのはガンバ大阪です。今季途中までは下位に沈み、レイソル同様に苦しい時期を過ごしましたが、直近のリーグ戦6試合では5勝1分と驚異的な強さを見せています。特に前線には技術の高い選手が揃い、一瞬でも隙を見せたらやられてしまうような怖さがあります。今年の開幕戦、ホームで対戦した試合は2-2ドローでしたが、あの試合でもその怖さを感じるシーンがありましたし、宇佐美選手のゴールなんかはそれを象徴するような見事なものでした。

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そんなガンバの強烈なアタッカー陣を抑えようと、静かに闘志を燃やすのは土屋選手。先日の天皇杯徳島戦では、田中隼人選手のアクシデントにより前半23分からの出場となりましたが、無失点に抑えてセンターバックとしての責務を果たしました。今節は立田選手が出場停止。窮地に立たされるチームを救おうと意気込みます。

「ガンバ戦は、チームとしても絶対に勝って弾みをつけなければいけない試合。自分にチャンスがあったら『やってやろう』という気持ちなので、その気持ちを試合で表現したい。最終ラインに立つ以上は、チームにとって悪い流れを引き寄せるようなミスは絶対にできないし、逆に良い守備や攻撃の起点になるようなパスだったり、そういったプレーでチームを元気付けたい。試合に絡んでいる以上は、サポーターの気持ちも、試合に出られていない選手の気持ちも背負って、責任を持って試合に出ないといけないと思っています」

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天皇杯での出場はありませんでしたが、今季もチームの心臓を担う椎橋選手。レイソルに加入して3年目、選手が入れ替わったり、監督が代わっても継続して試合に出続けていることで、彼の発言からはいつも責任感の強さを感じます。

「天皇杯に勝てたのはすごく大きいですけど、リーグ戦で勝てていないので危機感しかないです。チームがなかなかうまくいっていない時に、一つにまとまることが大事だと思っていて、一人一人がばらばらにならないように、僕くらいの年齢の人間が引っ張っていかないといけない。うまくいかないとネガティブになってしまう選手もいますけど、終わってしまったことは変えられないし、そういう時に次どうしていくかが大事。僕もプロの世界で8年目になって、もう若手ではないので、自分が若い頃に教わったことを若い選手たちに伝えていこうという気持ちでやっています」

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椎橋選手は先月26歳の誕生日を迎え、年齢的にもチームのちょうど真ん中。その立場を自覚して、先輩と後輩をつなぐ役割も担いながら、チームをどうにかいい方向に導こうと、日々取り組んでいます。

夏の中断期間前最後のリーグ戦、ここで結果を出して前向きな気持ちを取り戻すためにも、サポーターの皆さんの後押しは欠かせません。「この状況を変えてやる」と強い気持ちを持ってピッチに立つ選手たちを、明日も熱くサポートいただければと思います。
明日のガンバ戦はパナソニックスタジアム吹田で19時キックオフ。明日も暑く湿度の高い気候が予想されますので、現地へ行かれる方は体調にはくれぐれも気をつけながら、ともに戦いましょう!どうぞよろしくお願いします。

2023年7月13日

天皇杯徳島戦

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担当:大重正人

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2年連続しての天皇杯3回戦、アウェイでの徳島戦を制し、ベスト16へ進出しました。他会場ではJ1勢が下のカテゴリーのチームに敗れたり、また延長戦や、10人以上が蹴り合うPK戦の死闘が続出したなかで、リーグ戦とは異なるメンバーたちがしっかり結果を出せたことは、今後のリーグ戦にもつながる成果にもなりました。

去る土曜の湘南戦同様に、キックオフから受けていくのではなく、自分たちからアクションを起こそうということで「裏を狙って蹴っていく(仙頭選手)」プランでゲームをスタート。なかなかそこでボールが収まらなかったものの、セカンドボールや相手ビルドアップへのプレスに積極的でした。真家、山田、落合の3選手を中心に、非常に激しくアタックし、パワーを持って試合に入れました。

一方で、徳島もアグレッシブで、レイソルのセットプレーのピンチが多くありました。全員で身体を張って、ゴールを守りました。その最中で田中隼人選手が頭を打ち、ドクターチェックの結果、脳震盪での交代となるアクシデントに見舞われました(試合後は自分で歩けていましたし、大事ではないかと思われます。今後も引き続き経過を観察していきます)。前半23分、土屋選手を予定より早く投入することになり、ゲームプランが崩れることになってしまいましたが、この中断明けぐらいからレイソルがボールを握り始めました。

「相手を見て、ボールを回せるという感覚があった」という仙頭選手がボランチの位置でゲームメイク。DFの古賀選手や土屋選手が相手プレッシャーを剥がしながら、ボランチへボールをつけ、仙頭&高嶺のダブルボランチを中心にショートパスで敵陣へと前進できるようになりました。このいい時間帯で先制点を奪えるかどうか。試合を大きく決めるポイントで、セットプレーから先制点が生まれました。「この試合は自分がニアに入ることになっていたんですが、この時だけ太陽くんと入れ替わったのがうまくいきました」と真家英嵩選手。187cmの長身を生かした豪快なヘディングが徳島ゴールのネットを揺らしました。

ハーフタイムを過ぎて、ヒデはもう一つ大きな仕事を果たしました。後半5分、チーム全体で敵陣へ侵入し、中央のエリアへ位置をとった川口選手から鋭いスルーパス、ゴール正面で待ち構えると落ち着いてゴールへと流し込みました。「桜大が相手を釣ってくれたので、間のスペースでうまくボールを受けられました」。前半は相手の激しいマークもあってなかなか起点になることが難し勝ったですが「今日はボールフィーリングが良くなくて、今日のプレー自体はうまくいっていませんでしたが、ストライカーとしてああいう場面でゴールを決めて勝利に導くことができたのは良かった」。2点目の直後すぐに交代となってしまい「足が攣ってしまいました」と苦笑いの様子でしたが、特に大事ではなさそうで一安心です。今後のリーグ戦でも活躍を期待したいですね。

2点をリードし、また日曜日にリーグ戦のG大阪戦を控えていることもあり、選手を入れ替えながら守備のパワーを維持し、ゲームを落ち着かせました。後半途中から徳島の波状攻撃を受け、またセットプレーのピンチが前半同様に多くありましたが、GK守田選手がしっかりボールを弾き出し、また終了間際のカウンターピンチでは1対1の場面でビッグセーブ。ベテランらしい落ち着いたプレーで若手選手をひっぱり、完封でのラウンド16進出に貢献してくれました!

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この勝利の次のリーグ戦へ。古賀選手は「普段なかなかピッチに立てていない選手が結果を残せたことはチームにとって大きなこと」、2点目をアシストした川口選手も「この勢いをリーグ戦に繋げていきたい」と日曜の試合へ目を向けていました。平日のロングアウェイにも関わらず、徳島まで駆けつけてくださったサポーターの皆さんと久々に勝利を分かち合うことができて何よりです。「次は大阪で!」とそんな期待の声もかかっていました。この応援と期待に応えられるように。大きな歌声をこの日もありがとうございました!

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2023年7月11日

明日は天皇杯3回戦

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担当:梶山由珠

明日は天皇杯3回戦、敵地での徳島ヴォルティス戦に臨みます。昨年の3回戦も、同じく徳島との対戦でした。偶然とはいえ、3回戦での2年連続同カードはなかなか珍しいことです。
昨年の対戦では、試合開始早々に失点を許したものの、後半からはゲームを支配して相手陣内へと押し込み、土屋選手、森海渡選手のゴールで逆転。ラウンド16へと駒を進めました。その決勝ゴールを挙げた森選手は、今季の頭から徳島へ武者修行で期限付き移籍中。現在チームトップスコアラーの9得点で、徳島のエースとして君臨しています。明日の試合には契約上の都合で出場できませんが、レイソルを倒して次のステージへと進むために、仲間たちにレイソルの選手の特徴などを伝えて、この対戦に闘志を燃やしていることでしょう。

徳島は今シーズン序盤なかなか結果が出ない時期が続きましたが、第12節で今季初勝利を挙げて以降、5月には森選手が月間MVPを受賞するほどの活躍を遂げたこともあって、コンスタントに勝ち点を積み上げました。しかし6/11栃木戦での勝利以降は直近5試合で未勝利。明日の天皇杯で勢いを取り戻そうと、恐れることなくレイソルとのゲームに立ち向かってくるはずです。

我々にとっても、明日のゲームは勝利という結果が何より必要です。トーナメント戦なので、勝利=ラウンド16へ進むことを目指すのは当然ですし、その先にはタイトル、ACL出場という目標もあります。ですが、チームが長らく勝利から遠ざかっている今、最も重要なのは、目の前の試合に勝利すること。この試合でリーグ戦での悪い流れを断ち切って、週末のガンバ戦へとつなげたい。とにかく勝ちたい。選手も監督もスタッフも、そしてサポーターも、その一心だと思います。

直近のリーグ戦で出場機会を掴んでいる落合選手は、自身にとってもチームにとっても、この試合を重要な1試合と位置付けます。
「自分としてはリーグ戦での悔しさをぶつけること。それが絶対にプラスになってチームとしての結果につながると思っているので、迷わず、思い切ってプレーしたいと思います」

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先日の湘南戦は累積で出場停止となった高嶺選手は、筑波大学時代に天皇杯でラウンド16まで勝ち進んだ経験を持ちます。逆の立場になって、下のカテゴリーとも対戦する天皇杯の難しさを理解した上で、「天皇杯はタイトルを獲るチャンスもありますし、この試合で勝って次のラウンドに駒を進めたい。それがリーグ戦につながる勝利になればすごくいいと思っているので、まずは天皇杯のことだけを考えて準備していきたい」と意気込みます。

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明日の徳島vs柏の試合は、テレビ中継やライブ配信がありません。平日の徳島開催で、現地まで行けないという方も多いと思いますので、今回は柏レイソルの公式Twitter(@REYSOL_Official)にてテキスト速報をお届けする予定です。今年は「柏レイソル公式試合速報」のアカウントは使用せず、通常のレイソル公式アカウントで速報しますので、お間違いのないようご注意ください。
※通知設定をされている方は、試合の時間帯には投稿頻度が増えますので、適宜設定変更などでご対応ください

一発勝負の天皇杯。次のステージへ進むために、苦しいチーム状況を打破するために、泥臭くても、勝ちにこだわる姿勢を貫くこと。それが明日こそ結果で報われることを信じて見守りたいと思います。
明日もそれぞれの場所から後押しを、どうぞよろしくお願いします。

2023年7月 8日

湘南戦

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担当:大重正人

ここ数試合、立ち上がりの入りで後手を踏んだり、守りに入ってしまったり、そういう点をまず変えていこうというところで、井原監督は「今までの反省から今日は自分たちが前半から勢いを持っていけるようなゲームプランだった」と選手たちを送り出しました。その狙い、成果は立ち上がりから出せていました。細谷&フロートの2トップの長所は縦への推進力、「まずはスペースにボールを入れて、チームとしてパワーを出していこうという狙いだった」と古賀選手も振り返ったように、縦を狙い、セカンドボールを狙っていくという形で先手をとりました。

ただ、その一本調子ではなく、今日から復帰を果たしたジエゴ選手を活かしていこうというビルドアップの狙いも見えました。ジエゴが高い位置をとり、前線ではサヴィオ選手とのパス交換を繰り返し、また古賀選手との間に降りたボランチの椎橋選手が良いつなぎをみせていました。前半27分の先制点はその左サイドの見事な連携から生まれました。椎橋選手のスルーパス、サヴィオ選手が裏のスペースに走りこむジエゴ選手の動きを見逃さず絶妙なスルー。相手の裏を完璧にとります。中央には両手を前に出してボールを求める細谷選手、ジエゴ選手からのラストパスが見事に通り、マオは丁寧に流し込みました。「ゴールシーンは左サイドをうまく崩せて、自分のところでジェイとの関係性で生まれたスペースを使って、力を抜いて当てられたので、うまく流し込めたと思う」。マオの手前のニアサイドにフロート選手が飛び込んで相手DFを引き付けたこと、またGKが弾いたとしても小屋松選手が詰めていたでしょう。クロスに対して多くの選手が飛び込み、多くの選手が絡んだ見事な崩しのゴールでした。

この1点を得て、どうゲームを進めていくか。ハーフタイムには引き続き攻めていくことを確認して臨みましたが、湘南もこのまま引き下がるはずもなく、勢いを持って出てきたところでレイソルは守勢に回りました。ただ失点は許さず時間を進め、1-0で勝ち切れるかという終盤戦でした。相手のロングボール一本から、FWと競り合った立田選手が手を使って相手を倒します。プレーは流れましたが、VARの結果、決定機会阻止、DOGSOのレッドカード。その判定は十分妥当なレビュー映像でした。

もっとも危険なエリアで働かなければいけない、DFは本当に厳しいポジションです。どうすべきだったのか、そこは悠悟が何度も何度も繰り返し考えているでしょうし、周りのコーチングスタッフやチームメイトからの言葉もあるはずです。結果が出ていない現状で、どうすればこのような事態を回避できるのか。個人としてもチームとしても繰り返すわけにはいきません。悠悟のディフェンスの頑張りのおかげで勝ちたい。今、苦しいチームを勝たせて欲しい。今日のゴールシーンの時のようにみんなで笑って勝って喜びたい。そう思うばかりです。

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1-1とされてからの数分間。体を張ったデイフェンス、焦らずそのままゲームを終わらせる。あの数分で心折れることなく、10人の選手たちでやれることをやったと思います。マリノス戦で最後に1ポイントを失った後悔を、今日は繰り返さなかったこと、勝点1を逃さなかったことが今日得た最低限の成果でした。でも、ここで終わるわけにはいきません。あと14試合、上を目指して戦い抜きます。今日の日立台も素晴らしい応援の雰囲気を作ってくださって大変ありがとうございました。

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2023年7月 7日

明日は湘南戦

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担当:大重正人

先週の日曜日、日立台でトレーニングマッチがありました。JFLに所属するクリアソン新宿と対戦しました。クリアソンのベンチには元レイソルの北嶋秀朗コーチと桐畑和繁GKコーチが大きな声で選手たちに檄を飛ばしていました。選手たちはとても礼儀正しく、行き交う選手みんなが大きな声で挨拶してくれました。ピッチ上でもよく声が出ていましたし、サッカーをプレーできる楽しさや喜びを表現しているチームだと感じました。

キリのコーチ姿は最初ちょっと見慣れなかったですが笑、選手時代そのままの彼らしい明るさと熱い言葉でキーパーたちを盛り立てていましたし、キタジも「でもウチの選手もしっかりハメに行けてたんだけど、剥がされちゃって。レイソルやっぱ強いよ」と2-0でレイソルが勝った試合でしたが、現在リーグ3位につけるなど、好調のチームにあって充実の表情に見えました。そして「レイソルの試合、ずっと見てるから」とエールも贈ってくれましたし、彼らの笑顔で前向きな気持ちにさせてもらうことができました。

明日は湘南ベルマーレとのホームゲームです。レイソルが17位、ベルマーレは18位。4ポイント差に広げられるか、最下位に転落するか。横浜FC戦での失敗を繰り返してはいけない、どんな形でも勝利しなければならない試合です。味スタでの敗戦後、そして日曜のトレーニングマッチの前に、選手たちは自分たちだけで話し合いました。彼らは今の現状に向き合い、思いを伝え合いました。今は遠慮せずぶつけ合わないと何も変わらない、要求し合わないと変わっていかない。そして火曜から1回1回のトレーニングの大事にして、昨日はミツの誕生日をみんなで祝い、そういう時間をみんなで共有してきました。ちょっとしたズレは選手たち同士で擦り合わせる、スタッフたちが練りに練ったゲームプラン、試合をどう戦っていくかという戦術を選手たちは信じて戦う。明日の大事な湘南戦に向けて過ごしてきた時間が、勝利という結果につながるよう信じています。

明日は「ローソンエキサイトマッチ」です。久しぶりの「福引大会」では、7/5から試合当日までにローソン店舗またはスタジアム売店での税込800円以上のお買いものレシートで、サイン入りの試合球やレプリカユニやトレーニングウェア、G-SHOCKなど76個の景品をご用意いただいています。多くのグッズには、このように選手たちがサインを入れています。お買い物&福引大会、ぜひご参加ください。
https://www.reysol.co.jp/news/sponsor/035932.html

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また『鎌ケ谷・松戸ホームタウンサンクスデー』でも特産品が当たる抽選会や、お菓子やアイスの販売もあります(数量限定)、ご当地選手3人がPRしてくれました。

好評のブラインドパッケージシリーズは、ご要望の多かった「フリーポーズキーホルダー」が実現しました。やはりマーさんの一品、当ててほしいですね!また新グッズとしてタイアップ企画の「ミニ四駆」と「ZOFFサングラス」も発売になります。スポーツ観戦にぴったりのポップコーン、試食させてもらいましたが、キャラメル味と塩バターのリピートが止まらなくなります。ぜひスタジアムにお越しの際はお買い求めください。

最後に、明日も30度を超える暑さが予想されています。先週の味スタでは熱中症で搬送される方もいらっしゃいましたので、服装や暑さ対策、水分補給、アルコールの取りすぎなどにくれぐれもご注意ください。少しでも体調の変化を感じた際には、無理をなさらずお近くのスタッフにお声掛けくださいますようお願いいたします。

2023年7月 2日

FC東京戦

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担当:大重正人

井原監督体制になり、リーグ戦6試合で2分4敗。川崎戦を除けば、敗れた3試合は全て1点差で大きく離された試合はないのですが、今日も先制を許し、その1点が大きくのしかかっての敗戦。スコアは1点差ですが、そこには簡単には超えられない大きな壁を感じさせられました。

一番違っていたのは、ボールや人へのアプローチのスピードやパワー、切り替えの速さ、そしてセカンドボールの回収。レイソルもこれまでもずっとその強度にこだわりを持って取り組んでいたはずですが、気持ちの問題なのか、後手後手に回っていました。前半は守備の時間が長くなり、連続したセットプレーで自陣に釘付けにされ、失点を喫しました。ファウルやセットプレーでプレーが止まることが頻繁だった中、集中を切らしてはいけないところ。あのディエゴのヘッドの前も、長くプレーが止まってのリスタートからでした。

そこまでの時間、ファウルかどうかの判定もレイソルの選手にとっては難しかったかもしれません。レイソルが倒された時に笛が鳴らず、逆に強く行ったアタックに笛が鳴る。フラストレーションや集中を欠くところがあったかもしれません。特に前半17分の細谷選手が裏を取りかけたプレー、相手の手がかかって倒されたように見えました。これだけは言いたいのですが、マオは簡単に倒れる選手ではありません。そんな彼や、周りの選手たちが珍しくあれだけ抗議していたのですから、よっぽどのことだったと思います。それでも立ち上がり、今日最後の笛が鳴るまで誰よりも一番走り続けていたのもマオでした。その他にもサヴィオが引っ張られたのに笛が鳴らないこともありました。どうやって消化すればいいのか正しい表現かわかりませんが、勝つためにはクリーンなプレーだけでなく、時に状況に応じた厳しいプレーを賢く選択する必要もあるということです。そうしたところも、今のレイソルに足りないところ、勝つということに徹しきれていないところかもしれません。

試合後には、選手たち自らから、仲間へ向けての厳しい言葉がありました。もっと要求し合わないといけない、と。ピッチの内外で、試合の時も練習の時も、ああしようこうしようという対話がないわけではありません。ただ、そこをどれだけぶつけ合って、まとめきれているか。ただ話しただけではなく、結論づけられているか。選手みんな、当然勝ちたくて、チームがよりよくなるように各々が考え悩んでいるはずです。その主張や考えを繰り返しぶつけ合うことでしか、この状況からは抜け出せません。

今日もホームサポーターに負けない声量で、レイソルサポーターの後押しがありました。今日も大変ありがとうございました。大変な蒸し暑さの中で体調を崩されたり、文字通り倒れるまで応援を続けた方もいたと聞きました。ご回復をお祈りするとともに、これからの季節はご無理のないよう本当にお気をつけください。試合後、サポーターの方に向けて、古賀選手が拡声器で思いを話しました。勝てていないことのお詫びと悔しさ、でも決して諦めず戦っていくという叫びでした。新キャプテンに向けての厳しい書き込みに対してこちらも胸が苦しくなることがありますが、太陽はこの現実と重圧から決して逃げず、キャプテンとして必死になって戦っています。太陽はチームのキャプテンだけでなく、私たちレイソルのキャプテンです。そこはどうか分かって欲しいと思います。

来週の土曜日、湘南ベルマーレ戦です。絶対に落とせない試合です。それまでに、選手たちがどう変わり、ピッチで表現できるか。それを示してほしいです。

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