2007年2月 6日

スタッフの努力でより良い練習

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担当:大重正人

これまででもっとも暖かく、天候に恵まれたキャンプ8日目。寒々しい風もなく、これまでピッチの外で震えていたのがウソのようです。午前中の練習ですが、やはりハードなフィジカルトレーニングが続いています。最初にグラウンドに飛び出したグループは、ウォーミングアップの後、パス、リフティング、腰にゴムひもをつけて負荷をかけながらのダッシュなど、一様のメニューをこなしていきます。

そして途中から、選手が二組となり、コーンの配置が違う別のエリアに分かれていきました。小林亮、谷、阿部吉、菅沼、永井ら8選手らは、20m間隔のコーンをターンしながら前後に行ったり来たり。
そして、近藤、岡山、小林祐、ドゥンビアの4選手は、5m間隔のダイヤモンド型のコーンへ向かい、すぐに方向転換してダッシュを繰り返していました。
このグループの分け方、どんな意味があるかおわかりでしょうか。。。

実は、前者のグループは中盤やサイド系の選手。ピッチ上で前のスペースに飛び出したり、後ろにすばやく戻って守るという上下動の求められるポジションです。
逆に後者は、センターバックとセンターフォワード。向きを変えて斜めにターンしたり、オフサイドライン上で駆け引きする動きを必要とされ、すこしバスケットボールのトレーニングにも似ていました。

このように練習はすべて、監督やコーチ、イクイップメントスタッフによって、目的意識と綿密な準備をもって行われています。毎日、スタッフさんたちは選手より早く宿舎を出て、コーンを並べたりゴールを動かしたり、広いグラウンドを時間と空間両面で効率よく使えるよう、工夫しています。たとえば四角形をABCDの4ブロックに分けたとすると、Aが終わればB、Bが終わればすぐにCと、練習開始のときからブロックごとにすべてのコーンやボールが、用意されているのです。すばらしき計画性。整然とトレーニングが進む様子は、たいへん美しいものです。それゆえに、選手たちの休息の時間はきわめて少ないですが…。

午前の終わりになると、なにやら小さな子供たちの大集団が。近所の国分幼稚園の園児さんたちがスタンドにやってきて、恒例の交流イベントが行われました。園児と選手が一緒に記念撮影。そのあとは、グラウンドに元気いっぱいに飛び出していきます。永井選手、大谷選手は女子園児に「たかいたかい」してあげて、その順番待ちが並ぶほど。柳澤選手と加藤選手はレイソルカラーのユニフォームを着たサッカー園児と楽しくボールの奪い合い。園児たちのあまりのエネルギーに、ハードトレでお疲れ気味の選手は圧倒されていましたが、私はビデオ撮影していて、将来みんな良いパパになるんだろうなぁと微笑ましく感じておりました。

私事ですが、明日の午前中でキャンプを離れ、柏に戻ることとなりました。明日からは、皆様お待ちかねの横井広報日記となる予定です。右も左もわからないままキャンプに来て、親切に声をかけてくださった監督、スタッフ、選手、そしてサポーターのみなさま。この場を借りて、お礼を言わせてください。本当にありがとうございました。なにやら最終回みたくなってしまいましたが、広報としてもこれからが本当の正念場です。日々努力を続けていく所存です。では、大重のキャンプ日記はこれにて終了。また近いうちにお会いましょう!