2022年7月31日

アウェイ神戸戦

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担当:大重正人

今季2度目の3連勝。鳥栖、札幌、そして神戸。全て前半20分までの先制点、そしてポゼッションに長けたチームを相手に、長く続いた守備の時間をベンチメンバーを含めて全員で守り切っての3連勝。多くの選手が足が攣るまで走り続け、この日リーグ戦デビューの田中隼人選手は「実は70分ぐらいで足が攣っていました」と言い、小屋松選手は交代カードを使い切った後、懸命に脚の裏を伸ばし、全力で走れなくとも最前線で相手を牽制。高橋祐治選手もタイムアップすぐに脚を伸ばしていました。全員が倒れ込むまで90分最後まで任務を果たしました。

立ち上がりからレイソルが守備の陣形をセットし、ヴィッセルが最終ラインから前を窺う展開に。その守備の網に引っ掛けて、狙い通りのカウンターを完結させたのが前半17分でした。サヴィオ選手が相手にチャージして、そのままドリブルで運びます。右サイド小屋松選手がDFとしっかり駆け引きして見事オンサイドから抜け出して折り返し。サヴィオがキープするところ、ここへ顔を出した椎橋選手のサポートが素晴らしかった。サヴィオのシュートのこぼれにも反応し、これが細谷選手の足元へ。前線の3人に任せず、ペナルティエリアへ走り込んだシイのプレーがなければ、このゴールはありませんでした。

日本代表から戻ってきたマオ。あの中国戦のビッグチャンスには、日本中が頭を抱えたことでしょう。それほどの立場になった我らの若きストライカーの成長が嬉しくもあり、だからこそあの場面は彼自身が未だに悔やんでいるかもしれません。その直後の試合、唯一のチャンスをしっかりものにしました。「自分のところにボールがこぼれてくると思ったので、あとは気持ちで押し込むだけだった。勝ちにつながるゴールを決められてよかった。代表期間では学ぶことも多かった。決定力の課題もあるが、守備の強度やDFを背負うところは代表で学んだ部分でもあるので、今日のような試合でもキープできるような時間を作りたかった」。あの逸機を1試合で払拭する決勝ゴール、もう心配はいらないでしょう。ますますやってくれるはずです。

この日、3バックの左を託されたのはルーキー、田中隼人選手でした。不動のゲームキャプテン、古賀太陽選手に代わる大役でした。これまでカップ戦の先発は経験してきましたが、リーグ戦は初先発。それでも「緊張はそれほどしませんでしたし、祐治くんから、リーグ戦の雰囲気はまた違うけど、ルヴァンもリーグ戦もやることは変わらないよ』という言葉をもらってリラックスして試合に臨めました」。

彼の一番の持ち味である左足のパスを繰り出す場面は多くなく、それゆえにディフェンダーとしての本分、守備面での真価を問われる試合になりました。後半から日本代表大迫選手とのマッチアップもありました。「抜け出しや間合い、少しでも自分が食い付いたら背後に違う動きをしてきたり。今まで味わったことがないというか、オーラもそうですし、俺に預けておけば点を決められるという雰囲気もあって怖さもあった。CKで決められそうになった場面もあったけど、最後の方はヘディングで勝てたところもあった。

最終ラインの他の4人、特にミツくん、拓巳くんがガンガン弾き返して、自分にポジティブな声をかけてくれたので、それもすごく救いになりました。まずは周りの助け、リーグ戦に出ている人たちに支えてもらいながら、90分を通して無失点で守れたというのはディフェンダーにとっては嬉しいです」

彼を左からサポートした三丸選手は「もちろん声をかけるところは声をかけて、守備のところだけ潰すところは潰そうという話をしていました。それ以外は自由にというか、彼の能力を信頼していましたし、うまくやってくれたと思います」

また上島選手は「太陽と隼人はまた違うタイプなので、紅白戦の時から多くコミュニケーションを取るようにしていました。前半2回ぐらいミスが続いたところもあったけど、隼人自身よく切り替えて立て直せていたと思います。後半の苦しい時間帯、もう少し大迫選手に負けることもあるかと思ってカバーも考えていたけどしっかり跳ね返せていた。隼人のポテンシャルはすごいと思った。ルヴァンの試合で、後半に逆転されたり追いつかれたり試合が続いていて、札幌戦とか去年の湘南とかレッズとか、自分も同じく体験したこともあって、今日ゼロで抑えられて自分もそうだし隼人も自信になったと思う。これから自分も一緒に成長していきたいです」

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田中選手も自分の課題として「後半は運動量も落ちたと自分の中では思っていたので、そこをまず落とさないようにしなければいけない。今日は勝ちましたけど、何も満足していないというか、自分は何もできていなかったと思うので、周りの皆さんに感謝です。いろいろなミスがありましたけど、無失点で抑えたというのは自信を持っていきたいです」

神戸戦だけに限らず、近年アカデミー出身の若い選手たちが、こうしてトップリーグで活躍できていることは、レイソルにとって本当に喜ばしいことです。現在、U-18チームがクラブユース選手権でベスト4まで勝ち残っていますが、「トップチームで活躍する選手を輩出する」というアカデミーの取り組み、信念が着実に形になってきています。2点3点と取って華麗に勝てればなお素晴らしいですが、このような1点差の厳しい接戦を勝ち抜くための精神力、ハードワーク、献身性はプロ選手にとって欠かせないものです。この3試合、アカデミー出身選手だけでなく、チーム全体からそうしたものを感じることができます。

この酷暑の中、まだまだ厳しい戦いが続きます。来週も関西、京都亀岡の暑さとの戦いです。ノエスタの一角を黄色く染めて戦ってくださったサポーターの皆さん、本当にありがとうございました。#柏サポ神戸遠征 のハッシュタグ、今回も素晴らしい旅になって良かったです。くれぐれも熱中症やコロナウイルスにご注意の上、お体ご自愛ください。来週もアウェイでの後押し、どうぞよろしくお願いします。

2022年7月29日

明日はアウェイ神戸戦

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担当:梶山由珠

まず、今週は新型コロナウイルス感染症陽性判定のお知らせが相次ぎ、ご心配をお掛けしております。7月22日以降、トップチーム関係者から計6名のコロナ陽性が判明しました。いずれも適切な対策のもと、療養しております。
チームとしてはこれまでもコロナ対策を徹底してきましたが、感染が急拡大している世の中の状況からしても、いつ、どこで、誰が感染してしまっても仕方がないという日々が続いています。それでも試合はやってきますし、チーム活動が止まってしまうような事態は一番避けたいところです。
活動を継続するためにも、今週からは感染対策をより一層強化し、スクリーニングのPCR検査や抗原検査を毎日実施したり、クラブハウス含め屋内施設の利用を中止するなど、厳戒態勢で活動を続けてきました。あらためて気を引き締めなければという思いです。サポーターの皆さんもどうか気をつけてお過ごしください。

そんななか、先週にはサガン鳥栖からGK守田達弥選手が期限付き移籍で加入しました。
ジャンボこと守田選手は今年32歳でプロ15年目。これまで5つのJクラブでキャリアを積んだ経験豊富な選手です。新潟などで守護神として活躍し、対戦相手として何度も日立台のピッチに立っています。「アウェイチームとして来たときは雰囲気があってやりづらさを感じていました。これがホームになると考えるとすごく楽しみですし、ワクワクします」。
大谷選手が「ジャンボはナイスガイ!」と言うように、一度話せば分かるほど、謙虚な姿勢でとても紳士的な印象です。若さ溢れるレイソルキーパー陣の良い兄貴分となって、新たな刺激もたらしてくれることでしょう!逆に守田選手も「僕以外みんな柏ユース出身で技術的にも優れていますし、年齢は僕の方が上ですけど、僕も彼らから学ぶ気持ちで意欲的に取り組みたいです」と話していました。
さらには千葉県出身・習志野高校卒ということで、また千葉県出身選手が増えたことも嬉しく思います。「地元のチームでプレーすることは一つの夢だった」という守田選手、これからのピッチでの活躍に期待しましょう!

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今朝には、エメルソンサントス選手のアトレチコ ゴイアニエンセ(ブラジル)への期限付き移籍を発表しました。
今シーズンはちばぎんカップでの先発出場を最後に、公式戦での出場がありませんでした。ベンチにも入れない時期が長く続き、本人もずっと悔しい思いを抱えていたことと思います。
SNSなどでは彼の活躍に期待を寄せる声も多く目にしてきました。出場機会を得られずに移籍するという選択は寂しく思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いったん外へ出てチャレンジする道を選んだエメルソン選手を変わらず応援いただければと思います。がんばれ、エメ!

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そして昨日、SAMURAI BLUEでデビューを飾った大南選手と細谷選手が柏に戻ってきました。
大南選手は第1戦の香港戦で74分から出場。与えられた出場時間は短かったですが、積極的な攻撃参加で自身の持ち味を発揮していました。昨日、2週間ぶりに会った大南選手は「不完全燃焼です・・・。でも、もっとやってやろうって気持ちになりました!」と刺激を受けた様子で、前向きに話していました。
細谷選手は第2戦の中国戦に62分まで出場。前半に1本、後半に2本のシュートを放ち、特に後半の2本は決定機でしたが、惜しくもゴールとはならず。結果的に0-0でドローに終わり、この試合で最も決定機を迎えていた細谷選手にとっては悔しさが残る結果となりました。その悔しさをバネに、ここからはレイソルで爆発してくれることを期待しましょう!

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明日は2週間ぶりのリーグ戦。7月13日に天皇杯で対戦したばかりのヴィッセル神戸と再戦、リベンジに挑みます。ここ1ヶ月で3度も対戦するというのはなかなか珍しいことですが、その間に神戸は監督が代わったり、天皇杯ではターンオーバーしてきた神戸に対して我々は連戦の中メンバーを入れ替えずに臨んだりと、3度とも異なるシチュエーションでの対戦となります。明日は中断明け初戦、互いに是が非でも勝ち点3が欲しいゲームです。
明日の試合はDAZNと、NHK-BS1でも生中継があります。19時キックオフですので、現地やテレビの前で後押しいただければと思います。アウェイですが、勝ち点3を掴みに行きましょう!!

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久しぶりの広報日記で内容がてんこ盛りになってしまいましたので、ここからはなるべく簡潔に・・・。

★『クラシエフーズ×柏レイソル きいろいおともだち キャンペーン』実施中!
7/31までTwitterでプレゼントキャンペーンを実施しています。食品製造や販売を行なっている「クラシエフーズ」さんとのコラボ企画が実現しました。きっかけは大谷選手のツイートからでした。大谷選手がお子さんと「知育菓子」で遊んだという投稿の後、クラシエさんでのやりとりがあって、その後、こちらからコラボ企画を提案させていただいたところ、快くお受けいただけることになりました!

「ねるねるねるね」など、誰もが一度は手にして、作って遊んで、美味しく食べたことがあるクラシエフーズの知育菓子。今はハンバーガーとかお寿司とかお祭り屋台とか、お子さんたちを楽しませるお菓子を開発されています。この企画を実現いただいたご担当の方、実は友人の弟さんがレイソルユースで選手だったそうで本当にびっくりです。サッカーが繋いでくれたそんなご縁と、今回のお取り計らいに本当にありがとうございます。

レイソルと、クラシエフーズさんのTwitterをフォローし、下記ツイートを公式リツイートすれば応募完了です。

★30周年記念モデルレプリカユニフォーム 選手サイン入れキャンペーン
初のサイン入れ企画ですが、本当にたくさんのご応募ありがとうございました!ご当選の方には本日夕方に当選メールをお送りしております。
今回は40名という当選者数で応募を受け付けましたが、これから実際にサイン入れなど運用していくなかで、今後はもっと多く受け入れられるかどうかも含めて模索していきます。2回目・3回目の開催もお楽しみに!

★柏レイソルU-18 クラブユース選手権ベスト8進出!
3大会ぶりの出場となった「日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」。レイソルU-18はエース山本桜大選手らの活躍で粘り強く勝ち進み、現在ベスト8に進出しています。同大会でのベスト8入りは2015年以来7年ぶり!
明日は準々決勝、朝8:45から大分U-18との一戦に臨みます。Green Cardチャンネルでライブ配信もありますので、ぜひこちらにもご注目ください!
https://clubyouth-u18.com/

★後半戦の試合日程が本日発表となりました!
第28節以降の試合日程およびキックオフ時刻が、以下の通り決定しました。
・第28節 9/3(土)18:30 vsジュビロ磐田 @エコパ
・第29節 9/10(土)19:00 vs浦和レッズ @埼玉
・第30節 9/17(土)19:00 vs川崎フロンターレ @三協F柏
・第31節 10/1(土)16:00 vsガンバ大阪 @パナスタ
・第32節 10/8(土)16:00 vsセレッソ大阪 @三協F柏
・第33節 10/29(土)15:00 vsアビスパ福岡 @ベススタ
・第34節 11/5(土)14:00 vs湘南ベルマーレ @三協F柏

★8/14広島戦・8/27FC東京戦 ホームゲームチケット発売!
8月ホームゲーム2試合、チケットの一般販売を先週末より開始しています。今季のホームゲームも残すところあと5試合。終盤戦も満員の日立台で選手たちを後押しいただければと思います。チケットはローチケおよびローソン・ミニストップ店内Loppiにてお買い求めください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/035108.html

2022年7月17日

札幌戦

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担当:梶山由珠

今季最も過酷な3連戦のラストゲーム。今日も武藤選手と細谷選手が入れ替わったのみで、他の10人は同じ先発メンバーで臨みました。選手たちの疲労も、限界を迎えていたことでしょう。今日も最後の最後まで本当に苦しいゲームでしたが、それでも全員が身体を張って掴み取った勝ち点3は、上出来と言える結果ではないでしょうか。

試合が動いたのは開始早々の3分でした。最終ラインの上島選手から得意のフィード、このボールに絶妙なタイミングで抜け出した三丸選手が、高くバウンドするボールにタイミングよく合わせてループシュート!ボールは菅野選手の頭上を超えてゴールネットへ吸い込まれ、レイソルが先制に成功します。

「拓巳がボールを持った時に、全体的に味方も相手もボールウォッチャーというか、みんな体の向きがボールの方を向いていた中で、前にスペースが空いてるなと。拓巳だったらパスを出してくれると信じて走り込んだら素晴らしいボールが来たので、あとは冷静に流し込むだけでした」

三丸選手は、昨年の天皇杯栃木シティ戦以来、リーグ戦では嬉しい日立台初ゴール!いつもクールな三丸選手が喜びを爆発させていたのがとても印象的でした。

早い時間に先制することができたレイソルは、これで無理に攻撃へ出ていく必要がなくなりました。ネルシーニョ監督が「相手を敵陣に押し込んでゲームプラン通りのいいボールの動かし方、ゲームの流れが作れていた」と振り返った通り、相手にボールを持たれる時間は長かったですが、レイソルはラインを高く保ち、相手のビルドアップにしっかりと対応できていました。攻撃においても、少ないチャンスのなかシュートで終われていたと思います。

1点リードで折り返すと、後半はより相手にボールを握られる展開が続きましたが、レイソルは慌てず相手を引き込みカウンターという戦略に割り切り、攻撃の隙を狙います。
50分頃だったでしょうか、細谷選手が相手の最終ラインの裏を突く抜け出しを見せ、一度はゴールネットを揺らしましたが、わずかにオフサイドの判定。惜しくも追加点とはならず、3日前に「代表合流前最後のゲームなので結果にこだわりたい」と話していた細谷選手は悔しい表情を浮かべていました。

その後はさらに押し込まれる展開となり、ヒヤリとする場面が再三続きました。それでも78分まで交代カードを1枚も切らずに、先発メンバーを信じて使い続けたネルシーニョ監督。その後、限界まで走り切った選手を次々と入れ替えてもなお、変わらず集中力を発揮した選手たち。最後まで本当によく踏ん張りました。後半アディショナルタイムにもコーナーキックのピンチがありましたが、佐々木選手がこの日一番のビッグセーブを見せ、なんとか凌いでタイムアップ。1-0で、90分のタフなゲームを制しました。
雨降るスタジアムでの後押し、DAZNでのたくさんの応援、本当にありがとうございました。

来週はリーグ戦がお休みですので、チームは少しばかり連休となります。しっかりと休息をとって連戦での疲労を回復させ、次なるリーグ戦・神戸へのリベンジに備えていきます。

そして、日本代表に選ばれた細谷選手と大南選手は明日から代表チームへ合流。7/19〜7/27に行われる「EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会」に参加します。国内トップクラスの選手たちとともに、自身の成長につながるものをたくさん吸収して、さらに大きくなって帰ってきてくれることを期待しましょう!

2022年7月15日

明日は札幌戦

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担当:大重正人

初夏の5連戦、梅雨が明けて大変な暑さが続いた日もあるなか、中3日、中2日の過密日程を選手たちはここまで4試合、懸命に戦ってきました。結果は1勝3敗、また天皇杯敗退と望んだものにはなっていませんが、それでもマリノス戦大敗のあと、もう一度自分たちの立ち位置、やるべきことを見つめ直し、終盤まで勝負できる展開の試合を続けています。

先日の神戸戦後にも監督や選手からありましたが、チャンスを決め切るかどうか、その差が勝負を分ける。そしてセットプレーの守備。決して悪くない試合内容なのに、結果がついてこないことは何より口惜しいことです。鳥栖戦のように先制してしっかり守り切る力、また鹿島戦や神戸戦のように先制されても慌てず同点に持ち込む力は見せてくれています。「ホームで勝てていないので、次こそ日立台で勝ちたい」と勝利を誓った椎橋選手の言葉が、明日の試合で叶うよう祈るばかりです。

マッチデープログラムは、GK佐々木雅士選手のインタビューです。スンギュの後を継ぐキーパーとしての決意をこちらからぜひご覧ください。鈴木潤さんによるコラムは、レイソルユース出身で元札幌の石川直樹さんを取り上げています。

再び新型コロナウイルスの波が来ており、日本全国、そしてサッカー界にも再び影を落としています。明日予定していた名戸ヶ谷病院脳卒中センターのイベントも、この状況を鑑みて中止となりました。今季からの脳ドック検診での取り組み、また先日選手たちにも扮装してもらうなど、健康について考えていただける機会になればと、こちらも楽しみに準備しておりましたが残念です。ただこれからも様々な活動を共にしていけたらという思いですし、まもなく発送予定の日立台通信で大谷選手の脳ドック受診体験記もありますので、引き続き、検診のお申し込みもよろしくお願いします。

また「ユニフォーム巾着」販売イベントもメーカーの商品配送不備があり、こちらは延期となりました。楽しみにされていた方も多くいらっしゃったと思いますし、お詫び申し上げます。次回開催については決まり次第お知らせしますので、数試合お待ちいただければと思います。

今週は梅雨が戻ってきたような1週間でした。全国的には被害が出るような大雨の地域もありますので、くれぐれもご注意ください。明日も雨の予報ですので、雨具をご準備いただいてスタジアムにお越しいただければと思います。グッズ販売やフード、野田ホームタウンサンクスデーなど、イベントやチケット販売のお知らせは下記リンクからご確認ください。この後のホームゲームは約1ヶ月後です、ぜひ明日、日立台へのご来場をお待ちしております。
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0716

2022年7月14日

天皇杯神戸戦

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担当:梶山由珠

天皇杯ベスト8を懸けた神戸戦。鳥栖戦から中2日で臨んだ試合でしたが、ネルシーニョ監督は先発メンバーを一人も変えることなく臨みました。週末にはリーグ戦も控えているなか難しいメンバー選考だったと思いますが、タイトルを狙うという強い信念、そして鳥栖戦で勝利を手にした選手たちを信じて、同じメンバーをピッチへと送り出しました。

逆に広報チームは私と大重広報の役割を交代し、今回は私がピッチサイドで試合の写真を撮影、大重広報が試合速報を打っていました。個人的には、レイソルに来てから初めてピッチサイドで試合を観たせいか、選手たちが前半からいつも以上に球際にアタックし、前線からの激しいプレスも目立っていたように思いました。レンズ越しにその姿を追うのにとにかく必死で、試合の流れを読めたかと言うと自信がありません。ただ、中2日で挑んだゲームとはとても思えないような、非常にタフなゲームではあったと感じます。
ネルシーニョ監督も「我々としては非常に良い試合の入りができたし、選手個人戦術の部分、チーム戦術の部分も含めて、非常にクオリティーの高い戦いができたと思う」と評価した通り、レイソルが押し込む時間が続いていましたが、40分にコーナーキックから失点。先制できたはずのゲームを、自分たちで苦しい展開に追い込んでしまいました。

「やはり最後はラストパスの精度であったり、シュートレンジに入って、どうしてもシュートは枠に飛んでいかない。決定機もあれだけ作っていたが、1点までが非常に遠かったという前半だった。(ネルシーニョ監督)」

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一点ビハインドで前半を折り返すと、逆転するしかないレイソルは後半さらに攻勢を強めます。
61分、細谷選手が投入された直後のことでした。小屋松選手、細谷選手、武藤選手の連携からチャンスが訪れます。武藤選手の折り返しを受けた細谷選手のシュートは一度GKに阻まれましたが、そのこぼれを拾った小屋松選手が丁寧に落として、落としを受けた椎橋選手が右足を一閃。「前半から結構押し込んでいるのにシュートが少ないなと感じていたので、いい落としがあって、思い切り振ろうと思って振った」。見事なミドルシュートでゴールネットを揺らし、試合を振り出しに戻します。

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その後も再三決定機を作っていたものの決めきれずにいた86分、相手GKのロングボールからワンチャンスを決められ失点。再びリードを許した後も、レイソルは相手陣内で戦う時間が長かったように思いますが、反撃は及ばずタイムアップ。天皇杯はラウンド16で敗退となりました。

公式記録上では後半だけでも9本のシュートを放ち、終始レイソルが押し込んだゲームだったと思います。あれだけ攻撃の時間があったにもかかわらず、2点とも残り5分という時間帯での失点。身も心も削られるような、本当に痛い失点でした。最後まで力を振り絞り、ゴールへの姿勢を貫きましたが、苦くも結果には結びつかず。内容よりも結果を求めていた天皇杯は、監督の言葉通り「少ないチャンスをものにするかしないか」が勝敗を分ける結果となりました。
悔しい気持ちは拭えませんが、もう明後日にはホームでリーグ戦、札幌とのゲームが控えています。リーグ戦へと気持ちを切り替え、まずはしっかりとリカバーをして、札幌戦へ向けて備えていきます。平日に神戸まで駆けつけてくださった皆さん、スカパーや試合速報から後押しくださった皆さん、昨日もたくさんの応援をありがとうございました。

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天皇杯の結果は残念でしたが、昨日の昼間には嬉しいニュースが届きました。
細谷選手と大南選手が「EAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会」を戦う『SAMURAI BLUE(日本代表)』のメンバーに選出されました。両選手ともA代表初選出となります。

昨日の試合後、細谷選手は「今日は自分の決定力不足で負けた試合だと感じている」と悔しさを滲ませながら、代表に向けての決意も語ってくれました。
「日本代表に選ばれたことはうれしいですが、今なかなかリーグ戦でも結果が出せていないので、そこは悔しい気持ちもある。どうして今回選んでもらえたかということを、代表に行ってしっかり自分自身で結果を残し、皆さんに証明したいと思っている」。
大南選手も、昨日の試合は帯同していませんでしたが「選んでいただいたからにはしっかりとチャンスを掴み結果を残せるように、また成長してチームに還元できるように頑張ります」とクラブの公式を通じて、強い意気込みを感じるコメントを寄せてくれました。

両選手は7/16札幌戦後に代表チームへ合流します。まずは代表チーム合流前最後のリーグ札幌戦、レイソルを勝利に導くような2人の活躍に期待しましょう!

2022年7月12日

明日は天皇杯神戸戦

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担当:梶山由珠

先ほど『7/20 アソシエイツ会員対象 練習見学会』 についてお知らせしました。
今週末で連戦が終わり、来週は公式戦もお休みということで、このタイミングでの練習公開となりました。土日祝日に開催できれば良かったのですが、チームスケジュールの都合もあって平日開催となりますこと、ご理解いただければ幸いです。また、今後はファンサービスの段階的な緩和も踏まえて、もう少し練習見学会の機会を増やしていけたらと検討しております。
練習見学会の応募期間は明日7月13日(水)17時より開始、締切は7月15日(金)17時となります。今応募フォームのURLへアクセスすると、7/16札幌戦のイベント募集ページへ飛んでしまいますので、お間違いのないようご注意ください。明日17時には『練習見学会 申し込みフォーム』の仕様にページが切り替わります。
短い期間での募集となり大変恐れ入りますが、参加をご希望の方はお忘れなくご応募いただければと思います。
https://www.reysol.co.jp/news/fanclub/035117.html

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明日は天皇杯ラウンド16(4回戦)ヴィッセル神戸戦に挑みます。
今週はおそらく、今季最もハードな一週間となります。アウェイでの鳥栖戦から3日後に敵地での天皇杯神戸戦。さらにその3日後にはホーム札幌戦と続きます。中2日のゲームが二度続くだけでも相当タイトなスケジュールです。もっと言えば、今週は全てナイトゲーム開催ですから、昼間のゲームのように試合後そのまま次の目的地へ移動することもできません。移動して、練習して、ミーティングをして、身も心も整理して次の試合に備える。決して簡単なことではないと思います。プロサッカー選手というお仕事は、本当にタフな仕事だなとあらためて感じますし、それと同時に、これだけの過密日程で遠方アウェイ開催が続くなか、現地へと足を運んでくださるサポーターの方がいることも、当たり前のことではないと実感します。いつも後押しくださるサポーターの皆様、本当にありがとうございます。

ヴィッセルとは6/18リーグ戦以来の対戦です。前回対戦のあと、ヴィッセルは監督交代となり、吉田孝行監督が就任してからは3連勝中。6月対戦時よりもはるかに勢いを持って我々との試合に臨んでくることでしょう。
対するレイソルも前節は難敵難所で連敗をストップ、4試合ぶりの勝利を手にしました。本当に苦しいゲームでしたが、武藤選手の素晴らしい動き出しから先制ゴールが生まれ、その1点をとにかく死守すべく、全員がハードワークし、球際で戦い、最後までよく粘りました。泥臭くも死闘を制して掴んだ勝ち点3。何より結果が欲しかったゲームで、大きな意味を持つ勝利になったと思います。
何としてでも結果が欲しいという意味では、天皇杯なら尚更です。負けたら終わりのトーナメント戦、鳥栖戦で見せた勝利への執念をそのままに、ベスト8への切符も掴んでくれることを信じたいと思います。

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明日はスカパー!(スカチャン6、SPOOX)での中継がありますが、詳細な試合速報が更新される公式サイトはありませんので、今回も柏レイソル公式試合速報Twitter(@reysol_sokuho)でテキスト速報を行います。明日19時ちょうどキックオフ、現地へ行かれない方やスカパー!が見られない方は、ぜひTwitterで試合の状況を見守っていただければと思います。ACLにつながる天皇杯、いつもと変わらぬ後押しをよろしくお願いします!

★今週末7/16(土)はホーム札幌戦!ローチケやローソン・ミニストップ店内Loppiにてお買い求めください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/034985.html

2022年7月11日

鳥栖戦

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担当:大重正人

ボール支配率は、レイソルが31%、サガンが69%。数字が示す通り、レイソルがボールを保持して連続攻撃ができた時間はほとんとありませんでした。ただ公式記録のシュート数は、レイソルが8本に対し、サガンは前半3本、後半には至ってはわずか1本。ボールは長く持たれましたが、危険なエリアへのボールと人の侵入をことごとく防ぎ、シュートにも上島選手や高橋選手が身を投げ出してブロック。結果的にはレイソルのゴールへ向かうシュートを打たせず、1点をしっかり守り抜いて、連敗を3でストップ、4試合ぶりの勝利を手にしました。

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それにしても苦しい苦しい試合でした。立ち上がりから鳥栖のパスワーク、ポジショニングに対し、レイソルはなかなか球際に激しくアタックできず、左右へのスライドを何度も繰り返し、相手の侵入にどこまで走って凌げるかという展開でした。前半19分武藤選手のゴールが与えてくれた勇気がなければ、選手たちの足は止まっていたかもしれません。

武藤選手のゴールは、多くの選手とパスがつながった、気持ちの良いゴールでした。最終ラインから上島→高橋と展開し、サヴィオ選手がうまく縦パスを引き出す動きで、ダイレクトで川口選手へ。さらにダイレクトでインサイドの小屋松選手へ。この瞬間に武藤選手は相手のハイラインと駆け引きしていました。小屋松選手がタイミングを図るも、ここは右前の川口選手へ。ここで武藤選手がしっかり動き直して相手のラインギリギリから完璧なタイミングでの抜け出しでした。

「一つ裏を取ろうと動き出してボールが外に出て、もう一度自分が中でポジションを取り直して、と自分の良さが出たシーンでもあったし、そこに対して本当にいいパスがきた。GKの位置を見てニアが空いていたので、そこにしっかり決め切れた」。これがJ1通算50ゴール目のメモリアルゴールとなりました。「自分の中でも何試合か前からあと数点で届くとは思っていたので、もちろん点を取って一つでも積み重ねたいという気持ちはあって凄く嬉しい気持ちです。ただ50点決めたからと言って僕の中で満足かと言ったらそうではないです。それ以上にたくさん決めている選手もいますし、僕自身ももっと多くのゴールを『レイソルのために』決められるように頑張っていきたい」。

今日決めてくれたゴールはもちろん素晴らしかったのですが、そのほかに2回、ビッグチャンスがありました。決めきれず本当に悔しがっている後ろ姿がとても印象に残っています。エースナンバーを背負い、レイソルの命運を背負って戦ってくれている気概が伝わってきます。この苦しい試合をものにできた、最大の立役者です。

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この貴重なゴールで、リードしている状況ではレイソルが無理に前に出ていく必要がなくなり、守備に重心をおく戦い方を徹底できました。前から行ける時のプレスと、5-4のブロックの使い分け。ただ狡猾な鳥栖のパスワークで、レイソルは相当に走らされてスタミナを消耗していました。足を攣らせる選手も続出しました。しっかり守れている時はメンバーを動かさず戦うことの多いネルシーニョ監督ですが、この日は選手たちが力を出し尽くしたところで、次々とカードを切っていきました。その5人の選手たちが、監督の戦術に沿って守り、そして走る。守る時間は果てしなく続きましたが、それでも危険なシュートはほとんどなかった。GK佐々木選手が仕事をするその前段階でしっかり跳ね返すことができていました。よくぞ最後まで戦い抜きました。

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連敗を止める。この日の最大のミッションを、苦しみながら達成することができました。続く試合は水曜日、アウェイ神戸での天皇杯ラウンド16です。引き続きの応援をどうぞよろしくお願いします。今日も力強い応援をありがとうございました。

2022年7月 8日

日曜はアウェイ鳥栖戦

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担当:梶山由珠

後半戦に入ってからの3連敗という結果は、当然、納得のいくものではありませんでした。ですが、しっかりと地に足をつけて、目の前の試合に向けて集中することが今は何より重要で、順位や直近の結果に下を向いている時間はありません。名古屋戦の試合後、ロッカールームでは自分達を鼓舞するような拍手が聞こえてきました。連戦続きで準備期間が短いなか、選手たちは次の試合に向けて切り替え、前を向いています。

そんな苦しい状況ではありますが、今のチームにはプラスな要素もあると感じています。
攻撃の起点となって日立台を沸かせる武藤選手。スンギュ選手の後を継ぎ、ゴールを守る佐々木選手。一時離脱から復帰し、この数試合で存在感を示している川口選手。前節久々の公式戦出場ながら、短い時間の中でもチャンスメイクした山田選手。新たな風を吹かせてくれている彼らの存在は、他の選手たちの刺激や励みになっていることと思います。確かにチームとして結果は出ていませんが、特に鹿島戦や名古屋戦は、どちらに転んでもおかしくない紙一重のゲームでした。そういったゲームを勝ち試合に持っていけるように。ここから2試合、遠方アウェイでの連戦が続きますが、この苦境を乗り越えるためにも引き続き変わらぬ後押しをいただければと思います。

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明後日はアウェイでサガン鳥栖との対戦です。
まず、先日からお知らせしている通り、鳥栖さんではトップチーム選手複数名が新型コロナの陽性判定を受けたとのことで、心よりお見舞い申し上げます。鳥栖さんは昨日からチーム活動を再開し、週末の試合も開催する方向で準備が進められています。世の中の感染状況もまだまだ油断を許さない状況が続いていますので、鳥栖へ向かわれるサポーターの皆様も、道中や遠征先での感染には気を付けてお過ごしください。

鳥栖との前回の対戦では、ホームで1-4の大敗を喫しました。前半に2点のビハインドを負ったものの、後半に1点を返して流れを引き寄せていたところで再び失点を許し、さらにダメ押しを食らって大きく点差が開いてしまった悔しいゲームでした。今季鳥栖とはルヴァンカップを含めると3試合対戦していますが、1勝1分1敗と五分五分の戦績です。我々が敗戦したゲームとドローだったゲームに関しては、共通して試合の入りが良くなく、それが結果に響いてしまいました。入りが良くなかったという点では前節の名古屋戦もそうですし、まずは守備の部分で集中して入ることが大事になってくると思います。

GK佐々木選手は「すごく攻撃的で、ボールを大切にして相手陣内に侵入してくるチーム」と相手を分析した上で、「自分のやるべきことはハッキリしている。それは継続して、100%プレーを成功させることが勝利につながると思っている」。
佐々木選手とスンギュ選手が代表でチームを離れていた間、松本選手と猿田選手がそれぞれ公式戦で勝利を挙げているだけに、佐々木選手は特に悔しい気持ちを抱えていると思います。鹿島戦、名古屋戦とピンチを凌ぐファインセーブも見られただけに、早く勝利という結果で報われてほしいと願うばかりです。

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明後日日曜日、19時キックオフ。4試合ぶりの勝利に挑む選手たちを、現地やDAZNの画面越しに見届けていただければと思います。

最後に、8月ホームゲームチケット販売に関するお知らせです。
8/14広島戦および8/27F東京戦のチケットが来週7/17(日)よりアソシエイツ先行販売開始、7/23(土)より一般販売開始となります。今季は早いもので、残りのホームゲーム開催は来週7/16の札幌戦を含めても、あと6試合となりました。一つでも多くの試合で日立台を満員にしたいと思っていますので、ホームゲームでも引き続き熱い後押しをよろしくお願いいたします。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/035108.html

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2022年7月 6日

名古屋戦

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担当:大重正人

試合前、キムスンギュ選手のサウジアラビア、アルシャバブへの移籍を発表しました。そのお知らせに、先日チームにお別れの挨拶をした時の写真をアップしたツイートには、本当に多くの反響がありました。レイソルを何度も救った数々のセーブと、温厚で頼りがいのある人柄で我々もサポーターの皆さんもハートを鷲掴みにされました。チームメイトとの最後の抱擁と笑顔がそれを物語っています。後を託す、ユース出身の若手キーパーたちにも温かい言葉を贈ってくれました。スンギュの技術、姿勢、キーパーとしての存在感、学び取ったものを受け継いで、レイソルの名キーパーの道を継いで行ってほしいと思います。スンギュのサウジでの成功、そして12月のワールドカップでの大活躍を祈っています。

名古屋戦は、立ち上がりの失点が最後まで重く響いて0-1の敗戦、3連敗となりました。相手のカウンター、右サイドを森下選手が駆け上がっていくところで、レイソルが間に合っていない、これは危ないという予感がしましたが、結局マテウス選手を捕まえきれませんでした。名古屋は、今季から長谷川健太監督に代わったものの、昨年の主力が多く残り、先制点をハードワークと堅い守備で守り切るというサッカー、勝ち方が分かっている、そんな試合展開にはまっていくような今日のレイソルでした。

シュートは13本打ったものの、決定的なシュートは前半の武藤選手の1本だったでしょうか。途中出場からドリブル突破などで見せ場を作った山田選手も「負けている状況で相手がブロックを引いてくることはたくさんあると思うが、まずは点を獲るためにミドルシュートとかシュートの意識を見せていけば、相手が出てきたところをワンツーで入っていけたり、シュートを打つ素振りで相手が乱れた時にマークが外れたりすると思う。もっとチーム全体でそういった狙いを持っていきたい」と課題を口にしました。

また激しく行くところでファウルになって、今日はプレーを連続してリズムや勢いを出せない試合だったと。もちろん、マテウス選手やレオシルバ選手、柿谷選手ら本当に技術があって、ボールを奪いきれなかった。そのうまさや強さがあったという一番の事実があって、今日の試合を勝つというのは難しかったと、今は思っています。

前にも書いたことがありますが、頂点を目指してほしいという声はすごく分かりますし、でも1試合1試合の目の前の勝ち点があって初めて、その先の最終目標が見えてくると思っています。監督がシーズンを6つのブロックに分けて、目標の勝ち点を積み重ねていく、という道筋を示したのも、そういうことかと思います。今のレイソルに適した目標、今めざすべき道を見失うことなく、これからも戦っていかなければいけません。3試合、勝利をお届けできず申し訳ありません。ただ選手たちは今日も連戦の中、持てる力すべてを出して戦っています。引き続きの後押しをどうかよろしくお願いいたします。今日も平日ナイトゲームにもかかわらず、スタジアムでの応援をありがとうございました。

2022年7月 5日

明日は名古屋戦

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担当:大重正人

まず、今度の日曜日に対戦するサガン鳥栖で新型コロナの発症があり、明日の川崎vs鳥栖が中止となりました。サガンは6日まで活動停止となっており、その後検査を経て、活動再開に向けてのお知らせがあると思われます。鳥栖さんからはすでにご連絡をいただいています。開催可否についての状況が分かり次第、速やかにレイソルサポーターのみなさんにもお知らせできればと思います。

マリノス、鹿島との上位対決に連敗、何とかここで食い止めねばならない次の名古屋戦。今週は中3日での明日水曜日、ミッドウィークでのホームゲームでとなります。マリノス戦での完敗を経て、次の鹿島戦では立ち上がりから強度高く、相手を押し込み、攻撃の時間も長くして戦うことができました。シュート数でも大きく上回りました。ただ、セットプレーとPKでの失点。内容が良くても、勝負どころや細部で徹底できなければ、特に経験豊富な上位クラブは見逃してくれません。

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大南選手はここまでリーグ戦19試合中、欠場は1試合のみ。ウイングバック、そしてセンターバックとして、ここまで上位争いに加わるレイソルを支えています。「これ以上負けるわけにはいかないし、上に食い込んでいくには勝点3を絶対に取らなければいけない試合」と危機感を口にします。前節のセットプレーでの失点を「自分の責任です」と重く受け止め、そして名古屋戦に向けて「マテウス選手のセットプレーが強烈です。ファウルには気をつけないといけない」と警戒を強めます。

ただ、前向きな気持ちは全く失っていません。「去年とは明らかにチームの状態が違いますし、みんなが前向きに取り組めていると感じます。慶太くん、武藤さんみたいにチームを笑顔にできる選手がいるのはすごく大きいと思います」

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武藤選手が、日立台で2試合連続ゴール中です。後半からの途中出場で、試合の流れをレイソルに持ってきて、鹿島戦では苦しい雰囲気を一変させてくれました。日立台の黄色いサポーターが熱狂する、コロナ前の日立台の雰囲気が蘇ってくるようです。胸のエンブレムを叩き、拳を築き上げる。歴代のレイソルの9番、エースたちが見せてきた熱さ、不屈の闘志を示してくれています。

中村慶太選手の周りにはいつも笑顔があります。常に誰かに話しかけて、練習中は声を出し、練習後もチームメイトを連れ立って話しながら長くランニングを続けています。ここ2ヶ月、リーグ戦での出場がなく、5月8日以来となる鹿島戦で出場。「今はサチが出ているポジションで、サチに比べると守備の強度が足りていないと感じていたし、うまくチームを機能させられていないという感覚があった。試合から外されたことも正直納得していた」と現状を考え、自分の中の変化を進めていく日々でした。鹿島戦で見せた展開力、パスの精度、攻撃の組み立ては、彼ならではの強みです。「そこを出さないと自分の存在価値がないですから」。武藤選手や中村選手、彼らの経験や落ち着きが、若い選手が多いレイソルを支え、導いてくれることでしょう。

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マッチデープログラムはルーキーの加藤匠人選手のインタビューです。レイソルユース出身らしいパスワークに磨きをかけ、そして身体を鍛えてディフェンスの強さを身につけようと「ここまであっという間の日々だった」という半年を振り返ってのコメント、ぜひご覧ください。

明日の名古屋戦の前には、この時期恒例の「アカデミー壮行会」を開催します。タクトをはじめ、今アカデミーからトップチームで活躍する選手が本当に増えました。この中に何人いるかわかりますか??数年前の写真を見ると、今よりも少し幼い選手たちの表情が微笑ましく見て取れます。キックオフ1時間前の18時ごろ、ぜひピッチの若き卵たちに大きな拍手をお願いいたします。

2022年7月 2日

鹿島戦

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担当:大重正人

まず、今日の日立台、12000人を超える両チームサポーターの作り出す雰囲気は、まさに戦場のようで、熱く激しく、そして味方を後押しする力に、ウォームアップから試合タイムアップまで途切れることはありませんでした。多くのご来場、そして熱い応援をありがとうございました。

先週のマリノス戦の大敗からいかに立ち直り、修正できるか。そういった意味では、2位の強敵鹿島を相手に、互角か、それ以上の戦いを見せてくれたと思います。試合後の拍手もそれを物語っていたでしょう。だからこそ、勝ちたかった。セットプレーとPKでの2失点ですからなおさらです。逆に、こうした拮抗した試合を際どくものにできるのが鹿島というチームの強さで、今のレイソルとの小さいようで大きい差なのかもしれません。

試合後の会見。鈴木選手はPKを自ら獲得したにもかかわらず、エヴェラウド選手に譲ったことについて「自分が復帰して、エヴェを復活させることが自分のミッションだと思っていた。みんなが彼の復調を待っていて、自信を取り戻してくれたという思いでした」。チームメイトで、ライバルでもある同じFWに対して、こういうことを有言実行できる選手はなかなかいないなと。また先制ゴールのキムミンテ選手も流ちょうな日本語で「綺世(上田選手)が抜けて苦しくなるが、選手たちで『自分たちでしっかりやっていこう』と話していた」と、エースが抜けるという窮地を選手一丸となって乗り越えようとする強さを感じました。(コメントはアントラーズサイトより)

一方でレイソルも、あの大敗の直後、またDFリーダーの高橋祐治選手がサスペンデッドの状況下。前線から激しく追って、また裏へのフリーランニングも量が増えました。立ち上がりからボールを握って攻め込み、0-1となってから、武藤選手の素晴らしいヘディングで同点に。なおも攻勢を強めた時間帯は、選手たちのメンタリティとサポーターの後押しが一体となって、強かった時期のレイソルの雰囲気を少し思い出すようでした。

ネルシーニョ監督も「今日のゲーム全体を見返した時に、一点ビハインドになってからも選手たちがしっかりと戦う姿勢を見せてくれたし、相手のエリアに侵入するチャンスも作れていたと思うので、結果にはもちろん満足していないが、今日のゲームの内容でうちが不利な状況でも選手たちは動じることなく最後まで戦い抜いてくれた。前節よりも間違いなく良い内容のゲームだったし、結果こそ付いてこなかったが、次につながる試合だったと思う」。

チームを蘇らせた武藤選手は個人とチームの手ごたえを感じながらも、強いチームで戦ってきた経験に基づく、我々が目指さなければならない方向を示してくれました。「多くのチャンスが作れたことを前向きに捉えたいし、今度はいかに再現性を持って作り出していけるかというところと、最後の部分で決め切るところによりフォーカスしていければ、今後は今日みたいな試合を勝ち試合に持っていけると思う。上位に行くためにはこういった試合で勝つか勝たないか、口で言うのは簡単だが、鹿島はこういう試合で勝って上位に残る。僕らは負けてしまったので、もう一度上に食らいついていくために、また一つずつ勝っていかなければいけない。」

上位対決での連敗は当然痛く響くものではありますが、これから若いレイソルが強くなっていくためには乗り越えていかなければいけないところです。続く水曜には中3日で名古屋戦です。この日立台でホームサポーターに喜びと笑顔を届けてくれることを祈るばかりです。今日もご声援ありがとうございました。

2022年7月 1日

明日は鹿島戦

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担当:大重正人

今週初め、まだ6月だというのに、梅雨が明けました。関東地方では観測記録が残っている約70年前から数えて、史上最速の梅雨明けだそうです。それもその通りです。日中の気温は30度どころか、35度にも達するほどの猛暑日続きで、チームも練習スケジュールを午前から午後に水曜から急遽変更しての夏型シフトになりました。また15時半から、さらに30分遅らせての16時に。そんな猛暑の中でもネルシーニョ監督はキャップを被り、太陽よりも燃え滾るような熱血指導が続いていました。

マリノス戦の0-4というスコアは当然望んだものではありません。それでもこの結果に向き合って、もっと強くならなければ上を目指してはいけないという思いを、チーム全員が強く感じたはずです。監督は「選手たちに話したのは、もっとアラートにゲームに入る必要があったのと、自分たちで自分たちを苦しめてしまうようなミスがあったこと。そこは改善していかないといけない。マリノス戦は最悪の結果だったが、この1試合の敗戦で我々の前期の戦いをすべて否定されるようなことはない。今週はじめからチーム全体の雰囲気は非常に良かったし、同じ過ちを犯さないように、前節の結果と内容を真摯に受け止めて、鹿島戦につなげていきたい」。

武藤選手も「負けた後の試合はもう一度自分たちのやるべきことにフォーカスして向かっていくことがすごく重要です。年間、多くの試合をやっていれば負ける試合もありますが、その次にあまり落ち込まず、もう一度立ち返るというか、自分たちが今までどうやって勝ってきたのかをもう一度思い出すこと。みんな切り替えて練習ができたと思います」

三丸選手は「マリノス戦は単純に自分たちが今までやってきたことが出せなかった、やるべきことをやれていなかったというのがあるので、今まで積み重ねてきたことを発揮できれば、どの相手とやっても大崩れすることはないはず。この間は相手どうこうよりも自分たちで崩れてしまったというのが大きい。自信をなくす必要はないし、やるべきことをやるだけだと思います」ともう一度自分たちの持ち味、良さ、タスクをしっかり見つめ直し、明日の鹿島戦へ向けて準備してきました。

マッチデープログラムインタビューは川口尚紀選手です。こちらからぜひご覧ください。

今日、鹿島のエースストライカーのひとり、上田選手のベルギー移籍が発表されました。ここまで10得点の得点王が明日の試合で不在になりますが、とはいえ、鈴木選手やブラジル人選手などまだまだ強烈なタレントが揃う強敵に変わりありません。逆にレイソルは、ディフェンスリーダー高橋祐治選手、そして攻撃でアクセントをつけられるドッジ選手が出場停止です。また新たなチャンスをつかむ選手たちへの期待と、マリノス戦の勝点を取り戻すようなチーム全体の奮起を信じたいと思います。

明日のキックオフは「18:30」、ホーム側オープンは「15:45」と通常と時間が異なりますのでご注意ください。「三菱HCキャピタルデー」ではサイン入りボールやウェアが当たるプレゼント抽選会を開催。また大人気の選手ガチャガチャイベントでは「アクリルスタンド」を販売、鎌ケ谷ホームタウンサンクスデーで特設ブースでの名産品販売もあります。また新グッズやスタジアムグルメも販売します。大変な暑さが予想されますので、帽子や水分補給など、くれぐれも熱中症対策をご準備いただき、もし体調が悪い際にはすぐにお近くの係員までお知らせください。今回も上位対決ということでチケットはかなり売れております。お求めの方はぜひお早目にローチケにてご購入下さい。それでは明日、日立台でお待ちしております。

★チケットやイベントのご案内はこちらから
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0702