2014年5月 6日

4連勝ならず

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担当:河原 正明

ゴールデンウィークのラスト、4連勝はならず。勝ち点差1の3位サガン鳥栖との直接対決は公式戦12試合ぶりの負け。勝てば首位の可能性がありましたが、その差が少し広がる結果になりました。

今日、レイソルはクラブ史上初めて登録メンバーを1名欠いて試合に臨みました。前節の試合後にチームを離脱する選手が多く、急遽5月4日のJ3リーグ U22選抜に参加予定だった小林選手を呼び戻すことに。まさに総力戦でした。

この窮地に、J1リーグで初めて先発出場をしたのが秋野選手。ボランチでアカデミーの先輩 茨田選手とコンビを組み、これまで大谷選手が果たしていた役割を担います。「 特に緊張はしませんでした。自分が出来ることとそうでないところがハッキリわかった」(秋野選手)。その本人も通じた、と手応えを掴んだのは得意のパス。アカデミー時代もそうでしたが、秋野選手からのパスも攻撃のスイッチになります。前線の工藤・田中選手へダイレクトに通すだけでなく、左WBの橋本選手に展開して攻め上がりを促すことも。特に前半は攻撃面で本人も納得のプレーでした。
一方、「守備、特に競り合いではJ3とは強さが違う。ボールを触らせてもらえなかった。豊田選手は当たってみるとカラダがすごく強かった。もっとセカンドボールの予測とか精度を上げないと」と課題もきっちりと確認出来たようです。
抜擢した指揮官も「若い選手が試合に出ることは良いこと。秋野は自信を持って戦っていた」と及第点を与えました。
後半途中で交代となりましたがこれをステップにさらに出場機会を掴んで欲しいものですね。

勝敗を分けたのは前半5分、鈴木選手が相手のロングボールへの目測を誤り後逸するとGK菅野選手と相手FWが1vs1に。仲間が懸命にカバーに戻るも及ばず先制を許します。
鳥栖は全員がよく走るチーム、との印象が強いですが、旧知の鳥栖担当の記者さん曰く「先制してからブロックを作り守り切るのが得意なチーム」。ホームチームが得意の試合展開になっていきます。

ハーフタイムにネルシーニョ監督は「中盤の数があっていないので主導権を握れない」と太田選手に代えて狩野選手の投入を決断、さらに布陣も変更して後半に逆転を狙います。立ち上がりから相手のパスを奪ってカウンターでリズムを掴むとすぐにチャンスが訪れます。しかし、シュートがバーを叩いたりGKの正面と「今日は運が悪い日」(工藤選手)でした。

試合後に監督も「拮抗した試合。失点は不運だった。公式戦10試合以上負けていなかったが、この組織力、やり方なら連敗することはない」と話していましたが、選手たちからも「守備組織を崩されたものではない。次に響くことはない」(近藤選手)と次節ホームでの新潟戦で挽回を誓います。
中3日で試合が待っています。嫌な気持ちは振り切り、次にベストをつくしましょう。

最後に今日も遠く鳥栖まで応援に駆け付けていただいたサポーターの皆さん、応援ありがとうございました!また土曜日もよろしくお願いします!