2007年5月 4日

静寂の柏の葉から…

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担当:大重 正人

激戦終わった柏の葉は、ひっそりと静かで、深い夜の暗闇に包まれています。ここはネットワークの電波状況が混線しているのか、なかなかアンテナ3本とはいかず。。。データをアップロードするときは、ノートパソコン片手に、陸上トラックまで暗闇に出て、きちんとデータ送信できるまで待つ状態でした。周りを見れば、報道記者のみなさんも電波を捜してさまよっていました。

今日は、本当に暑く、そして熱かった。屋根つきの柏の葉スタジアムではサポーターの声援が反響して、スタンドの皆様がいつもの日立台とはまた違った雰囲気を演出してくれます。その声がしっかりと選手に届き、そして選手もそれに応えるように90分間戦い抜いた。スコアレスドローはつまらないと思われる方もいるかもしれませんが、今日の試合は互いの長所が出た結果の引き分けだと思います。そして貴重な貴重な勝ち点1。甲府戦で惜しくも逃した勝ち点を、今日は無失点に抑えて勝ち取った!

開幕戦で出場したメンバーのうち、フランサ選手、山根選手、鈴木選手が欠場し、そしてアルセウが出場停止。さらに今日は大谷選手が通算4枚目のイエローカードを受けてしまいました。左サイドバックで先発し、システム変更で3バックのリベロへ移り、最後はボランチへ。次の千葉ダービーに向けて、また貴重な戦力を欠くことになります。しかしです。「だれが出場しても同じサッカーを実践する」のがレイソルの強み。ハードワークをいとわず走り勝つ。次節も、今日のような「戦うサッカー」ができるはずです。信じましょう!

試合後、ミックスゾーンでマスコミ対応をしていると、おもむろに声をかけられました。「直也のケガは大丈夫なんでしょうか」。一瞬戸惑いましたが、すぐに近藤選手のご家族とわかりました。小瀬で同じユース出身の石川選手が負傷した際もご家族の方が心配されていたそうですが、身体の限界まで戦う姿は、時にその成長が頼もしくもあり、そして時には見ているのが辛い場面もあること、深くお察しいたします。試合後のロッカールームでは、ベッドでは背中を上にして横たわりドクターの診察を受けていました。試合直後の診断では打撲ということで、ご家族の方も少しは安心されたかもしれません。ただ、軽いものかどうか、次の試合に出られるかなどは、明日以降の状態を見てからチームとしての方針を決めることとなるでしょう。

いずれにしても、リーグ戦は残り23試合もあります。何よりも無理や焦りは禁物。1試合1試合を大切に。中2日と過酷な日程で挑むジェフとの千葉ダービーに向けて、今夜は選手・スタッフの皆様、ゆっくりお休みください。そしてサポーターの皆様も、、、今日は本当に応援ありがとうございました。