2007年3月23日

トレーナーの矜持

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本日の担当:桜林 舞

カップ戦の劇勝から2日。今日はトップページの「春が来た!」というフレーズどおり暖かな日でした。午前練習には、春休みに入ったこともあり、たくさんの見学の方がお見えになりました。チームミーティングが長引いたこともあり、練習開始が遅くなり見学に来られた方をお待たせすることになってしまいましたが、青空広がる春の陽気の中でゆったりと過ごす時間もお楽しみいただけたのではないでしょうか。みっちりとしたミーティングを終えて練習場へ駆け出す選手たちも気持ちよさそう。居残り練習に励む選手が多かったのは、勝利に甘んじることなく自身を高める意識に、春の日差しがエールを送ってくれたからではないかと思います。

私はというと、本日は密着取材に帯同していました。密着したのはメディカルコンディショニンググループの宝崎加那絵トレーナー。練習見学にこられる方に「(練習場にいる)あの女性はどなた?」と声をかけられることが多いのですが、柏レイソルで初めての女性トレーナーさんです。徳弘チーフトレーナーのお話によると、「(他チームの)下部組織に女性トレーナーがいるという話は聞いたことがあるけど、(トップチームの女性トレーナーとしては)Jリーグ初かもしれないね」とのこと。「女性がいるとなごむね、と言われるだけでなく、トレーナーとしての技量で認めてもらえるようになりたい」と語る宝崎トレーナーの真剣な眼差しに圧倒され続けました。リハビリメニューの撮影を嫌な顔ひとつせず協力してくださった北嶋選手。宝崎さんとのリハビリを終えチームに合流した佐藤選手と大久保選手にもコメントをいただきました。3選手は口々に「宝崎トレーナーのトレーニングはきつい!」というのです。それはこういうことらしいです。男性トレーナーだと「このあたりで勘弁してよ?」と3回のところを2回にしてといえるけど、女性トレーナーにはいえないのでトレーニングメニュー通りこなすしかない、らしいです。「いい意味で妥協しない人です」とは北嶋選手のコメント。苦笑しながらもなるほどと膝を打ったのでした。 3月30日放送「J league preview show」の「people」コーナーをお楽しみに。

※撮影許可を下さった竹本GMと徳弘チーフトレーナーには大感謝です。カメラを向けても終始笑顔の宝崎トレーナー、荒川トレーナー、大津トレーナー、神田トレーナー、酒井トレーナー、協力してくださった選手の方々ありがとうございました!とブログを借りてお礼申し上げます。