2007年4月21日

ジェットコースターゲーム

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担当:大重正人

今日の日中、上着がいらない初夏のような陽気。青い空の下、緑の山々が周りを取り囲み、澄み切った空気。普段の首都圏では感じられないような非日常の世界が、甲府の小瀬スポーツ公園に広がっていました。

ただいま、22時半。昼間のリラックスした雰囲気がうそのような試合後です。これまでのリーグ戦6試合とは、まったく違ったスクランブルなゲームになってしまいました。これまた、非日常のゲームでした。

これまで鈴木達也選手が努めていた攻撃的右ハーフに入った藏川選手。中に絞って、思い切ったロングシュート!ドライブ回転でネットに叩き込んだスーパーゴールでした。
左サイドに入った石川直樹選手。セットプレーで惜しいヘディングシュートを放った直後、ピッチに倒れこみました。前半終了から、ハーフタイム、そして後半キックオフ。まったく変化のない状況に、スタンドから双眼鏡をのぞきながら、不安で不安でなりませんでした。担架で運ばれたあとのキックオフ、なんとも集中しがたい場面でした。
古賀選手。名実ともにレイソル守備陣の要となった変えがたい存在。難しい判定に泣いて、2枚イエローカード→痛恨のレッドカード。あまりにも悔しがる大谷選手の姿が遠くからでもはっきり確認できました。
李忠成選手。10人となった後半戦。数的不利の中、菅沼→フランサとつないだボールを、最後ゴールに押し込んだ、気持ちのゴール!!シリアから帰って24時間経つか経たないうちに、大きな仕事をやってのけました。

そして、アンビリーバブルな残り10分での連続失点。ヴァンフォーレのパスサッカーは、機能的で見るものを楽しみませるものでした。3ゴールとも完全に崩された美しいものでした。いろいろな不利な状況もありましたが、今日は脱帽の結果でした。

心ここにあらずという気持ちです。昼間と夜がこんなに違う一日は、あまり経験したことがありません。

最後に石川直樹選手。意識がもうろうとしながら病院に運ばれました。検査の結果は、脳しんとう。今日は大事をとって、甲府市内の病院に入院しますが、大事には至らなかったそうです。良かった。本当に良かった。今日は、楽しくて喜んで心配して悔しくて…喜怒哀楽の激しい一日でした。みなさま、お疲れ様でした。