2007年5月 4日

タフで、元気

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本日の担当:桜林 舞

昨日に引き続き本日も快晴! 4連休の2日目ということもあり、練習見学には多くのご家族に来ていただきました。選手たちも中2日で臨む試合に備え、昨日出場組は軽いトレーニングでクールダウン、出場していない選手はビブスをつけて試合形式の練習を。「切り替えてー、キリカエテー」と石崎監督の声が、濃緑溢れる日立台に響き渡ります。

試合形式のトレーニングが行なわれるグラウンドの片隅では、クールダウンを終えた南選手、古賀選手、大谷選手が練習を見学しながら、腰を降ろして話をしていました。「アラがこう来た時には、こうしてこう・・・」「いやそれは、こっちがこう・・・」と右手と左手の指を交差しながら和やかな反省会です。

明後日に控えた千葉ダービー。取材陣にフクアリ(=フクダ電子アリーナ)のイメージは?と聞かれて「昨年のちばぎんカップが初めてのフクアリだった。ちばぎんカップは準公式戦みたいなものだから、ワシが監督になってからの新生レイソルがスタートした試合でもある。結果は2-0で負けじゃったけれど、内容的にはアグレッシブなサッカーができて、やりたいサッカーを表現できた良い試合だった。だからとても良いイメージを持っているよ」と石崎監督。

トレーニングルームの前を通ると、懐かしのヒットソング、ザードの『負けないで』が大音量でかかっていました。中を窺うと手前の方で中谷選手、大島選手が、奥のほうでは先日の甲府戦で負傷退場した石川選手がウェイトトレーニングに励んでいました!大島選手に誰の選曲か聞くと「みんなのです」とのこと。「トレーニングがツライ時に負けないようにって、『負けないで』をかけるんですよ」と中谷選手。

太腿の内側の筋トレをしていた石川選手。大丈夫?と声をかけると、「まだ少し頭痛やめまいが残っていますが、大丈夫です!頭に振動を与えるトレーニングができないので、こういうトレーニングばかりで。もう3時間やっているんですけど、すべてのメニューを終えるには、あと1時間はかかりそうです」と4時間近い筋トレにうんざりする様子も見せず、直樹スマイルが全開でした。その後、グラウンドでランニングを行なっていました。タフで、元気です!!!

そして昨日の試合中、矢野貴章選手との競り合いでお尻から落ち、タンカでピッチを降りた近藤選手。菅沼選手とともに全体練習後にランニングしていました。調子はどう?と尋ねると「大丈夫です。若さで直しました」とのこと。そして「ドゥーくん、もー若くないんじゃないのー」と菅沼選手。こちらも元気でした!!

今日も本当に気持ちの良い日でした。週末までこの天気が続くといいですね。

2007年5月 4日

静寂の柏の葉から…

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担当:大重 正人

激戦終わった柏の葉は、ひっそりと静かで、深い夜の暗闇に包まれています。ここはネットワークの電波状況が混線しているのか、なかなかアンテナ3本とはいかず。。。データをアップロードするときは、ノートパソコン片手に、陸上トラックまで暗闇に出て、きちんとデータ送信できるまで待つ状態でした。周りを見れば、報道記者のみなさんも電波を捜してさまよっていました。

今日は、本当に暑く、そして熱かった。屋根つきの柏の葉スタジアムではサポーターの声援が反響して、スタンドの皆様がいつもの日立台とはまた違った雰囲気を演出してくれます。その声がしっかりと選手に届き、そして選手もそれに応えるように90分間戦い抜いた。スコアレスドローはつまらないと思われる方もいるかもしれませんが、今日の試合は互いの長所が出た結果の引き分けだと思います。そして貴重な貴重な勝ち点1。甲府戦で惜しくも逃した勝ち点を、今日は無失点に抑えて勝ち取った!

開幕戦で出場したメンバーのうち、フランサ選手、山根選手、鈴木選手が欠場し、そしてアルセウが出場停止。さらに今日は大谷選手が通算4枚目のイエローカードを受けてしまいました。左サイドバックで先発し、システム変更で3バックのリベロへ移り、最後はボランチへ。次の千葉ダービーに向けて、また貴重な戦力を欠くことになります。しかしです。「だれが出場しても同じサッカーを実践する」のがレイソルの強み。ハードワークをいとわず走り勝つ。次節も、今日のような「戦うサッカー」ができるはずです。信じましょう!

試合後、ミックスゾーンでマスコミ対応をしていると、おもむろに声をかけられました。「直也のケガは大丈夫なんでしょうか」。一瞬戸惑いましたが、すぐに近藤選手のご家族とわかりました。小瀬で同じユース出身の石川選手が負傷した際もご家族の方が心配されていたそうですが、身体の限界まで戦う姿は、時にその成長が頼もしくもあり、そして時には見ているのが辛い場面もあること、深くお察しいたします。試合後のロッカールームでは、ベッドでは背中を上にして横たわりドクターの診察を受けていました。試合直後の診断では打撲ということで、ご家族の方も少しは安心されたかもしれません。ただ、軽いものかどうか、次の試合に出られるかなどは、明日以降の状態を見てからチームとしての方針を決めることとなるでしょう。

いずれにしても、リーグ戦は残り23試合もあります。何よりも無理や焦りは禁物。1試合1試合を大切に。中2日と過酷な日程で挑むジェフとの千葉ダービーに向けて、今夜は選手・スタッフの皆様、ゆっくりお休みください。そしてサポーターの皆様も、、、今日は本当に応援ありがとうございました。