褒め殺し対談
本日の担当:桜林 舞
今日も午前練習が行なわれ、という書き出しも飽きましたね。今日もありがたいことに取材の多い日でした。
鉄壁のセンターバックコンビ、古賀選手×近藤選手の対談が行なわれました。今季の取材としては初の組み合わせです。意外じゃありませんか???
ここからは立ち会った大重広報に聞いたお話。
「古賀さんは、タックル、パスカット、ヘディング、キック、状況判断、などすべてが優れている」と近藤選手が褒めると、「ドゥー、それ嘘っぽいよー。オマエがいうと嫌味に聞こえるー」と古賀選手。一方、古賀選手は「自分の経験を若い選手が見て、盗んで、学んでいくと思われているようですが、そんなことはなくて。実際は逆に、自分が見習うべき部分も多くて、毎日勉強させてもらっています」と謙虚な姿勢を崩しません。以前のインタビューでも「ドゥーは才能のある選手。センスもあるし、一緒にやっていてすごくやりやすい。若いからまだまだ伸びるだろうしね」と近藤選手に一目を置いていました。
ん???こんな感じ、以前もあったような。。。そういえば「右サイド対談」鈴木選手×蔵川選手のときも、「高校サッカースター同級生対談」北嶋選手×古賀選手のときも、「こんなに褒めあって記事になるのかなぁー」と選手がいうほど笑いの耐えないインタビューでした。かようレイソルの対談はお互いがお互いを称えあう「褒め殺し対談」になることが多いようです。どの選手も本心なのでしょう。お互いがお互いを信用しているからこそ成り立つのが、プレッシングサッカーこと石崎サッカーです。
一方「(こういう大きいメディアでの)単独インタビューは初めてですよ」と少々戸惑い気味の蔵川選手。無理もありません。蔵川選手の隣には、なぜか小見ディレクターの姿が。小見ディレクターはFCホリコシ(現・アルテ高崎)監督時代に「Jリーグでも通用する逸材だ」と蔵川選手を見初め、柏レイソルへの加入を促した方です。取材が立て込むと、クラブハウスの1階のプレスルームと、2階の強化部前のラウンジがフル稼働。すると強化部前のラウンジ取材時には竹本GMや小見ディレクター、下平スカウト、鈴木スカウトなどがいったりきたり。いや、選手は非常にやりにくいと思います。でも物理的にしょうがないんです、ごめんなさい。。。そんな中でも10歳からサッカーを始めたことから始まり、「サッカーをやめたいと思ったことはなかった」という小・中・高時代、愛知学院大学1年生の時には「ラインズマンをやるために入ったんじゃない」と啖呵をきった話、1年で0円提示を受けたマリノス時代も「あの時があるから今の自分がある」と続きます。「柏のサポーターはサイコーですね。日立台でやると負ける気がしない。(FCホリコシ時代は)200名の観客の前のプレーする日もあったから、いまは例えどんなにブーイングを受けても、ありがたさを感じます」とサポーターへの思いを語ってくれました。
古賀選手×近藤選手の対談は来週のエルゴラッソに、蔵川選手のインタビューは5月2日(水)発売のサッカーマガジン「蹴球浪漫」に掲載予定です。お楽しみに。