Captain, my captain.
本日の担当:桜林 舞
今日はもー春全開という感じの暖かい日でした。日立台の桜も8部咲きというところでしょうか。週末には満開になっていることと思います!とはいえ、午前練習を軽く終え、午後のトレーニングマッチ・U-20チリ代表戦を行うころには風が強くなっていました。花粉症の選手には厳しい日となったかもしれませんね(笑)。
午後のU-20チリ代表戦には、春休みということもあり、多くのちびっこギャラリーの姿が。また練習試合とはいえ代表戦ということもあってか、試合に参加しない選手も帰らず興味深そうに観戦していました。ここからは横井広報と大重広報に聞いた話しです。
試合前には監督から「ケガをしないように」との訓示。試合はかなり激しいものであったとのこと。前半には、ケガから復帰し平山選手と佐藤選手が出場。ギャラリーを沸かせていました。後半にはU-20日本代表の海外遠征から帰国した柳澤選手も出場。後半最後には非常に惜しいフリーキックを放っていました。結果的には0?0のスコアレスドロー。ワールドなサッカーに選手たちも刺激を受けたのではないでしょうか。
私はというと南選手のインタビューに同席。ASSC(朝日サッカーサポーターズクラブ)というJリーグオフィシャルスポンサーの朝日新聞社様が運営しているサッカーサイトです。柏レイソルのコーナーはこれからコンテンツを拡充していくということで、最初のインタビューはやはりキャプテン南選手から。ちょっとサッカーに興味を持っている一般の方向けということで、サッカー専門誌ではあまり聞かれないであろう幅広い話しを伺うことができました。
こうして広報をしていても、やはり得点を決めるFWの選手というのは、個人の名前で記録に残るということもあり、取材の依頼が多いのですね。対して守備の選手はどんなに守ってもチームの成績にはなるものの個人の記録としては残りません。特にGKは守って当然と思われているような。
そんな重責をどのように感じているのか常々疑問に思っていたのですが、今日は「GKというポジションをどう感じていますか」というドンピシャな質問が。「2,3の好プレーよりも、1つのミスが(即失点につながるので)印象を変えてしまうポジション」なので「その分安定感が求められる」と南選手。GKのおもしろさはという問いには「自分で選んだとはいえ、絶対ミスができないということに理不尽さを感じることがありますね」と笑いながら「でも、1?0という拮抗した試合で勝った日はやっぱり充実感があります。夜中にジワジワと『今日はいい試合だったなぁ』って思うんですよ。」とGKの醍醐味を言葉にしてくれました。
プロ十年目の思いや自身の性格についてなど盛りだくさんなインタビュー内容は本編に譲るとして、キャプテンの立場という話しがありましたのでそのことを少しばかり。
私がレイソル広報に着任して全選手と一同に会したのは1月22日の合同練習の日でした。「結団式」という全選手・スタッフ紹介の後、チームの集合写真と個人写真を撮ったのですが、グラウンドで選手の集合写真を撮影する前に「よろしく!」と自ら大重広報と私に握手を求めてくれたのが南選手だったのです。これが「キャプテン」の気遣いなんだわ、と感動したのでした。選手のブログを見ていても、南選手がゲームもそれ以外でもキャプテンシーを発揮していることがわかりますよね!近藤選手もモバイルのインタビューで「(ナビスコで初キャプテンを務めた話しの後、今後もキャプテンを続けたいですかの問いに)レイソルには南さんがいますから」と述べていました。いろいろな場面で、ゴールだけでなく、チーム全体の守護神であることが垣間見えます。
明日は午前練習のみとなります。ちびっこの皆さん、お待ちしております!
※タイトルは映画「今を生きる」のフレーズを引用しました。