2007年3月24日

「ジャンボ」と「じゃんぼ」

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担当:大重 正人

ナビスコカップ第2節大宮戦の前日。桜のつぼみも膨らみかけた日立台の練習グラウンドに選手たちの元気な声が響き渡ります。10時過ぎにグラウンドに足を運ぶと、すでに選手たちはミニゲームで白熱していました。試合出場メンバーもメンバー外選手もいっしょになって、プレー可能な選手が一同にひとつのボールを追いかけます。

いつも狭いピッチにギュウギュウの選手たちですが、今日は普段以上にめいっぱい。よくよく見てみるとユースからの練習生3選手に、そして故障からの復帰を目指す、大久保哲哉選手に佐藤由紀彦選手も加わっていました。ジャンボ選手は自主トレ中に、由紀彦選手はキャンプ中に不意のケガに見舞われ、もどかしい気持ちでいたはずです。しかしようやく復帰への道筋が見えてきたようで、サポーターの方も2人のシュート練習に拍手・歓声を送っていました。

とくにジャンボ選手。私がレイソルに来た1月中旬早々の自主トレ中に軟骨損傷の重傷を負ったので、この目でボールを蹴ったりするところを見たことがなかったので、どんなプレーを見せてくれるのかとても興味深く楽しみだったのです。見てのとおり190cmのハイタワー。屈強なポストプレーとヘディングが強そうなイメージは当然もっていました。その一端をミニゲームで見せてくれました。

試合早々は「無理せず軽い気持ち」だったようで、前線に入りながらどうも足元がおぼつかず「ジャンボー!!!」と冷やかしの声が……。しかし勘が戻ってきて、接戦でエキサイトする周りに触発されたのか、徐々にジャンボらしさを見せ始めます。途中まで負けていたジャンボ選手の黄色チームは、ミニゲームながら前線にハイボールを上げて、ジャンボ選手をターゲットにしたパワープレーに打って出ました。

少々高いボールでも、190cmの身長を生かし、ほかの選手が見上げるようなヘディングを披露(フォトギャラ参照)。味方にボールを落としたり、振り向いて力強いシュートを放つなど、これぞポストプレーヤーの真髄を見せていました。貴重な同点ゴールも奪い、最終的には逆転勝利に貢献したジャンボ選手。

レイソルのセンターフォワードといえば、今季フランサ選手がその位置に君臨していますが、今日U-22日本代表に招集された李忠成選手、ナビスコ杯清水戦の決勝ゴールが記憶に新しいドゥンビア選手、さらにこれまた長身のターゲットマン長谷川選手、リハビリ中の北嶋選手が復帰すれば、もっともっと激しいポジション争いが繰り広げられます。この相手に割って入らなければならないわけですから、大変厳しいポジション。どの選手にも言えることは、やはりケガだけは負ってほしくない。そう祈るばかりです。

そして、営業部チケット課の「じゃんぼ」こと藤井さん。フロントスタッフブログの「どんちゃん」にて激励(?)ありがとうございます。勝手に暖かい励ましと受け取りましたが、明日の大宮戦できっちりと正確に仕事を務めたいと思います!