2018年6月27日

韓国キャンプ10日目(TMvs慶南FC)

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担当:大重正人

このキャンプ総仕上げとなるトレーニングマッチは4-2で勝利。もちろんまだまだ道の途中ではありますが、それでも前回の牙山戦は失点を重ねての3-5の敗戦だったこともあり、選手たちからも率直に勝利の喜びが伝わってくる試合でした。

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対戦相手の慶南FCは、現在韓国1部でK1リーグ4位、全北、水原、済州とACLの常連クラブに次いでいます。昨年K2優勝しての昇格1年目ながらここまでACL圏内につける強豪です。新潟や大宮などで活躍したチョヨンチョル選手、元アビスパの邦本選手が在籍しています。ヨンチョル選手とは今井選手や大谷選手が、邦本選手とは中山選手や亀川選手がひさびさの再会で言葉をかわしていました。

さて試合ですが、ほとんどの選手が45分、GKは30分ずつプレー、ジョンス選手と今井選手が90分のフル出場。前半から両チームとも球際やボディコンタクトが激しく、めまぐるしい展開でした。相手は比較的自陣で構えてからのカウンターを狙っていたので、レイソルのボール保持が長く、中盤から丁寧にボールをつなぎ、相手ゴールへと迫ります。先制点は35分、左サイドのハモン選手の突破からの折り返しを、瀬川選手がきっちり合わせてレイソルが先制。前半は1-0、鋭いカウンターからのピンチもありましたが、無失点で終えることができました。

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メンバーを大きく入れ替わった後半。合計5ゴールが入る乱戦となりました。加藤監督から「立ち上がりの15分、しっかり入ろう」という声があった通り、積極的に前から行く姿勢を見せて優勢に。しかしU-18所属の山田選手に不運なハンドがありPKで同点に。

さらに試合は激化しました。相手の2本目のメンバーのチェックは非常に激しく、細貝選手が激しいタックルを二度受けて、練習試合ではめずらしいイエローカードが相手に出ます。ここでハジは、やられっぱなしで怯むどころか、逆にタックルを浴びせ返しイエローカードが出されます。ここで、前半で退きスタンドで観戦していた鎌田選手から「ナイス、ハジ!!!」と檄が響き渡りました。この声はピッチのハジにも届いていたでしょう。その直後、左サイドからの折り返しから左足でシュートを決めると、タニやキリからも大きな大きな歓声があがりました。ハジのプレーは闘争心が前面にあらわれ、まさにチームの士気を高める気迫あふれるものでしたし、ピッチ外のメンバーからは一緒に戦っているぞという気持ちや一体感があふれていました。この日一番のシーンでした。

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その後1点を返され同点に。そのまま同点で終わるかに見えた90分。山崎選手が左サイドで仕掛けてPKを得ると自ら沈めて勝ち越し。さらに94分にはU-18の森海渡選手が相手をかわしてシュート。細貝選手へのアシストのアシスト、1対2の数的不利から相手の足元を抜いたパスは本当に見事でした。チームとして今季これまで、終盤に失点することがとても多かった中、逆に土壇場から2点を獲って勝ち越し。体制が替わり、取り組んできたことの成果が少しでも表れたとしたら、7月からのリーグ再開が本当に楽しみでなりません。

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加藤監督に試合後、話を聞きました。「今日の試合について、まずゲームの入り方の問題、そして全体で共有していこうとするサッカーの画をもっと濃くしていこうというところ。これを確認してきたなかで選手たちはすごく意識してくれて、キャンプ終盤で身体が苦しい中でも、頭を回転させてやってくれた。そこがこの前の牙山戦と違うところでした」

そして、この10日ほどのキャンプを終えて振り返ってもらいました。
「これから7月8月と連戦が続くが、見方を変えればそこも力を高めていけるトレーニングとも考えられるし、いまから下地を作っていって、涼しくなったころに気づいたらもっと上のレベルになっていたというような状況を作っていければと思っています。

日々トレーニングのなかで、選手たちのコンディションを見ながら(限界の)一線を越えすぎないように、101%102%のあたりを突いてきたつもり。そこに向けて一生懸命取り組んでくれているし、またそれが選手たちに跳ね返っていく。こうしたトレーニングをこれからも日々続けていくわけですが、そういった意識付けのところは、今回のキャンプでできたんじゃないかなと思っています。技術体力だけでなく、一番は頭を使うところ。そして質を高めて速さを出していきたい。個人としてもグループとしても。ただ自分が持っているものを最大限出していこうという選手たちの姿勢は満点をつけられると思います。でも選手たちには能力がありますし、もっともっとできるはずです」

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新しいサッカーに触れ、理解を深めながら、身体は厳しく追込み、その中でいかにピッチで表現できるようになれるか。それを90分続け、質を高めていけるか。加藤レイソルはその道の途中ですが、着実に一歩ずつ進んでいっていると感じます。明日キャンプを打ち上げ、柏へ戻ります。短いオフのあと、また日立台でトレーニング。7月11日の天皇杯3回戦へ向けて練習に励みます。

2018年6月25日

韓国キャンプ9日目

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担当:大重正人

昨夜遅くですが、日本代表がセネガル代表に対して、2度のビハインドを追いつく健闘で引き分け。2試合を終えて勝ち点4、グループ首位に立っています。遅い時間だったので、今日のトレーニングに備えて「寝てしまいました」という選手ばかりでしたが、ここ韓国にも日本代表の活躍が刺激となって届いています。酒井宏樹選手、相手のエース、マネ選手とのマッチアップでも互角以上に戦い、それ以外でもハイボールでの強さ、攻撃の起点、1対1など堂々のプレーを見せてくれました。

そして我々としては中村航輔選手がゴールマウスを守る姿を一目でも見たいという願いもありますが、、、そこは航輔も代表チームの一員としてまずはトレーニングをしっかりおこない、チームの勝利のためにできることを懸命にやっているはずです。この何物にも代え難い経験を、自分のキャリアの財産にしてほしいと思います。

またこのワールドカップには、柏レイソルがACLで戦った世界的な選手も出場しています。たとえばブラジル代表のパウリーニョ選手(当時広州恒大、現バルセロナ)、ベルギー代表のウィツェル選手(天津権健)は、日本代表がラウンド16に進出すれば対戦する可能性があります。我らの日立台で世界一を争うような選手たちと身体と身体でぶつかりあい、クラブワールドカップではネイマール選手(当時サントス、現パリSG)とも対戦することができました。

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国際大会に出場するということの意味は計り知れません。またあの舞台に立ちたいという思いは常に持ち続けなければいけませんが、ただそこで戦える力をもう一度一から身に付けなければいけません。いまは日々のトレーニングに100%以上の力で励み、目の前の1試合1試合、Jリーグや天皇杯で結果を残し、力を付けなければいけません。

今日をいれて、韓国キャンプは残り3日になりました。今日は昌原へ瀧川龍一郎社長が訪問し「いいキャンプができていると聞いています。非常にハードなキャンプが続いているということで、のこり数日ですがケガのないように頑張ってください。中断明けの試合を楽しみにしています」と日々トレーニングに汗を流す選手たちを激励しました。

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昨日はフィジカルトレーニングで身体を追い込みましたが、今日は明日のトレーニングマッチを控え、身体をじっくり動かすようなメニュー、また午後には紅白戦で実戦に備えています。明日も海外だからこそ経験できる貴重な「国際試合」です。チームとして個人として、よりよい結果、成果を残して、柏に帰れるように!期待したいと思います。

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2018年6月24日

韓国キャンプ8日目

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担当:大重正人

今日の昌原はなんと最高気温33度。強烈な日差しに照らされて、肌が痛いです。選手たちにとっても当然過酷なコンディションですが、これからやってくる暑さに向けて、いち早く身体を慣れさせることもできるでしょう。肌はすっかり小麦色、褐色の肌に汗を光らせて、選手たちは今日もボールを追い、走りまくりました。

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特に午後のトレーニング。午前の終わりに「坂道を走るから」と通達があり、スパイクを履かずランニングシューズで集合。ウォームアップの後、ピッチを後にして全員で移動しました。この昌原サッカーセンターは山を切り開いて作られているので、段々畑のようにしてスタジアムやピッチが並んでいます。道路は大変急な坂道で、さらに階段もあります。松原フィジカルコーチがこの立地を生かし、午後のフィジカルメニューで選手たちは足腰をしっかりと動かし、そして坂道ダッシュでは心身に大きな負荷をかけ、急坂を駆け抜けました。

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なにより画像で見ていただいた方が選手たちの頑張りが自然と飛び込んでくると思います。坂道を踏みしめる足音、息をきらし、汗を流し、必死に腿を上げ、励まし合って、この猛暑の中、本当によく頑張り抜きました!!ぜひその様子をご覧ください。

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2018年6月23日

韓国キャンプ7日目

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担当:大重正人

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このキャンプに来る初日の朝、さみしい別れがありました。名古屋へ移籍した中谷進之介選手、福岡へ期限付き移籍した古賀太陽選手、2人はキャンプには同行せず、チームメイトと別れや感謝の言葉をかわし、チームを見送ってくれました。太陽は、J1昇格争いの真っただ中でその一員になれることは大変有益でしょうし、そのなかで井原監督の指導をあおぎ、足元のうまさとディフェンスポジションすべてプレーできるユーティリティーさに、守備力や力強さを加えて、大きな成長を遂げてほしいと思います。

今回名古屋グランパスに完全移籍することになりました。 自分がデビューした2014年の雨の日の試合。サポーターの皆さんの温かい声援に後押しされ、そして試合に勝った日の瞬間は今でも鮮明に覚えています。それくらい僕にとってレイソルのユニホームを着て日立台で試合をするということは小さい頃からの夢でした。 ただ今回慣れ親しんだクラブをでて勝負することを選択しました。 サポーターの皆さんには本当に感謝しかありません。アカデミーで9年、プロになってから4年半、お世話になりました。 本当にありがとうございました!

中谷進之介さん(@shin_sn4)がシェアした投稿 -

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シンは小4から在籍したレイソルから14年目に卒業することになり、昔を知る井上敬太GKコーチとは思わず言葉に詰まるような様子もありました。一昨年はJリーグ優秀選手に選ばれ、昨年も最終ラインの中心に。アカデミーからトップチームへと進む過程で着実にレイソルの顔となっていましたが、今年はベンチを温めることもあり、「一回り二回り自分が成長するために移籍を決断しました」と悩み抜いたうえでの移籍になりました。

ただ名古屋から、現在J1で18位のチームを救うべく、高い評価をいただいて、白羽の矢が立ったのは間違いありません。風間監督のサッカーではシンのセンターバックとしてのパス能力はとても生きるでしょうし、また現在リーグ最多失点の守備を立て直すというDF本来の力も当然求められていることと思います。シンにとっては大きな挑戦でありチャンスでもあります。すでにSNSでは赤いウェアを着た姿を見ましたし、サポーターの皆さんもそうでしょうが、もちろん寂しい思いが募ります。ただ、ここはシンのさらなる飛躍を期待して送りだし、そしてまたピッチで会える日を待ちたいと思います。10月19日、日立台でグランパス戦は決戦です!!

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シン、そして太陽がチームを離れ、ディフェンス陣にはまた新しい雰囲気での競争、そしてチャンスも生まれるはずです。ルーキーの中川創選手は列の先頭に立ったり、プレー中もひときわ大きな声を出して、積極的な姿勢がありありと伝わってきます。ベテランの鎌田選手は変わらずの激しさと存在感と出してくれていますし、外国籍のパクジョンス選手もそれに負けじと熱心なプレーを見せています。

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今日で韓国での7日目。昨日は試合翌日ということで散歩とストレッチのみのリカバリー、午後は休養し、選手たちも少しはリフレッシュできたようです。今日からはいわば第2クール。午前午後の2部練習が3日続き、26日水曜には慶南FCとのトレーニングマッチです。今日は、午前中はボールポゼッションや3対3、そして午後は10対10の紅白戦でした。牙山との試合で、トレーニングして来たことが実際のゲームでどう表れたか、良かった面は伸ばし、逆に明らかになった改善点はひとつずつ修正していく。選手たちは練習の合間にはすぐに話し合って、こうしようああしようとコミュニケーションをとる姿が目立ちます。写真は大谷選手と細貝選手がU-18の山田選手にいろいろとアドバイスしている様子でした。残り4日間、大きな成果を持ち帰れるように、日々鍛錬が続いています。

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2018年6月22日

韓国キャンプ5日目

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担当:大重正人

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昌原サッカーセンターでの5日目。今キャンプでは2日トレーニングマッチが組まれていますが、その初戦を戦いました。観戦スタンドにはパクジョンス選手のご両親や親せきの方が応援に駆けつけてくださいました。

対戦相手は牙山(あさん)ムグンファFC、チームを率いるのはこの方。
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元レイソルで、2011年優勝メンバーのパクドンヒョク監督です。HPの「on the way」のバックナンバーもぜひご覧ください
http://www.reysol.co.jp/fan/contents/ontheway/09-park.php

レイソルを離れ、また現役引退後に指導者となってからも、何度も柏に来てくれたり、4年目の韓国キャンプも訪問してくれるなど交流が続いています。今回もヒョンがマッチメイクを快諾してくれました。牙山は韓国Kリーグの2部「K2」で現在首位。このまま進めば、K1昇格となる順調なシーズンを送っています。昨日から昌原入りしてトレーニングし、今日の試合に備えてきました。

45分×3本の試合は、1本目から0-0、1-1、2-4、合計3-5で敗戦。2本目に直接FKで先制されますが、その後右サイド伊東選手の突破でチャンスを増やすと、大谷選手のラストパスを受けたキムボギョン選手が同点ゴール。多くの選手が関わって生まれたナイスゴールでした!

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そして昨日、ドンヒョク監督と再会した大谷選手は「Aチームはかなり強いらしい」と聞かされていたそうですが、まさにその言葉通りだった3本目。両チームとも多くの主力選手がプレーしたなかで3連続失点。チーム全体の縦への意識が非常に速く、レイソルのビルドアップを奪われると、守備陣形が整う前にフィニッシュ。前線の大型FWは非常にスピードがあり、なおかつシュートを外しません。すばらしい決定力の前に、レイソルは失点を重ねてしまいました。

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「殴られたままじゃなくて、バラバラにならず、最後まで点を返そうという姿勢をチームで出せたのは良かったと思います」。3連続失点で合計1-5となりながら、そこから大谷選手が前線へ飛び出しての左足ミドル、直後にも同じく左足のシュートで相手のハンドを誘って、ハモンがPKゴール。点差は2点までしか詰まりませんでしたが「キャンプで疲労もあって、時間的にも一番苦しい時に何が出せるか」。そういった面でも、あの心身苦しい時間帯にパワーを出せたことは意味のあることだったと思います。試合終盤に失点が続いているリーグ戦の現況の改善にもつながればと期待したいです。

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「練習試合でも結果は大事だし、失点や結果は大いに反省しながら、逆にできている部分も見ながらやっていければと思います。守備の仕方も変わりまだまだ構築している最中なので、まだまだ頭で考えながらやっていることも多く、それを無意識にみんなが揃ってできるようになれば。今こういう強い相手と戦えたのは良かったし、ゲームの中でこそ課題は見つかるから、みんなで向き合ってやっていければと思います」(大谷選手)

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個々、そしてチーム全体の運動量を上げ、全体がもっともっと連動し、攻撃でも守備でもスピードやパワーを出していく。新しいサッカーがスタートし、そのやり方を学んで理解し、それをピッチで表現する。ハードな2部練習やトレーニングマッチの中でも選手たちは懸命に表現しようとしている姿が伝わってきます。このあとも25日までトレーニング、26日はトレーニングマッチ、とキャンプはまだまだ続いていきます。

そして最後に。明日23日から、7月8月ホームゲームチケット、一般発売となります。会員向けのペア&グループ、2試合セットチケットも引き続き販売中です。良い席はお早目に、どうぞお買い求めください!!
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016651.html
http://blog.reysol.co.jp/news/2018/016653.html
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2018年6月19日

韓国キャンプ3日目&サカイW杯へ

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担当:大重正人

韓国での3日目。昨日一昨日の猛暑が一変して、朝から曇り空。時折小雨が落ちてくることもあり、肌がジリジリ焼けるような暑さはありませんでしたが、それでも少し蒸し暑さを感じるような最高気温25度の一日でした。

10時からの午前練習の前には、ミーティングでこれから取り組んでいくサッカーの形やイメージを共有し、すぐにピッチでのトレーニングで実践されます。ピッチ上でも加藤監督が時間をかけてポジショニングやチームの動きを伝え、そのまま実戦形式へ。それぞれがそれぞれのポジションで、果たすべき役割をしっかりやり遂げようという積極的な姿勢が良く伝わってきます。

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選手同士のコミュニケーションも多く、声も良く出ています。監督がそこに加わる様子もあります。全体練習の時間はきっちり区切られ、2部練習が続いていることもあってか、どちらかといえば短めではありますが、その分の質は濃密です。選手たちの表情を見れば、身体への負荷も相当かかっているように映ります。

「そりゃキツいですよ。でもキャンプだから」。最年長のベテラン栗澤選手は苦笑しながらも、充実の表情も見せます。「望さんのやりたいことの基本的なトレーニングだと思いますが、こういうことが実際の試合で生きてくる。みんなが声を出しているのも、一人一人が責任をもってプレーしていることの証拠。俺もしっかりやるから、お前もしっかりやれよ、ということだし、妥協すれば周りから声が飛んでくる」。ベテランも若手も関係なく、新たなサッカーに取り組み、そして競争が生まれています。

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午後練習のあとには、居残りのシュート練習。日立台でも見られる光景は、ここ昌原でも変わりありません。加藤監督自らが球出しし、ボギョン、ヤマ、アタル、セガワ、リクが次々とシュートを放ち、それをキリたちGK陣も必死になって立ちはだかります。こうしたトレーニングのひとつひとつが、実となり幹となっていきます。

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さあ今夜は、ついにワールドカップ、日本代表の初戦です。21時からのコロンビア戦、時差のない韓国からも日本のみなさんと同じように応援しています。柏市富勢出身、レイソルアカデミーから世界へ羽ばたいた酒井宏樹選手、ついに初めてのワールドカップのピッチに立ちます!!

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2018年6月18日

韓国キャンプ2日目

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担当:大重正人

ここ昌原のサッカーセンターは、インターネット環境がすばらしく整っていて快適な生活を送っています。しかし今朝方、日本からのニュースには本当に驚きました。大阪北部を中心に、関西地方を大きな地震が襲いました。尊い命が失われたことにご冥福をお祈りいたします。レイソルの選手では亀川選手や江坂選手が関西北部の出身です。亀川選手に聞いたところ、家族には連絡をすぐにとったそうですが、大変心配な表情でした。これ以上被害が広がらないよう、また交通機関やライフラインの不通などで乱れている皆様の生活が一日も早く元に戻るようにお祈り申し上げます。またレイソルのホームである千葉県でも連日地震が続いているので、こちらもどうぞご注意ください。

梅雨に入っている日本とは違い、こちら韓国は、もうすでに夏が来たようなカンカン照りの太陽が降り注いでいます。今日の最高気温は28度、立っているだけで玉のような汗が出て、携帯やパソコンといった機器を屋外にそのままにしていようものなら、すぐにオーバーヒートしてしまうような晴天と暑さです。選手たちにとっては大変にタフなコンディションですが、この暑い日本の夏を勝ち抜いていくには、これ以上ない環境が整っているのではないでしょうか。

午前午後の2部練習がずっと予定されています。今日は午前も午後も全体的には1時間ほどとコンパクト。しかしです。常に走り、考え、ボールを扱い、いかにボールを動かすか。ウォームアップからのトレーニングがひとつひとつに、実戦でどう攻めどう守るかという要素が詰まっているように感じます。そして大変にハードです。常に走り、動くという練習で、体力面やフィジカルは自然と上がっていくのではないでしょうか。写真を見れば、その様子を感じていただけると思います。顔の陰影が強いのは、それだけ日差しが強いということです。

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最後に、今日の夕方、移籍のリリースがありました。古賀太陽選手がアビスパ福岡に育成型期限付き移籍することになりました。昨年はリーグ戦9試合カップ戦5試合天皇杯2試合に出場も、今季はACLの2試合のみ。飛躍を誓うプロ2年目、ここでひとつ新たなチャレンジに踏み出す決心をしました。「成長した姿をまた皆さんに見て頂けるよう、新しい環境で力一杯頑張ってきます」。

福岡は現在J2で4位、首位から勝ち点3差、J1昇格争いの真っただ中にいます。そんな強いチームからオファーをいただけたことはチャンスですし、だからこそ簡単に試合に出られるような環境でもないでしょう。U-18の大先輩、輪湖選手もいます。チーム内の競争、そして昇格を争う厳しい状況で、福岡のチームの戦力になれるか。ここで自分の力を出し切って、出場経験やJ1昇格に関われたとしたら本当に大きな財産になるでしょう。成長できるかどうかは自分次第。必ずや大きく成長して、レイソルを明るく照らす太陽になってほしいと心から応援しています!!

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2018年6月17日

韓国キャンプ1日目

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担当:大重正人

2014年以来、4年ぶりの韓国キャンプ、昌原(チャンウォン)サッカーセンターに来ています。今日から11日間の夏季キャンプがスタートしました。ワールドカップ期間中の長い中断期間を利用してのもので、2010年、2014年に続く3回目の昌原です。南アフリカ大会もブラジル大会もここから日本代表を応援したことを思い出します。ポルトガルへ向かう田中順也選手を見送ったのもここでした。

2010年はJ2優勝、2014年は終盤の7連勝でACL出場権を獲得できましたが、最後にすばらしい成果を得られたワールドカップイヤーの昌原キャンプ、今回もシーズンの最後に大きな結果を手にするためのきっかけにしたいところです!!

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今朝は8時に日立台を出発して、成田から飛び立ちました。韓国南部の釜山市、金海国際空港までは2時間ほどのフライト。ACLと同じように練習用具と選手スタッフ個人のバッグ、100個以上と一緒になっての大移動ですが、全員でテキパキと動き、何のロスもなく、15時前にはサッカーセンターにたどり着きました。

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到着早々、このセンターのみなさんから歓迎をいただき、加藤監督と、故郷に錦をかざるボギョンキャプテンが花束をいただきました。軽食をとり、17時からさっそくトレーニングをおこないました。今日はキーパー陣がフィールドに混ざっての練習でしたが、キリの抜群の言葉で自然と雰囲気が明るく盛り上がります。

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ランニングやストレッチで身体をほぐし、ボール回し、ロンドなどボールを使って1時間ほど。ほどよい気候の夕暮れに選手たちはグラウンドからなかなか帰らず、思い思いにボールを蹴りあい、リラックスした表情で初日を終えました。

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明日からは午前午後の2部練習。また2度、トレーニングマッチも予定されています。この11日間、1回1回のトレーニングやゲームがすべて実となり力となるように。チーム一丸となって、より良いキャンプになるよう取り組んでいきます!!

2018年6月 6日

天皇杯2回戦

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担当:大重正人

まず、雨が降り続く肌寒い平日のナイトゲームにもかかわらず、2429人のご来場をいただいてありがとうございました。「サポーターの人たちに何かを感じてもらえるような、そんなサッカーを見せたい」という加藤望監督にとって初のホームゲーム。今日はテレビ中継がなかったので、この三協フロンテア柏スタジアムに足を運んでくださった方だけが、今日の6-0という試合の目撃者です。今日のチームや新しいサッカー、まだチャレンジの入口ではありますが、おのおのいろいろな感じ方をされたと思います。

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試合の流れを言えば、この天皇杯初戦、周りを見渡せば格上のJ1クラブが思わぬ苦戦を強いられた試合が本当にたくさん起こった中、立ち上がり1分での伊東選手のゴールは、まず大きな大きな先制点になりました。その後、VONDS市原にもチャンスがあり、身体を張った守り、GK桐畑選手のビッグセーブがなければ、他会場のような苦戦もあったかもしれません。そんなムードを前半終了間際、伊東選手の見事なクロスを江坂選手が合わせ、この2点目の試合の行方に大きく作用しました。伊東選手は1ゴール3アシスト、相手のゼムノビッチ監督から「ロシアに行っていてもまったくおかしくない、すばらしかった」と称えられるほどのプレーでした。

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キャプテンのボギョンはこう試合を振り返りました。「リーグ戦よりも気持ちが落ちたり、これくらいで良いだろうという甘い気持ちがあってはいけないと思っていた中で、幸先よく先制点を取れて、選手達も良い緊張感を持って試合に入れた。相手がどうこうというよりも自分達がどれだけ90分間体力的に持つかに焦点を当ててプレーしていた。自分達が良いプレーをしながら、体力的にも持ったことは良いことだった」。

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ボギョン選手が言うように体力持久力が求められ、さらに前への推進力は攻守とも上がっているように感じます。もちろんこれまでも縦への勢いがありましたが、それが個のパワーだけでなく、チーム全体で作り出していこうという意思を感じました。加藤監督は「トレーニングで取り組んだことがどれだけ出せるかのチャレンジだった。選手たちは真剣に向き合って取組み、いろんな課題や成果も見られた試合だった。選手たちが非常に頑張ってくれた。11人のグループで描く絵を、どういう絵をかいて、それを行動に移せるか。まだまだスムーズではないところも含め、色々確認できた」と監督としての2戦目から、今日の結果を受けてさらにその先へのステップをもう描き始めていることと思います。

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ここからチームは14日までオフ、2日間日立台で再始動し、17日からは韓国でキャンプを張ります。次戦は、今日の勝ち上がった山形との天皇杯3回戦が7月11日水曜にあり、リーグ戦は7月18日水曜にホーム日立台で再開します。この1か月間、さらにレイソルが変われるかどうか。自分たちとしっかり向き合い、毎日毎日、常に全力を出し続けられるか。その積み重ねの成果を期待しながら7月に向かっていきたいと思います。

2018年6月 5日

明日は天皇杯2回戦

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担当:大重正人

まず今日は嬉しいニュースが飛び込んできました。伊東純也選手がJリーグの5月月間ベストゴールを受賞しました。5月12日、三協F柏での川崎戦、前半32分のゴールでした。右サイドのDF小池選手へボールが渡ると、相手DFとの駆け引きでサイドではなくゴールへ直線的に走り出すと、そこへすばらしいスルーパスが入ります。「縦を切られていたんで、相手の間で受けようと。リュウとはいつも練習していました」という息の合った狙い通りのプレー。

それだけでなく、ターンしながらのトラップが何よりも素晴らしく、相手DFの背後を取りGKのポジションもしっかり視野にとらえながら、左隅へ流し込みました。Jが単に速いだけの選手ではないということを改めて示したファインゴールでした。ただこの受賞を伝えたところ「うーん、でも勝ってないですからね。。。」とちょっと苦い表情。やっぱり喜び全開というわけではありませんでした。何より勝ってこそのゴール、勝利が一番というのは選手自身も強く思っていることです。神戸戦のように素晴らしいゴールを最高の勝利に。これからもレイソルサポーターの期待を一身に受けて、もっともっと活躍を待っています。おめでとう!!

さて、明日、約2週間ぶりの公式戦を戦います。天皇杯の2回戦、千葉県代表のVONDS市原FCをホーム日立台で迎え撃ちます。VONDSは現在関東リーグに所属するクラブチームで、古河電工の千葉事業所のサッカー部を母体としています。近年は関東リーグの上位を常に争い、JFL昇格までもうすぐ手の届くところという力のあるチームです。実際に、天皇杯1回戦では2つ上のカテゴリー、J3のブラウブリッツ秋田を1-0で破り、2回戦へと駒を進めました。

元川崎のレナチーニョ選手、千葉や広島などで長年活躍を続ける山岸智選手、またレイソルアカデミー出身の3選手がいます。24歳のMF峯勇斗選手、さらに今春卒業したばかりのDF森大輝選手、MF落合陸選手が所属。森選手と落合選手は1回戦も途中出場し、勝利にも貢献しており、日立台凱旋なるかという大きな楽しみもありますね。

ただ我々はJ1クラブとして、このラウンドで敗れるようなことは許されません。加藤望監督体制となっての2戦目、5月20日の名古屋戦は3-2と苦しみながら初陣を飾ることができましたが、勝利はもちろんのこと、前回からの変化や向上、積み上げなど、内容面での巻き返しへの兆しを少しでも多く感じたいところです。加藤監督は試合前の取材対応でこの試合に向けてコメントしました。

「まだまだ入口の部分、土台を作るうえでの考え方をみんなに理解してもらうようなところ。ただ、誰が出ても役割が変わらず、最低限のベースはやりながら、その上で個人がプラスアルファ、特徴を出せるか、という考えの下で取り組んでいます。VONDS戦ですが、相手は働きながら、というような環境で、あれだけサッカーに打ち込んでいる。サッカーに対する姿勢は逆に相手から学ぶべきものがあるのではと思っています。

今の柏の選手たちが、相手のような境遇だとして、しっかりと自分の力を発揮できるメンタリティがあるかどうか。レイソルには上回っている選手ももちろんいるが、ひたむきさやサッカーに対する強い思いを持って、自分の人生を懸け、先が見えづらい環境でも懸命にやっている選手たちと、どれだけ対等に戦えるか。試合はいつも上手い選手が勝つわけではないし、時々の運で結果が左右されることもあるけど、その運を持ってこれるかどうかのちょっとした差をどれだけ理解できているか。そこが一番大事なところで、伸びていく選手やチームであるかどうかの差は、まずそこだと思っています

ACLにつながる大会ではありますが、まず目のための一戦を成長していくためのステップにしなければいけない。ACLを経験させてもらって、結局日本で一番にならないといけないんだと感じました。あの舞台で勝つチームはやはり各国で1位になったチームで、特に香港に行ったときにそれを痛感しました。傑志が香港で1位になったというのは必ず理由があって、最後にああいったパワーを出せたりというのもそうだし、やはりその国で1位にならないと戦えない場所だと痛感した。まず自分たちの立ち位置はいまリーグ9位で、上ばかりを見るよりも、そこから一歩一歩、足元を固めて、一つ一つ上に上がっていって、1位になって初めて勝負に打って出られるところ。自分たちの力を見つめないといけない。決してあきらめているわけでなく、しっかり通過点を通って、自分たちを見失わないようにやっていきたい」

監督はこうした思いを、日々の練習や言葉をとおして、選手たちに感じ取ってもらい、成長できる毎日にしてしなければいけない、そう伝えようとしていると思います。もちろん勝負、勝利へのこだわりも強く求めています。いかに試合で発揮できるか。19時キックオフ、雨天のタフな試合が予想されますが、加藤レイソルのホーム初陣、選手たちが懸命になって戦うところを応援、サポートいただければと思います。